内定者懇親会後のお礼メールの書き方と好印象な例文集
「内定者懇親会後って、何かメールを送った方がいいのかな…?」
そんな疑問を抱える就活生は少なくありません。
せっかく企業との距離を縮める機会となる懇親会に参加したのなら、その後の「お礼メール」まで丁寧に対応することが、社会人としての第一歩になりますよ。
本記事では、内定者懇親会後のお礼メールにおける基本マナーや、印象の良い例文を紹介します。
好印象を残すメールの書き方からNG例まで、内定者としてふさわしい対応を身につけましょうね。
「ビジネスメールの作成法がわからない…」「突然のメールに戸惑ってしまっている」と悩んでいる場合は、無料で受け取れるビジネスメール自動作成シートをダウンロードしてみましょう!シーン別に必要なメールのテンプレを選択し、必要情報を入力するだけでメールが完成しますよ。
内定者懇親会とは?

内定者懇親会とは、企業が内定を出した学生を対象に開く交流イベントです。
目的は、入社前に同期との関係づくりを促し、会社への理解や安心感を深めてもらうことにあります。
多くの学生が「ただの顔合わせ」と思いがちですが、企業側はこの場をとても重視しています。
参加者の姿勢や雰囲気から、入社後の印象をつかもうとする担当者もいるため、立ち振る舞いや話し方には注意が必要ですよ。
内定者懇親会のお礼メール作成の基本マナー

内定者懇親会に参加したあとは、企業にお礼メールを送るのが基本的なマナーです。
これは社会人としての第一歩であり、入社前の印象にも影響を与える大切な行動といえるでしょう。
- 件名・宛名・署名の形式を正確に整える
- 感謝の気持ちを丁寧に伝える
- 敬語を正しく使う
- 構成を簡潔にまとめる
「あなたはビジネスマナーを分かっている?」
就活が始まると、面接や説明会など社会人と接する場面が増えていきます。
そこで意外と見られているのが、言葉遣いや挨拶、メールの書き方といった「ビジネスマナー」。マナーを知らないだけで無意識のうちに印象が悪くなっているケースもあり、選考通過のためにも事前にしっかりと確認しておく必要があります。
就活マガジン編集部では、忙しい就活生のために、これだけ見ればビジネスマナーが網羅できる「ビジネスマナー攻略BOOK」を無料で配布しています。気になる方は無料ダウンロードしてみてくださいね。
\登録1分|人材会社の人事監修/
①件名・宛名・署名の形式を正確に整える
お礼メールを送る際は、件名・宛名・署名といった基本的な形式を丁寧に整えておく必要があります。
宛名には「○○株式会社 人事部 ○○様」のように、正式な部署名と担当者名を忘れずに記載してください。
署名では、自分の氏名に加え、大学名や電話番号、メールアドレスなどの連絡先を明記しましょう。形式が整っているメールは、それだけで好印象につながります。
小さなことですが、信頼感の積み重ねに大きく影響します。
②感謝の気持ちを丁寧に伝える
お礼メールの中心は、懇親会への感謝の気持ちを伝えることです。ただ「ありがとうございました」とだけ書くのでは、気持ちが十分に伝わらない可能性があります。
たとえば、「先日の懇親会では、貴社の雰囲気や社員の方々の人柄を知れ、入社意欲がさらに高まりました」といった感想を加えると、感謝の意図がより伝わりやすくなります。
また、「このような貴重な機会をいただき、誠にありがとうございました」と結びの一言を添えることで、より丁寧な印象になるでしょう。
気持ちがこもった一文が、相手の心に残る結果を生むはずです。
③敬語を正しく使う
敬語の使い方には特に注意が必要です。不自然な表現や誤った使い方は、社会人としての基礎が身についていないと思われる原因になります。
たとえば、「お話を伺えて勉強になりました」という表現よりも、「お話を拝聴し、大変勉強になりました」のほうが、丁寧語と謙譲語のバランスが適切です。
敬語に自信がない場合は、信頼できる敬語の例文を参考にしながら文面を作成することをおすすめします。
正しい敬語を使うことで、誠意と敬意がよりしっかりと伝わるでしょう。
④構成を簡潔にまとめる
お礼メールでは、文章が長くなりすぎないようにすることも大切です。伝えたい内容を簡潔にまとめることで、読みやすく相手に負担をかけない文面になります。
基本的な構成は、「挨拶→感謝→感想→締めの言葉」という順序が一般的です。この流れに沿って書けば、スムーズに要点を伝えられるでしょう。
一文を短めに区切るように意識し、接続詞や句読点を適度に使ってリズムをつけてください。
簡潔でわかりやすい構成が、印象の良いメールにつながります。
内定者懇親会の案内メールに返信する際の注意点

内定者懇親会の案内メールは、企業との関係を築くうえで大切なやり取りです。
返信マナーを間違えると、印象が悪くなるおそれもあります。
ここでは、返信時に注意すべきポイントを具体的に説明します。
- 返信は原則24時間以内に行う
- 送信タイミングは企業の就業時間内を意識する
- 出欠・保留の理由を明確に伝える
- スマホでの返信は控えるのが望ましい
- 誤字脱字に注意する
①返信は原則24時間以内に行う
懇親会の案内メールを受け取ったら、なるべく早めに返信することが大切です。返信が遅れると、企業に「対応が遅い人」という印象を持たれてしまうかもしれません。
基本的には24時間以内に返すのがマナーです。たとえ出欠がまだ決まっていない場合でも、検討中であることや、いつ頃までに返答できるかを添えるだけで印象が変わります。
企業もスケジュールを調整しているため、返信が早いと助かるはずです。
返信のスピードは、ビジネススキルのひとつとして見られていると意識してください。
②送信タイミングは企業の就業時間内を意識する
メールは企業の就業時間内に送信するのが基本です。たとえば深夜や早朝に送ってしまうと、常識に欠けると思われるおそれがあります。
多くの企業では、9時から18時が業務時間とされているため、この時間帯に送るのが無難でしょう。
どうしても夜や休日に作成したい場合は、下書きに保存し、翌営業日に送るようにしてください。
送信タイミングへの気配りも、社会人としてのマナーのひとつです。こうした細かな配慮が、相手に安心感を与えます。
③出欠・保留の理由を明確に伝える
案内メールに返信する際は、「参加します」「不参加です」などの一言だけで終わらせないようにしましょう。企業は出欠の理由も含めて把握したいと考えているためです。
とくに不参加や保留の場合は、「授業があるため」や「家庭の都合」など、簡潔で具体的な理由を伝えることが望ましいです。
ただ「行けません」とだけ書かれていると、冷たい印象になってしまいます。
相手に配慮した文章を心がけることで、誠意が伝わる返信になります。
④スマホでの返信は控えるのが望ましい
スマートフォンは便利ですが、ビジネスメールではパソコンでの返信を基本にしましょう。スマホでは画面が小さく、誤字や表現のミスに気づきにくいからです。
また、レイアウトが崩れてしまったり、署名が抜けてしまったりする場合もあります。
しっかりとしたメールは、パソコンで作成したほうが安心です。
きちんと整った文面は、あなたの誠実さや社会人としての意識の高さを伝える大切な手段といえるでしょう。
⑤誤字脱字に注意する
いくら丁寧な内容でも、誤字や脱字があると評価は下がってしまいます。とくに企業名や担当者名を間違えると、大きな失礼になるため要注意です。
送信前には必ず見直しを行い、可能であれば声に出して読んでみてください。
文章が長すぎていないか、不自然な表現がないかもチェックしておくと安心です。
時間に余裕があれば、第三者に確認してもらうのもおすすめです。細部にまで気を配った返信は、あなたの信頼感を高めることにつながります。
内定者懇親会の返信メール例文【参加・不参加・保留】

内定者懇親会の案内が届いたけれど、どう返信すればよいか悩んでいませんか?
ここでは、状況別にどのようなメールを送れば良いのかを例文付きで分かりやすく解説します。
また、ビジネスメールがそもそも書けずに困っている人は、就活マガジン編集部が作成したメール自動作成シートを試してみてください!
ビジネスマナーを押さえたメールが【名前・大学名】などの簡単な基本情報を入れるだけで出来上がります。
「面接の日程調整・辞退・リスケ」など、就活で起きうるシーン全てに対応しており、企業からのメールへの返信も作成できるので、早く楽に質の高いメールの作成ができますよ。
①参加する場合の返信メール例文
内定者懇親会に参加することを決めた場合は、丁寧で感じの良い返信を心がけましょう。参加の意思を伝えるとともに、招待への感謝や当日の意気込みも添えると好印象です。
《例文》
件名:内定者懇親会のご案内について(〇〇大学・氏名) ○○株式会社 人事部 ○○様 お世話になっております。 ○○大学○○学部の○○ ○○です。 このたびは、内定者懇親会へのご招待をいただき、誠にありがとうございます。 ぜひ参加させていただきたく、ご連絡差し上げました。 当日は、社員の皆さまや他の内定者の方々と交流できることを楽しみにしております。 会社の雰囲気や仕事について、より理解を深める貴重な機会と捉え、積極的に参加させていただきます。 何卒よろしくお願いいたします。 ──────────────────── ○○大学 ○○学部 ○○ ○○(氏名) メール:xxxx@example.com 電話番号:090-xxxx-xxxx ─────────────────── |
《解説》
感謝の言葉と参加の意思を明確に伝えることが大切です。特に「楽しみにしている」という前向きな気持ちを加えると好印象になります。
②欠席する場合の返信メール例文
どうしても内定者懇親会に参加できない場合でも、丁寧な返信を心がけることで誠意が伝わります。理由を簡潔に伝えつつ、感謝の気持ちを忘れずに伝えるのがポイントです。
《例文》
件名:内定者懇親会のご案内について(〇〇大学・氏名) ○○株式会社 人事部 ○○様 お世話になっております。 ○○大学○○学部の○○ ○○です。 このたびは、内定者懇親会へのご招待をいただき、誠にありがとうございます。 大変楽しみにしておりましたが、あいにく大学のゼミ合宿と日程が重なっており、参加が難しい状況です。 せっかくの貴重な機会をいただいたにもかかわらず、ご期待に添えず申し訳ございません。 今後、配属前研修などで皆さまとお会いできることを楽しみにしております。 引き続き、何卒よろしくお願いいたします。 ──────────────────── ○○大学 ○○学部 ○○ ○○(氏名) メール:xxxx@example.com 電話番号:090-xxxx-xxxx ──────────────────── |
《解説》
欠席の理由は簡潔に伝え、「楽しみにしていた」という姿勢を添えると好印象です。感謝と今後の意欲を忘れずに書きましょう。
③保留する場合の返信メール例文
内定者懇親会への参加を検討中の場合は、保留の意思を丁寧に伝えることが大切です。現時点での状況を共有しつつ、回答期限内に返答する旨を明確に示しましょう。
《例文》
件名:内定者懇親会のご案内について (〇〇大学・氏名) ○○株式会社 人事部 ○○様 お世話になっております。 ○○大学○○学部の○○ ○○です。 このたびは、内定者懇親会へのご招待をいただき、誠にありがとうございます。 ぜひ参加させていただきたい気持ちはあるのですが、現在、アルバイトのシフト調整が必要な状況であり、すぐに出欠のご連絡ができず申し訳ございません。 ○月○日までには参加の可否を改めてご連絡いたしますので、少々お時間をいただけますと幸いです。 何卒よろしくお願いいたします。 ──────────────────── ○○大学 ○○学部 ○○ ○○(氏名) メール:xxxx@example.com 電話番号:090-xxxx-xxxx ──────────────────── |
《解説》
保留の理由は簡潔かつ前向きに書き、いつまでに回答するかを明記しましょう。返信期限の目安を示すことで、誠意ある印象になります。
内定者懇親会後のお礼メールの好印象を与える例文

内定者懇親会を終えた後、どのようなメールを送れば相手に良い印象を与えられるか悩む方は多いのではないでしょうか。
ここでは、様々なシチュエーションに応じたお礼メールの例文を紹介します。自分に合ったパターンを見つけて、気持ちのこもったメールを送りましょう。
①基本構成のお礼メール例文
内定者懇親会が終わった後、まず送るべきは基本の構成に沿ったお礼メールです。丁寧で分かりやすく、好印象を与える文章が大切です。
《例文》
件名:内定者懇親会のお礼(〇〇大学・氏名) 〇〇株式会社 人事部 〇〇様 お世話になっております。 〇月〇日の内定者懇親会に参加させていただきました、〇〇大学〇〇学部の〇〇です。 この度は貴重な機会をいただき、誠にありがとうございました。 懇親会では、先輩社員の皆様から実際の業務内容や入社後の働き方についてお話を伺うことができ、入社への期待がさらに高まりました。 また、同じ内定者の方々と直接お話しできたことで、今後一緒に働く仲間としてのつながりを感じることができ、非常に有意義な時間となりました。 今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。 ──────────────────── ○○大学 ○○学部 ○○ ○○(氏名) メール:xxxx@example.com 電話番号:090-xxxx-xxxx ──────────────────── |
《解説》
この例文では、参加したことへの感謝、得られた学び、そして入社意欲の3点を押さえることで、丁寧で印象の良いメールに仕上げています。
同様の内容を書く際は、「何に感謝したのか」と「何を感じたのか」を具体的に述べると伝わりやすくなります。
②先輩社員へのお礼メール例文
内定者懇親会でお世話になった先輩社員へお礼のメールを送ることで、好印象を残すとともに、今後の関係性を築くきっかけにもなります。
《例文》
件名:内定者懇親会のお礼(〇〇大学・氏名) 〇〇株式会社 〇〇部 〇〇様 お世話になっております。 先日の内定者懇親会に参加させていただきました、〇〇大学〇〇学部の〇〇です。 懇親会では、お忙しい中、貴重なお話を聞かせていただき、誠にありがとうございました。 特に、入社1年目のリアルな業務内容や、チームで仕事を進める際に心がけていることなど、実体験に基づくお話がとても印象的でした。 私も将来、〇〇様のように周囲から信頼される社会人を目指していきたいと、強く感じました。 今後ともご指導のほど、よろしくお願い申し上げます。 ──────────────────── ○○大学 ○○学部 ○○ ○○(氏名) メール:xxxx@example.com 電話番号:090-xxxx-xxxx ──────────────────── |
《解説》
先輩社員の話の中で特に印象に残った内容に触れることで、感謝の気持ちがより伝わります。「尊敬」や「目標」といった言葉を交えると、好意的な印象を与えやすくなります。
③企業文化への共感を伝える例文
懇親会で感じた企業の雰囲気や価値観への共感をメールで伝えることで、会社との相性の良さを印象づけることができます。
《例文》
件名:内定者懇親会のお礼(〇〇大学・氏名) 〇〇株式会社 人事部 〇〇様 お世話になっております。 先日の内定者懇親会に参加いたしました、〇〇大学〇〇学部の〇〇です。 この度は貴重な機会をいただき、誠にありがとうございました。 懇親会では、先輩社員の皆様が互いに尊重し合いながら働く姿勢や、チームワークを大切にされている様子を拝見し、貴社の社風に深く共感いたしました。 私自身、大学のゼミ活動でも仲間と協力しながら成果を出す経験があり、貴社での仕事に対しても前向きな気持ちがさらに強まりました。 今後とも何卒よろしくお願いいたします。 ──────────────────── ○○大学 ○○学部 ○○ ○○(氏名) メール:xxxx@example.com 電話番号:090-xxxx-xxxx ──────────────────── |
《解説》
企業文化への共感を述べる際は、具体的な場面や印象に残った言動を挙げることで説得力が増します。自分の経験と結びつけて表現するのがポイントです。
④懇親会で学んだ内容を伝える例文
懇親会で得た気づきや学びを具体的に伝えることで、主体性や成長意欲のある人物として印象づけることができます。
《例文》
件名:内定者懇親会のお礼(〇〇大学・氏名) 〇〇株式会社 人事部 〇〇様 お世話になっております。 〇月〇日の内定者懇親会に参加させていただきました、〇〇大学〇〇学部の〇〇です。 この度は貴重な機会をいただき、誠にありがとうございました。 懇親会では、〇〇部の先輩社員の方から、日々の業務の進め方やチーム内での情報共有の重要性について具体的なお話を伺い、大変参考になりました。 特に「報連相を怠らず、相手の立場を考えて伝えることが信頼につながる」という言葉が印象に残っており、今後の学生生活でも意識して取り組みたいと思いました。 入社後は、こうした意識を活かし、貢献できるよう努力いたします。 ──────────────────── ○○大学 ○○学部 ○○ ○○(氏名) メール:xxxx@example.com 電話番号:090-xxxx-xxxx ──────────────────── |
《解説》
学びを具体的なエピソードや言葉で表現することで、内容に説得力が生まれます。「何を学び、どう活かしたいか」まで述べるのが効果的です。
⑤入社意欲を伝える例文
懇親会を通じて高まった入社への意欲をメールで伝えることで、企業に対して前向きな姿勢をしっかりと印象づけることができます。
《例文》
件名:内定者懇親会のお礼(〇〇大学・氏名) 〇〇株式会社 人事部 〇〇様 お世話になっております。〇〇大学〇〇学部の〇〇です。 〇月〇日に開催された内定者懇親会に参加させていただき、誠にありがとうございました。 懇親会では、社員の皆様の温かくフラットな雰囲気に触れ、貴社で働くイメージがより明確になりました。 特に、実際の業務について先輩方が楽しそうに話していた姿が印象的で、仕事に対する前向きな姿勢を感じました。 私も貴社の一員として、早く貢献できるよう努力を重ねていきたいと強く感じております。 これからの研修や入社に向けて、気を引き締めて準備を進めてまいります。 ──────────────────── ○○大学 ○○学部 ○○ ○○(氏名) メール:xxxx@example.com 電話番号:090-xxxx-xxxx ──────────────────── |
《解説》
入社への前向きな気持ちは、自分の言葉で熱意を持って伝えるのがポイントです。懇親会での具体的な気づきを交えると、説得力が増します。
⑥カジュアルな企業向けの例文
比較的フラットで親しみやすい雰囲気の企業には、丁寧さを保ちつつも堅苦しくなりすぎない自然体のメールが好まれます。
《例文》
件名:内定者懇親会のお礼(〇〇大学・氏名) 〇〇株式会社 〇〇様 こんにちは。 〇〇大学〇〇学部の〇〇です。 先日は内定者懇親会に参加させていただき、ありがとうございました! 緊張していたのですが、皆さんが気さくに話しかけてくださったおかげで、すぐに場に溶け込むことができました。 特に、入社後の働き方やオフの過ごし方までざっくばらんに教えていただけたことで、貴社の風通しの良さや社員同士の関係性がとても魅力的に感じました。 お話を聞いて、改めて「この会社で働きたい!」という気持ちが強くなりました。 入社までにできる準備をしっかりしていきますので、今後ともよろしくお願いします! ──────────────────── ○○大学 ○○学部 ○○ ○○(氏名) メール:xxxx@example.com 電話番号:090-xxxx-xxxx ──────────────────── |
《解説》
カジュアルな文面では、明るく前向きなトーンを意識しつつ、礼儀も忘れないバランスが大切です。感嘆符や話し言葉を適度に使うと、親しみやすさが伝わります。
⑦フォーマルな業界向けの例文
金融・法律・製薬など、格式の高い業界では、言葉遣いや構成が整ったフォーマルなメールが求められます。丁寧さと落ち着いた印象を意識しましょう。
《例文》
件名:内定者懇親会のお礼(〇〇大学・氏名) 〇〇株式会社 人事部 〇〇様 お世話になっております。 先日の内定者懇親会に参加させていただきました、〇〇大学〇〇学部の〇〇と申します。 このたびは貴重なお時間を賜り、誠にありがとうございました。 懇親会では、貴社の業務内容に加え、企業としての理念や今後の展望についても詳しく伺うことができ、大変有意義なひとときとなりました。 また、社員の皆様が誠実な姿勢で仕事に取り組まれている様子を拝見し、私自身も一層身を引き締めて準備を進めていく所存です。 今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。 ──────────────────── ○○大学 ○○学部 ○○ ○○(氏名) メール:xxxx@example.com 電話番号:090-xxxx-xxxx ──────────────────── |
《解説》
格式ある業界では、端的かつ礼儀正しい文章が重要です。感情を抑えつつ、企業理念や姿勢への敬意を示すと誠実な印象を与えることができます。
内定者懇親会のお礼メールNG例文

お礼メールは丁寧に書いたつもりでも、意外なところでマイナスの印象を与えてしまうことがあります。
ここでは、避けるべきNGパターンを例文付きで紹介します。
①感情が伝わらないNG例文
お礼メールでは、丁寧な文章であっても気持ちがこもっていないと、相手に響きません。ここでは、感情が伝わらないNG例文を紹介します。
《例文》
〇〇株式会社 人事部 〇〇様 お世話になっております。 先日の内定者懇親会では大変お世話になりました。 貴重なお話をありがとうございました。 今後ともよろしくお願いいたします。 ──────────────────── ○○大学 ○○学部 ○○ ○○(氏名) メール:xxxx@example.com 電話番号:090-xxxx-xxxx ──────────────────── |
《解説》
丁寧な言葉遣いでも、内容が抽象的すぎると「とりあえず書いた」印象になります。誰から何を学んだのかなど、感謝の具体性を入れるのがポイントです。
②誤字脱字があるNG例文
せっかくの丁寧なお礼メールでも、誤字脱字があると相手に雑な印象を与えてしまいます。注意が必要なNG例文を見てみましょう。
《例文》
〇〇株式会社 人事部 〇〇様 お世話になっております。 せんじつの内定者懇親会では、大変お世話になりました。 貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうごさいました。 先輩社員のかたがたから、実際のしごとの内容や、会社のふんいきについてきくことができ、とても勉強になりました。 今後とも、よろしくおねがいします。 ──────────────────── ○○大学 ○○学部 ○○ ○○(氏名) メール:xxxx@example.com 電話番号:090-xxxx-xxxx ──────────────────── |
《解説》
誤字脱字があると、「見直していない」「いい加減」といった印象につながります。送信前には必ず音読やツールを使って確認しましょう。
③馴れ馴れしいNG例文
お礼メールはフレンドリーすぎる表現を使うと、社会人としてのマナーに欠ける印象を与えてしまいます。ここでは馴れ馴れしさが目立つNG例文を紹介します。
《例文》
〇〇株式会社 〇〇さん こんにちは! 〇〇大学の〇〇です。 こないだの懇親会は本当に楽しかったです! みなさん優しくて、あっという間に時間が過ぎちゃいました。 先輩たちとも話せてよかったし、ご飯もおいしかったです! またお会いできるのを楽しみにしてます! これからもよろしくお願いします〜! ──────────────────── ○○大学 ○○学部 ○○ ○○(氏名) メール:xxxx@example.com 電話番号:090-xxxx-xxxx ──────────────────── |
《解説》
親しみを込めたつもりでも、言葉づかいが砕けすぎていると失礼な印象になります。ビジネスメールでは、丁寧な敬語を基本に構成しましょう。
④長文すぎるNG例文
伝えたいことが多くても、長すぎるメールは読みづらく、相手の負担になる可能性があります。ここでは長文になりすぎたNG例文を紹介します。
《例文》
〇〇株式会社 人事部 〇〇様 お世話になっております。先日の内定者懇親会では大変お世話になりました。 〇〇大学〇〇学部の〇〇と申します。 懇親会では、先輩社員の方々と直接お話しさせていただき、実際の仕事内容や一日のスケジュール、社内の雰囲気、キャリアパス、福利厚生の制度についても詳しく伺うことができ、とても貴重な経験となりました。 特に〇〇部の〇〇様からお聞きした、入社当初に苦労されたエピソードと、それを乗り越えるために工夫された点は、今後の自分にとって非常に参考になると感じました。 自分も将来、同じような場面に直面した際には、そのお話を思い出して乗り越えたいと思っております。 今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。 ──────────────────── ○○大学 ○○学部 ○○ ○○(氏名) メール:xxxx@example.com 電話番号:090-xxxx-xxxx ──────────────────── |
《解説》
内容が充実していても、一通のメールで情報を詰め込みすぎるのは逆効果です。ポイントを絞り、簡潔に伝えることが読みやすさと印象の良さにつながります。
内定者懇親会後のメール対応で信頼を築くために

内定者懇親会の後に送るお礼メールや案内メールへの返信は、社会人としての第一歩とも言える重要なマナーです。
そのためには、件名・宛名・署名などの形式を正確に整え、感謝の気持ちや入社意欲を簡潔かつ丁寧に伝えることがポイントです。
内定者懇親会後のメール対応は、就職活動の延長線上にある大切なコミュニケーションのひとつです。
細やかな心配りを意識してメールを作成することで、安心感と信頼を相手に届けましょう。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。