通年採用とは?一括採用との違いや新卒のメリット・デメリット解説
「通年採用ってよく聞くけど、一括採用とどう違うの?」
従来の日本の就活は春に一斉に始まり、短期間で内定が出る「一括採用」が主流でした。しかし近年は、時期に縛られず年間を通じて応募できる「通年採用」を導入する企業が増えています。
特にグローバル化や多様な働き方が広がるなかで、通年採用は新卒・留学生・第二新卒まで幅広い人材にチャンスを与える制度として注目されています。
そこで本記事では、一括採用との違いや企業が導入する目的、新卒にとってのメリット・デメリット、さらに応募のコツまで分かりやすく解説します。
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通年採用とは?

通年採用とは、企業が特定の時期に限らず1年を通して新卒や既卒の学生を募集し、採用活動を行う仕組みのことです。
従来の日本の新卒採用は春の一括採用が中心でしたが、グローバル化や多様な働き方の広がりによって通年採用を取り入れる企業が増えてきました。
就活生にとっては、決められたスケジュールに縛られず、自分の都合に合わせて応募できるのが大きな特徴といえます。
ただし自由度が高い分、応募時期や企業選びには工夫が必要になり、戦略的な行動が求められるでしょう。
ここでは、通年採用の仕組みを理解しておくことが、不安を減らし安心して就活を進めるための第一歩となります。
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通年採用と一括採用の違い

通年採用と一括採用の違いを理解することは、就活の戦略を考えるうえで大切です。
まず、一括採用は多くの企業が春にまとめて新卒を採用する仕組みです。
説明会やエントリー開始時期が決まっており、選考スケジュールもある程度そろっています。
そのため周囲と同じタイミングで動けば安心できる反面、短期間に集中するため準備不足だと出遅れる可能性が高いといえるでしょう。一方、通年採用は企業が必要に応じて新卒を随時採用する方式です。
結論として、一括採用は「横並びで安心できる仕組み」、通年採用は「柔軟でチャンスが広がる仕組み」といえるでしょう。
両者の違いを理解し、自分の状況に合った方法を選ぶことが、内定獲得につながります。
企業が通年採用を導入する目的

企業が通年採用を導入する背景には、従来の一括採用では対応しきれない人材確保や、多様化する働き方への適応が大きく関わっているのです。
ここでは、通年採用が取り入れられる主な理由を整理し、就活生が理解しておくべきポイントを紹介します。
- 優秀な人材を幅広く確保するため
- 内定辞退に柔軟に対応するため
- 海外大学生や留学生を採用するため
- 多様な価値観・働き方を取り入れるため
- 採用のタイミングを柔軟にするため
①優秀な人材を幅広く確保するため
通年採用を導入する大きな目的の1つは、優秀な人材を逃さず確保することです。
従来の一括採用では、企業も学生も短期間に集中して活動するため、合否が早く決まりやすく、理解が浅いまま進む場合もありました。その結果、本来なら合う人材を採り逃すことが起こりやすいのです。
通年採用なら年間を通じて多様な層と出会えるため、企業は幅広い人材に接点を持てます。学生も自分のペースで応募できるので、焦らず準備を整えたうえで挑戦しやすいでしょう。
結果として、企業はより適した人材を採用でき、学生は納得のいく選択につながりやすくなります。
②内定辞退に柔軟に対応するため
通年採用を進める理由の1つに、内定辞退への対応があります。従来の一括採用では、辞退が続けば計画が大きく狂い、人材不足を招く恐れがありました。
通年採用であれば、辞退があっても追加募集をかけやすく、必要な人材を補充できる仕組みを整えられます。
学生にとっても、辞退を検討する際に過度な罪悪感を抱かず、自分に合った企業を選びやすくなる点が安心材料でしょう。
もちろん連絡は誠実に行う必要がありますが、企業と学生双方に柔軟さを与える仕組みであることが強みです。
③海外大学生や留学生を採用するため
通年採用は、海外大学生や留学生の採用にも効果的です。海外では日本のような一括採用の仕組みがなく、卒業や就活の時期も国ごとに異なります。
そのため、従来の枠組みでは優秀な留学生を取りこぼすリスクが高いのです。通年採用を導入すれば、国際的な学生に合わせたスケジュールで選考ができ、企業はグローバル人材を確保しやすくなります。
学生にとっても、日本で働く際に時期の制限が減り、キャリアの選択肢が広がるでしょう。国際的に活躍したい学生にとって、通年採用は挑戦しやすい環境といえます。
④多様な価値観・働き方を取り入れるため
通年採用を導入する目的には、多様な価値観や働き方を取り入れる点もあります。
進学や就職のタイミングは一律ではなく、休学して海外経験を積んだり、長期インターンを経て卒業を遅らせたりする学生もいます。
一括採用だけに頼ると、こうした背景を持つ人材と出会う機会が減り、企業の採用の幅が狭くなってしまうのです。
通年採用なら柔軟に人材を受け入れられるため、新しい視点や発想を取り込みやすくなり、組織の活性化やイノベーションの促進につながるでしょう。
⑤採用のタイミングを柔軟にするため
採用のタイミングを柔軟にできることも通年採用の大きな目的です。従来の一括採用では、短期間に面接や選考が集中し、担当者も学生も大きな負担を抱えていました。
さらに繁忙期と重なれば、採用活動が後手に回る場合もあります。通年採用を取り入れれば、企業は落ち着いた時期に選考を行え、丁寧な対応が可能です。
学生にとっても、体調や学業、留学などの予定に合わせて応募できるので、自分のペースで進めやすくなります。こうした柔軟性は双方に安心を与え、長期的な信頼関係の構築につながるはずです。
新卒が通年採用に応募するメリット

通年採用に応募することには、就活生にとって多くの利点があります。従来の一括採用では限られた時期に集中して行動しなければならず、焦りや不安を抱えやすい状況でした。
しかし通年採用を利用することで、自分に合ったタイミングや方法で就職活動を進められるでしょう。ここでは具体的なメリットを紹介します。
- 自分のペースで就職活動を進められる
- 留学や部活との両立がしやすい
- 志望企業に何度でも挑戦できる
- 応募できる企業の数が増える
- 精神的に余裕を持ちやすい
①自分のペースで就職活動を進められる
通年採用の大きな特徴は、自分のペースで応募できる点です。一括採用では時期が決まっているため、解禁と同時にエントリーや面接を受けなければなりません。
その結果、準備不足のまま選考に進んでしまう学生も少なくないでしょう。通年採用であれば、得意分野や強みを整理してから応募できます。
たとえば、自己分析や業界研究をじっくり進めてからエントリーすれば、志望動機や自己PRの質も高まるでしょう。
さらに、応募のタイミングを調整できるので、学業やアルバイトと両立しやすいことも魅力です。自分の成長に合わせた時期に挑戦できることは大きな強みといえるでしょう。
結果として、焦らずに準備を整えて行動できる通年採用は、納得度の高い就活につながります。じっくり取り組みたい人にとって心強い選択肢です。
②留学や部活との両立がしやすい
留学や部活に力を入れている学生にとって、一括採用の時期に活動を集中させるのは難しいと感じることが多いです。特に留学では帰国時期が解禁と合わず、そのままチャンスを逃す場合もあります。
通年採用なら帰国後に応募でき、経験を活かした就活が可能です。体育会系の部活動や文化系の大会などに全力を注ぐ学生にとっても通年採用は有利。
部活をやりきった後に応募できるため、活動経験を強みとして伝えられます。企業側も努力や継続力を評価するため、部活経験をプラスに変えやすいでしょう。
つまり通年採用は「今は別のことに集中したい」という学生にも柔軟に対応できる仕組みです。自分らしい経験を損なうことなく就職活動につなげられます。
③志望企業に何度でも挑戦できる
一括採用では不合格になれば翌年まで待たなければなりません。しかし通年採用では再挑戦のチャンスが広がります。
企業によっては半年ごとに募集を行っている場合もあり、一度落ちても次の機会に応募可能です。初めての選考で実力を発揮できなくても、次は改善して挑めます。
また、志望度が高い企業に複数回挑戦できるため、モチベーションを維持しやすいのも利点です。面接での受け答えや自己PRを改善して臨めば、成長を示す機会にもなるでしょう。
諦めず挑戦する姿勢は企業にとっても好印象です。このように通年採用は「一度の失敗で終わり」というリスクを減らし、挑戦の機会を増やします。
結果的に自分の力を磨き、納得のいく内定につながる可能性が高まるでしょう。
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④応募できる企業の数が増える
通年採用を導入する企業が増えていることも大きなチャンスです。一括採用だけに依存していた時期と比べると、選べる企業の幅が広がり、自分に合った会社を探しやすくなりました。
特に外資系やベンチャー企業では、通年採用を積極的に行うところが目立ちます。応募先の選択肢が増えることで、自分のキャリアビジョンに近い企業を見つけやすいでしょう。
業界研究を進めながら気になる企業に随時応募でき、タイミングを逃す心配も少なくなります。さらに、選考時期が分散するため、1社ごとに丁寧に準備して臨めるのも強みです。
つまり通年採用を利用することは「応募の幅を広げながら、自分に合った企業に出会う方法」。可能性を広げたい学生にとって頼もしい仕組みといえるでしょう。
⑤精神的に余裕を持ちやすい
一括採用では短期間に複数社へ応募する必要があり、精神的な負担が大きくなります。連日の面接や試験に追われて疲れ、本来の力を出せないまま結果が出ることもあるでしょう。
通年採用ならスケジュールを分散できるため、一社ごとに集中しやすく、余裕を持って挑戦できます。ゆとりがあれば自己分析や準備にも時間をかけられるのです。
その結果、志望動機や面接での表現力が高まり、自信を持って挑戦できるでしょう。焦って自分に合わない企業を選ぶリスクも減ります。精神的な負担を軽減できれば、就活全体の満足度も上がります。
通年採用は「焦らず考え、自分らしい選択ができる環境」を与えてくれる制度です。
新卒が通年採用に応募するデメリット

通年採用は自由度が高い一方で、就活生にとって見落としやすい負担やリスクも存在するのです。ここでは、応募を考える際に理解しておきたい代表的なデメリットを整理し、注意すべき点を紹介します。
- 就活期間が長期化しやすい
- 周囲との情報格差が広がりやすい
- 主体的な行動が求められる
- 内定者同士のつながりが薄くなる可能性がある
- 選考準備や対策を継続する負担が大きい
①就活期間が長期化しやすい
通年採用に参加すると、就活が長引きやすくなります。春に内定が決まる学生と違い、1年を通じて選考の機会があるため、区切りをつけにくいのです。
その結果、学業や生活との両立に影響が出る場合もあります。ただし、計画的に目標を決めて進めれば不要に長引く心配は減るのです。
例えば「夏までに業界研究を終える」と期限を設ければ、自分のペースを守りながら進められるでしょう。自由度が高い分、自己管理の工夫が欠かせません。
②周囲との情報格差が広がりやすい
通年採用を利用する学生は、周囲との情報格差に悩むことがあります。多くの学生は一括採用の流れで動くため、共有される情報がその時期に集中します。
通年採用ではその流れから外れることが多く、就活仲間と得られる情報に差が生まれるのです。しかし、大学のキャリアセンターやOB・OG訪問、オンラインサービスを活用すれば不足を補えます。
受け身にならず、自分で情報を取りに行く姿勢が大切でしょう。
③主体的な行動が求められる
通年採用では、自分から動く力が強く求められます。
一括採用はスケジュールが決まっているため流れに沿って活動できますが、通年採用は企業ごとに時期や方法が異なり、誰かが導いてくれるわけではありません。
そのため、自分で調べて選び、行動する必要があるのです。主体性を発揮できれば合う企業と出会う可能性が高まりますが、動きが遅れれば機会を逃す危険もあります。
日々の管理や情報収集を怠らないよう注意してください。
④内定者同士のつながりが薄くなる可能性がある
通年採用では、内定者同士の交流が少なくなることがあります。一括採用であれば同じ時期に内定が出るため、研修やイベントを通して関係を築きやすいです。
しかし通年採用では時期がばらばらになり、同期としての一体感が薄れやすいのです。関係が築きにくいと不安を感じる人もいるでしょう。ただし、企業によっては交流の場を設ける場合もあります。
積極的に参加する姿勢を持てば、新しいつながりを得るきっかけになるはずです。
⑤選考準備や対策を継続する負担が大きい
通年採用では、選考準備や対策を長期間続ける必要があります。エントリーシートや面接対策を繰り返すうちに、学業やアルバイトと両立できず疲れてしまうこともあります。
さらに「早く終わらせたい」という気持ちと「挑戦できる機会がある」という状況の間で葛藤することもあるでしょう。この負担を軽減するには、自分で就活の区切りを定めることが効果的です。
例えば「秋までに第一志望群に集中する」と決めれば、取り組み方が明確になり心の負担も和らぎます。
通年採用を行っている企業一覧

通年採用を導入する企業は年々増えており、外資系から国内大手、さらにベンチャーまで幅広く見られます。
外資系企業の多くは以前から通年採用を実施してきました。これは世界的に見ても一括採用が珍しく、常に優秀な人材を求めているためです。
日本でもグローバルに展開している外資系企業では、通年採用が一般的といえます。次に、国内の大手企業でも制度改革の一環として通年採用を取り入れる動きが広がってきました。
人材の多様化や海外経験を持つ学生を採用する目的があり、特にメーカーやIT業界で導入が進んでいるのが特徴です。また、ベンチャー企業やスタートアップも通年採用を積極的に行っています。
外資系だけでなく国内大手やベンチャーまで選択肢は多彩です。自分のキャリアプランや応募の時期に合った企業を見極めることが、納得のいく就職活動につながるはずです。
ヤフー サイバーエージェント リクルート 楽天 DeNA KDDI ソフトバンク メルカリ U-NEXT ファーストリテイリング ユニリーバ ネスレ日本 PwC 富士通 ソニー 日立製作所 サイボウズ TDK ガイアックス アイリスオーヤマ JINS カヤック コロプラ みんなのマーケット ボーダレス・ジャパン ネクストビート プレスマン チームラボ ユーグレナ |
通年採用をしている企業の探し方

通年採用を行う企業を効率よく見つけるには、情報収集の幅を広げることが大切です。ここでは、就活生が利用できる代表的な方法を紹介し、自分に合った企業と出会うための手段を整理します。
- 逆求人型就活サイトを利用する
- 動画型の新しい就活サービスを活用する
- 就活エージェントに相談する
- 合同説明会・就活イベントに参加する
- 大学のキャリアセンターや教授に相談する
①逆求人型就活サイトを利用する
逆求人型の就活サイトは、プロフィールを登録するだけで企業からスカウトを受けられる仕組みです。
自分から応募する従来の方法と異なり、企業側から声をかけてもらえるため、自分では気づかなかった業界や企業と出会えることもあります。
通年採用を積極的に進める企業は、優秀な人材を求めてこうしたサービスを利用することが多いので、登録しておくと選択肢が広がるでしょう。
受け身にならず、プロフィールを更新して自己PRを工夫すれば、より多くのスカウトを受けられるはずです。効率よく企業とつながりたい人に向いた方法といえます。
②動画型の新しい就活サービスを活用する
動画型の就活サービスも、通年採用の企業を探す手段として注目されています。文章や写真だけでは伝わりにくい雰囲気や人柄を、短い動画で表現できるのが特徴です。
企業は動画を通じて学生の魅力を直感的に理解できるため、選考に進みやすくなる場合があります。特に文章での自己PRが苦手な人にとって、自分の強みを自然に伝える場となるでしょう。
また、動画を活用するサービスは比較的新しく、多くの企業が参加しています。今後さらに利用が広がると見込まれるため、早めに使い始めれば他の学生との差別化につながるはずです。
③就活エージェントに相談する
就活エージェントを活用する方法も効果的です。エージェントは学生の希望や適性を聞いたうえで、条件に合う企業を紹介してくれます。
特に通年採用を重視する企業は、エージェントを通して学生と出会うケースが多いのです。個別に面談してサポートしてくれるため、情報不足や自己分析に不安がある人も安心できるでしょう。
さらに、応募や日程調整を代行してくれる場合もあり、手間を減らせます。積極的に動くのが苦手な学生にとって、頼りになる存在になるでしょう。
「自分らしく働ける会社が、実はあなたのすぐそばにあるかもしれない」
就活を続ける中で、求人票を見て「これ、ちょっと興味あるかも」と思うことはあっても、なかなかピンとくる企業は少ないものです。そんなときに知ってほしいのが、一般のサイトには載っていない「非公開求人」。
①あなたの強みを見極め企業をマッチング
②ES添削から面接対策まですべて支援
③限定求人なので、競争率が低い
「ただ応募するだけじゃなく、自分にフィットする会社でスタートを切りたい」そんなあなたにぴったりのサービスです。まずは非公開求人に登録して、あなたらしい一歩を踏み出しましょう!
④合同説明会・就活イベントに参加する
合同説明会や就活イベントに参加することも有効です。複数の企業が集まる場では、直接担当者と話せるため、採用の意向や雰囲気を肌で感じ取れます。
通年採用を実施している企業も多く参加しているので、情報収集の機会として価値があるのです。また、対面で話すことで企業が求める人物像を理解でき、自分に合うかどうかを判断しやすくなるでしょう。
さらにイベントでは、同じように就活を続けている学生と交流できる点もメリットです。積極的に参加すれば、選択肢を大きく広げられます。
⑤大学のキャリアセンターや教授に相談する
大学のキャリアセンターや教授に相談する方法も見逃せません。大学は企業とのつながりが強く、非公開の求人情報を持っていることがあります。
特に通年採用を行う企業は、学生に直接情報を届けるために大学を通じるケースが多いのです。また、教授やゼミのつながりから紹介を受けられる場合もあります。
自分だけで探すのが難しいと感じるときは、大学のサポートを活用してください。身近なリソースを使うことで、見落としていたチャンスに出会える可能性が高まります。
通年採用企業で内定を獲得するポイント

通年採用は自由度が高い反面、学生自身の工夫や準備がなければチャンスを活かせません。短期集中型の一括採用と異なり、主体的に動く姿勢が求められます。
ここでは通年採用の企業で内定を得るために重要となる行動をまとめました。
- インターンシップで経験を積む
- 志望企業が求めるスキルを磨く
- エントリー時期を計画的に決める
- 積極的に情報を収集する
- 明確な志望動機を用意する
①インターンシップで経験を積む
通年採用で内定を得るには、インターンシップで経験を積むことが効果的です。インターンに参加すれば企業の雰囲気を知れるだけでなく、実務を通じて自分の強みを発見できます。
一括採用と比べると通年採用は応募時期が分散しているため、空いた時間を活用して参加しやすいのも利点でしょう。さらに、インターン経験は選考での自己PRに直結。
実務に近い環境で得たスキルや成果を語れれば、説得力ある志望理由につながります。加えて、早い段階から企業と接点を持つことで採用担当者に覚えてもらえる可能性も高まるのです。
これらの積み重ねは通年採用ならではの強みになるでしょう。結論として、インターンシップは「実力を養う場」であると同時に「企業との距離を縮める手段」です。
積極的に参加を検討することで、内定獲得に一歩近づけます。
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②志望企業が求めるスキルを磨く
通年採用の企業は即戦力を重視する傾向があります。そのため志望先が求めるスキルを理解し、早めに磨いておくことが欠かせません。
ITならプログラミング、メーカーなら英語力や研究経験など、業界ごとに必要とされる能力は違います。準備を怠るとチャンスを逃す結果になりかねません。
スキルを磨く過程自体が自己PRの材料にもなります。学習の方法や努力の積み重ねを具体的に語れば、成長意欲を示せるでしょう。資格取得やオンライン学習、ゼミ活動の成果などは強い武器になります。
さらに、企業研究を通じて「どのスキルが評価されるか」を把握することも重要です。つまり通年採用では「自分にできることを証明する力」が求められます。
計画的にスキルを磨くことで、他の学生との差をつけられるはずです。
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③エントリー時期を計画的に決める
通年採用の大きな特徴は、応募の時期を自分で決められることです。しかし自由度が高い分、計画性がなければ有効に活かせません。
学業やアルバイト、留学などの予定を考慮し、どの時期にどの企業へ応募するかをあらかじめ決めておく必要があります。
準備不足のまま慌ててエントリーすれば、実力を発揮できないまま終わることもあるのです。逆に先延ばしにしすぎると、募集がすでに終了している場合もあるでしょう。
こうしたリスクを避けるには、年間のスケジュールを作成し、応募の優先順位を整理しておくことが有効です。計画的に応募を進めれば、焦らず準備を整えられます。
その結果、自信を持って選考に臨めるでしょう。
就活では、多くの企業にエントリーしますが、その際の自分がエントリーした選考管理に苦戦する就活生が非常に多いです。大学の授業もあるので、スケジュール管理が大変になりますよね。
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④積極的に情報を収集する
通年採用では企業ごとに採用スケジュールが異なるため、情報収集が何より重要です。募集開始の時期や条件を見逃すと、せっかくのチャンスを逃してしまいます。
公式サイトだけでなく、就活サイトやSNS、OB・OG訪問なども活用してください。特に外資系やベンチャー企業は、短期間で募集を行う場合や採用フローを変更する場合が少なくありません。
こまめに情報を確認する習慣があれば、早めの対応が可能になります。さらに仲間との情報交換も役立ちます。自分一人では気づけない情報を共有できることがあるからです。
結局のところ、通年採用で成功するには「積極的に情報を取りに行く姿勢」が欠かせません。常に最新の情報を押さえることが、有利に働くでしょう。
⑤明確な志望動機を用意する
通年採用は応募者が分散するため、企業は「なぜうちを選んだのか」を強く重視します。だからこそ明確な志望動機を用意することが内定獲得の鍵になるのです。
ありきたりな内容ではなく、企業研究に基づいた具体的な理由を伝えてください。また、志望動機は単に企業の魅力を挙げるのではなく、自分の経験やスキルとどう結びつくかを説明することが大切です。
「インターンで学んだことを活かしたい」「研究で身につけた力が業務に役立つ」など具体的なエピソードがあれば、説得力が増します。
結果として、明確な志望動機を持つ学生は「本気度が高い」と評価されやすいです。通年採用でライバルに差をつけるためにも、志望動機を深掘りして準備しておくことが必要でしょう。
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通年採用に応募する際の注意点

通年採用は自由度が高く、自分のペースで挑戦できる一方、長期間にわたり準備や管理が必要になるでしょう。
ここでは、応募時に意識すべき注意点を整理し、後悔しないために知っておきたいポイントを紹介します。
- スケジュール管理を徹底する
- 学業や課外活動との両立に注意する
- 就活の長期化によるモチベーション低下に気をつける
- 応募書類や面接準備を早めに始める
- 採用ハードルが高いことを理解して挑戦する
①スケジュール管理を徹底する
通年採用で最も重要なのは、スケジュール管理を徹底することです。
一括採用は流れが決まっているため進めやすいですが、通年採用は企業ごとに時期が違うため、放置すると選考が重なり混乱する恐れがあります。
対策として、カレンダーに選考日程を記録し、提出期限や面接準備を逆算して計画してください。管理を怠らなければ余裕を持って準備でき、焦りからの失敗を防げるでしょう。
長期化するほど小さな抜けが大きな影響を及ぼすので、計画性は欠かせません。
就活では、多くの企業にエントリーしますが、その際の自分がエントリーした選考管理に苦戦する就活生が非常に多いです。大学の授業もあるので、スケジュール管理が大変になりますよね。
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②学業や課外活動との両立に注意する
通年採用は就活の時期が長引くため、学業や課外活動との両立が課題になります。授業やゼミ、アルバイトやインターンの予定と重なれば、どちらも中途半端になりやすいのです。
特に卒業論文や資格試験がある学生は、就活に追われて本分を疎かにする危険もあります。そこで、自分の優先順位を明確にすることが大切です。
事前にスケジュールを整理し、支障を出さない範囲で就活を進めれば、両立の難しさを和らげられるでしょう。
③就活の長期化によるモチベーション低下に気をつける
通年採用は選考の機会が1年を通して続くため、就活が長期化しやすいです。その結果、途中でモチベーションが下がり、準備の質が落ちる場合があります。
意欲を維持するには、小さな目標を立てて段階的に進めることが有効です。
例えば「今月は自己分析に集中する」「来月は企業研究に取り組む」と短期の区切りを設ければ、達成感を持ちながら進められるでしょう。疲れを感じたときは、思い切って休むことも必要です。
無理をせず長期戦を意識することが成功につながります。
④応募書類や面接準備を早めに始める
通年採用は、いつチャンスが訪れるか分かりません。そのため応募書類や面接対策は早めに準備しておく必要があります。準備が遅れると募集情報を見つけても対応できず、機会を逃してしまうでしょう。
エントリーシートや履歴書は基本形を作成し、企業ごとに調整できるようにすると効率的です。面接も自己PRや志望動機を何度も練習すれば、急な選考でも落ち着いて対応できるでしょう。
備えが早ければ早いほど、行動の幅が広がります。
⑤採用ハードルが高いことを理解して挑戦する
通年採用は一括採用に比べ、採用基準が厳しくなる場合があります。企業は特定の人材を求めることが多く、強みを明確に示せる学生が有利です。
そのため、ハードルが高いことを理解したうえで十分に準備して挑む必要があります。自己分析を深め、自分の強みを経験とともに語れるよう意識してください。
難しさを知ったうえで挑戦すれば、不安を減らし、自信を持って選考に臨めるでしょう。
通年採用を成功につなげるために意識すべきこと

通年採用は一括採用と異なり、時期を問わず応募できる柔軟さが特徴です。そのため企業は優秀な人材を確保しやすく、学生も自分のペースで就活を進められるメリットがあります。
しかし一方で、就活期間が長期化したり、主体性が求められたりとデメリットも存在するのです。
結論として、通年採用を活用するにはメリットとリスクを理解したうえで、計画的なスケジュール管理と早めの準備が欠かせません。
さらに情報収集や自己分析を継続すれば、通年採用を行う企業で内定を獲得できる可能性は大きく広がるでしょう。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。