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【コールセンターの志望動機】書き方のコツ・例文まで徹底解説

「コールセンターに興味があるけど、どんな志望動機を書いたら受かるのか分からない…」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。興味があっても、志望動機を書くのは難しいですよね。

本記事では、コールセンターの志望動機の書き方・例文などを紹介します。必要なスキル・仕事内容も詳しく紹介するので、ぜひ志望動機作成の参考にしてくださいね。

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吉田

記事の監修者

吉田

新卒で株式会社C-mindに入社後、キャリアアドバイザーとして累計1000人以上の就活生との面談を経験。就活時代も大手からベンチャーまで様々な業界・職種を見てきた経験から、幅広い視点でのサポートを得意とする。プロフィール詳細

人事 鈴木

記事の監修者

人事 鈴木

新卒でベンチャー企業で求人広告の新規営業を経験 入社半年でテレアポ獲得数社内1位。新卒売り上げ1位を獲得。 その後Cmind groupの人事部に入社し、新卒採用を担当。 現在は学生の面談だけではなく採用戦略や広報にも携わっている。

そもそもコールセンターの業務内容とは?

説得力のある志望動機を作成するには、コールセンターの業務内容をしっかり把握する必要があります。ここでは、コールセンターの業務内容を解説します。

  1. インバウンド
  2. アウトバウンド

①インバウンド

インバウンドとは、お客様からの問い合わせに応じる職種で、発信することは原則として行いません。

まずは、インバウンド業務の中心となる3つの職種について、それぞれの特徴と役割を簡潔に説明します。

  1. カスタマーサポート
  2. テレフォンオペレーター
  3. テクニカルサポート

1. カスタマーサポート

お客様サポートは、製品やサービスについてお客様からの問い合わせに応える重要な仕事です。

電話やメールでのお問い合わせは、予期せぬ内容であることが多いため、幅広い知識を持っていることが求められます。

例えば、製品の使い方〜返品手続きまで様々な質問に適切に答えられるよう、事前に情報を収集し理解しておく必要があるのです。お客様の満足度を高めるため、丁寧で分かりやすい対応を心がけましょう。

2. テレフォンオペレーター

テレフォンオペレーターは、お客様からの商品購入やサービスの申し込みを電話で受け付ける仕事です。例えば、テレビや雑誌で見た通販商品を購入したいお客様の注文を承ります。

また、お客様の個人情報や配送先などを正確にシステムに入力する作業も行いますよ。

テレフォンオペレーターの魅力は、お客様が既に商品に興味を持っている方々なので、心理的な距離が近いことです。お客様のニーズを理解し、スムーズな対応をすることで、満足度の高い購買体験を提供できますよ。

3. テクニカルサポート

テクニカルサポートは、お客様が製品やサービスを快適に使えるよう、技術面でのサポートを提供する仕事です。具体的には、機器のトラブルシューティングや、ソフトウェアの設定方法など、技術的な問題の調査と解決策の提案を行います。

また、関連するサービスの案内や、問題解決後のフォローアップも大切な業務の一つです。

テクニカルサポートは製品やサービスについての専門知識が必要ですが、多くの問題には明確な解決策があるため、適切な対応がしやすいのが特徴です。

時にはヘルプデスクのマニュアルを参照しながら、的確なアドバイスを提供することもあります。

②アウトバウンド

アウトバウンドは、インバウンドと対照的に、こちらから顧客へ積極的に連絡を取る職種です。

ここでは、アウトバウンドの主な職種である2つの職種について、それぞれの業務内容と重要性に焦点を当てて説明します。

  1. テレマーケティング
  2. テレフォンアポインター

1. テレマーケティング

テレマーケティングは、電話を使って既存のお客様に商品やサービスを案内する営業の仕事。主な目標は、より多くのお客様に新しい商品を知ってもらい、購入していただくことです。時には、企業のお客様を相手に法人向けの営業活動を行うこともあります。

テレマーケティングは、既存のお客様に電話をかけるので、ある程度会話の流れを予測できることです。お客様の購買履歴や興味関心を事前に把握できるため、効果的な提案ができますよ。

丁寧な言葉遣いと、相手のニーズを理解する力が求められる仕事です。

2. テレフォンアポインター

テレフォンアポインターは、新しいお客様を開拓するため、電話営業を行う仕事。多くの方に電話をかけ、商品やサービスに興味を持ってもらうことが目標です。電話で興味を示していただいた方には、営業担当者との面談の約束を取り付けます。

テレフォンアポインターの難しさは、全く初めての方に電話をするので、相手の反応が予測できないことです。丁寧に説明しても、冷たい態度を取られることもあります。

そのため、挫けない精神力・相手の立場に立って考える忍耐強さが求められます。一つ一つの電話が、新しいアポイントの獲得につながる可能性があるのです。

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【未経験者必見】コールセンターで活かせるスキル5選

コールセンターで働く上で欠かせないスキルがいくつかあります。これらを理解し、自分自身の能力と比較して適合性を判断しましょう。

ここでは、コールセンターの業務に活かせる5つのスキルを解説します。

  • コミュニケーション能力
  • 共感力
  • 傾聴力
  • 臨機応変な対応力
  • 豊富な商品知識

①コミュニケーション能力

コールセンターは電話口のみでお客様と話す仕事なので、優れたコミュニケーション能力が不可欠です。

特に大切なのは、商品やサービスの魅力を分かりやすく伝える力と、お客様の真のニーズを的確に把握する力。両方のスキルを持つ人材は、企業から高く評価されますよ。

多くの就活生がコミュニケーション能力をアピールしますが、差をつけるには具体例が重要です。例えば、学生時代のアルバイトや部活動での経験を挙げ、どのようにコミュニケーションスキルを磨いたかを説明しましょう。

相手の立場に立って考え、適切な言葉を選ぶ能力は、電話業務での成功につながります。

②共感力

コールセンターで働く上で、共感力は欠かせないスキルです。お客様の気持ちを理解し、寄り添える人材は、顧客満足度を大きく向上させる可能性があります。

例えば、スマートフォンの使い方に不慣れなお客様に操作を説明する場合、単に手順を伝えるだけでは不十分です。お客様の視点に立ち、「初めは私も難しく感じました」と共感しながら丁寧に説明することで、安心感を与えられます。

また、複雑な手続きの説明時も、お客様の立場に立って考えることで分かりやすく説明でき、クレームを防げるのです。

③傾聴力

コールセンターで成功するには、真摯に耳を傾ける傾聴力が欠かせません。ただ聞くだけでなく、お客様自身も気づいていない本当のニーズや悩みを引き出す能力が求められるのです。

例えば、スマートフォンでの手続きを推奨する場合、「オンラインの方が便利」という先入観を一旦置いておくことが大切です。

じっくり話を聞くと、「複雑な書類手続きの方がスマホ操作よりもストレスが少ない」とわかることもあります。先入観にとらわれず、お客様の言葉に真摯に耳を傾けて最適なサポートを提供しましょう。

④臨機応変な対応力

コールセンターでは、お客様の問題を正確に理解し、最適な解決策を提案できる対応力が重要です。単にお客様の話を聞くだけでなく、問題の本質を見極め、効果的な対処法を導き出す能力が求められます。

例えば、パソコンの操作で困っているお客様に対応する場合、まず問題の原因を特定することが大切です。お客様が「同じ画面を見ている」と言っても、実は違う画面を表示していることがあります。

そんな時は、お客様の視点に立ち、「○○ボタンが画面の右上にありますか?」と確認しながら正しい画面へ誘導しましょう。臨機応変な対応力はお客様の満足度を高め、企業の評価にもつながりますよ。

⑤豊富な商品知識

コールセンターで活躍するには、取り扱う商品やサービスについての深い理解が不可欠です。お客様からの問い合わせに的確に答えるため、また効果的な営業を行うためにも、商品情報を熟知していることが求められます。

例えば、新しいスマートフォンの機能について質問されたら、単に「この機能があります」と答えるだけでなく、その機能がどのような場面で役立つかまで説明できると良いでしょう。

お客様の疑問や不安を丁寧に解消できる人材は、高く評価されます。どんな質問が来るか予測できないため、幅広い知識を事前に身につけておくことが大切です。

【3STEP】コールセンターの志望動機を書く方法

コールセンターへの志望動機を作成する際には、以下で紹介する3つの方法に則って書いてみてください

  1. コールセンターの志望動機を具体的に
  2. 説得力を高めるためエピソードを伝える
  3. 入社後活躍のイメージを書く

コールセンターに対する熱意と適性を伝えられる志望動機が作成できますよ。

①コールセンターの志望動機を具体的に

エントリーシートの冒頭で、コールセンターの志望動機を具体的に述べることが大切です。「なぜコールセンターで働きたいのか」を最初に明確に示すことで、読む人の理解を助け、あなたの熱意を伝えられます。

例えば、、「大学時代に培った傾聴力を活かし、お客様の本当のニーズを理解することで、満足度の高いサービスを提供したいです」と書くことで、あなたの具体的なスキルと志望動機がつながります。

読み手を引き付ける志望動機を作成してみましょう。

②説得力を高めるためエピソードを伝える

コールセンターの志望動機を述べた後は、それを裏付けるエピソードを簡潔に伝えることが重要です。具体的な経験を紹介することで説得力が増し、適性をより明確に理解してもらえるでしょう。

エピソードを書く際は、時系列に沿って「いつ」「どこで」「誰と」「何を」「どのように」「なぜ」という5W1Hを盛り込むと良いでしょう。

ただし、長すぎる文章は避け、重要箇所を要約して伝えてください。

③入社後活躍のイメージを書く

エントリーシートの締めくくりには、入社後活躍のイメージを具体的に書きましょう。これにより、意欲的で会社に貢献できる人材であることを強調できます。

短期目標と長期目標を明確にし、入社後具体的に貢献するイメージを書いてください。読み手はあなたの適性と意欲を高く評価するでしょう。

コールセンターの志望動機を書くコツ3つ

ではここで、コールセンターの志望動機を書くコツを3つ説明します。ぜひ参考にして、周囲を差をつける志望動機を作成してください。

  1. コールセンターへの志望動機を明確にする
  2. 特定の企業で働きたい動機を明確にする
  3. 活かせそうな経験やスキルを述べる

①コールセンターへの志望動機を明確にする

志望動機では、コールセンターで働きたい動機を明確に述べることが重要です。漠然とした理由は多くの職種に当てはまるため、コールセンター特有の魅力を理解していないと思われかねません。

例えば、「電話を通じて直接お客様の声を聞き、迅速かつ的確に問題解決することで、人々の生活をサポートしたいです」と書けば、コールセンターの特性を理解しているのが伝わります。

また、「一回の電話で顧客満足度を大きく変えられる、コールセンターの即時対応力に魅力を感じました」といった具体的な動機は、熱意と仕事への理解を示せるでしょう。

②特定の企業で働きたい動機を明確にする

コールセンター業界の中でも、なぜその企業を選んだのかを明確に説明することが大切です。「業界トップだから」といった表面的な理由では、志望度や事前準備の姿勢が疑われかねません。

例えば、業界首位の企業を志望する場合、「御社の顧客数が業界最大であることに着目しました。多様なお客様とのやり取りから、コミュニケーションスキルを磨けると考えています。

また、御社の『顧客第一』の理念に共感し、その実践の場としてコールセンターで働きたいです」と書けば、企業研究の深さと自分の成長意欲が伝わりますよ。企業の特徴や理念を、自分の目標と結びつけてみてください

③活かせそうな経験やスキルを述べる

志望動機では、コールセンターに活かせそうな経験やスキルを述べましょう。なぜなら、強みがコールセンターの業務に合致していることを示せば、即戦力として高く評価されるからです。

また、「アルバイトの通販コールセンターで、1ヶ月目から目標達成率100%を維持しました」のように具体的に述べれば、即戦力としての実績を示せます。コールセンターに活かせそうな強みを選んで、具体的にアピールしましょう。

【経験×職種別】コールセンターの志望動機例文4選

コールセンターの仕事に興味はあるものの、「志望動機をどう書けばよいか分からない」と悩んでいる方も多いでしょう。

本章では、そんな悩みを解消するために、「未経験か経験者か」「インバウンドかアウトバウンドか」といった軸で整理した志望動機の例文を紹介します。

  1. 未経験×インバウンド
  2. 未経験×アウトバウンド
  3. 経験あり×インバウンド
  4. 経験あり×アウトバウンド

さらに今回は、現在も就活生を内定に導いている現役のキャリアアドバイザーが、4つの例文を本気で添削!どんなポイントに注目して書くべきか知りたい人は、ぜひ参考にしてくださいね。

また、志望動機がそもそも書けずに困っている人は、就活マガジンの志望動機テンプレを試してみてください!まずはサクッと作成して、悩む時間を減らしましょう。

志望動機が既に書けている人には、添削サービスである赤ペンESがオススメ!今回のように詳細な解説付きで、あなたの回答を添削します。

①未経験×インバウンド

ここでは、未経験からコールセンターのインバウンド業務を目指す志望動機の文章を添削しています。

自身の人柄や成長意欲が伝わるよう、企業の選定理由や入社後の展望を明確に示すことが重要です。

「未経験×インバウンド」の志望動機
【結論】
安心してサービスを利用いただけるサポートを提供したいと考え、正確かつ丁寧な対応を通じて、利用者の不安を軽減し、信頼される窓口を担いたいと考え、コールセンター業務を志望いたしました。
添削コメント|「安心してサービスを利用」という表現だけでは、読み手に「どういったサポートをしたいのか」具体的な内容が伝わりづらいです。コールセンター業務の役割である「正確な対応や不安の軽減」などを明示することで、志望動機としての説得力を高めました。
【根拠となるエピソード】
大学時代、アルバイトで接客業に携わる中で、お客様の「ありがとう」の言葉にやりがいを感じ、自分の対応によってお客様の表情や反応が変化することに喜びと責任を感じるようになり、人と丁寧に関わる仕事に魅力を感じるようになりました。
添削コメント|「ありがとうの言葉」では内容が漠然としており、何を伝えたいのか意図が見えてきません。自身の対応によって相手の反応が変わる実体験を伝えることで、主体的な行動に基づいた納得感あるエピソードに改善しました。
【エピソード詳細】
特に飲食店でのアルバイトでは、ご高齢のお客様にも分かりやすく伝わるよう、ゆっくりと丁寧に話すことを意識した結果、感謝の言葉をいただく機会が増えました。一人ひとりに向き合った接客の重要性を実感できたと感じています。
添削コメント|「根拠となるエピソード」で示した内容をより具体化して、説明している文章です。それに加えて、そこから学んだこと・気づいたことを示すことで、次の「企業選びの理由」にもつながる経験としてアピールできています。
【企業を選んだ理由】
貴社は未経験でも基礎から学べる研修体制が整っており、対応品質を重視している点マニュアルだけに頼らず、状況に応じた柔軟な対応力を重視する姿勢に惹かれました。利用者の立場に立った丁寧なサポートを徹底されている姿勢また、応対スキルの品質評価を数値化し、社員の成長支援にも力を入れている点にも魅力を感じています。
添削コメント|「対応品質」や「丁寧なサポート」は多くの企業が掲げている一般的な価値観のため、企業の差別化としては弱いです。より具体的な企業特有の特徴に焦点を当てることで、企業研究の深さを伝え納得感のある志望理由にしています。
【入社後】
入社後は一つひとつのご相談に真摯に向き合い、迅速かつ正確な対応でマニュアルを正しく理解したうえで、相手の状況に合わせた臨機応変な応対力を身につけ、安心感と納得を届けられるオペレーターを目指してまいります。
添削コメント|「真摯に向き合う」「迅速かつ正確な対応」では、具体的な行動が見えにくいため添削しました。マニュアルを土台にしつつも応用力を発揮するという視点を加えることで、未経験者でも現場で成長していく意欲と将来像を伝えています。

【NGポイント】
汎用的な言い回しが多く、企業の業務内容において自身がどう活躍・貢献していきたいかの具体的な内容が足りていませんでした。全体的に説明不足で、志望熱意や成長意欲印象が伝わりにくい状態でした。

【添削内容】
汎用表現は具体的な体験や企業の特徴を補足することで説得力を高めました。エピソード部分では主観的な感情ではなく、相手の反応や結果に注目し、行動と成果が伝わるよう修正しました。

【どう変わった?】
志望動機の説得力が上がり、実体験に基づいた再現性のあるエピソードに変わったことで、自身の人柄や成長意欲が伝わる内容になりました。未経験であっても、熱意や活躍像が伝わる内容になったでしょう。

【今回の志望動機のコツ】
・汎用的な表現を避ける
・企業の特徴を掘り下げる
・行動と共に結果や他者の反応を示す

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②未経験×アウトバウンド

ここでは、未経験からコールセンターのアウトバウンド業務を目指す志望動機の文章を添削しています。

提案力の根拠となる経験と、志望職種との繋がりを明確にすることが重要です。

「未経験×アウトバウンド」の志望動機
【結論】
お客様との対話を通じて信頼関係を築き、課題解決に貢献できる提案力を活かして新たな価値を届けられるコールセンター業務に魅力を感じ、志望いたしました。
添削コメント|「課題解決に貢献できる」という表現は抽象的かつカスタマーサポート寄りの印象を与えるため、アウトバウンドの営業特徴とのつながりが薄くなります。「提案力や価値提供」のといった視点で動機を伝えることで、より職種適性のある志望動機になります。
【根拠となるエピソード】
大学時代に参加したアルバイトで、対面での接客を経験したことがきっかけです。お客様の要望を丁寧に聞き取り、適切な提案をすることで相手に合ったサービス内容を考え提案し、感謝の言葉をいただけた経験が、自分にとって大きなやりがいとなりました人と向き合いながら信頼関係を築いていく仕事への関心を高めるきっかけとなりました
添削コメント|「適切な提案」や「大きなやりがい」といった表現は漠然としており、どのような行動が評価されたのかが読み取れません。「相手に合ったサービス内容」や「信頼関係を築いていく仕事への関心」など、行動と志望理由をつなぐことで説得力が増します。
【エピソード詳細】
特に、商品の説明に苦労されていたお客様に対し、相手の理解度に合わせた説明を心がけた結果、「あなたのおかげで納得して購入できた」と言っていただけたことが印象に残っています。この経験を通じて、言葉だけで信頼を築く声だけで相手に安心感を与えながら、自ら価値を伝えていくアウトバウンド業務に挑戦したいと考えるようになりました。
添削コメント|「言葉だけで信頼を築く」という文だとアウトバウンドの具体的な業務イメージが伝わりづらくなってしまいます。アウトバウンド職は「価値を伝える力」や「提案による納得」を重視するため、その文脈で自分の経験がどう活かせるのかを明確にした表現が効果的です。
【企業を選んだ理由】
貴社は未経験者への研修体制が充実しており、目標達成に向けた取り組みを大切にされている点に継続的なスキル向上を支援する環境や、個々の成果を正当に評価する制度が整っている点に魅力を感じました。
添削コメント|「目標達成に向けた取り組み」は他社でも見られる表現であり、企業の特徴として弱いため評価につながりにくいです。企業の研修制度や評価制度など、企業の強みを具体的に挙げることで、「なぜこの企業なのか」が明確になります。
【入社後】
入社後は、相手の立場に立った提案力と傾聴力を磨きながら、成果にこだわる姿勢を大切にしお客様のニーズを正確に捉え、心に残る提案ができるよう工夫を重ね、貴社の営業活動に貢献してまいります。
添削コメント|「成果にこだわる姿勢」だけでは具体性に欠けるため、面接官の記憶に残りにくい表現です。アウトバウンドでは「提案内容」や「ニーズ把握」などが重要視されるため、そこにフォーカスした表現に修正し、職種との相性をアピールしています。

【NGポイント】
自身の経験と、コールセンターの中でも特にアウトバウンド業務との結びつきが弱くなっていました。また、企業選びの理由も他社と差別化できていない表現で、説得力が欠けていた点が評価を下げる要因でした。

【添削内容】
抽象表現を避け、エピソードには具体的な行動や成果を補足しました。志望理由や企業選びでは、「提案力」や「成果を正当に評価する制度」など、職種や企業に合った要素を明示しました。

【どう変わった?】
職種への理解や自身の経験との繋がりが強まり、説得力のある志望動機になりました。特にアウトバウンド業務の特性に合わせた強み・経験に焦点を当てたことで、適性と成長意欲がより伝わる内容になっています。

【今回の志望動機のコツ】
・抽象的な表現は具体化する
・職種に繋がるエピソードを伝える
・企業理解の深さを志望理由に反映する

③経験あり×インバウンド

ここでは、経験ありの状態からコールセンターのインバウンド業務を目指す志望動機の文章を添削しています。

インバウンド業務の経験がある場合、なぜ転職をし、その企業を志望するのかを明確にすることが重要です。

「経験あり×インバウンド」の志望動機
【結論】
お客様一人ひとりの声に丁寧に耳を傾け、安心と信頼を提供できる環境でお客様の課題に真摯に向き合える仕事を通じて自分の強みを活かしたいと考え、貴社のコールセンター業務を志望いたしました。
添削コメント|「安心と信頼を提供できる環境」という表現は抽象的で、自分がどのような姿勢で働きたいのかが伝わりにくいです。「課題に真摯に向き合う」という具体的な仕事への向き合い方を盛り込むことで、より意欲が伝わる志望動機にしています。
【根拠となるエピソード】
前職では、通信販売のカスタマーサポートとして電話応対を担当しており、特にお困りのお客様への対応に力を入れてきました購入前後で不安を抱えやすいお客様の声に耳を傾け、一つひとつの不安を丁寧に解消することを心がけてきました。
添削コメント|「お困りのお客様への対応」は漠然としすぎており、どんな悩みに対応していたのかが読み手に伝わりません。お客様の不安を丁寧に解消する姿勢を明記することで、業務内容との関連性がより明確になります。
【エピソード詳細】
あるとき、商品が届かず不安になっているお客様からのお問い合わせがありました。配送状況を即時確認し、状況を分かりやすく説明した上で、到着予定日を丁寧にご案内しました。対応後には「あなたに対応してもらえて安心した」とお言葉をいただき、大きなやりがいを感じましたその際は、お客様が特に不安を感じていた背景を丁寧に聞き取り、不安が解消されるまで粘り強く説明を重ねたことで、ご満足の言葉をいただくことができました。
添削コメント|「やりがいを感じた」だけ述べるのではなく、いかに「相手の意図や状況をくみ取り対応できたか」が重視し、粘り強い説明や丁寧な聞き取りといった行動面を補足しました。
【企業を選んだ理由】
貴社は顧客満足度を重視し、きめ細やかな応対体制に定評があると存じておりますFAQやチャット対応など複数のチャネルを活用し、徹底したサポート体制を整えており、カスタマー対応において業界でも先進的な取り組みをされていると感じています。お客様との信頼関係を大切にする姿勢に共感し、自分の経験をさらに高めたいと考えました。
添削コメント|「定評がある」という言い回しは主観的で説得力に欠けます。企業研究に基づき、具体的な仕組みや強みを取り上げることで「なぜこの企業なのか」が明確になります。企業の特徴を示したうえで、自身の経験とどう結びつけていくかがポイントです。
【入社後】
入社後は、より高品質な応対スキルを習得し、貴社のサービス向上に貢献できるよう努めてまいります。お客様にとって「また話したい」と思える対応を心がけていきます具体的には、お客様の発言の背後にある意図までくみ取り、先回りした案内ができるような応対を目指してまいります。
添削コメント|「また話したい」という表現では実際の行動内容が見えづらく、評価に結びつきにくいです。特にコールセンター業務では「受け身ではない応対力」が求められるため、意図を読み取り、先回りで案内できる能力への意欲を明示することが好印象につながります。

【NGポイント】
具体的に何を考え、どう行動したかが読み取りづらい点が目立っていました。たとえば、「やりがいを感じた」などは、何をどうした結果そうなったのかが見えず、説得力に欠けていました。

【添削内容】
具体性に欠く文章を実際の行動や背景で補強し、インバウンド業務経験の再現性や業務への理解が伝わるよう添削しました。企業選びの理由には事業内容や体制に言及し、受け手が納得できる文章にしました。

【どう変わった?】
経験の中で培った力が明確になり、「自社で活躍できそう」と感じてもらえる内容に変わりました。企業視点で見たときに、実務のイメージや入社後の姿が想像しやすい志望動機になったといえるでしょう。

【今回の志望動機のコツ】
・実務経験は具体的に伝える
・なぜその企業に転職したいのか伝える
・入社後の展望は意欲を見せる

④経験あり×アウトバウンド

ここでは、経験ありの状態からコールセンターのアウトバウンド業務を目指す志望動機の文章を添削しています。

営業経験の中で得た具体的なスキルや行動を通して志望先との相性を示すことが重要です。

「経験あり×アウトバウンド」の志望動機
【結論】
これまでの営業経験を活かし、前職での電話営業の経験を通じて身につけた提案力と傾聴力を活かし、お客様との信頼関係を築くコールセンター業務に携わりたいと考え、志望いたしました。
添削コメント|「営業経験を活かし」という表現は、どういった経験か伝わらず、面接官にとって印象に残りにくいです。電話営業で得た具体スキル(提案力・傾聴力)を冒頭で示すことで、志望動機の軸を明確にしました。
【根拠となるエピソード】
前職では法人営業として、電話を通じてのアポイント獲得や提案活動に注力しておりました。お客様の課題を丁寧にヒアリングし、最適な提案を行うことで、多くの信頼を得てきました。特に、初回の通話で信頼を得るために、事前に相手企業の業界情報やニーズを調査し、会話の中で具体的な課題を引き出す工夫を行ってきました。
添削コメント|「丁寧にヒアリングし信頼を得た」では具体的な内容が伝わらず、説得力に欠ける印象です。企業側は応募者の再現性ある行動を評価するため、「相手企業の事前調査」「課題抽出の工夫」など、実際の行動に言及する表現に具体化しています。
【エピソード詳細】
特に印象に残っているのは、当初は関心が低かった企業様に対し、複数回にわたって丁寧な説明を重ね、導入に慎重だった中小企業の担当者に対して、同業他社の成功事例を紹介しながら課題への具体的な解決策を提示し、最終的に大型契約に繋がった経験です。相手の立場に立って誠実に対応する姿勢が、成果に直結したと実感しています。こうした粘り強く相手に寄り添った提案を続けたことで、信頼を得られたと実感しています。
添削コメント|「丁寧な説明」「誠実に対応」といった曖昧な表現は、自身の行動と成果との繋がりが伝わりにくいです。そこで具体的な行動(事例提示・課題解決型の提案)に言い換えることで、内容の説得力を高めました。
【企業を選んだ理由】
貴社はアウトバウンド業務においても品質重視の姿勢を貫いており、顧客満足度の高さに強みがあると伺いました。貴社がアウトバウンド型の営業活動においても、お客様との信頼構築を重視しており、単なる件数ではなく「質」を評価する体制に魅力を感じました。これまで培った提案力と傾聴力を活かし、貴社の一員としてさらに成長したいと考えています。
添削コメント|「品質重視の姿勢」「顧客満足度が高い」といった内容は企業の表面的な部分しか触れておらず、志望理由としては弱いです。ここでは企業の独自の強みに触れ、応募企業を選んだ理由を明確に示しました。
【入社後】
入社後は、成果に直結する提案スキルの向上に努めるとともに、チーム全体の成果にも貢献できるよう尽力してまいります。自身の経験を共有しながら、チームメンバーと積極的に情報交換を行い、部門全体の成果向上にも貢献してまいります。
添削コメント|「チームに貢献」だけでは、どのように貢献するのかが不明です。自分の経験を活かし、情報共有という具体的な手段でチームへの貢献を示すことで、活躍意欲を明確に伝えました。

【NGポイント】
もとの文章は一見丁寧ですが、「信頼を得た」「誠実に対応」など抽象的な表現が目立ちました。特に、アウトバウンド職種に繋がる経験の具体的な工夫や成果が曖昧で、説得力がありませんでした。

【添削内容】
具体的な電話営業のスキルに言及し、営業成果につながった工夫を見せることで、業務経験の再現性を高めました。また、企業選びの理由では企業特有の強みに触れ、志望度の高さが伝わるようにしています。

【どう変わった?】
これまでの経験がより明確に伝わるようになり、経験者としての説得力が増しました。「自社で活躍できそうか」「即戦力になり得るか」が伝わる内容となり、高評価につながる可能性が高くなったでしょう。

【今回の志望動機のコツ】
・過去の経験は具体的な行動と背景を示す
・企業独自の強みと自身の経験を結び付ける
・チームや組織への貢献を明確に伝える

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【強み別】コールセンターの志望動機3選

コールセンターの仕事では、日々さまざまなお客様と接するため、業務を円滑に進めるための「人柄」や「仕事への姿勢」が重視されます。

本章では、「継続力」「忍耐力」「柔軟性」といったコールセンター業務で活かせる強みと、それぞれの志望動機を紹介します。

  1. 継続力
  2. 忍耐力
  3. 柔軟性

さらに本章でも、現役のキャリアアドバイザーが3つの例文を本気で添削!強みをどのように志望動機に織り込むべきか知りたい人は、ぜひ参考にしてくださいね。

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①継続力

ここでは、継続力を強みにコールセンターを目指す志望動機の文章を添削しています。

継続力が業務にどのように活かされるかを明確に伝えることが、説得力のある志望動機のポイントです。

「継続力×コールセンター」の志望動機
【結論】
私は、物事を継続して取り組む力を活かし、お客様に安定した対応を提供できる一人ひとりのお客様に対して、常に一定の品質で丁寧な対応を積み重ねていけるコールセンター業務に魅力を感じ、志望いたしました。
添削コメント|「安定した対応」では、自分の強みがどう活きるかが伝わりづらくなっていました。そこで「一定の品質で丁寧な対応を積み重ねる」といった表現に言い換えることで、「継続力」というテーマとの一貫性をより明確にしました。
【根拠となるエピソード】
私は大学時代、3年間同じ学習塾で事務のアルバイトを続けました。日々の電話対応や問い合わせ業務をする中で、信頼される対応には継続した努力が必要であることを学びました。特に、情報を正確に伝えるためのメモの徹底や、問い合わせ内容を記録し次回に活かすといった工夫を継続した結果、保護者や講師から「安心して任せられる」と評価されるようになりました。
添削コメント|元の文章では、強みの裏付けとなる行動や成果が書かれておらず、エピソードの説得力がありませんでした。添削後は、自身の行動とその結果を端的に示し、「継続力が与えた影響」が明確に伝わるようにしました。
【エピソード詳細】
月ごとの成績報告の電話を担当した際には、保護者の方々とのやり取りに丁寧さと継続的な関係構築が求められました。地道に対応を重ねることで、「毎回安心して話せる」と言っていただけるようになり、自身の継続力が相手の安心感につながることを実感しました。報告のたびに会話内容を記録し、前回の話題を覚えておくことで、毎回「しっかり見てくれている」と感じてもらえたように思います。この積み重ねが信頼の獲得につながったと実感しています。
添削コメント|添削前の文章では、どういった考えで、何を工夫したのかがわかりません。記録や話題の引き継ぎなどの具体的な工夫に言い換えることで、継続力が成果にどうつながったかを明記しています。
【企業を選んだ理由】
貴社はマニュアルと教育体制が充実しており、未経験からでも継続的に成長できる点習熟度に応じた研修制度やフォロー体制があり、段階的にスキルを磨ける点に魅力を感じました。また、多様なお客様と関わる機会があることにも魅力を感じています。
添削コメント|「未経験でも成長できる」という表現は多くの企業に当てはまり、志望理由としては汎用的すぎます。企業独自の取り組み(研修・体制)に触れることで、応募先企業に対する理解と熱意が伝わる構成にしました。
【入社後】
入社後は、日々の業務を誠実に積み重ねることで、お客様に信頼される対応を継続できる業務の中で得たフィードバックや振り返りを活かしながら、状況に応じた最適な対応を継続的に実践できるオペレーターを目指してまいります。
添削コメント|「信頼される対応」では抽象度が高く、どのような取り組みで成果を出すのかが伝わりません。フィードバックや振り返りという継続力を活かした行動を示すことで、意欲のある人材像が企業に伝わりやすくなります。

【NGポイント】
「継続力」という強みを掲げながらも、行動の具体性に欠けていて説得力がない点が課題でした。実際にどんな行動を継続してきたのか、成果にどう結びついたのかが読み手に伝わっていませんでした。

【添削内容】
実際の行動や工夫を具体的に描写するように修正しました。記録やメモの活用、前回の会話内容の振り返りなど、継続して行った工夫を明記することで、志望動機全体に説得力と現実味を持たせました。

【どう変わった?】
継続力が業務にどう活かされるかが明確になり、入社後の活躍を具体的にイメージしやすくなりました。「再現性のある行動」や「成長可能性」にもつながる内容となり、志望動機の完成度が向上しました。

【今回の志望動機のコツ】
・強みは実際の行動や工夫で裏づける
・成果に結びついた流れを明確に伝える
・企業独自の特徴と強みの繋がりを示す

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②忍耐力

ここでは、忍耐力を強みにコールセンターを目指す志望動機の文章を添削しています。

「忍耐力」を軸とする場合、コールセンター特有のクレーム対応と結びつけると効果的でしょう。

「忍耐力×コールセンター」の志望動機
【結論】
私は、相手の立場に立って丁寧に対応し続ける「忍耐力」を活かし、コールセンター業務でお客様に安心と信頼を届けたいと考えています一人ひとりのお問い合わせに真摯に向き合い、状況に応じた的確な対応を通じてお客様の不安を解消できる存在を目指しています
添削コメント|「安心と信頼」は、基準があいまいで具体性に欠ける表現です。改善後は、具体的な価値提供のイメージが伝わる構成にし、強みである忍耐力の活かし方もより明確にしました。
【根拠となるエピソード】
大学時代、飲食店のアルバイトで多くのクレーム対応を経験し、お客様の怒りの背景にある不安や不満に寄り添う姿勢の大切さを学びました怒りの裏にある不安や要望を冷静に受け止め、丁寧に説明や謝罪を重ねることで、納得してもらう対応力を身につけました
添削コメント|「寄り添う姿勢」はあくまで考え方であり、行動の裏付けがなければ説得力を欠きます。改善後は、対応の具体的な行動(説明・謝罪)とその成果を明記し、忍耐力や冷静さをアピールできる内容に仕上げました。
【エピソード詳細】
特に混雑時には、感情的なお客様に対しても冷静に話を伺い、問題解決に努めることで、最終的に感謝の言葉をいただけた経験があります状況の説明や代替案の提案を根気強く行うことで、最終的には「あなたに対応してもらえて良かった」と言っていただけたことがありますこの経験を通じて、感情的な状況でも誠実な対応を貫く忍耐力が身につきました相手の感情に動じず対応を継続する「忍耐力」と、状況判断力の重要性を実感しました
添削コメント|「問題解決」では混雑時にどう行動し、どんな結果を得たのか過程が不明瞭です。改善後は、自身の行動と相手の反応を具体化し、信頼が形成されるまでのプロセスが伝わるようにしました。また、結果だけでなく、学びも明確に示した点がポイントです。
【企業を選んだ理由】
貴社はサポート体制が整っており、未経験者でも着実にスキルを高められる点に魅力を感じましたと実際に未経験から活躍している社員の方々から伺い、学びながら長期的に成長できる環境だと感じました。また、お客様満足度の向上に力を入れている姿勢FAQ改善や対応マニュアルの見直しなど、顧客満足度を高める具体的な取り組みを行っている点にも強く共感しました。
添削コメント|他の企業にも当てはまるような言葉では、企業理解が浅く見えてしまいます。具体的な取り組み事例や社員の声をもとに、自身との価値観との繋がりをしっかりと示すことで志望理由の納得感を高めています。
【入社後】
入社後は、幅広いお客様に対して的確で丁寧な対応を心がけ、お客様一人ひとりの状況を正確に把握したうえで、適切な対応策を提示できるよう努めます。信頼されるオペレーターを目指して成長を続けてまいります日々の業務を通じて業務理解と応対品質を高め、企業の信頼を支えるオペレーターとして貢献してまいります。
添削コメント|「丁寧な対応」「信頼される」ではありきたりです。「状況把握」「対応策の提示」「応対品質を高める」といった実務を想定した表現に言い換え、入社後の貢献意欲や成長姿勢を明確に伝えられるようにしました。

【NGポイント】
行動の具体性や成果が見えにくい構成になっていました。「安心」「信頼」「魅力」などの言葉は、背景や行動の描写がなければ説得力に欠けます。「感謝された」という表現も、根拠がなければ信憑性がありません。

【添削内容】
「どんな行動を取り、どんな結果が出たか」を具体的に書き直しました。「冷静な対応」「代替案の提示」「マニュアル理解」などのスキルや視点を取り入れ、企業理解や志望熱意が伝わる文章に修正しました。

【どう変わった?】
行動と成果をセットで示す文章に変わったことで、志望の根拠が明確になり、再現性と納得感が生まれました。「この人は実際にどんな行動ができるのか」がイメージしやすくなっています。

【今回の志望動機のコツ】
・強みは行動と成果をセットで伝える
・企業特有の強みや事例に触れる
・企業理解と強みの活かし方を示す

③柔軟性

ここでは、柔軟性を強みにコールセンターを目指す志望動機の文章を添削しています。

柔軟性をアピールする場合は、対応力の具体的な場面を示し、再現性と成長意欲の両方が伝わる内容にすることが大切です。

「柔軟性×コールセンター」の志望動機
【結論】
私は、持ち前の柔軟な対応力を活かして、お客様一人ひとりに寄り添える対応ができる状況やお客様の感情に応じた最適な対応をしながら、信頼関係を築けるオペレーターとして貢献するためコールセンターで働きたいと考えています。
添削コメント|「寄り添える対応」という表現だけでは、強みである「柔軟性」との結びつきがやや弱いため修正しました。どのような行動で柔軟性を発揮するのかが具体的に伝わる内容にすることが重要です。
【根拠となるエピソード】
大学時代に飲食店でアルバイトをしていた際、多様なお客様と接する中で、その都度求められる対応が異なることにやりがいを感じました。「注文が通っていない」「待ち時間が長い」といった不満を持つお客様への対応を通じて、相手の立場や状況に応じた伝え方の工夫を重ねるうちに、柔軟に対応する姿勢の大切さを実感しました。
添削コメント|「その都度求められる対応が異なることにやりがいを感じた」だけではやりがいを感じるまでの流れに説得力がない印象がありました。添削後は、柔軟性の大切を示すとともに、問題に対してどのように対応し、柔軟性を発揮したかを具体化しました。
【エピソード詳細】
例えば、クレームをいただいたお客様には丁寧な傾聴を心がけ、誠実に対応したことで、後日「ありがとう」と言葉をいただいた経験があります。こうした経験を通じて、相手の立場を理解しながら臨機応変に行動する力が身につきました。この出来事をきっかけに、感情的になっているお客様にも冷静かつ的確に対応する力が重要だと考えるようになり、自分の強みとして意識するようになりました。
添削コメント|具体的な気づきや今後の成長意欲につながる内容に修正しました。企業側が「再現性」を感じられる記述にすることがポイントです。
【企業を選んだ理由】
貴社は研修制度が充実しており、未経験からでも丁寧な対応ができる人材を育成している点実際の業務を想定したシミュレーションや、個別の対応力を重視する姿勢など、柔軟性を育む環境が整っている点に魅力を感じました。柔軟な対応を重視する社風にも共感しています。また、電話対応に限らず多様なチャネルでお客様と接する機会がある点でも、自身の対応力を広げていけると感じています。
添削コメント|「研修が充実」「社風に共感」では表現が汎用的すぎて他社にも当てはまりやすいため、企業独自の取り組みと自身の成長機会を結び付ける内容へ具体化しました。
【入社後】
入社後は、お客様の声に真摯に耳を傾け、一件一件に丁寧に対応し、信頼されるオペレーターを目指します。どのようなお客様にも安心して相談していただけるよう、状況に応じた説明や言葉選びを工夫しながら、信頼を積み重ねていけるオペレーターを目指します。
添削コメント|「一件一件に丁寧に対応し、信頼されるオペレーターを目指す」は曖昧な目標のため、どのように信頼を得ていくのか具体的に行動を示しました。入社後の活躍をイメージできるような表現にすることで、企業側の評価が高まります。

【NGポイント】
全体として、自己評価や自身の気持ちばかりに焦点を当てたような志望理由が多く、志望動機の説得力が欠けていました。また、それにより自身の強みや適性が企業に伝わりづらくなっていました。

【添削内容】
柔軟性というテーマに即して、具体的な行動や経験を伝え、根拠を補強しました。特に、過去の対応経験における課題と工夫、企業選びの根拠、入社後のビジョンを詳細に書き、筋の通った内容に修正しています。

【どう変わった?】
「柔軟性」が自己評価ではなく、実体験で裏付けられことで、明確に強みと適性が伝わる内容に仕上がりました。また、企業の特徴に即した志望理由になり、志望熱意が伝わる志望動機になったでしょう。

【今回の志望動機のコツ】
・柔軟性を発揮した対応場面を伝える
・企業の特徴と自分の経験を結びつける
・感情表現は必ず背景や行動で裏付ける

「エントリーシート(ES)が選考通過するか不安….ESを誰かに添削してほしい….」そんな就活生の声に答えて、就活マガジンでは無料ES添削サービスである「赤ペンES」を運営しています。

第一志望である企業の選考に通過するためにも、まずは就活のプロにES添削を依頼してみましょう!LINE登録3分で満足が行くまで添削依頼ができますよ。

コールセンターの志望動機で気をつける点2つ

コールセンターの志望動機を作成する際には、評価を下げるような内容を書くのは避けましょう。ここでは、志望動機を書く上で避けるべき2つの主要なポイントについて説明します。

  1. 待遇を志望動機に書くのは控える

①待遇を志望動機に書くのは控える

コールセンターの仕事の志望動機として、待遇面だけを挙げるのは避けましょう。なぜなら、これらの理由だけでは成長意欲や仕事への熱意が伝わらないからです。

企業側の視点に立つと、「他の会社でも同じような待遇があれば、そちらに行ってしまうのでは?」と不安に思うかもしれません。

代わりに、「お客様との対話を通じてコミュニケーション力を磨きたい」や「問題解決能力を高めたい」など、仕事を通じて自己成長を図る意欲を示すことが大切です。

②自己都合だけの志望動機は控える

企業は、長期的に貢献できる意欲的な人材を求めています。そのため、志望動機では自分がどのように会社に貢献し、共に成長していけるかを伝えることが肝心です。

例えば、「内定が簡単に出そう」とか「オフィス街で楽しそう」といった理由は、自分自身の成長や会社への貢献とは関係がないため、避けるべきです。自己中心的で短期的な動機と見なされ、企業にとっての採用メリットが不明確になります。

また、些細なことで退職するかもしれないと疑われる原因にもなりかねません。志望動機を述べる際には、自己成長への意欲・ポジティブな姿勢を前面に押し出し、企業への献身を示しましょう。

コールセンターの志望動機は志望度・適性を伝えよう

本記事では、コールセンターでの仕事内容・志望動機の作成方法・例文などを解説しました。記事を参考に、他の応募者と差をつける強みを前面に出した志望動機を準備しましょう。

コールセンターで働くことは、お客様と効果的にコミュニケーションを取り、問題を解決する能力が求められます。そのため、応募する際には、コミュニケーションスキル・情熱をアピールしましょう。

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    「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。