【人材業界の志望動機】仕事内容・書き方を紹介!職種ごとの例文も
人材業界に興味があっても、「志望動機が思いつかない」「どんな志望動機を書けば印象が良くなるのだろう」と悩む人もいるのではないでしょうか。
この記事では、人材業界での仕事内容・志望動機の書き方などを紹介します。実際の例文を交えながら、志望動機の構築方法を理解しやすく解説していきますので、ぜひこの内容を参考にしてくださいね。
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記事の監修者
人事 鈴木
新卒でベンチャー企業で求人広告の新規営業を経験 入社半年でテレアポ獲得数社内1位。新卒売り上げ1位を獲得。 その後Cmind groupの人事部に入社し、新卒採用を担当。 現在は学生の面談だけではなく採用戦略や広報にも携わっている。
記事の監修者
紙谷
新卒1年目の段階では訪問営業でトップセールス獲得し、3階級役職をあげる。 現在は企業コンサルとキャリアアドバイザーを兼任。
人材業界の役割は人と企業を繋げること

人材会社は、求職者と企業をマッチングさせるのが主な業務になります。就職活動中の方にとっては身近な存在でしょう。求人企業と求職者双方のニーズを的確に捉え、適切な人材を紹介することが使命なのです。
人の人生の重要な節目で寄り添えるため、仕事のやりがいは大きいと言えるでしょう。入社後のキャリア形成にも影響を与えられますから、責任も重大です。
さらに、人口減少課題に際して人材業界の需要は根強く、将来性も高いと言えるでしょう。多くの人の人生に関わり支えられるという誇りは報われるに違いありません。
人材業界の主な事業内容4つ

続いて、人材業界の主な4つの事業内容について紹介します。業界研究にぜひ役立ててくださいね。
- 人材紹介
- 人材派遣
- 求人広告
- 人材コンサルティング
①人材紹介
人材紹介は、求職者の方々の希望や適性を踏まえ、ぴったりの求人をご提案することが中心となります。単に求人を紹介するだけでなく、就職が決まるまで一貫したサポートを提供しているのが現状です。
例えば、履歴書の添削や面接対策、企業との日程調整など、きめ細かい対応など。求職者の皆様が無事内定を勝ち取れるよう、全力でバックアップしているのが人材紹介会社の役割なのです。
また、人材紹介会社の収益源は、求人企業側からの手数料。求職者の方からは一切料金をもらうことはありません。求職者と企業の適切なマッチングを実現し、双方が良好な関係を構築することが人材紹介業の使命です。
②人材派遣
人材派遣は、派遣会社に所属する人材を企業に出向させる業務です。つまり、求職者と企業との直接の雇用契約は結ばれません。求職者は派遣会社の社員としての立場になるのです。
派遣社員には様々な雇用形態が存在します。登録型では派遣先が変わる可能性があり、紹介予定派遣なら派遣先への直接雇用が見込まれますよ。また、常用型派遣では長期間にわたり同一企業に派遣されます。
このように、多様な働き方のニーズに対応できるのが、人材派遣の大きな特徴だと言えるでしょう。求職者一人ひとりの希望に沿った最適な形を提案できるよう、細かなカウンセリングが欠かせません。
③求人広告
求人広告業務は、主に企業側との関わりが深く、求職者との接触は少ないのが実情です。つまり、ウェブサイトや雑誌などのメディアに掲載する求人広告の販売が中心業務となり、求職者への直接的なサポートは行いません。
しかし、求職者と企業のマッチングまで手掛けないため、人材確保が思うように進まないリスクも存在します。求人広告の役割と限界を理解した上で、最適な活用方法を検討する必要があるでしょう。
④人材コンサルティング
人材コンサルティングは、企業の採用や人事制度の課題解決をサポートする重要な役割を担っています。
人材の手配だけでなく、人事に関する高度な専門知識や労働関連法令の理解が求められますよ。そのため他の人材業務に比べ、やや難易度が高い仕事と言えるでしょう。
一方で、コンサルタントの力で企業の働きやすい環境づくりに貢献できるのが大きな魅力です。単に人材を提供するだけでなく、組織活性化に深く関与できる点にやりがいを感じられるはず。専門性を活かし、企業の成長を下支えする重要な職種なのです。
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人材業界の2つの職種

では、人材業界で働く主な職種について解説します。仕事内容を理解し、働く際のイメージを鮮明にしましょう。
- キャリアアドバイザー(CA)
- リクルーティングアドバイザー(RA)
①キャリアアドバイザー (CA)
キャリアアドバイザーは、求職者の希望とスキルを的確に見極め、最適な職場を探し出すのが主な役割です。求職者への親身なカウンセリングはもちろん、求人企業とのやり取りも欠かせません。双方のニーズをきちんと汲み取り、上手くマッチングさせることが何よりも重要になります。
つまり、キャリアアドバイザーは求職者と企業の懸け橋としての役割を担っているのです。両者が納得する形のマッチングを実現するために、相談に真摯に耳を傾け、時には厳しいアドバイスもする必要がありますよ。
②リクルーティングアドバイザー (RA)
リクルーティングアドバイザーの主な仕事は、企業の人材ニーズを的確に捉え、適切な求職者を紹介することです。単に求人募集の営業を行うだけでなく、企業が求める人材像を細かく聞き出す必要があります。
求職者の希望や適性だけでなく、企業側の具体的な要望を汲み取れなければ、ミスマッチングを招いてしまいかねません。求職者と企業の双方が満足できるマッチングを行うためには、企業ニーズの理解が欠かせないのです。
つまり、リクルーティングアドバイザーは企業と求職者の橋渡し役を担っており、両者の信頼関係を構築する上で極めて重要な存在ですよ。
人材業界で必要なスキル3つ

ここでは、人材業界で必要とされる3つのスキルについて解説します。必要なスキルを把握して、エントリーシートや面接でアピールしましょう。
- 傾聴力
- 臨機応変な対応力
- 忍耐力
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①傾聴力
人材業界において、傾聴力は最も重要なスキルの一つと言えます。求職者と企業のニーズを適切にマッチングするためには、双方の本音や希望をしっかりと汲み取る必要があるからです。
特に求職者との対話では、志望動機や適性、働き方への想いなど、深い部分まで丁寧に聞き出さなければなりません。単なる履歴書の内容では分からない部分を、きめ細かく掘り下げる努力が欠かせませんよ。
一方、企業側に対しても同様で、求める人物像や就業環境など、詳細な情報を把握しなければマッチングは成り立ちません。相手の話に耳を傾け、本質を見抜く傾聴力がなければ、双方の満足は得られないでしょう。
②臨機応変な対応力
人材業界では、求職者と企業双方の要望に沿って業務を進めていく必要があるため、臨機応変な対応力が欠かせません。
例えば、求職者にとって適職だと判断して求人を紹介しても、本人の希望と合わずに別の求人を探さなければならないケースも起こり得ます。また企業側のニーズが変わり、求める人材像が変更になることもあるでしょう。
このように、求職者と企業の双方の要望は常に変化し得るのです。自分の考えを押し付けるのではなく、臨機応変に対応できる柔軟性が不可欠となります。状況に合わせて機動的に計画を変更し、最善の結論を導き出せる力が求められているのです。
③忍耐力
対応力に加え、人材業界で求められるのは忍耐力です。なぜなら、企業や求職者から提案を断られることもしばしばあるためですよ。
細かいカウンセリングを経て、丁寧に練った提案が受け入れられないことも少なくありません。そのため、粘り強く対話を続け、相手の本音に寄り添い続けることが不可欠なのです。
一時の失敗に一喜一憂せず、冷静にその原因を分析し、次のアプローチに生かしていく姿勢が大切になります。人材業界で成果を上げるには、些細なことにくじけることなく、前を向いて粘り強く取り組む姿勢が欠かせません。
人材業界の志望動機を書く際のポイント3つ

ここからは、人材業界の志望動機を書く際のポイントを3つ紹介します。志望動機を書く際にぜひ取り入れましょう。
- 人材業界の志望動機をはっきりさせる
- なぜその企業を選んだのかを明確にする
- 人材業界に活かせるスキルをアピールする
①人材業界の志望動機をはっきりさせる
人材業界は業種業界が多岐にわたるため、なぜその中から人材業界を選んだのかを採用担当者に明確に伝えましょう。
単に「人と関わる仕事がしたい」といった漠然とした理由では不十分で、人材業界を選んだ明確な契機や体験があれば、具体的に説明するべきでしょう。例えば、アルバイト先での人員マネジメントの経験から人材のマッチングの重要性を学んだ、などがおすすめです。
また、志望理由が明確でなければ、本当に人材業界で働きたいのかを疑問視されます。一方で、的確な理由付けができれば、その熱意や適性が伝わり、人材業界への高い関心が伺えるはずですよ。
②なぜその企業を選んだのかを明確にする
人材業界への志望理由だけでなく、なぜその特定の企業を選んだのかという点をしっかりと説明しておきましょう。同業他社から選ばれる理由を明確にできなければ、採用に不利になりかねません。
志望企業を決める際には、会社説明会への参加やウェブサイトの精査など、きちんとした企業分析が不可欠です。事前に企業理念や事業内容、社風などを把握し、自身の価値観や希望とマッチしているかをよく検討しましょう。
そうした検討を経ると、「この企業は私の目指す方向性と合致しているから」「自分のスキルを最大限に活かせるから」など、明確な選考理由を導き出せるはずです。志望動機と合わせ、エントリーシートや面接で、説得力のある理由を伝えることが何より大切ですよ。
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③人材業界に活かせるスキルをアピールする
人材業界で働く上で必要なスキルとして、傾聴力、対応力、そして忍耐力が挙げられます。採用時には、こうしたスキルに関連する自身の経験や強みを具体的にアピールすることが重要です。
志望動機と合わせ、具体的なエピソードを交えてアピールすれば、人材業界への高い適性が伝わるはず。つまり、企業への熱意と並んで、自身の強みを具体的に示すことが何よりも大切ですよ。
人材業界の志望動機の書き方3ステップ

ここでは、人材業界の志望動機の書き方を3つに分けて紹介します。志望動機がうまく書けずに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
- 人材業界の志望動機を結論ファーストで書く
- 志望動機の根拠となるエピソードを書く
- 入社後どう活かしたいかを書く
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①人材業界の志望動機を結論ファーストで書く
志望動機を説得力のあるものにするためには、「結論ファースト」の書き方をしましょう。つまり、最初に結論部分である「なぜその業界・企業を志望するのか」を明確に示すことが重要なのです。
結論を先に示す理由は、それが志望動機の中核であり最も重要な部分だからです。結論が後回しになってしまうと、本当に伝えたかった点が曖昧になってしまう恐れがあります。読み手である採用担当者に正しく志望の背景が伝わらないリスクが高まるのです。
志望の結論をいきなり明示することで、読み手に自身の熱意をストレートに印象づけることができますよ。
②志望動機の根拠となるエピソードを書く
志望動機の結論部分の後は、その根拠となるエピソードや体験談を具体的に示すことが大切です。結論のみでは、ただ志望しているという一面しか伝わりません。なぜそう考えるに至ったのか、その背景までは読み手に伝わりにくいからです。
例えば、アルバイト先での人員マネジメントの失敗から適材適所の重要性に気づき、人材業界を志望するようになった、など具体的なエピソードを伝えましょう。
つまり、単に志望理由の結論を述べるだけでなく、その根拠となるエピソードを説明することで、より説得力と深みが増すのです。結論に至った経緯と体験を交えながら、採用担当者に自身の熱意と人材業界への理解度をアピールできますよ。
③入社後どう活かしたいかを書く
志望動機において、単に志望の理由を説明するだけでなく、入社後にどのように活躍していきたいかを示すことも重要です。採用側は、単なる志望動機だけでなく、実際に入社してから自社でどう貢献できるかを知りたがっているからです。
もちろん、具体的なビジョンを語ることは容易ではありません。そのため、現役社員に入社後のキャリアパスや業務内容を聞くなどして、事前に情報収集するとよいでしょう。そうすれば、より現実的な活躍イメージを描くことができますよ。
【職種別】人材業界の志望動機例文4選

ここまで、人材業界の志望動機の書き方・ポイントなどを紹介してきました。ここからは、人材業界の志望動機の例文を、職種ごとに4つ紹介します。
- 人材紹介
- 人材派遣
- 求人広告
- 人材コンサルティング
また今回は、現在も就活生を内定に導いている現役のキャリアアドバイザーが、4つの例文を本気で添削!職種ごとにどうアピールすべきか気になる人は、ぜひ読んでみてくださいね。
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【関連記事】
赤ペンESを徹底解説!エントリーシート無料添削サービスとは
例文①人材紹介
まずは人材業界の中でも人材紹介における志望動機を添削したものを紹介します。
抽象表現に偏りがちな就活生の志望動機において、具体性と納得感を高めるための言い換えや構成改善が重要となります。
【結論】 人と企業の最適なマッチングを通じて、 |
添削コメント|「誰もが自分らしく働ける社会」は理想論的な表現となっており、志望理由としてはやや抽象的です。人材紹介という職種の特性と自分の目指す姿を結びつけることで、説得力を高めました。 |
【根拠となるエピソード】 大学時代、友人の就職活動を支援した経験から、 |
添削コメント|「人の可能性を引き出す」は、人材業界に興味を持った根拠として曖昧な表現です。行動した経緯と感情を具体的に表現し直すことで説得力を高めました。 |
【エピソード詳細】 就職に悩む友人に対して、一緒に自己分析を行い、業界研究や面接練習を繰り返した結果、希望の企業から内定を得ることができました。 |
添削コメント|「人のキャリアに伴走する」という表現は、過程の説明が不十分のためイメージがわきにくいです。「相手の課題を丁寧に整理しながら、目標達成に向けて二人三脚で動く」と、より具体的に説明することで相手に伝わる表現になりました。 |
【企業を選んだ理由】 私は、貴社の求職者の希望や価値観に寄り添いながら、 |
添削コメント|修正前は企業の理念を曖昧な表現で褒めているだけで、企業理解が明示されていませんでした。企業の取り組み内容を整理し、志望度の高さと企業理解の深さを表現しています。 |
【入社後】 求職者と企業双方に深く向き合い、 |
添削コメント|信頼関係を築くという表現は悪くありませんが、やや抽象的で業務理解の浅さを感じる可能性があります。人材紹介業に必要な具体的行動を示すことで、志望熱意が伝わる構成にしました。 |
【NGポイント】
全体的に「抽象的な理想や気持ち」に偏っていた印象でした。特に「人の可能性を引き出す」「信頼関係を築きたい」などの言葉は、ありきたりで他の業界でも使える表現のため、人材紹介業との関連性が薄れていました。
【添削内容】
各段落で抽象的な部分を削り、過去の自分の行動や状況、それによって得られた価値観を具体的に示すよう修正しました。結論では働き方支援にどう貢献したいかに焦点を当て、企業理解・業務理解も深める表現にしました。
【どう変わった?】
人材紹介業ならではの特徴と自身の体験・価値観を自然にリンクさせたことで、企業からは「この人は業界理解がある」「現場で活躍できそうだ」と感じられる内容に進化しました。再現性のある経験も加点要素です。
・理想論を具体化する ・企業への理解の深さをアピールする ・過去のエピソードの行動や背景を伝える |
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例文②人材派遣
次に、人材業界の中でも人材派遣に関する志望動機を添削したものを紹介します。
抽象的な表現を具体化し、自分の行動と業界との接点を明確にすることで、未経験でも説得力ある志望動機が作成できるでしょう。
【結論】 人と企業の架け橋となり、 |
添削コメント|「それぞれの可能性を最大限に引き出す」はやや抽象的な表現です。人材派遣の本質は、個人の状況に応じた働き方の支援にあります。「人材派遣」の特性を盛り込むことで、採用担当者の共感を得やすくなります。 |
【根拠となるエピソード】 大学時代、学内のキャリアサポートでのアルバイトを経験し、 |
添削コメント|「強みを整理」「紹介するサポート」は、内容が説得力に欠けます。採用側は「どのような支援を、どんな手法で行ったか」を知りたいため、関与内容を明確にしました。 |
【エピソード詳細】 ある学生が「何をやりたいかわからない」と悩んでいた際、日々の行動や経験をもとに自己分析を手伝い、結果的にその方は希望の業界で内定を得られました。 |
添削コメント|「やりがいを感じました」だけでは自己満足に近く、企業視点での評価に結びつきません。実体験から得た「気づき」と、それが志望業界への関心にどうつながったのかを言語化しましょう。 |
【企業を選んだ理由】 私は、貴社の未経験やブランクのある求職者のキャリア形成にも注力いる点や、 |
添削コメント|「多様な人の働く選択肢」では他社との差別化が不十分です。人材派遣会社は多数あるため、「貴社ならでは」の支援スタンスや制度に言及し、それに共感したという構成にすることが重要です。 |
【入社後】 求職者と企業の双方に寄り添いながら、 |
添削コメント|「人材派遣業界でしかできない支援」では入社後の行動目標が不透明です。採用担当は「自社でどのように活躍するつもりか」を重視しているため、行動ベースの表現に言い換えましょう。 |
【NGポイント】
志望動機そのものに関して「人と企業の可能性を引き出したい」といった曖昧な表現が多く、読み手に伝わりづらい印象を与えていました。また、「業界との接点」や「企業を選んだ理由」への言及が不十分だった点が大きな課題でした。
【添削内容】
曖昧な感情表現や一般的な表現は修正し、具体的な行動・背景・視点を付け加えました。また、企業の特徴をより明確に示すことで、「なぜその企業か」が明確に伝わるよう工夫しました。
【どう変わった?】
具体的な表現に変えることで、業界や企業への理解・共感の深さが伝わるようになりました。結果として、企業と自身の方向性が一致していることをアピールでき、志望動機としての完成度が大きく向上しています。
・曖昧な感情表現を具体的に表現する ・企業の特色に言及する ・入社後の貢献を明示する |
例文③求人広告
次に、人材業界の中でも求人広告における志望動機を添削したものを紹介します。
自己PRを作成する際は、職種で発揮できる自分の価値を、具体的な体験に基づいて説得力のある形で伝えることが重要です。
【結論】 元々、人と企業の間にある「情報の非対称性」を解消したいと考えており、 |
添削コメント|「情報の非対称性を解消したい」という願望から、どうして求人広告業務を志望しているのか、明確な繋がりが曖昧でした。そこで、求人広告業務を通じてどのような価値提供をしたいかを言語化することで、志望動機に説得力を与えています。 |
【根拠となるエピソード】 関心のきっかけは、大学でのアルバイト経験を通じて、 |
添削コメント|より内容の信頼性と共感性を高めるには、「求人票と実際の条件のずれ」のように、経験した事実を具体的に書くことが重要です。 |
【エピソード詳細】 飲食店でアルバイトをしていた際、求人票に書かれた内容と実際の勤務条件に差があり、戸惑うことが多くありました。 |
添削コメント|友人の体験をではなく、自分の気づきに焦点を絞った表現に改善しました。「意思決定に影響する」という機能的な視点でまとめることで、職種への理解度の高さも伝えられます。 |
【企業を選んだ理由】 貴社は求人広告を単なる募集手段ではなく、企業ブランディングや採用戦略の一環と捉えている点に共感しました。 |
添削コメント|「ソリューションを提供できる」といった表現はイメージがしづらく、その企業の魅力がうまく伝わりませんでした。その企業でどのような課題に寄り添い、どのような策を提案できるかを示し、企業研究の深さと志望度の高さを効果的に伝える表現に修正しています。 |
【入社後】 求職者の目線と企業の課題意識の双方を理解し、最適な求人広告の設計・提案を通じて、 |
添削コメント|「納得のいく就職・採用」という表現は主観的かつ抽象的です。誰にとって、何が納得できるのかを明確にすることで、営業としてのゴールを見えやすい表現を用いましょう。 |
【NGポイント】
全体を通じて、不明瞭な表現が多く見受けられました。「関心を持ちました」や「魅力を感じています」だけでは、志望の強さや業務理解が伝わりにくくなってしまいます。
【添削内容】
曖昧な言い回しを避け、自分の体験から得た気づきや学びを軸に展開しました。加えて、職種における情報設計という特徴を強調することで、企業との接点や志望理由に一貫性を持たせました。
【どう変わった?】
自身の体験に基づいた気づきと、職種に対する理解が伝わる内容に変更したことで、企業理解の深さや求める人材像との一致をアピールできています。志望度の高さも明確になり、選考通過につながる内容になっているでしょう。
・志望理由を具体的に書く ・「自分の体験」に基づいて説明する ・業種理解で志望度の高さを表現する |
例文④人材コンサルティング
最後に、人材コンサルティング職の志望動機の添削を紹介します。
志望動機を構成する際は、抽象的な憧れや感情だけでなく、実体験を通じた気づきや業界特性とのつながりを意識しましょう。
【結論】 人の可能性を引き出し、企業と個人がともに成長できる場をつくる仕事に |
添削コメント|「魅力を感じ」といった表現だけでは、志望動機の具体性に欠けます。人材業界の社会的意義や影響範囲に言及することで、採用担当に「なぜ人材業界を選んだのか」が明確に伝わるようになります。 |
【根拠となるエピソード】 大学時代、就職活動に悩んでいた友人の相談に乗った経験を通じて、 |
添削コメント|「やりがい」という感情表現のみに終始すると抽象的な印象を与えるため、行動(深掘り・言語化)とそこから得た気づきを加えることで、人材コンサル職に直結する要素としての説得力が高まります。 |
【エピソード詳細】 将来に不安を感じていた友人のこれまでの経験を一緒に振り返る中で、「真面目に努力を積み重ねる姿勢」が彼の強みだと気づきました。 |
添削コメント|「達成感」といった主観よりも、「自己PR作成にどう関わったか」を具体的に示すことで、エピソードの因果関係が明確になり、人材業界との関連性が高まります。 |
【企業を選んだ理由】 貴社は求職者一人ひとりに寄り添いながら、 |
添削コメント|「企業の課題にも深く入り込む」という内容は志望動機全体の一貫性からややズレている印象を受けました。自分のこれまでの経験や就活の軸と企業の特徴と一致する部分を取り上げ、関心を伝えることが大切です。 |
【入社後】 求職者と企業の双方の課題や価値観を丁寧に汲み取り、 |
添削コメント|「活躍できる人材の提案」だけでは具体性が不足します。人材コンサルタントに求められる視点(価値観・志向性)を言語化し、実務に即した行動のイメージを提示することが評価されます。 |
【NGポイント】
全体的に「魅力を感じた」「やりがいを感じた」「達成感を得た」など具体的な行動や背景が不足している表現が多く見受けられ、説得力が弱くなってしまっていました。
【添削内容】
エピソードの具体性を強化しながら、人材コンサルタントとして必要とされるスキル(言語化、価値観把握、深掘りなど)とつなげた表現へと書き換えました。企業の姿勢や支援スタイルにも具体的に触れています。
【どう変わった?】
表現に具体性が増し、内容がより実務に即したものになったことで、「この学生が人材業界で活躍するイメージが持てる」構成になりました。職種理解・企業理解・自己理解の3点が備わっている印象を受けるでしょう。
・感情表現を具体的にする ・職種に必要な要素を反映させる ・採用後の活躍をイメージさせる |
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人材業界の志望動機のNG例文2選

では最後に、人材業界の志望動機のNG例文を紹介します。志望動機として相応しくないものの特徴を理解し、役立てましょう。
- 他の業界にも通ずる志望動機
- 他の企業と差別化されていない
①他の業界にも通ずる志望動機
私が人材業界を志望する理由は、人の役に立ちたいと考えているからです。この思いは、大学時代のボランティア活動からくるものです。私はボランティアサークルに所属し、地域の清掃活動や高齢者施設の作業補助など、様々な活動に従事しました。 こうした経験を通して、人々に直接関わり支援することの喜びを学びました。しかし一方で、継続的な支援が求められるケースも多く、一時的な活動では充分とは言えないことも痛感しました。そこで、より長期的な視点から人々を支援する方法を探さなければならないと考えるようになったのです。 入社後は、キャリアカウンセリングなどを通じて、一人ひとりのニーズに寄り添い、適切な就業支援を行いたいと考えています。相手の立場に立ってカウンセリングを行い、最適な職場環境を実現できるよう尽力する所存です。このような経験から得た傾聴力やコミュニケーション力を発揮し、人々の人生設計に貢献していく決意です。 |
上記の例文のNGポイントは、他の業界にも汎用性が高い志望理由であることです。なぜ人材業界を選んでいるのか?という質問に答えられておらず、志望動機が明確でないと思われてしまいます。
人材業界の研究を行い、人材業界を選んだ理由を明確にしましょう。
②他の企業と差別化されていない
人と企業をサポートすることに強い関心があります。 大学時代、私は学生団体での活動を通じて、多様なバックグラウンドを持つ仲間と協力し、イベントを成功させる経験をしました。その中で、チームワークの重要性と、個々の強みを活かす方法を学びました。特に、団体の代表として、新入生のオリエンテーションを企画した際には、計画性とリーダーシップを養うことができました。 この経験から、人材業界においても、人々の可能性を引き出し、企業の成長に貢献できると確信しています。入社後は、これまでの経験を活かして、人材のマッチングやキャリア支援に尽力し、企業と求職者双方にとって価値ある関係を築いていきたいと考えています。 |
上記の志望動機は、具体性に欠け、人材業界への深い理解や熱意が伝わりにくいため、避けるべきでしょう。
実際の志望動機では、自分自身の経験と人材業界での目標を明確に結びつけ、具体的なスキルや経験をどのように活かすかを詳細に述べることが重要です。また、業界研究を行い、その業界でなければならない理由も具体的に示すことが求められますよ。
人材業界の志望動機では業界研究を徹底しよう

本記事では、人材業界の志望動機の書き方・ポイント・例文などを紹介しました。
人材業界では、傾聴力・臨機応変な対応力・忍耐力が必要になります。これらをアピールできる具体的ばエピソードを伝え、さらには「なぜ人材業界ではないといけないのか」を明確に伝えましょう。
本記事を参考に、自身の経験とスキルをアピールして人材業界への内定を獲得してくださいね。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。