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秋インターンは早期選考に繋がる?|特徴や参加するメリットを解説

秋インターンは倍率が低く、期間も短い上に、選考に向けて経験を積めるチャンスです。

夏インターンに行けなかった人は、ぜひ秋インターンに挑戦してみましょう。この記事では、秋のインターンの詳細・時期や、参加するメリットについて解説します。

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人事担当役員 小林

記事の監修者

人事担当役員 小林

1989年新潟県生まれ。大学在学中に人材系ベンチャー企業でインターンを経験し、ビジネスのやりがいに魅力を感じて大学を1年で中退。その後、同社で採用や人材マネジメントなどを経験し、2011年に株式会社C-mindの創業期に参画。訪問営業やコールセンター事業の責任者を務めたのち、2016年に人事部の立ち上げ、2018年にはリクルートスーツの無料レンタルサービスでもある「カリクル」の立ち上げにも携わる。現在は人事担当役員として、グループ全体の採用、人事評価制度の設計、人事戦略に従事している。

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吉田

記事の監修者

吉田

新卒で株式会社C-mindに入社後、キャリアアドバイザーとして累計1000人以上の就活生との面談を経験。就活時代も大手からベンチャーまで様々な業界・職種を見てきた経験から、幅広い視点でのサポートを得意とする。プロフィール詳細

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秋インターンはメリットがたくさんある

秋のインターンは、夏のインターンよりも注目されていないように思えますが、実際にはかなり魅力的ですよ。

  1. 早期・本選考に直結する可能性がある
  2. 秋インターンは倍率が低いことが多い

①早期・本選考に直結する可能性がある

秋インターンは10月から12月に開催されるのが一般的ですが、この時期は就活が本格化する前の時期なので、企業は早期選考に向けて準備を進めています。

そのため、秋インターンに行くことで、早期選考につながりやすくなりますよ。

②秋インターンは倍率が低いことが多い

秋インターンの大きな特徴は、倍率が比較的低いことです。夏インターンは長期休暇中で参加者が多いため倍率が高くなりがちですが、秋は大学の授業が始まり就活を休む学生が増えるので、競争率が下がるのです。

そのため、夏インターンで落ちた企業でも、秋なら受け入れてもらえる可能性があります。夏に諦めた企業も、秋インターンなら絶好のチャンスと言えるでしょう。ぜひ、この機会に挑戦してみてください。

秋インターンの開催時期や期間は?

秋のインターンに行くために重要なのは、まず時期や日程を把握することです。以下で解説します。

  1. 10月~12月に実施される
  2. 短期間型のインターンが多い

①10月~12月に実施される

秋インターンは、ほとんどの企業がその名の通り10月から12月の秋ごろに開催します

しかし、開催時期に先立ち、8月ごろから秋インターンの応募受付が始まります。秋になってから調べても、締め切られている場合がありますので、早めの準備が大切です。

②短期間型のインターンが多い

秋インターンの大きな特徴は、期間が短いことです。その理由は、秋になると大学の授業が再開し、学生たちが忙しくなってしまうからです。

そのため企業側も、授業とインターンを両立できるよう、ほとんどが1日や数日程度の短期間で実施します。短期間型のインターンは、学生たちにとっても様々な企業や業界を経験するのに良い機会になるでしょう。

秋インターンに参加するメリットは何?

秋のインターンに行くことで、実際の業務を体験し、キャリア形成に役立てられるでしょう。秋のインターンに行く以下の3つのメリットを紹介します

  1. 他の就活生のレベルを体感できる
  2. 夏の反省・課題点を克服できる
  3. 早期・本選考に向けて選考経験を積める

①他の就活生のレベルを体感できる

秋インターンに行くと、他の就活生と比較して、自分がどの程度のレベルなのか確認できます。自身の長所や課題をよく理解し、改善点を見つけられる絶好の機会です。

加えて、他の参加者から新しい視点や知識を学ぶこともできます。自分とは異なるバックグラウンドを持つ学生と交流し、お互いから多くのことを吸収できるはずです。

秋インターンでは、自分の力を客観的に見つめ直す機会が得られるだけでなく、「自分にはない視点や考え方」を取り入れる絶好のチャンスでもあります。

また、私たちも秋インターン後に急成長する学生を多く見てきましたが、その背景には「他者との比較を通じた刺激」があります。自己分析だけでは得られない発見がある点でも、秋のタイミングでの参加はかなり価値が高いでしょう。

②夏の反省・課題点を克服できる

夏のインターンに参加した就活生にとっては、秋のインターンは夏で得た反省や課題を克服するチャンスです。

夏のインターンシップでのフィードバックや反省を活かして、秋のインターンシップで新たな課題に取り組むことができます。さらに、夏の経験を生かし、より具体的な業務に取り組むことでスキルアップも期待できるでしょう。

私たちも多くの学生と面談をする中で、「夏インターン後にどれだけ行動したか」が秋以降の成長度に直結していると感じています。夏の経験を一度振り返り、フィードバックを言語化してから臨む秋のインターンは、吸収力が段違いなんです。

また、夏での悔しい思いや課題があるほど、秋に向けたモチベーションが高まりやすくなりますよね。課題を意識して挑む姿勢は、企業側からも成長意欲の高さとして好印象を持たれることが多いですよ。

③早期・本選考に向けて選考経験を積める

秋インターンに参加すれば、早期選考や本選考に向けた準備ができます。企業の選考プロセスを理解し、自分で対策を立てられる良い機会ということです。

グループディスカッションや面接などの選考の場を、秋インターンで経験することで、本番で躓かないように準備ができるようにしましょう。

選考経験を秋のうちから積んでおくことは、早期選考や本選考でのパフォーマンスに直結します。とくに秋インターンで実施されるグループディスカッションや個人面接は、選考本番で問われるポイントと非常に近いので、模擬的な実戦の場として活用する価値は高いですよ。

本番前に「慣れ」を作っておくことが、結果的に志望企業への内定に近づく一歩になりますね。

秋インターンに特に参加するべき就活生の特徴は?

この章では、秋インターンに参加するべき学生の特徴を解説します。

  1. 夏にインターンに行けなかった人人
  2. スキルアップや情報収集をしたい人

①夏にインターンに行けなかった人

インターンは、自分に合った職種や業界を具体的に知る絶好のチャンスです。また、本選考時に優遇されるインターンも多く、就職にはインターン経験がほぼ必須となっています。

そのため、夏インターンに行けなかった人は、秋のインターンに行っておくことをおすすめします。秋インターンは参加者が少ないため、企業からの注目度も高まります。自分をアピールし、企業とつながりを持っておく良い機会となるでしょう。

夏インターンに参加できなかった方が秋インターンで巻き返すケースは、私たちの現場でもよく見られます。特に秋は参加者が分散するため、企業との距離が近くなる傾向が強いんです。

また、秋以降のインターン参加者は「計画的に就活を進めている」と企業側に映りやすくなります。本選考前の経験としても貴重ですし、志望動機や自己PRの質にも直結しますよ。

②スキルアップや情報収集をしたい人

秋インターンは、自分のスキルを実践の場で試すことで、さらなるブラッシュアップができ、加えて企業の選考プロセスも経験できるまたとない機会です。

そのため、スキルアップと企業情報の収集をしたい学生には、秋インターンへの参加は特におすすめできます。インターン経験から得られる知識や経験は、就活やキャリア形成において大きなものになるはずです。

スキルアップや情報収集を目的に秋インターンに参加する学生は、企業の現場に身を置くことで「自分に足りない力」を具体的に把握できるのが大きなメリットです。こうした現場感覚は、自己分析や職種への理解を一気に高めてくれます。

また、秋インターンは夏と比べて参加者の目的意識が高まる傾向があり、企業側もより実務に近い内容を提供しているケースがあります。

秋インターンに参加する上で注意するべきこと

秋のインターンは、就活生にとって重要なイベントですが、注意すべき点がいくつかあります。以下では、特に注意すべきポイントを2つ紹介します。

  1. 一部の業界・企業では選考が終了している
  2. 学業との両立が難しい

①一部の業界・企業では選考が終了している

秋インターンに行く際の注意点として、一部の業界や企業ではすでに選考が終わっている場合があることは知っておきましょう。

特に金融業界や大手企業の中には、夏インターンのみの実施し、秋には本選考に移行していることがあるため、行きたい企業がインターン選考を行っているかどうか、事前の確認を欠かさないようにしてくださいね。

②学業との両立が難しい

秋インターンは、学業との両立が難しいケースが多くあります。インターンに行きつつ、大学の授業や課題にも並行して取り組む必要があるためです。

両立するためには、時間を上手く使い分け、効率よくタスクをこなせるよう心がける必要があります。

秋インターンで内定直結も?先輩の本気が評価された理由

秋インターンに対して、「夏に出遅れた人向け」「練習の場」と感じている人も少なくありません。ただ、実際は選考に直結することもある重要な機会です。

ここでは、広告業界のインターンに参加したある学生の体験談を紹介します。最初は戸惑いながらも、行動と姿勢を変えたことで大きな評価を得たリアルな事例です。

Kさん(21歳・国立大学経済学部)の体験談
秋インターンって、正直「夏に出遅れた人が行くもの」って思ってたんです。でも、実際に参加してみたら印象がまるっきり変わりました。

私が参加したのは10月に開催された広告業界の5日間インターンで、新規クライアントへの提案を作るワークが中心でした。初日は緊張して全然発言できなくて、終わったあと社員さんに「せっかくの機会だし、もっと自分から動いてみたら?」って言われてしまったんですよね

それが悔しくて、その夜に全員の意見を整理して、翌日は自分から役割を提案したり、進行を担ったりしていきました。気づいたら、最終日のプレゼンではチームのまとめ役になっていて、社員の方から「成長スピードがすごい」って言ってもらえて。

終了後すぐに、早期選考の案内が来て、そのまま推薦付きで本選考に進めることになりました。秋インターンって、本気で向き合えば十分チャンスあるんだなって思いましたね

このケースで注目すべきは、「初日の指摘をきっかけに、自分の姿勢を変えた行動力」です。インターン中の評価は、その人の伸びしろや改善スピードに大きく左右されるため、現場での柔軟さや切り替えの早さが見られています。

また、意見を整理したり、役割を自ら提案するなどの行動は、受け身ではない主体性を持ってインターンに参加できている証拠です。インターンは時期によって有利などと思い込むのではなく、一生懸命に取り組むことで、しっかりと評価してもらえるので、参加前にインターンに参加する目的を整理しておきましょうね。

秋インターンだけに限らず、インターンでは「成長意欲」と「改善の速度」を見られています

インターンになんとなくの参加をしてしまうと、企業からすると成長意欲を感じないし、本人にとってはシンプルに時間の無駄になってしまいます。

参加前に自身が「なぜインターンに参加するのか?」「インターンを通して何を得たいのか?」を整理してから臨みましょうね

秋インターンの参加目的を明確にしてメリットを最大化しよう!

秋インターンは、就活生にとってたくさんのメリットがあります。まず、早期選考に直結しやすく、比較的倍率も低いうえに、短期間のものが多く参加しやすいなどです。

就活の中で、こうした秋インターンのメリットを最大限活用すれば、本選考の時期に向けて弾みがつくはずです。ぜひ、この秋インターンを有効に活用しましょう。

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    編集部

    「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。