ものづくり業界の志望動機の書き方|構成のコツと例文・NG例も紹介
この記事では、ものづくり業界の志望動機の書き方を紹介しています。
実際に志望動機を作成する際の構成のコツや好印象を与える例文、NG例も紹介しているので、最後までしっかりと確認しておきましょう。
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ものづくり業界の職種とは?

ものづくり業界を目指すうえで、「どんな仕事があるのか」「自分に合う職種はどれか」と迷う方も多いのではないでしょうか。明確な理解がないまま志望動機を書くと、説得力に欠けてしまいます。
ここでは、代表的な職種の特徴や業務内容を分かりやすく紹介し、自分の適性を見極めるヒントをお伝えします。
1. 製造職
2. 設計・開発職
3. 品質管理・生産管理職
4. 営業・企画職
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製造職
製造職は、製品を実際に形にする工程を担う現場の要です。加工・組立・検査・梱包といった多様な作業が含まれ、いかに安定した品質で効率的に製造を行うかが重視されます。
現場では、マニュアルに基づいた正確な作業だけでなく、ラインごとの改善提案やトラブル発生時の初期対応も求められる職種です。
工場の自動化が進むなかでも、人の判断や微調整が必要な工程は多く、熟練の技能が生きる場面も少なくありません。
また、安全管理や5S(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)の徹底も重要な役割の一部といえるでしょう。
設計・開発職
設計・開発職は、製品のアイデアを具現化し、実際に使える形へと落とし込む業務を担います。
仕様の検討、図面の作成、試作、性能評価などが主な仕事であり、製品そのものの価値を決定づける根幹の役割です。
メカ設計(機構)、電気設計、ソフトウェア開発など、分野は多岐にわたり、CADやCAEツールの活用も日常的に行われます。プロジェクトはチームで進めるため、論理性だけでなく、部門間での調整能力も不可欠です。
また、ユーザー視点を持ちながら、技術的制約とのバランスを取る力も問われます。
品質管理・生産管理職
品質管理・生産管理は、製造工程全体の安定と効率を維持する縁の下の力持ちです。
品質管理では、完成品の検査だけでなく、材料受入れ時のチェックや、製造中の不具合分析・改善活動も行います。製品が設計通りの性能を保っているかを保証する役割です。
一方の生産管理は、原材料や人員、設備を効率よく活用し、生産計画を立てて納期通りに製品を供給することが主な任務です。
工場の生産状況をリアルタイムで把握しながら、納期遅れやコスト超過を防ぐマネジメント力が求められます。
両者とも、現場とオフィスを行き来するハイブリッドな働き方が特徴です。
④ 営業・企画職
営業・企画職は、製品の価値を市場に伝え、顧客のニーズを開拓・提案する役割を担います。
BtoB営業が中心の製造業においては、取引先との信頼関係構築や、技術部門と連携した提案活動が不可欠です。
単なる販売活動にとどまらず、市場分析や競合調査をもとに新商品開発の企画立案に関わることも多くあります。
最近では、マーケティング戦略やブランディングに携わる場面も増えており、データ活用やデジタルツールの知識も武器となる職種です。
社内外の多くの関係者とやり取りするため、高いコミュニケーション力と柔軟な対応力が求められます。
ものづくり業界の求める人材とは?

製造業に興味はあるものの、「自分に向いているのか分からない」と感じる方も多いのではないでしょうか。
ここでは、企業が求める人物像を4つの視点から紹介します。自分の強みや経験と照らし合わせながら、志望動機のヒントにしてみてください。
1. 正確に作業ができる人
2. チームで協力できる人
3. 新しいことに挑戦する意欲のある人
4. 粘り強く継続できる人
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正確に作業ができる人
製造の現場では、1つのミスが全体の品質に影響することもあります。だからこそ、丁寧で正確な作業ができる人は信頼されやすいです。
たとえば、確認作業を徹底していた経験や、ミスを防ぐために工夫したことがあれば、それを志望動機に活かしてください。
単に「ミスをしない」ではなく、どうやって正確さを保っていたのかを具体的に伝えると、説得力が増しますよ。
チームで協力できる人
製品は、複数の工程と人の手によって完成するため、周囲と協力して行動できる人が求められます。
サークル活動やアルバイトで、チームワークを発揮した場面があれば、それを例に挙げると効果的です。
自分の役割に加えて、どのように全体に貢献したかまで伝えてみてください。協調性や配慮ができる人材は、どの企業からも歓迎されるでしょう。
新しいことに挑戦する意欲のある人
ものづくりの現場は常に進化しており、変化への対応力が求められます。新しいことに積極的に取り組める姿勢は、企業にとっても魅力的に映るでしょう。
新しい環境に飛び込んだ経験や、自分でチャレンジを決めて行動した体験があれば、それを紹介してみてください。
「慣れたやり方に固執しない柔軟さ」が伝わると、より前向きな印象になります。
粘り強く継続できる人
ものづくりは、一度で成功するとは限りません。何度も調整を重ねながら、ようやく完成に近づいていきます。そうした中で大切なのは、最後まで取り組む粘り強さです。
部活動の練習や、資格の勉強など、継続して努力した経験がある方は、それを活かしてみてください。
「途中で諦めず、自分で工夫しながら続けてきたこと」が伝われば、現場で信頼される存在になれるはずです。
志望動機に「ものづくり」を含める構成のコツ

「ものづくりが好き」という気持ちは多くの就活生が持っていますが、それだけでは説得力に欠ける場合があるでしょう。
ここでは、採用担当者に伝わりやすい構成の流れを4つのステップに分けて解説します。
1. 構成①:結論として志望理由を端的に伝える
2. 構成②:ものづくりに興味を持ったきっかけを語る
3. 構成③:企業を選んだ理由を明確に伝える
4. 構成④:入社後のビジョン・貢献意欲を示す
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構成①:結論として志望理由を端的に伝える
最初に結論を述べることで、読み手が意図をつかみやすくなります。「製品づくりに関わりたい」「現場でスキルを高めたい」など、志望の方向性を簡潔に伝えてください。
前置きが長いと、伝えたいことがぼやけてしまいます。最初に目的を明確にすることで、その後の話にも一貫性が生まれ、印象に残りやすくなるでしょう。
構成②:ものづくりに興味を持ったきっかけを語る
動機に説得力を持たせるには、「なぜ興味を持ったのか」を具体的に示す必要があります。
子どもの頃の体験、学校での学び、アルバイトでの経験など、現実的なエピソードがあると良いでしょう。抽象的な表現は避けて、自分自身の言葉で語ることで、オリジナリティが伝わります。
小さなきっかけでも、自分にとって意味のある体験なら十分アピール材料になるでしょう。
構成③:企業を選んだ理由を明確に伝える
数ある企業の中でその会社を志望する理由を伝えることは、志望動機の中でも重要なポイントです。
企業研究をもとに、事業内容、商品、理念、社風など自分が共感した部分を言葉にしましょう。「貴社だからこそ実現できること」を具体的に伝えることで、本気度が伝わりやすくなります。
誰にでも通じる内容ではなく、自分だけの視点を盛り込むことが大切です。
構成④:入社後のビジョン・貢献意欲を示す
志望動機の締めくくりとして、「入社後にどう成長したいか」「どのように会社に貢献できるか」を伝えてください。
例として、「現場で経験を積みながら改善提案を行いたい」や「チームをまとめる立場を目指したい」といった前向きな姿勢が効果的です。
将来の展望を具体的に描くことで、企業に対して長期的な貢献意欲があることを示せます。
ものづくり業界の志望動機の例文

「ものづくりが好き」と思っていても、具体的にどう伝えれば良いか悩む人は多いはずです。
ここでは、実際に使える例文を通じて、自分の気持ちや経験を効果的にアピールする方法を解説します。
1. ものづくりが好きなことをアピールする例文
2. 過去の経験から得たスキルを活かす例文
3. 入社後の目標やキャリアを語る例文
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ものづくりが好きなことをアピールする例文
ものづくりへの純粋な興味や、幼少期からの体験に基づいた動機は、多くの採用担当者に好印象を与えます。
ここでは、身近な経験からものづくりへの関心が深まったエピソードを活かした志望動機の例文を紹介しましょう。
《例文》
小学生の頃からプラモデルを作るのが好きで、休日には細かいパーツを一つひとつ組み立てる作業に没頭していました。 大学に入ってからは、部活動でロボット制作に取り組み、設計から試作、改良を重ねて完成させる過程にやりがいを感じております。 手を動かして形にする楽しさと、試行錯誤を重ねる中で課題を乗り越える達成感は、ものづくりならではの魅力だと実感しました。 貴社が手掛ける製品は日常生活に密接に関わるものが多く、品質に対するこだわりに共感しております。 今後は、ユーザー視点を大切にしながら、自分の手で人々の生活を支える製品を作りたいと考え、貴社を志望いたしました。 |
《解説》
この例文では、「好き」という感情に加えて、具体的な体験や成果を組み合わせることで説得力を高めています。
過去の経験→現在の興味→将来の目標という流れを意識するのがポイントです。
過去の経験から得たスキルを活かす例文
大学時代の活動やアルバイト経験などから得たスキルを、どのように志望動機に結び付けるかが重要です。
ここでは、学外活動を通して身につけたスキルを、ものづくりの仕事にどう活かしたいかを表現した例文をご紹介します。
《例文》
大学では飲食店でのアルバイトを3年間続けており、業務の中で効率化や作業手順の見直しに積極的に取り組みました。 混雑時のオペレーション改善を提案したときには、チームで協力しながら実行した結果、待ち時間の短縮に成功。この経験から、現場の課題を見つけ出し、自分の手で改善していく力を身につけることができました。 貴社の製品づくりにおいても、ただ作業をこなすのではなく、常に改善点を考えながら取り組む姿勢が求められていると感じております。 学生時代に培ったこの姿勢とスキルを活かし、より良い製品を生み出す一員として貢献していきたいと考えています。 |
《解説》
アルバイトなどの身近な経験でも、工夫や成長があれば立派なアピール材料になります。「課題→工夫→成果→活かし方」の流れを意識して構成しましょう。
入社後の目標やキャリアを語る例文
志望動機に将来のビジョンを含めることで、企業に対する本気度や継続的な成長意欲を伝えられるでしょう。
ここでは、入社後の目標とキャリアプランを明確に伝える例文をご紹介します。
《例文》
私は将来的に、製品開発の現場でリーダーとしてチームをまとめられるような存在になりたいと考えております。 大学ではゼミ活動を通じてチームでのプロジェクトを経験し、意見を調整しながら成果を出す難しさと達成感を学びました。 入社後は、まずは現場でしっかりと技術や知識を身につけ、製造の流れを理解した上で、ゆくゆくは設計や開発段階からものづくりに携わりたいと思っております。 また、貴社の研修制度やキャリア支援にも魅力を感じており、それらを活用しながら、自らのスキルを磨き続けていきたいです。 ものづくりを通じて、長く社会に貢献できる人材を目指します。 |
《解説》
将来像はできるだけ具体的に描くと、企業への熱意が伝わりやすくなります。「目標→理由→行動計画」の順で構成すると説得力が高まるでしょう。
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ものづくり業界の志望動機におけるNG例

「ものづくりが好き」という思いをどう伝えるかによって、志望動機の印象は大きく変わります。
ここでは、就活生がやってしまいがちな3つのNGパターンを紹介します。心当たりがある場合は、内容を見直してみてください。
1. どこの企業にも通用する汎用的な内容
2. 具体性がなく抽象的な表現のみで構成されている内容
3. 企業への志望理由が薄い内容
どこの企業にも通用する汎用的な内容
志望動機では、その企業ならではの特徴に触れ、自分との接点をしっかり伝えることが大切です。
「ものづくりに関わりたい」「現場で働きたい」といった表現だけでは、どの企業でも通用する内容になってしまいます。それでは「なぜこの会社なのか」が伝わりません。
製品や技術、取り組みなどに具体的に言及してください。
具体性がなく抽象的な表現のみで構成されている内容
「やりがいを感じたい」「成長したい」といった抽象的な言葉ばかりでは、印象に残りません。過去の経験や出来事と結びつけて、「どんな体験を通じてそう思ったのか」を説明しましょう。
エピソードがあると、説得力も高まり、読み手の理解も深まります。自分の言葉で具体的に語ることが大切です。
企業への志望理由が薄い内容
「雰囲気が良さそうだった」「説明会で印象が良かった」といった理由だけでは、志望動機としては不十分です。企業研究をもとに、事業内容や製品、理念などにしっかり触れてください。
「その会社だからこそ働きたい」という想いが伝わるよう、情報を掘り下げて伝える必要があります。表面的な印象ではなく、自分なりの視点を持って臨みましょう。
ものづくり業界の志望動機を作成する際の注意点

志望動機は、自分の想いを企業に伝える大切な場面です。しかし、内容次第では逆効果になることもあります。
ここでは、ありがちな3つの失敗例とその改善ポイントを紹介します。内容に心当たりがある方は、ぜひ見直してみてください。
1. 志望動機の軸が一貫していない構成は避ける
2. 企業の事業内容と合っていないアピールは避ける
3. 自分本位な志望理由は避ける
志望動機の軸が一貫していない構成は避ける
志望動機に一貫性がないと、何を伝えたいのか分かりにくくなってしまいます。
最初に「製品づくりに携わりたい」と述べたのなら、途中から「営業にも興味がある」と話がぶれてしまうと、印象が薄れてしまうでしょう。
志望理由から将来のビジョンまで、一つの流れとして筋を通すことが大切です。あれもこれも詰め込まず、伝えたい軸をしっかり決めてください。
企業の事業内容と合っていないアピールは避ける
自分の思いや強みを伝えることは大事ですが、それが企業の事業内容と合っていなければ逆効果になることもあるでしょう。
たとえば、BtoB企業に対して「一般のお客様に商品を届けたい」という志望理由を伝えてしまうと、的外れに見えてしまいます。
事前に企業研究を行い、事業や製品の特徴を踏まえて、自分の想いとの接点を意識して伝えましょう。
自分本位な志望理由は避ける
「成長したい」「スキルを身につけたい」など、自分の利益ばかりを強調すると、一方通行な印象を与えかねません。
もちろん自己成長は重要ですが、それだけで終わらせず、「企業にどう貢献したいか」まで考えてみてください。自分と企業、どちらにもメリットがある関係を示すことが、信頼を得る第一歩です。
ものづくり業界の志望動機は、まずは仕事内容を理解しよう

ものづくり業界を志望するうえで、職種ごとの仕事内容を理解し、自分に合ったアピールポイントを見つけることが大切です。
企業が求める人物像や志望動機の構成を意識すれば、採用担当者に響く内容に仕上がります。実際の例文やNGパターンも確認しながら、自分の経験や想いを具体的に表現しましょう。
志望動機は、伝え方次第で印象が大きく変わる重要な要素です。丁寧に構成し、自分らしさをしっかり伝えてください。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。