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最近関心を持った事柄はこう答える!例文付き完全ガイド

「面接で『最近関心を持った事柄はありますか?』と聞かれたら、どう答えればいいのだろう…」

就活生の多くが悩む質問のひとつです。普段からニュースや社会の動きを追っていないと、いざ本番で話せず困ってしまうこともありますよね。

そこで本記事では、「最近関心を持った事柄」の答え方をわかりやすく整理し、回答の構成や注意点を解説します。

就活で一歩差をつけたい方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

目次

「最近関心を持った事柄」は面接でよく聞かれることがある

就職活動の面接では、「最近関心を持った事柄」について質問されることが多くあります。

企業がこの質問をするのは、あなたがどのような視点で物事を見ているのか、社会とのつながりをどう捉えているのかを知りたいからです。

ただ時事ニュースを語るだけではなく、「なぜそれに関心を持ったのか」「自分の考えや行動とどうつながっているか」を詳細に話すことが重要です。

日々の生活で感じた疑問や、授業・ゼミ・アルバイトでの経験をきっかけに関心を深めた話であれば、説得力も自然と増します。準備しておけば、面接の場でも自信を持って話せるでしょう。

企業が「最近関心を持った事柄」を聞く意図とは?

面接で「最近関心を持った事柄」について質問されることは少なくありません。

ここでは、企業がこの質問を通じて何を見ているのかを4つの視点から整理しました。

  1. 情報感度の高さを知るため
  2. 出来事に対して自分なりの考えを持っているかを見るため
  3. 人柄や価値観を知るため
  4. 会話力や論理的思考力を判断するため

「面接で想定外の質問がきて、答えられなかったらどうしよう」

面接は企業によって質問内容が違うので、想定外の質問や深掘りがあるのではないかと不安になりますよね。

その不安を解消するために、就活マガジン編集部は「400社の面接を調査」した面接の頻出質問集100選を無料配布しています。事前に質問を知っておき、面接対策に生かしてみてくださいね。

①情報感度の高さを知るため

企業は、学生が普段から社会や業界に対して、どれくらい関心を持っているのかを見ています。

たとえば、ニュースやトレンドに日常的に目を通しているか、自ら疑問を持って調べたり深掘りしているかなどは、情報収集力や意欲の有無を判断する材料になります。

ただ流行を知っているというだけでは十分とは言えず、その話題にどう反応し、どんな視点で考えているかも重要です。

面接では、関心を持ったテーマの背景や社会への影響まで整理して語れるよう、日頃からアンテナを張り、情報を咀嚼する習慣を意識しておくと安心でしょう。

②出来事に対して自分なりの考えを持っているかを見るため

企業は、話題に対してどのような考えや視点を持っているのかも注視しています。

ただ知識として話題を並べるだけでなく、「なぜ関心を持ったのか」「自分はそれをどう捉えているか」「それを受けてどのように行動したのか」といった深堀りができるかが評価の分かれ目になります。

このような姿勢は、課題解決や企画提案といった場面で必要とされる思考力の一端として見られていることも。

日常の中で気になった出来事に対して、自然に自分の考えを持つことを習慣にしておくと、面接の場でも自信を持って伝えられるようになるでしょう。

③人柄や価値観を知るため

「最近関心を持った事柄」という質問は、その人の内面を映し出すテーマです。

関心を持つ対象や視点によって、その人がどのような価値観を持っているのか、どのような行動原理で動くのかが伝わりやすくなります。

たとえば、環境保全に関心がある人は、持続可能な社会への思いや、社会課題に向き合う責任感を持っていると判断される可能性があるでしょう。

だからこそ、他人の期待に合わせて無理に「良さそうな話題」を選ぶよりも、自分の素直な興味を軸にすることが大切です。

そうすることで、自分らしさが自然と伝わり、面接官の印象にも残りやすくなるでしょう。

④会話力や論理的思考力を判断するため

企業がこの質問を通じて見ているのは、単に内容の良し悪しだけではありません。話す際の構成や説明のわかりやすさ、論理性といった「伝える力」も評価の対象となります。

話が一貫しているか、聞き手が理解しやすい順序で整理されているかなどがチェックされているのです。

たとえば、PREP法(結論→理由→具体例→結論)を使えば、要点が明確で説得力のある話し方につながります

こうした話し方の練習を面接前に繰り返すことで、緊張してもスムーズに話せるようになり、全体として高評価につながりやすくなるでしょう。

就活で好印象を与える「最近関心を持った事柄」の選び方

面接で「最近関心を持った事柄」を聞かれたとき、何を話すべきか悩む方も多いでしょう。

ここでは、好印象につながる話題の選び方をわかりやすく紹介します。

  1. 社会や経済に関する話題を選ぶ
  2. 志望業界や企業に関する話題を選ぶ
  3. 身の回りの出来事や日常的な取り組みを選ぶ
  4. ポジティブな印象を与えるテーマを選ぶ

①社会や経済に関する話題を選ぶ

社会や経済に関心を持っていることは、情報収集力や時代の流れに対する感度を示すうえで有効です。

たとえば、最近の物価上昇や円安など、ニュースで頻繁に取り上げられる話題を選び、自分の意見を添えることで理解力や思考力をアピールできます。

大切なのは事実の羅列ではなく、「なぜ興味を持ったのか」「どう考えたのか」といった視点です。自分の考えや行動と結びつけて伝えると、より説得力をもって伝えられます。

②志望業界や企業に関する話題を選ぶ

志望先に関する話題を選ぶと、業界研究の深さや入社意欲が自然と伝わります。たとえば、IT業界を志望している方は生成AIやDX、自動車業界ならEVやカーボンニュートラルなどをテーマにすると効果的です。

ポイントは、知識の披露ではなく「関心を持ったきっかけ」や「学んだこと」にフォーカスすること。自分なりの視点を加えることで、単なる説明に終わらず、印象に残る内容になります。

③ 身の回りの出来事や日常的な取り組みを選ぶ

身近なテーマでも、十分に面接で使える題材になります。むしろ、自分らしさが伝わりやすく、面接官の記憶にも残りやすいでしょう。

たとえば、「朝のルーティンを改善して集中力が上がった」などの話題でも、工夫や成長が伝われば好印象です。

小さな変化や気づきを丁寧に語ることで、真面目さや向上心をアピールできます。等身大の体験を自信を持って伝えてください。

④ ポジティブな印象を与えるテーマを選ぶ

面接では、聞き手が前向きな気持ちになれるような話題を選ぶことが大切です。暗い話や他者批判につながる内容は避け、自分の努力や成長を示せるテーマを選びましょう。

もし、「地域ボランティアを通じて人との関わりを学んだ」などの経験があれば、行動力や社会性を印象づけることができます。

面接後に「明るくて前向きな人だな」と思ってもらえるような話題選びを心がけてください。

「最近関心を持った事柄」を伝える基本構成

面接で「最近関心を持った事柄」を聞かれたときは、単にテーマを答えるだけでは不十分です。ここでは、印象よく伝えるために押さえておきたいポイントを紹介します。

  1. 関心のあることを簡潔に伝える
  2. 関心を持った理由や背景を説明する
  3. 自分なりの意見や考えを加える

①関心のあることを簡潔に伝える

まずは、面接官に最も伝えたい関心事を、端的に述べることが重要です。話の冒頭でテーマをはっきり示すことで、聞き手も内容をスムーズに理解できます。

「最近はフードロスの問題に関心があります」や「私は地方創生の取り組みに興味を持っています」といったように、具体的かつ簡潔な表現が効果的です。

このとき、できれば次に展開する「理由」や「意見」につながるキーワードを含めておくと、全体の話の流れが自然になります。

話題が漠然としていると面接官の印象にも残りづらいため、なるべく明確で一文に収まるような切り口を意識してください。

結論から伝えるというビジネスコミュニケーションの基本も、ここで活かすと良いでしょう。

②関心を持った理由や背景を説明する

テーマを伝えたあとは、なぜその事柄に関心を持つようになったのかを詳細に説明します。ここでは、日々の経験や出来事に基づいたエピソードが非常に効果的です。

たとえば、ニュースで見たある特集がきっかけだった、大学の講義で知ったデータに衝撃を受けた、アルバイトやボランティアの中で気づいた問題など、自分が実際に体験・接触した事柄から語ると説得力をもって伝えられます。

また、自分の興味や価値観とどのようにつながっているのかを補足すると、より深い理解につながるでしょう。

たとえ深い専門知識がなくても、自分なりにどう感じたかを誠実に語る姿勢が大切です。見栄を張らず、正直で自然な表現を意識すると、面接官に好印象を与えられるでしょう。

③自分なりの意見や考えを加える

最後は、そのテーマに対して自分なりの意見やアクションを伝えるフェーズです。

単に「関心がある」と述べるだけで終わらず、「自分はこう考えている」「このようなことを実践している」といった具体的な視点を盛り込むことで、話に厚みが出ます。

たとえば、食品ロスに関心を持った人なら「家庭で食材の使い切りを意識するようになった」「SNSで啓発情報を発信している」など、小さな行動でも十分に印象に残るでしょう。

意見を述べる際には、否定的な内容に偏らず、建設的かつ前向きな姿勢を見せることが重要です。

また、そこから自分の将来像や志望業界とのつながりに発展させると、より深みのある話に仕上がります。自分の言葉で語れることを意識して準備しましょう。

面接で差がつく!「最近関心を持った事柄」回答のポイント

面接で「最近関心を持った事柄」を聞かれたときは、ただの雑談ではなく評価対象だと意識しておきたいところです。この質問には、企業が見ている複数の視点があります。

ここでは、印象に残る答え方のコツを5つ紹介しましょう。

  1. 企業が求める人物像に合致させる
  2. 入社後の活躍をイメージできる内容にする
  3. 志望動機や自己PRと一貫性を持たせる
  4. 話題の背景や自分の体験を交えて語る
  5. 追加質問への準備をしておく

①企業が求める人物像に合致させる

面接では、企業が求める人物像に自分がどのようにマッチしているかを示すことが評価につながります

企業によって評価する資質や価値観は異なるため、事前に企業研究をしっかり行い、どんな人材を重視しているかを読み取る必要があるでしょう。

ベンチャー企業であれば、柔軟性や挑戦心を重視することが多く、安定志向の企業であれば、協調性や責任感が求められがちです。

そのため、関心を持った話題の中に「自分が企業の価値観と合っている」ことが伝わるようなエピソードや考え方を盛り込みましょう。

面接官が「この人はうちで活躍してくれそうだ」と感じられるような、自然なアピールを心がけてください。

②入社後の活躍をイメージできる内容にする

面接官が最も重視するのは、「この人が入社後にどのような働き方をし、どのように会社に貢献してくれるか」という将来性です。

したがって、関心のあることに関連した学びを語る際にも、未来の自分像が想像しやすいような構成にして伝えると効果的でしょう。

たとえば、「大学で行ったプレゼンの中でチームをまとめた経験があり、今もチームで成果を出すことにやりがいを感じています」と伝えれば、入社後の協調性やリーダーシップへの期待につながります。

話題と将来像の間に橋をかけるような構成にすると、面接官の印象にも残りやすくなるでしょう。自己理解を深めたうえで、自分がどんな場面で力を発揮できるのかを意識して言葉にしてみてください。

③志望動機や自己PRと一貫性を持たせる

「最近関心を持った事柄」が、志望動機や自己PRとつながっていると、面接全体に筋が通って見えます

もし、子どもに関わるテーマに関心を持っている学生が、教育や子育て支援に注力している企業を志望する場合、その関心と志望理由が一致することで説得力が生まれるでしょう。

このように話の軸がぶれていないことで、「この学生は自分の考えをしっかり持っている」と信頼されやすくなります。

無理に合わせる必要はありませんが、事前に自分の関心事と志望企業との関連性を整理しておくと、自然な流れで話すことが可能です。

一貫性があることで、面接官はあなたの価値観をより深く理解しやすくなるでしょう。

④話題の背景や自分の体験を交えて語る

話題に説得力を持たせるためには、ただ興味があると述べるだけでは不十分です。その関心事に至った背景や、自分自身の体験と絡めて話すことが重要になるでしょう。

たとえば、「ゼミで環境問題を取り上げたことがきっかけで、食品ロスに対して意識を持つようになりました」といったように、体験を通じた気づきがあると、話に奥行きが出ます。

また、自分の視点で感じたことや、それを通じて行動がどう変わったかなどを加えると、より面接官の印象に残りやすくなるでしょう。

自分の体験をしっかり振り返り、ストーリー性を持たせて語る準備をしておいてください。リアルな経験をベースに語ることは、自分らしさを伝える最大の手段でもあります。

⑤追加質問への準備をしておく

「最近関心を持った事柄」に関しては、話した内容に興味を持った面接官から、さらに深掘りされることがよくあります

「なぜそれに関心を持ったのか?」「最近そのテーマに関して印象的だったニュースは?」といった質問に、落ち着いて答えられるように準備しておきましょう。

話題について一定の理解や考察があるかを確認される場面ですので、浅い知識で答えると見抜かれてしまいます。あらかじめ、関連するトピックや事例を複数持っておくと安心です。

また、答える際には、感想だけで終わらず、自分の行動や思考にどう影響を与えたかまで踏み込めると理想的でしょう。想定問答をノートなどにまとめ、何度か練習しておくことをおすすめします。

【話題別】最近関心を持った事柄の回答例文

「最近関心を持った事柄」と言われても、どのような話題を選び、どう表現すればよいのか悩んでいませんか?

ここでは、就活で使える関心事の具体例をジャンル別に紹介し、自分に合った切り口を見つけられるようサポートします。

  1. 時事ニュースに関する関心事の例文
  2. 業界や企業に関する関心事の例文
  3. 日常生活や自分の取り組みに関する関心事の例文
  4. 志望動機とつながるテーマの例文
  5. SDGsや環境問題に関する関心事の例文
  6. テクノロジーやITトレンドに関する関心事の例文
  7. 多様性やジェンダーに関する関心事の例文
  8. 働き方や労働環境に関する関心事の例文

①時事ニュースに関する関心事の例文

ここでは、大学生が就職活動で話しやすい「時事ニュース」に関する関心事の例文を紹介します。社会の動きに対する自分の考えを交えて語ることがポイントです。

私が最近関心を持っている事柄は、食品ロス削減の取り組みについてです。きっかけは、大学の講義で「日本の食品廃棄量が世界でも上位」というデータを見たことでした。

スーパーでまだ食べられる食品が大量に廃棄されている現状を知り、ショックを受けました。その後、家庭でできる取り組みとして、賞味期限の近い商品を積極的に選ぶように。

また、地元で行われていたフードドライブのボランティアにも参加し、地域の取り組みにも関心を持つようになりました。

これらの経験から、社会課題に対して自分ができることを少しずつ行動に移す大切さを学びました。今後も、身近なことから社会に貢献できるよう意識していきたいと考えています。

身近な出来事から時事問題に関心を持ち、自分の行動に落とし込んだ流れが好印象につながります。社会課題への共感と具体的な取り組みを必ずセットで書きましょう。

②業界や企業に関する関心事の例文

ここでは、ある業界に興味を持つようになったきっかけと、その後の行動についての例文を紹介します。志望企業との関連性も意識した構成がポイントです。

私が最近関心を持っているのは、物流業界における人手不足とその解決に向けた取り組みについてです。

大学でのゼミ活動で「物流の2024年問題」をテーマにした発表を行った際に、トラックドライバーの高齢化や長時間労働が業界全体に大きな課題を与えていることを知りました。

その課題解決の一環として、ある企業が自動運転技術の導入や配送ルートの最適化を進めている事例を学び、技術革新によって社会課題を解決する企業の姿勢に強く惹かれました。

それ以降、物流業界のニュースや取り組みを継続的に調べるようになり、業界への理解が深まりました。今後も社会の動きに目を向け、自分にできる貢献を模索していきたいと考えています。

「きっかけ→調査→共感→行動」の流れが明確な構成です。志望業界の課題と自分の関心を重ねると、説得力のある内容になります。

③日常生活や自分の取り組みに関する関心事の例文

ここでは、日常の中で気づいたことや、自分なりに続けている取り組みに関心を持ったエピソードを紹介します。自然体で伝えることが好印象につながるでしょう。

私が最近関心を持っているのは、朝の過ごし方と一日の生産性との関係についてです。きっかけは、大学の課題に追われて夜型生活が続き、体調を崩した経験でした。

そこから生活習慣を見直し、早寝早起きを心がけるようになりました。特に朝の時間を有効活用することで、集中力が高まり、その日1日の過ごし方に良い影響があることに気づいたのです。

朝に軽いストレッチを取り入れたり、1日のタスクを整理する時間を設けることで、心にも余裕が生まれました。

このような体験を通して、自分のコンディションを整える習慣づくりの大切さに関心を持つようになり、今後も継続していきたいと考えています。

日常の習慣や気づきから得た学びは、就活でも伝わりやすいテーマです。「きっかけ→工夫→変化」の流れを意識して書くと説得力が高まりますよ。

④志望動機とつながるテーマの例文

ここでは、「最近関心を持った事柄」と志望動機がどのように関連しているかを自然につなげる構成の例文を紹介しています。面接官に熱意が伝わる書き方がポイントです。

私が最近関心を持っているのは、地域に根ざした中小企業のデジタル化支援についてです。

大学のゼミで地方創生について調べた際、IT導入の遅れによって経営に苦労している中小企業が多く存在することを知りました。

それをきっかけに、実家近くの商店街で無料でSNSの運用アドバイスを行う学生ボランティアに参加することに。

試行錯誤の中で、少しずつ反応が増え、店舗の売上にも良い影響が出たと聞いたときは、大きなやりがいを感じました。

この経験から、私はITを活用して人や地域に貢献する仕事に携わりたいと強く思うようになり、御社の「地域密着型DX支援」という事業内容に深く共感しています。

関心テーマを「行動」に移し、それが「志望動機」につながる構成が理想的です。自分の経験が企業理念と重なるよう意識すると説得力が高まります。

⑤SDGsや環境問題に関する関心事の例文

ここでは、SDGsや環境問題と自分の行動を結びつけて伝える構成の例文を紹介します。社会的意識の高さを、自然にアピールできる内容になっています。

私が最近関心を持っているのは、プラスチックごみ削減に向けた取り組みです。

きっかけは大学で見たドキュメンタリー番組で、海洋プラスチックが海の生態系に深刻な影響を与えていることを知ったことでした。

それ以来、ペットボトルの購入を減らし、マイボトルやエコバッグを持ち歩くように意識しています。

また、環境サークルにも参加し、大学周辺の清掃活動や、リサイクルを促すポスター作成などを行いました。

日々の小さな積み重ねではありますが、自分の行動が誰かの意識変化につながればと思い、継続しています。

こうした活動を通じて、持続可能な社会づくりに対する意識が強まり、将来は環境に配慮した事業活動を推進する企業で働きたいと考えるようになりました。

社会課題への関心を、具体的な行動と結びつけることで説得力が高まります。身近な工夫や取り組みを交えて伝えることがポイントです。

⑥テクノロジーやITトレンドに関する関心事の例文

ここでは、最新のテクノロジーに関心を持つようになった経緯と、自分なりの学びや行動を交えた構成の例文を紹介します。IT業界志望者にもおすすめのテーマです。

私が最近関心を持っているのは、AIを活用した業務効率化の取り組みについてです。

大学でレポート作成の時間短縮のためにAI文章生成ツールを試したことがきっかけで、AIの便利さと将来性を実感しました。

その後、興味が深まり、プログラミング初心者向けのオンライン講座を受講して、基本的なコードの仕組みを学びました。

特に、チャットボットやスケジュール管理ツールなど、身近な課題を解決できるテクノロジーに魅力を感じています。

将来的には、AIを使って人々の生活や仕事をより便利にできるサービス開発に携わりたいと考えるようになりました。日々進化するIT分野に触れることで、自分の学ぶ意欲も高まりました。

ITトレンドへの関心は、自分の行動や学習姿勢とセットで語ることで評価されやすくなります。きっかけを明確にし、将来への展望を含めると説得力が高まるでしょう。

⑦多様性やジェンダーに関する関心事の例文

ここでは、多様性やジェンダーに関心を持ったきっかけと、それに対して自分が行動したことについての例文を紹介します。社会課題に対する感受性と実践力を伝える内容です。

私が最近関心を持っているのは、ジェンダー平等の実現に向けた社会の取り組みについてです。

きっかけは大学で受講した授業で、性別によって進路選択やキャリア形成に格差がある現状を知ったことでした。

それ以降、自分の中にも無意識の偏見があることに気づき、関心が深まりました。実際に学内の学生団体でジェンダーに関する意識調査を実施し、学祭ではその結果をパネル展示として発信。

多くの人が立ち止まり、自分の考えを見つめ直してくれたことにやりがいを感じました。

このような経験を通じて、個々の違いを尊重できる社会づくりに貢献したいという思いが強くなり、将来はダイバーシティ推進に積極的な企業で働きたいと考えるようになりました。

多様性に対する関心は、実体験や行動とセットで語ると納得感が強まります。自分の変化や気づきを明確に示すことがポイントです。

⑧働き方や労働環境に関する関心事の例文

ここでは、リモートワークや柔軟な働き方に関する関心を、自分の体験や価値観と結びつけて表現した例文を紹介しています。現代の就活で、共感を得やすいテーマです。

私が最近関心を持っているのは、多様な働き方ができる労働環境についてです。

コロナ禍で大学の授業がオンラインに切り替わった際、自分の生活スタイルに合わせて学習時間を調整できるようになり、効率よく勉強できた経験が印象に残っています。

それをきっかけに、社会に出た後も「場所や時間にとらわれない働き方」に魅力を感じるようになりました。

その後、企業のインターンで在宅勤務を経験し、自己管理の難しさとともに、自主性や工夫の大切さを学びました。

働き方の選択肢が広がることで、一人ひとりの能力が最大限に活かされると感じ、今では柔軟な働き方を推進する企業に強く惹かれています。

リモート授業や在宅インターンなど、大学生でも共感しやすい体験をベースにしましょう。自分の成長や価値観の変化を含めると根拠が補強されます。

就活での「最近関心を持った事柄」のNG例

面接で「最近関心を持った事柄」を伝えるとき、内容次第でマイナス評価になることがあります。印象を悪くしないためにも、避けるべきテーマを知っておくことが大切です。

  1. 思想・宗教・政治的内容は避ける
  2. 事件やギャンブルに関する話題は避ける
  3. 自分や他人のプライベートな話題は控える
  4. 古すぎる話題(3か月以上前)には注意する
  5. 理解が浅い話題を選ぶのは避ける

①思想・宗教・政治的内容は避ける

思想や宗教、政治に関する話題は、面接で取り上げるには非常にセンシティブです。

自分にとって当たり前の価値観や正義だとしても、面接官の立場や個人的な背景によっては受け止め方が大きく異なります。

また、強い主張を含む話題は「協調性に欠ける」「押しつけがましい」という印象を持たれやすくなることも。

特に、多様な価値観が共存する現代の職場では、周囲とのバランスや配慮ができる人材が求められます。あえてリスクを背負ってまで、このようなテーマを選ぶ理由はありません

無難であっても、前向きかつ建設的な話題を選ぶ方が確実にプラス評価につながります。

②事件やギャンブルに関する話題は避ける

ニュースで話題になる事件や、カジノ・パチンコなどのギャンブルに関連した話は、面接においてはふさわしくありません

たとえ社会問題としての側面に関心を持っていたとしても、説明の仕方次第では「危ない趣味がある」「トラブルと関わりがあるのでは」といった誤解を生むおそれがあります。

就活におけるテーマ選びでは、ポジティブさや社会的信頼感が何よりも大切です。

どうしても話したい内容が社会課題に近いものであれば、その中でも健全で前向きな切り口に絞り込み、ネガティブな連想を避けるよう意識してください。

面接では安心感と信頼感を与えることが求められます。

③自分や他人のプライベートな話題は控える

恋愛や家族の問題、友人との私的なエピソードなど、あまりに個人的な話題は面接の場には不向きです。

聞く側が評価しづらいだけでなく、受け止め方によっては「自己開示が過剰」「常識に欠ける」と受け取られることもあるでしょう。

また、他人のプライベートを話題にすることは配慮に欠ける行動と見なされかねません。

自分の体験をベースに話すこと自体は悪くありませんが、その場合はあくまで客観的な視点と社会性を持って話すことが大切です。

趣味や日常の出来事も、職業人としての成長や考え方にどう結びつくかを意識して構成すると、伝わりやすくなります。

④古すぎる話題(3か月以上前)には注意する

「最近関心を持った事柄」として話す以上、話題の鮮度は非常に重要です。一般的には、3か月以上前のニュースや出来事は「最近」とは言いづらく、情報感度が鈍いと判断される可能性があります。

面接官は応募者が日頃どのように情報を収集し、興味を持っているのかを見ています。

ですから、日常的にニュースやトレンドに目を通していることが伝わるような、タイムリーな内容を選ぶことが効果的です。

もし過去の出来事を取り上げたい場合は、それが現在の行動や考えにどう影響しているかを補足するなど、話の中に“今”の視点を加える工夫をしてみてください。

⑤理解が浅い話題を選ぶのは避ける

話題の内容に十分な理解がないまま語ると、面接官にすぐ見抜かれてしまいます

表面的な知識しか持っていないと、深掘りされた際に戸惑ってしまい、「準備不足」「興味が薄い」と受け止められる可能性が高くなるでしょう。

逆に、しっかりと調べたうえで自分なりの意見や解釈を加えられる話題であれば、信頼感と熱意が伝わりやすくなります。

就活では「どれだけ知っているか」よりも、「どう考えて行動したか」の方が重要視される傾向にあるもの。

そのため、背伸びせず、実際に関心を持って自分で調べたり経験したりしたことをテーマに選ぶのが理想的です。自信を持って語れる話題を見つけておきましょう。

「最近関心を持った事柄」に関するよくある質問と回答

「最近関心を持った事柄」は、面接でよく聞かれる質問です。答え方を間違えると印象が悪くなるおそれもあるため、事前にポイントをおさえておきましょう。

ここでは、就活生から寄せられる疑問に丁寧にお答えします。

  1. 「最近」とはいつまでの話題?
  2. 話すネタが思いつかないときは?
  3. 例文はそのまま使っても良い?
  4. 他の学生と話題が被るのは問題?

①「最近」とはいつまでの話題?

面接で聞かれる「最近」とは、一般的に1〜2か月以内の話題が適切とされます。特に時事性の高いニュースなどは、1か月以内であればより鮮度があり、情報感度の高さを示しやすくなるでしょう。

一方で、やや古い話題でも、自分なりの視点や気づきがしっかりと含まれていれば評価対象となることも。

たとえば、3か月前の出来事であっても、そこから何を考え、どんな行動につなげたかを明確に伝えることができれば十分に価値があります。

単に新しい話題を追うのではなく、自分にとって意味のあるテーマを深く掘り下げることが大切です。

②話すネタが思いつかないときは?

「最近関心を持った事柄」として何を話せばよいのか分からないと感じるときは、日々の生活を振り返るのが有効です。

授業で興味を引かれた話題や、SNSで目に留まったニュース、アルバイト中に感じた気づきなど、少しでも印象に残った出来事を思い返してみてください。

また、身の回りの変化や自分が挑戦したことも、十分な話題になり得ます。重要なのは、無理に時事ネタや流行を取り入れるのではなく、自分の言葉で自然に語れることです。

結果として、面接官に自分らしさや思考の深さが伝わりやすくなります。

③例文はそのまま使っても良い?

例文は、構成の流れや伝え方の雰囲気をつかむための参考材料として使いましょう。そのまま覚えて暗唱すると、面接官には機械的で個性のない印象を与えてしまう可能性があります。

採用担当者が見ているのは、あくまでも応募者の考え方や人柄です。例文を使いたくなる気持ちは理解できますが、自分の経験や感じたことをもとに組み立てた話のほうが、はるかに説得力を持ちます。

自分なりの視点やエピソードを混ぜることで、オリジナルの答えが生まれやすくなるため、参考にしつつも自分らしさを忘れないようにしてください。

④他の学生と話題が被るのは問題?

就活中によく取り上げられる話題には、ある程度の傾向があり、テーマが他の学生と重なるのは珍しいことではありません

たとえば、SDGsやAI、働き方改革などは、多くの学生が関心を持ちやすいテーマの一例です。しかし、面接官が注目しているのは、その話題をどう捉え、どのように表現しているかという部分。

同じテーマでも、そこに自分の実体験や意見を織り交ぜて話せば、内容に個性が出てきます。

大事なのはテーマの希少性ではなく、話す本人の考えや視点がしっかりしているかどうかです。安心して自分の言葉で語ってください。

面接で印象を残す「最近関心を持った事柄」の伝え方とは

面接で「最近関心を持った事柄」を聞かれたとき、答え方次第で印象が大きく変わります。企業は情報感度や価値観、論理的思考力などを見極めるためにこの質問を活用しています。

社会や業界の動き、日常的な関心事など、自分に合ったテーマを選び、背景や意見を交えて話すことが大切です。例文を参考にしつつ、自分の体験や考えを反映させると、もっと伝わりやすくなります。

NG例を避けながらも、一貫性のある答えを心がけましょう。最近関心を持った事柄を通して、自分らしさと志望動機を自然に伝えられると、選考での評価につながりやすくなります。

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    「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。