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【回答例8選】面接で「成功体験」を質問された時の回答法|成功体験一覧と見つけ方も紹介

この記事では、面接で「あなたの過去の成功体験はなんですか?」と質問された時の回答法を徹底解説しています。

成功体験のそもそもの定義や企業が成功体験を就活生に質問する意図、答え方のコツ、例文まで詳しく紹介します。

 

目次

成功体験とは?

就職活動で「成功体験を教えてください」と聞かれる場面はよくあります。しかし、何をもって“成功体験”と言えるのか、すぐに答えられる人は多くありません。まずはその意味を正しく理解することが大切です。

就活における成功体験とは、目標に向かって自ら行動し、結果を得た経験のことをいいます。重要なのは、結果だけでなく、どんな課題にどう向き合い、どのように成長したかという過程を含めて話せるかどうかです。

たとえば、アルバイトで売上を伸ばした経験や、勉強で苦手科目を克服した話も、目的意識を持ち工夫や努力があったなら、立派な成功体験になります。

成果の大きさよりも、自分なりに工夫して行動したことに価値があるでしょう。

「大きな成功がない」と感じる方も、小さな達成や努力の積み重ねを振り返ってみてください。そこから自分らしい経験を見つけ出すことができるはずです。

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企業が面接で成功体験を聞く理由

面接で「成功体験を教えてください」と聞かれるのは、あなたの人となりや考え方を知るためです。企業は単に結果だけでなく、その背景にある価値観や行動のプロセスに注目しています。

ここでは、面接官がこの質問で確認したい3つのポイントを紹介します。

  1. 成功に対する考え方を知るため
  2. 目標達成のために努力できるかを知るため
  3. 壁に当たったときの対応力を知るため

① 成功に対する考え方を知るため

企業は、あなたがどんなことを「成功」と捉えているかを知ることで、価値観や考え方を見ようとしています。同じ成果でも、それをどう感じたかは人によって異なります。

たとえば、「努力が実った」と考えるのか、「仲間の支えがあったから」と感じるのかによって、人柄や判断基準が見えてくるでしょう。

エピソードの中身だけでなく、その経験をどう捉えたのかをしっかり言語化してください。

② 目標達成のために努力できるかを知るため

企業は、成果に至るまでの行動や工夫も評価しています。ただ結果を話すのではなく、「どんな目標に向かい、どんな工夫をしたのか」を伝えることが大切です。

計画を立てて継続的に取り組んだ経験や、課題を一つずつ解決しながら進めた過程は、十分アピールになります。努力の内容を具体的に伝えるよう意識しましょう。

③ 壁に当たったときの対応力を知るため

成功体験には、たいてい困難や挫折の場面があります。企業が注目しているのは、その壁にぶつかったときにどう動いたかという点です。

諦めずに試行錯誤したり、人に相談して状況を変えたりする行動は、現場での実践力の証明になります。難しい状況をどう乗り越えたかを、自分の言葉で語れるようにしておくとよいでしょう。

成功体験の例一覧

「成功体験」といっても、どんなエピソードを選べばよいのか迷う方は多いでしょう。ここでは、カテゴリーごとに具体例を一覧形式で紹介します。面接で話す際の参考にしてください。

成功体験とは、取り組み・工夫・成長が見えるプロセスを伝えることが重要です。

  • 学業に関する成功体験
  • 部活・サークルに関する成功体験
  • アルバイトに関する成功体験
  • その他の成功体験

【学業に関する成功体験】

  • 高校時代の定期テストで3年間ずっと学年3位以内を維持した
  • 学期末レポートで教授から「論理構成が優れている」と高評価をもらった
  • TOEICで自己最高スコアを達成し、英語の苦手意識を克服した
  • 留学先の大学で全ての科目を上位10%に入る成績で終えた
  • チームリーダーとして授業プロジェクトを主導し、全員一致で高評価を得た
  • 学内プレゼン大会で最優秀賞を獲得し、準備力の成果を実感した
  • 学生対象セミナーを企画・運営し、参加者から満足度90%超の評価を得た
  • 海外研修中に学んだ視点を日本での研究に取り入れ、教授から賞賛された
  • 他大学との共同研究プログラムで成果をまとめ、発表会で好印象を残した
  • 第二言語(例:スペイン語)でプレゼンを実施し、言語力を認められた

【部活・サークルに関する成功体験】

  • 副部長として練習メニューを再構築し、部員のスキル向上を実現した
  • 全国大会予選でチームを初勝利に導き、部内に自信をもたらした
  • サークルの新歓イベントにSNS施策を導入し、参加者数が前年より50%増加した
  • 他大学との合同交流イベントを主催し、200名以上の来場者に成功裏に実施した
  • パフォーマンス発表会で最優秀賞を受賞し、練習の成果を示せた

【アルバイトに関する成功体験】

  • 定食屋のアルバイトで接客改善を提案し、リピート客が増えたと店長から言われた
  • シフトリーダーとして新人研修を担当し、教育業務を効率化した
  • 売上データを分析し、日にちごとのキャンペーンを企画、実際に売上が10%アップした
  • クレーム対応で冷静に対処し、お客様から「ありがとう」と直接感謝された
  • 繁忙期にスタッフ同士の連携強化を提案し、混乱なくピークを乗り切った

【その他の成功体験】

  • インターンで担当した資料が採用され、チーム内で共有資料として定着した
  • 地域ボランティアを継続し、地域新聞で取り上げられて感謝状を受け取った
  • ブログで情報発信を続け、月間で1万PVを達成できた
  • 毎朝のランニングを半年継続し、念願のフルマラソン完走を果たした
  • SNSで専門知識を発信し、企業から公式依頼でコラボ企画を実現した

成功体験の見つけ方

「成功体験が思い浮かばない」と感じる人は少なくありません。ただ、実際には誰でも何かしらの経験を通じて成長しています。

ここでは、あなたの過去や現在の行動をもとに、自分らしい成功体験を見つけ出すための3つの方法を紹介します。

  1. 子どもの頃から現在までの自分史を作る
  2. 小さな成功体験を深掘りして分析する
  3. 現在の活動から成功体験を探す

① 子どもの頃から現在までの自分史を作る

成功体験を探すには、自分のこれまでを振り返ることが大切です。小学校から現在まで、頑張ったことや心に残っている出来事を時系列で書き出してみてください。

忘れていた経験の中にも、魅力的なエピソードが眠っているかもしれません。もし、委員会活動で任された役割や、コツコツ続けていた趣味などのエピソードがあれば、それも立派な題材になります。

自分史を作ることで、過去の自分の姿勢や努力を整理しやすくなり、面接での説得力も増すでしょう。

② 小さな成功体験を深掘りして分析する

成功体験というと、大きな成果を想像しがちですが、小さな達成にも価値はあります。「朝の習慣を続けた」「苦手な発表に挑戦した」など、日常の中の小さな頑張りこそ、自分らしさが表れる部分です。

なぜそれを続けられたのか、どんな工夫をしたのか、そこから何を得たのかを掘り下げて考えてみてください。自分の特徴や価値観が見えてくるはずですし、それを伝えることで印象に残る自己PRにもなります。

③ 現在の活動から成功体験を探す

過去だけでなく、今取り組んでいることの中にもヒントはあります。たとえば、ゼミ、アルバイト、部活、インターンなど、日常の中で努力していることも成功体験として伝えられるでしょう。

まだ結果が出ていなくても、目標に向かって考えながら行動しているプロセスは十分にアピール材料になります。

挑戦している姿勢そのものが評価される場面も多いため、今の自分の取り組みを一度整理してみるとよいでしょう。

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面接で成功体験を聞かれたときの答え方

面接で「成功体験を教えてください」と問われたとき、何から話すべきか悩んだ経験はありませんか。ここでは、相手に伝わりやすく、印象に残る答え方を3つのステップに分けて紹介します。

順を追って準備すれば、自信を持って話せるようになるはずです。

  1. ステップ1:成功体験の結論を先に述べる
  2. ステップ2:具体的なエピソードを簡潔に伝える
  3. ステップ3:入社後に活かせる学びを伝える

明日、面接があるけど不安すぎる…
どんな質問が来るか分からず、緊張してしまう…


このように面接に対しての漠然とした不安から、面接に苦手意識を持ってしまったり、面接が怖いと感じてしまうこともありますよね。企業によっても面接の質問や内容が違うので、毎回ドキドキしてしまいます。

そんな就活生の皆さんのために、カリクル就活攻略メディアでは、実際に400社の面接の質問を調査し、100個の質問を厳選しました。LINE登録をすることで【完全無料】で質問集をダウンロードできます。面接質問集をゲットして、不安を解消した状態で面接に臨みましょう!

ステップ1:成功体験の結論を先に述べる

最初に「どんな成功を経験したのか」を、一言で伝えることが大切です。

「ゼミの発表で最優秀賞を取りました」「アルバイトで売上を過去最高に伸ばしました」など、成果から入ることで話の軸が明確になります。

最初に要点を押さえることで、面接官の理解がスムーズになり、あなたの印象も強まるでしょう。緊張しやすい人ほど、この順序を意識してみてください。

ステップ2:具体的なエピソードを簡潔に伝える

成果を伝えたら、そこに至るまでの行動や工夫を具体的に話しましょう

「なぜその行動を選んだのか」「どんな課題があったのか」「どう解決したのか」など、あなた自身の思考や努力が伝わるようにすると効果的です。

ただし、説明が長くなると伝わりづらくなるため、話す内容は絞り込んでください。数値や他人からの評価を交えると説得力が増します

ステップ3:入社後に活かせる学びを伝える

最後に、その経験から何を学び、それを仕事にどうつなげるかを示すと、面接官の評価が高まりやすくなります。

たとえば、「協調性の大切さを学んだので、チームで成果を出す場面で活かせます」や「課題解決の力を身につけたので、現場で柔軟に対応できます」など、未来に向けた視点が重要です。

自分の強みとして、自然に伝えることを意識しましょう。

成功体験を効果的に伝える3つのポイント

面接で成功体験を伝える際は、ただ成果を説明するだけでは十分とはいえません。面接官が知りたいのは、成果に至るまでの行動や考え方、そしてその経験を今後どう活かせるのかという視点です。

ここでは、印象に残る伝え方のポイントを3つ紹介します。

  1. 成功体験の要点を明確に伝える
  2. 成功するまでの努力を強調する
  3. 成功体験を将来の仕事に結びつける

① 成功体験の要点を明確に伝える

まず最初に「自分は何を達成したのか」を端的に伝えましょう

「文化祭の実行委員長として来場者数を前年の2倍に増やした」といったように、数字や客観的な評価を交えると、エピソード全体に説得力が増します。

聞き手がすぐに全体像を把握できるように、話の核を冒頭で示すことが重要です。抽象的な説明に終始すると、せっかくの努力が伝わりにくくなってしまうため、成果の要点を明確に絞ることがカギになります。

② 成功するまでの努力を強調する

成果だけでなく、そこに至るまでの過程こそがあなたの価値を伝えるポイントです。

どんな困難があったのか、どうやって乗り越えたのか、自分なりに工夫した点や意識して行動したことを具体的に振り返ってください。

たとえば、チームがまとまらなかった時にどう働きかけたのか、情報不足を補うために何をしたのかなど、細かな努力や判断を示すと好印象につながります。

ただの「すごい話」ではなく、等身大の行動から得た経験にこそ、面接官はリアリティを感じるでしょう。

③ 成功体験を将来の仕事に結びつける

最後に忘れてはいけないのが、「その経験から何を学び、どう仕事に活かすか」を伝えることです。採用担当者が知りたいのは、あなたが会社に入ってから活躍できるかどうか。

「目標に向かって地道に努力する力」や「チームを巻き込んで課題を解決する姿勢」など、仕事でも通用する強みにつなげて語ると、あなたの成長性や再現性を伝えられます。

成功体験が単なる過去の話で終わらないよう、未来への展望と関連づけて締めくくることが大切です。

成功体験が思いつかないときの対処法

「成功体験が見つからない」と悩む就活生は多いです。しかし、その多くは「成功」の定義が狭くなっているだけかもしれません。

ここでは、自分の中にある体験を掘り起こすための3つの視点を紹介します。

  1. 過去に感謝された経験を思い出す
  2. 長期間取り組んだ経験を洗い出す
  3. 苦手を克服した経験から探す

① 過去に感謝された経験を思い出す

誰かに「ありがとう」と言われた場面を思い出してみてください。その瞬間には、自分が人の役に立った実感があるはずです。

たとえば、サークルで後輩の相談に親身に乗ったことや、グループワークでサポート役に徹した経験など。こうしたエピソードも立派な成功体験として評価されるでしょう。

② 長期間取り組んだ経験を洗い出す

数か月から年単位で続けた活動には、努力や工夫、成長の過程が含まれています

もし、継続的に塾講師のアルバイトをしていた場合などだったら、教え方を試行錯誤したことや生徒との信頼関係の構築も成功体験といえます。結果にこだわるより、その過程を丁寧に伝えることが重要です。

③ 苦手を克服した経験から探す

成功体験は、もともと得意だったことに限りません。苦手意識があったものを乗り越えた経験にも価値があります

たとえば、人前で話すのが苦手だった人が、発表に挑戦し、うまくやりきった経験などです。困難にどう向き合い、何を学んだのかが伝われば、立派なアピール材料になります。

質の高い成功体験を今から作る方法

「これといった成功体験がない」と悩む方も多いでしょう。しかし、成功体験は特別な出来事だけに限りません。日常の中で努力し、成長を感じられた経験こそが立派なエピソードになるのです。

ここでは、就活に活かせる成功体験を今から作る方法を紹介します。

  1. 目標を立てて行動を継続する
  2. 苦手なことにあえて取り組んでみる
  3. 成果が出たら具体的に振り返る

① 目標を立てて行動を継続する

まずは、自分で小さな目標を設定し、継続して取り組むことが大切です。たとえば「週に3回ジョギングをする」「月に2冊本を読む」といった身近な行動から始めてみてください。

面接では、結果よりもその過程で何を考え、どう行動したかが重視されます。習慣的な努力は、自分の成長だけでなく、自己PRの材料としても大きな価値を持つでしょう。

② 苦手なことにあえて取り組んでみる

成功体験として評価されやすいのは、苦手なことに挑戦した経験です。人前で話すのが苦手な人がプレゼンに取り組んだという話だったら、そこには成長の軌跡が詰まっています。

最初はうまくいかなくても、工夫を重ねて克服した過程があれば、それ自体が魅力になります。あえて苦手に向き合うことで、自分の可能性も広がるはずです。

③ 成果が出たら具体的に振り返る

何かをやり遂げたときは、成果の背景を言葉にして整理しておきましょう。「どうしてうまくいったのか」「どんな工夫をしたのか」などを振り返ることで、自分の強みや価値観が見えてきます。

そうした振り返りの習慣があれば、面接でも自信を持ってエピソードを話せるようになるでしょう。成果は、語れる形にして初めて武器になります

【シチュエーション別】面接で使える成功体験の回答例文

「成功体験の例文が思いつかない…」と悩む就活生は少なくありません。ここでは、具体的なシーン別に使える成功体験の例文を紹介します。

自身の経験に近いパターンを見つけ、回答の参考にしてください。

  1. 回答例1:学業の成功体験の例文
  2. 回答例2:部活の成功体験の例文
  3. 回答例3:アルバイトの成功体験の例文
  4. 回答例4:インターンの成功体験の例文
  5. 回答例5:日常生活・趣味の成功体験の例文
  6. 回答例6:ゼミ・研究活動の成功体験の例文
  7. 回答例7:留学・海外経験の成功体験の例文
  8. 回答例8:ボランティア活動の成功体験の例文

面接でどんな質問が飛んでくるのか分からず、不安を感じていませんか?とくに初めての一次面接では、想定外の質問に戸惑ってしまう方も少なくありません。

そんな方は、就活マガジン編集部が用意した「面接質問集100選」をダウンロードして、よく聞かれる質問を事前に確認して不安を解消しましょう。

また、孤独な面接対策が「不安」「疲れた」方はあなたの専属メンターにお悩み相談をしてみてください。

回答例1:学業の成功体験の例文

ここでは、大学の学業に関する成功体験を紹介します。授業やゼミ、レポートなどを通じて、困難を乗り越えたエピソードは面接でも非常に好印象です。

《例文》

大学2年次、必修科目である統計学の授業に苦戦した経験があります。初回の中間テストでは思うように点が取れず、自分の理解不足を痛感しました。

そこで、ただ授業を受けるだけでなく、講義後に友人と復習会を開いたり、図書館で関連書籍を読み込んだりして、基礎から学び直すことに。

また、担当教員にも積極的に質問に行き、わからない点を一つずつ解決しました。

その結果、期末試験ではクラス上位10%に入る成績を収めることができ、理解力と努力の大切さを実感したのを覚えています。

この経験から、苦手を放置せず、主体的に動くことで困難を乗り越えられるという自信を得ました。

《解説》
この例文では、苦手科目を克服した努力と結果をセットで伝えています。同様のテーマで書く場合は、「どんな行動をとったか」と「どんな成果につながったか」を具体的に述べることがポイントです。

回答例2:部活の成功体験の例文

ここでは、大学の部活動での成功体験をテーマにした例文を紹介します。チームで取り組む経験や目標達成までの努力は、協調性や主体性のアピールに役立つでしょう。

《例文》

私は大学でバスケットボール部に所属しており、2年生のときに副キャプテンを務めた経験があります。当時、部員間の意識の差からチームのまとまりがなく、練習の雰囲気もバラバラでした。

そこで、私は定期的にミーティングを提案し、意見交換の場を設けることに。さらに、練習の目標を毎回明確にし、全員が同じ方向を向けるよう働きかけました。

最初は戸惑う部員もいましたが、徐々に雰囲気が変わり、全体の士気も高まっていったのです。

その結果、地方大会で創部以来初のベスト4に入ることができ、チーム一丸となって成果を出す喜びを感じました。この経験から、周囲と協力しながら課題を改善する行動力と継続力を身につけました。

《解説》
組織内の課題を見つけ、自ら働きかけて改善に導いた点が評価される例文です。チーム内での役割や自分の工夫を明確に書くことがポイントとなっています。

回答例3:アルバイトの成功体験の例文

ここでは、アルバイトで得た成功体験の例文を紹介します。接客や業務改善など、日常的な中でも主体性を示せるエピソードは評価されやすい傾向にあるでしょう。

《例文》

私は大学2年生からカフェでアルバイトをしており、その半年後からリーダーを任されています。当初はスタッフ間の連携不足から、注文ミスやお客様対応の遅れが目立ち、クレームも増えていました。

そこで私は、業務マニュアルを見直し、全員が効率よく動けるような役割分担表を作成。また、週1回のミーティングを提案し、日々の業務で気づいた改善点を共有するようにしました。

その結果、注文ミスが半減し、店長からも「スタッフの雰囲気が良くなった」と評価をいただけ、とても嬉しかったです。

この経験を通じて、現場の課題を自ら見つけ、改善に向けて動く姿勢の大切さを学びました。

《解説》
改善策を自ら考え、周囲を巻き込んで成果を出した点が伝わる構成です。数値や他者からの評価も盛り込むと、より説得力が増します。

回答例4:インターンの成功体験の例文

ここでは、インターンシップでの経験をもとにした成功体験の例文を紹介。実際の業務に近い環境での挑戦は、実践力や主体性をアピールする材料になります。

《例文》

大学3年生の夏、IT企業で2週間の短期インターンに参加した経験があります。最初の課題はチームで新しいアプリの企画を立て、プレゼンするというものでした。

私は企画の方向性が定まらず議論が停滞していたとき、全員の意見をホワイトボードにまとめ、視覚的に整理することを提案。それにより意見が可視化され、議論がスムーズに進行しました。

また、ユーザー目線を意識してプレゼン資料を改善し、最終日には企業の社員の方から「実用性と発表力の両方を兼ね備えたチーム」として高評価をいただきました。

このことから、課題を前向きに解決し、チームに貢献する力を実感できたのが良い経験となっています。

《解説》
インターンでの成功体験は「課題」「行動」「成果」の3点が伝わる構成が効果的です。自分がどう貢献したかを明確にしましょう。

回答例5:日常生活・趣味の成功体験の例文

ここでは、日常生活や趣味の中で得た成功体験をテーマにした例文を紹介します。日常の中でも「継続」「工夫」「成果」が伝わるエピソードは、立派な自己PRになるでしょう。

《例文》

私は大学1年の頃からランニングを日課にしており、3年生になるまでにフルマラソンに挑戦することを目標にしていました。

当初は3km走るだけで息が上がる状態でしたが、毎朝同じ時間に走ることを習慣化し、走る距離やペースを少しずつ記録しながら自分に合ったトレーニング方法を見つけたのです。

途中で体調を崩したり、モチベーションが下がった時期もありましたが、目標を忘れずコツコツと続け、大学3年の秋に無事フルマラソンを完走することができました。

この経験から、自分で決めた目標に対して継続する力と、困難を乗り越える粘り強さを得ることができました。

《解説》
日常や趣味の体験でも、目標・努力・結果の流れを丁寧に書けば十分アピールになります。継続力や主体性を具体的に伝えましょう。

回答例6:ゼミ・研究活動の成功体験の例文

ゼミや研究活動での成功体験は、問題発見力や課題解決能力を示すうえで効果的です。ここでは、自らテーマを設定し主体的に行動したエピソードを紹介します。

《例文》

大学3年のとき、所属していた社会学ゼミで「地方都市における若者の進学意識」をテーマに自主研究を行いました。

きっかけは、地元の友人たちが大学進学を選ばなかった理由を知りたくなったことです。私は調査設計からインタビューの実施、データ分析までを一貫して担当しました。

調査では、地域による進学観の差や家庭環境の影響が顕著であることが判明。この結果をまとめたレポートは学内発表会で高評価を受け、ゼミ内でも「調査の切り口が鋭い」と評価されました。

この経験を通じて、自分で課題を見つけ、データをもとに考察する力を養うことができました。

《解説》
ゼミでの体験は、興味を持ったきっかけや取り組んだプロセスを具体的に書くのがポイントです。自主性や分析力が伝わるよう意識しましょう。

回答例7:留学・海外経験の成功体験の例文

留学や海外経験は、環境適応力や異文化理解を示すうえで効果的です。ここでは、自ら行動して得た成果を軸にしたエピソードを紹介します。

《例文》

大学2年の夏、オーストラリアでの語学留学に1か月間参加しました。最初は英語が聞き取れず、ホストファミリーやクラスメイトとうまく会話ができない日々が続きました。

それでも「せっかくのチャンスを無駄にしたくない」と思い、毎日英語で日記をつけたり、自主的に現地のイベントに参加したりして、少しずつ会話力を伸ばしていったのです。

とくに週末のマーケットでのボランティア活動では、自分から積極的に話しかける姿勢が評価され、多くの人と交流することができました。

帰国時には「自分の英語で相手と通じ合えた」という実感を持てるようになり、今でも大きな自信につながっています。この経験を通じて、新しい環境にも前向きに挑戦する力を身につけることができました。

《解説》
留学経験は「最初の壁」と「乗り越えるための工夫」が伝わるように書くのが効果的です。自分の変化や成長が見える表現を意識しましょう。

回答例8:ボランティア活動の成功体験の例文

ボランティア活動は、主体性や社会貢献意識をアピールできる場です。ここでは、自ら課題を見つけて行動し、成果を生んだ体験を紹介します。

《例文》

私は大学2年の夏休みに、地域の子ども食堂でボランティア活動に参加した経験があります。

初めは与えられた仕事をこなすだけでしたが、ある日、子どもたちが食後に手持ちぶさたになっている様子が気になりました。

そこで私は、スタッフに相談しながら「食後の読み聞かせコーナー」を企画。絵本を選び、読み聞かせを始めると、子どもたちが笑顔で集まってくれるようになりました。

保護者の方からも「家では本を読まない子が興味を持ち始めた」と好評をいただき、自分の小さな提案が喜ばれる場を作れたことに感動したのを覚えています。

この経験から、周囲を観察し、自分から行動を起こすことの大切さを学びました。

《解説》
活動中の気づきから自ら企画・実行した流れが伝わるように構成しましょう。社会性と積極性の両面をアピールできるテーマです。

成功体験を伝える際の注意点

面接で成功体験を語るとき、自分をよく見せたいという気持ちが強くなりがちです。しかし、内容に一貫性がなかったり、誇張しすぎたりすると、かえって評価を下げるおそれがあるでしょう。

ここでは、成功体験を効果的に伝えるために注意すべき3つのポイントを紹介します。

  1. 嘘をついたり話を盛り過ぎないようにする
  2. 企業や職種に適した内容を選ぶようにする
  3. 自己PRや他の話と矛盾がないようにする

① 嘘をついたり話を盛り過ぎないようにする

面接で少しでも良く見せたいという気持ちは自然ですが、事実をねじ曲げて話すのはおすすめできません。面接官に深掘りされたときに矛盾が生じやすく、信頼を失う原因にもなります。

目立つ成果でなくても、実際に取り組んだ工夫や努力を自分の言葉で伝えることで、誠実さが伝わるでしょう。

② 企業や職種に適した内容を選ぶようにする

成功体験は、その企業の価値観や求める人物像に合ったものを選ぶことが重要です。もし、チームプレーを重視する会社なら、協力して成果を出した経験が向いています。

一方、主体性を評価する企業では、自分で課題を見つけ解決したエピソードのほうが印象に残りやすいでしょう。事前の企業研究を丁寧に行ってください

③ 自己PRや他の話と矛盾がないようにする

面接では、話全体に一貫性があるかどうかが評価のポイントになります。自己PRで「計画性がある」と話しているのに、成功体験では突発的な対応ばかりをアピールしてしまうと説得力に欠けてしまうことも。

エピソード同士のつながりを意識し、聞き手に納得感を持たせる構成を心がけましょう。

面接で成功体験の好印象な伝え方を理解して実践しよう!

成功体験は、自分の強みや価値観を伝える大切な材料です。企業が面接で成功体験を求める理由は、課題への向き合い方や成長のプロセスを知るため。

そのためには、学業・部活・アルバイトなどさまざまな体験から具体的なエピソードを準備し、自分史を振り返るなどして成功体験を探すことが効果的です。

伝え方にも工夫が必要で、結論から話し、努力や学びを明確に示すことで面接官の共感を得られます。成功体験が思いつかない場合は、感謝された出来事や長く続けた習慣にも目を向けてみてください。

正直で一貫性のある話を心がければ、説得力のある自己アピールができるでしょう。

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    「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。