医療機器メーカーで評価される志望動機の書き方を徹底解説!ポイントと例文も紹介
医療機器メーカーを目指す際、どのように志望動機をまとめればいいのか悩んでしまいますよね。
同じ志望先を目指す人たちと比較して、自分のアピールポイントが十分なのか不安になり、自分の強みをたくさん書こうとする人もいるでしょう。
とはいえ、志望動機を作成する際にはただ漠然とした言葉を並べるだけでは不十分です。
本記事ではまず医療機器業界について詳しく解説し、次に志望動機の書き方を紹介します。職種別の志望動機例文もあわせて紹介していくため、気になる方はぜひ最後までご覧ください。
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記事の監修者
人事 鈴木
新卒でベンチャー企業で求人広告の新規営業を経験 入社半年でテレアポ獲得数社内1位。新卒売り上げ1位を獲得。 その後Cmind groupの人事部に入社し、新卒採用を担当。 現在は学生の面談だけではなく採用戦略や広報にも携わっている。
記事の監修者
紙谷
新卒1年目の段階では訪問営業でトップセールス獲得し、3階級役職をあげる。 現在は企業コンサルとキャリアアドバイザーを兼任。
医療機器業界について

実は、医療機器メーカーに効果的にアピールするためには、押さえておくべきポイントがあります。
医療機器業界は、人々の健康と命を守るために不可欠な役割を担っており、高齢化社会や技術革新によって急速に成長を続けている分野です。
ここでは、医療機器業界のビジネスモデル・市場動向・将来性・年収について詳しく解説します。
①医療機器業界のビジネスモデル
医療機器業界は、医療機器の開発・製造・販売をする企業や、これらの機器を医療機関に提供する商社などで構成されています。
以下は、主要なビジネスモデルです。
医療機器メーカー
医療機器メーカーは、医療機器の設計・開発・製造・販売までを一貫して行います。
メーカーは、製品の品質と安全性の確保のために厳しい規制を守りながら、患者のニーズや医療従事者の要望に応じた製品を提供するのが仕事です。
医療機器商社
医療機器商社は、国内外のメーカーから医療機器を仕入れ、病院やクリニックに提供します。
製品選定・価格交渉・導入後のサポートまで、幅広い業務を担い、医療機関との信頼関係を築くことが使命です。
医療機関
医療機関は、実際に医療機器を使用して診断・治療・予防をする施設で、病院・クリニック・診療所・介護施設などがこれに該当します。
高精度で信頼性の高い医療機器を導入することは、患者の安全と治療結果に直結するため、機器の選定には慎重さが求められるでしょう。
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②医療機器業界の市場動向
医療機器業界は、世界的に見ても急成長している市場です。
特に先進国では高齢化に伴う医療機器の需要が増加し、アジア諸国の市場成長も著しいものとなっています。
昨今ではAI技術を活用した新しい医療機器の開発も進んでおり、今後も更なる成長が期待される分野だと言えるでしょう。
③医療機器業界の将来性
医療機器業界は、高齢化の進展や医療アクセスの向上、技術革新によって将来的にも安定的な成長が見込まれています。
特に、AIやロボティクスを活用した医療機器の開発が加速しており、新たな医療ニーズに応える技術が次々と登場しているため、今後も市場は拡大し続けるでしょう。
④医療機器業界の年収
医療機器業界は、職種や経験によって大きく年収が異なりますが、特に技術職や研究開発職は高度なスキルが要求されるため、年収も比較的高い傾向にあります。
たとえば、富士フイルムホールディングスの平均年収は997万円、オリンパスは867万円、日本ライフラインは835万円です。
大手医療機器メーカーであれば役職が上がるにつれ年収も上昇しますし、外資系企業ではボーナスやインセンティブ制度により、パフォーマンス次第で大幅な年収増加が期待できるでしょう。
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【職種別】医療機器メーカーの仕事内容

医療機器メーカーの仕事内容は多岐にわたり、それぞれの職種が異なる役割を担っています。
以下は、代表的な職種です。
①営業職
営業職は、医療機関や医療従事者に対して自社製品の販売を行い、顧客対応を担当する重要な役割です。
この業務では、単なる営業力や交渉力に加えて、製品に関する高度な知識や、医療分野に対する深い理解が不可欠となります。
医師や看護師とコミュニケーションをとりながら、医療機器の使い方を説明したり、製品の導入後にはアフターケアやサポートを提供したりする場面が多くあるでしょう。
また、医療現場でのニーズを把握するため、手術や診察に立ち会い、製品の効果を確認することもあります。そのため、医療現場での経験や現場の声を的確に反映できる力も求められる職種ですよ。
②研究開発職
研究開発職は、新しい医療機器の設計や既存製品の改良を担当する業務です。
ここでは単に製品を作るだけでなく設計から試作やテスト、規格基準に基づく改良まで、多岐にわたる工程を管理します。
開発された製品は最終的に臨床試験を経て医療現場で使用されるため、高度な技術力が求められるでしょう。
さらに、製品は医療関連の厳しい規制に従って開発されなければならないため、規制を遵守しつつ開発プロセスを推進するマネジメントスキルも重要です。
また常に最先端の医療技術に触れながら、新しい製品アイデアを創造し続ける姿勢も求められます。
③サービスエンジニア
サービスエンジニアは、医療機器のメンテナンスや修理を担当する重要な役割です。
医療機器は常に正常に動作することが求められるため、万が一不具合が発生した場合には、迅速に対応する必要があります。
サービスエンジニアは病院やクリニックを訪問して、機器の問題を解決するため、現場での対応力や機器の技術的な知識が不可欠となるでしょう。
また、機器のセットアップや操作方法のトレーニングも担当するため、顧客とのコミュニケーション力や柔軟な問題解決能力が非常に重要です。
予防的な保守も含め、医療機器が常に安全で信頼性の高い状態を維持するために日々の点検やサポートも求められます。
④事務職
事務職は、医療機器メーカーの業務全般を支える役割を果たします。
具体的には、書類作成やデータ管理、各部門との調整を行い、人事・総務・経理・購買など幅広い業務を担う職種です。
特に医療機器メーカーにおいては、製品が厳格な規制に準拠している必要があり、これに伴う文書やデータの管理が非常に重要だといえます。
そのため、製品の承認申請に必要な資料を作成したり、行政機関とのやりとりをする場面もあるでしょう。
高い事務処理能力やPCスキルだけでなく、法的な規制を理解し、正確かつ迅速に業務を進める力が求められますよ。
⑤医療機器開発(プロダクション)
医療機器開発職は、新製品の設計やプロトタイプの作成、さらに量産体制の整備を担当します。
開発プロセスにおいては、製品の製造効率を高め、コスト削減と品質向上を同時に実現することが重要です。これを達成するためには、設計チーム・製造チーム・品質管理部門との密な連携が求められるでしょう。
また、医療機器は法規制や産業標準に従う必要があるため、これらの規制に沿った生産管理を行い、製品の安全性と信頼性を確保する能力も必須です。
開発職は技術的なスキルだけでなく、業界特有の規制に精通し、プロジェクト全体を俯瞰して進めるマネジメント能力が必要不可欠だと言えます。
⑥品質管理(クオリティ)
品質管理職は、医療機器の品質を確保し、法律や規格に準拠しているかを確認する業務を担当します。
製品が不良品として出荷されることを防ぐためのテストや、製造プロセス全体のリスク管理が主要な業務です。
また、ISOなどの品質マネジメントシステムを導入し、これを維持・管理する役割も求められます。
この職務には、品質管理に関する知識や法規制の理解に加え、細部にわたるチェック能力や分析スキルが求められるでしょう。
製品に関わる全ての工程において、潜在的なリスクを見抜き、安全で信頼性の高い製品を提供するために、品質管理の役割は極めて重要です。
医療機器メーカーが求める理想の人物像

医療機器メーカーは、命に関わる製品を取り扱うため、他の業界と比べても特に高いレベルの能力や資質が求められます。
以下は、医療機器メーカーが求める理想の人物像です。自分にも同じような力があるか、確認していきましょう。
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①高い責任感と精密な作業能力
医療機器は患者の命や健康に直接関わるため、製品開発・製造・品質管理など、すべての工程で高い責任感が不可欠です。
特に医療機器は、誤作動や不具合が生じると重大な医療事故につながる恐れがあるため、徹底した注意が求められます。
そのため、作業の細部にまでこだわり、精密な工程管理ができる能力が重要だと言えるでしょう。
②柔軟な思考と適応力
医療機器業界は技術革新のスピードが速く、新しい技術や規制が頻繁に導入される分野です。
そのため、変化を恐れずに前向きに受け入れ、柔軟に対応できる力が求められます。
また、医療現場で求められるニーズや状況は刻一刻と変わるため、柔軟な思考を持ち、さまざまな課題に対処する適応力が不可欠です。
たとえば、AIやロボティクスなどの最新技術が取り入れられる場面では、新しい知識を素早く習得し、変化する環境に対応できる力が求められるでしょう。
③優れたコミュニケーションスキル
医療機器の開発や製造は、多くの専門家や部門が関わるプロジェクトです。
そのため、各部門や外部の医療従事者との円滑な連携を図るためには、優れたコミュニケーション能力が求められます。
また、医療現場のニーズを的確に把握して製品開発に反映させるためには、医師・看護師・技師といった医療従事者の声にしっかり耳を傾けるヒアリング能力も欠かせません。
このようなコミュニケーションスキルがあれば、チーム全体の成果を最大化できるでしょう。
④論理的思考力と問題解決能力
医療機器の開発や製造では、複雑な問題に直面することが多々あります。
そのため、技術的なトラブルや規制の変更、製品の不具合など、様々な課題に対して冷静に状況を分析し、論理的に解決策を見つけ出す能力が必要です。
特に医療機器は法規制が厳しく、製品の安全性と品質が最優先されるため、問題が発生した際には迅速かつ的確に対応してトラブルを最小限に抑える力が重要となるでしょう。
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医療機器メーカーの魅力とやりがい

医療機器メーカーで働くことには、多くの魅力とやりがいがあります。以下が、その主なポイントです。
①人々の健康と生活の質を向上させる
医療機器メーカーで働く最大の魅力は、人々の健康と生活の質を向上させられる点です。
たとえば、新しい診断技術や治療装置を開発することは、病気の早期発見や治療の効率化を図り、患者やその家族の人生を救うことにつながります。
②社会全体への貢献ができる
医療機器は、個人の健康だけでなく社会全体に大きな影響を与えます。
たとえば、感染症の拡大を防ぐための医療機器や、公衆衛生を改善するためのツールは地域社会や国際社会において重要な役割を担うでしょう。
社会全体の健康を守るための技術革新に貢献できることは、大きなやりがいの1つだといえます。
③絶え間ない成長と学びの機会を得られる
医療技術は常に進化し続けており、医療機器メーカーもそれに伴い新たな挑戦を続けています。
新しい技術の習得や研究開発に携わることは、自身のスキルを高めてキャリアを築くことに繋がるでしょう。
異なる専門分野のチームとの協力や、国際的なプロジェクトに参加する機会もあるため、グローバルな視点での成長も期待できます。
医療機器メーカーで5社の大手企業

医療機器業界は、人々の健康を支えるために最先端の技術と革新的な製品を提供する企業が集まるダイナミックな市場です。
その中でも、日本国内外で高い評価を受けている5社について紹介します。
①オリンパス株式会社
オリンパスは、光学技術に強みを持つ企業で、特に内視鏡の分野で世界的に知られる企業です。
1950年に世界初の実用的な胃カメラを開発し、その後も消化器内視鏡を中心に、早期診断や低侵襲治療の分野で革新的な製品を提供し続けてきました。
カメラや工業用機器の分野でも成功を収めており、医療分野に限らず幅広い事業展開を行っているのが特徴です。
②テルモ株式会社
1921年に設立されたテルモは、心臓血管系の製品や・輸液ポンプ・人工心肺装置など、命を守るための医療機器を提供しています。
体温計の国産化から始まり、現在では世界中の国と地域で事業を展開。
特にカテーテルや血液管理に関する製品の開発・提供については、国内外で高い信頼を得ています。
また、テルモは医療従事者にとって使いやすい製品を提供することで、患者ケアの効率化を目指し、医療現場での革新を支援していることでも知られている企業です。
③日立製作所
日立製作所は、MRI(磁気共鳴画像)やCT(コンピュータ断層撮影)、超音波画像診断装置などの診断機器を提供する総合医療機器メーカーです。
高い技術力を持ち、精密かつ高品質な画像診断を提供することで、医療現場における診断精度の向上に大きく貢献しています。
また、最新の粒子線がん治療装置や医療IT関連サービスなど、多岐にわたるビジネスを展開していることで有名です。
④オムロン株式会社
オムロンは、血圧計や電子体温計などの家庭用医療機器で広く知られており、特に血圧計の分野ではグローバルリーダーとして圧倒的なシェアを誇っています。
医療機関向けの製品だけでなく、一般消費者向けの製品も多数展開しているため、日常生活での健康管理をサポートする役割も果たしていることが特徴です。
オムロンの製品は、信頼性が高く使いやすい点で、健康を気にかける多くの人々に愛用されています。
⑤ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社
ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社は、グローバルな医療機器・ヘルスケア製品を提供する多国籍企業です。
特に外科手術や整形外科用の製品、さらには創傷ケアに関する製品群が知られており、医療機関や医師から高い信頼を得ています。
さらに、医療従事者向けのトレーニングプログラムも提供することで、医療の質の向上に貢献している企業です。
医療機器業界の志望動機に含めるべき5つのポイント

医療機器メーカーに就職を希望する際、採用担当者に強い印象を与えるためには、志望動機に明確かつ説得力のあるポイントを盛り込むことが重要です。
以下の5つのポイントを押さえて、説得力のある志望動機を作成しましょう。
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①なぜ医療機器メーカーを志望するのか
まず、医療機器業界を選んだ理由を明確にする必要があります。
医療機器業界が人々の健康と生活の質を向上させる重要な役割を果たしていることを理解し、どのようにその使命に共感しているかを伝えましょう。
たとえば、医療機器が社会に与える影響に興味を持った経験などがあれば、それを具体的に説明します。
【例文】 家族が医療機器を利用して治療を受けた際、その機器が患者の回復に大きく貢献するのを目の当たりにし、医療機器の重要性に強い関心を持ちました。 その経験を通じて、医療機器を開発することで人々の健康に直接貢献できる仕事に魅力を感じ、この業界を志望するに至りました。 |
②具体的なエピソードで裏付ける情熱とスキルがあるか
次に、医療機器業界への情熱とスキルを具体的なエピソードで裏付けます。
たとえば、大学時代に医療機器に関するプロジェクトに参加した経験や、インターンシップで得た知識を活かして、どのように貢献できるかを説明すると良いでしょう。
【例文】 大学時代に参加したバイオメカニクスの研究プロジェクトで、人工関節の設計に取り組んだ経験があります。 プロジェクトでは、3Dモデリングとシミュレーションを活用して、新しい人工関節のプロトタイプを作成しました。 この経験から、技術力だけでなく、医療機器の開発に対する強い情熱を実感し、さらに学びを深めたいと考えました。 |
③企業ごとの特徴を活かした志望理由があるか
医療機器メーカーは、企業ごとにそれぞれ異なる強みや価値観を持っています。
そのため、応募先の企業が取り組んでいる技術や製品、その企業文化に共感している点を明確にし、その企業ならではの理由で志望していることを示すことが大切です。
具体的なプロジェクトや製品について触れ、その企業で働きたい理由をしっかりとアピールしましょう。
【例文】 貴社は特に心臓血管分野での医療機器において国内外で高い評価を得ており、最新のカテーテル技術にも力を入れていることを知りました。 心臓病患者の治療を支える製品を開発することで、貴社の技術力をさらに発展させる仕事に貢献したいと強く感じています。 |
④自分の強みをどう生かしていくか
自分の強みをどのように生かしていくかを具体的に述べることも大切です。
医療機器業界で成功するためには、専門知識だけでなく、技術力や問題解決能力・チームワーク・コミュニケーション能力など、幅広いスキルが求められます。
自分の強みがその企業や業界にどのように貢献できるかを具体的に述べ、採用担当者に自分の価値を感じさせることが大切です。
【例文】 私の強みは、複雑な技術的課題に対する分析力と、チームをまとめて効率的にプロジェクトを進めるマネジメントスキルです。 大学でのロボット工学の研究プロジェクトでは、プロジェクトリーダーとしてチームの進捗管理を担当し、締め切り前に製品の試作品を完成させました。 この経験を生かして、貴社でも高い品質基準を持つ製品開発に貢献できると考えています。 |
⑤入社後は何を達成したいか
最後に、入社後に何を達成したいかを明確にしましょう。
自分のキャリアビジョンを共有し、そのビジョンが応募先企業のビジョンと一致していることを示すことで、長期的に企業に貢献する意欲を伝えられます。
【例文】 入社後は、特に医療現場のニーズを反映した製品開発に携わりたいと考えています。 将来的には、医療機器のプロジェクト全体を統括するリーダーとなり、チームを率いて患者の生活の質を向上させる革新的な製品を生み出すことを目指しています。 また、海外市場への展開にも積極的に関わり、グローバルな視点で貴社の成長に貢献していきたいです。 |
医療機器業界で役立つ資格

医療機器業界でのキャリアを目指すなら、専門知識やスキルを証明する資格を持っていることが大きなアドバンテージになります。
特に、以下は業界内で高く評価されている資格です。
①MIDIC(医療機器情報コミュニケータ)
MIDICは、医療機器の安全かつ効果的な使用を支援するための専門資格です。
この資格を持つことで、医療機器の販売、医療従事者へのトレーニング、技術サポートなどに従事でき、特に営業職やフィールドサービスエンジニアとしての道が広がります。
具体的には、病院やクリニックに導入される医療機器に関する説明や、トラブル発生時の対応を行い、信頼性の高いサポートを提供することになるでしょう。
また、医療機器に関する規制や品質基準を熟知しているため、法的な観点からのアドバイスをすることも可能となります。
②CDR(臨床開発モニター)
CDRは、医療機器の臨床試験におけるデータ管理やモニタリングをする資格です。
臨床試験は医療機器が市場に出る前の重要なプロセスであり、製品の安全性や有効性を確認するための試験データの収集や分析、試験の進行状況を監視する役割を担えるようになります。
具体的には、製品の開発過程で医療機関と協力して治験を管理し、規制当局への報告をするといった職務が考えられるでしょう。
③第2種ME技術実力検定試験
第2種ME技術実力検定試験は、医療機器の技術的な操作や保守、点検に関する知識を評価する資格です。
この資格を持っていることで、医療機器が故障した際の修理や定期点検、導入時の設定など、医療現場で直接機器を扱う技術者として働けます。
たとえば、病院で使用されるモニタリング装置や人工呼吸器など、精密な医療機器のメンテナンスを担当する場面では、この資格が大きな武器となるでしょう。
④薬剤師
薬剤師の資格は、医薬品と医療機器の複合製品に関わる職務や薬事対応の分野で非常に有利です。
たとえば、ドラッグデリバリーデバイス(薬剤を投与するための機器)の開発や販売、あるいは製品の承認申請に携わる場面では、薬剤に関する深い知識が求められます。
さらに、医療機器と薬剤の相互作用に関する理解があることで、製品の安全性を確認し、適切な使用方法を医療従事者に指導することが可能となるでしょう。
製薬会社と医療機器メーカーが連携するプロジェクトでも、この資格は活かされます。
⑤放射線技師
放射線技師は、医療現場で使用されるCTスキャンやMRI、X線撮影装置などの画像診断機器を操作する専門家です。
この資格を持つことで、画像診断機器を扱う企業における技術サポートやトレーニング担当として活躍できるようになるでしょう。
たとえば、医療施設で導入される新しいCTスキャナーや放射線治療機器の設置・操作説明を担当し、医療従事者が正確かつ安全に機器を使用できるようサポートします。
機器が適切に動作しているかを確認し、必要に応じて調整をする技術職としての役割を果たせるようになるのです。
【職種別】医療機器業界の志望動機例文5選

以下に、医療機器業界での職種別の志望動機の例文を紹介します。
また今回は、現在も就活生を内定に導いている現役のキャリアアドバイザーが、5つの例文を本気で添削!どんなポイントに注目して書くべきか知りたい人は、ぜひ参考にしてくださいね。
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例文1:開発職志望の場合
医療機器メーカーの中でも、開発職の志望動機を添削しました。きっかけとなった出来事と、それを経ての活動を根拠に、志望理由に説得力を持たせるのがポイントです。
【結論】 |
添削コメント|「人の命を救う仕事に携わりたい」は気持ちは伝わりますが抽象的で、かつ「医療機器メーカー以外の業界でも使える」という難点がありました。「どう貢献するのか」を明確にしたことで、医療機器メーカーで働きたい理由が開発職視点で具体化されました。 |
【根拠となるエピソード】 学生時代に祖父が入院した際、 |
添削コメント|「救われた」は直接的すぎて具体性に欠けるため、「医療機器がどのように関わっていたか」に言及することで、動機の自然な流れと納得感を強化しました。 |
【エピソード詳細】 この経験をきっかけに、大学では工学部に所属し、人間工学と設計製図を学びました。 |
添削コメント|「表示の見やすさ」や「医療従事者へのヒアリング」は、前段で示した「正確でわかりやすい機器」に接続しています。技術的な工夫や設計上の配慮が具体的に示されており、医療機器開発への適性を伝える構成になっています。 |
【企業を選んだ理由】 貴社では |
添削コメント|「扱っている医療機器の数が多い」「社会貢献性が高い」では漠然としていて、他社との違いが伝わりません。開発体制への共感や、開発時の視点の一致を示すことで、企業理解の深さと自分とのマッチ度を伝えています。 |
【入社後】 入社後は、 |
添削コメント|「やりがいを感じたい」という表現は主体性に欠けるため、どう貢献したいかに焦点を置きました。設計者としてのビジョンが明確になり、入社後の活躍イメージを持たせる構成になっています。 |
【NGポイント】
志望動機の根拠となるエピソードと、それをきっかけにどう行動したかの繋がりが曖昧で、一貫性に欠けていました。抽象表現や使い回し感のある表現も多く、熱意が伝わりづらい志望動機になっていました。
【添削内容】
体験と学び、行動の一連の流れを意識し、医療機器開発に興味を持った理由と、それに沿った学び・工夫・成果を明示しました。企業選びの理由と入社後の目標も一貫性を持たせて再構成しています。
【どう変わった?】
志望動機全体において、原体験→具体的な努力→企業選び→将来の貢献の流れが自然につながり、開発職としての意欲と適性が評価されやすい文章になりました。
・原体験と志望理由を繋げる ・開発職の特徴を踏まえる ・入社後の貢献意欲を明示する |
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例文2:営業職志望の場合
医療機器メーカー志望かつ、営業職を志望している人の志望動機です。過去の経験とインターンとして培った営業職に求められる力を説明しています。
【結論】 |
添削コメント|「人の命を支える」は想いとして立派ですが、医療業界全般に通じる抽象的な表現です。営業職に求められる「現場課題の把握と提案力」へフォーカスを移すことで、職種との結びつきが明確になります。 |
【根拠となるエピソード】 大学時代に家族が入院し、医療機器を使って検査や治療を受けている様子を見て、 |
添削コメント|「重要性を感じた」だけでは根拠として弱いため、「現場でどのように医療機器が機能していたか」という描写を加えることで、医療機器の役割や自分の気づきがより伝わる構成となっています。 |
【エピソード詳細】 それ以来、医療機器に関心を持ちました。 |
添削コメント|「人と話すのが好き」は動機として抽象的で弱いため、「対話力→ニーズ把握→行動→成果」の流れを加えることで、営業職としての適性と再現性が伝わりやすくなります。 |
【企業を選んだ理由】 |
添削コメント|「有名だから」は企業理解が浅く見えるためNGです。営業にとって重要な「現場重視の姿勢」や「ユーザー視点の製品開発」を根拠に置くことで、企業との親和性が明確になります。 |
【入社後】 入社後は、営業として多くの人と関わりながら、 |
添削コメント|「コミュニケーション力を活かしたい」だけでは漠然としており、営業職としてどのように現場に価値を提供したいのかが見えません。提案力や貢献の方向性を明示したことで具体性が生まれました。 |
【NGポイント】
志望動機の全体構成が抽象的で、どの業界・企業でも通用するような表現が多く見られました。特に「人の命を支えたい」や「人と話すのが好き」といった言い回しは、職種理解が浅く見えていました。
【添削内容】
「なぜ営業職なのか」「なぜ医療機器業界なのか」「なぜこの企業なのか」という3つの軸に対し、経験や観察を根拠にした文脈を加えることで説得力を高めました。
【どう変わった?】
医療機器メーカーの営業職の特徴を踏まえた志望理由にすることにより、志望熱意が伝わる文章になりました。また、きっかけとなった出来事を提示したことで説得力が高まりました。
・営業職の特徴を踏まえる ・職種や企業理解を示す ・志望理由のもとになる経験を示す |
例文3:事務職志望の場合
事務職の志望動機を添削しました。医療機器メーカーの事務職に求められる「正確性」や「調整力」を意識した構成としました。
【結論】 チーム全体の業務が円滑に進むよう支える役割にやりがいを感じており、医療機器メーカーの事務職として、 |
添削コメント|「正確で丁寧な対応」だけでは汎用性が高く、業界や職種に関係なく使えてしまう抽象表現です。「チーム全体の業務が円滑に進むよう支える役割」など、事務職に求められる実務能力を明示することで、職種理解の深さが伝わります。 |
【根拠となるエピソード】 大学時代、ゼミの運営サポートを担当した際、周囲の意見をまとめながら資料作成や進行管理を行った経験があります。 |
添削コメント|「裏方として支えることに充実感」という感情ベースの表現は曖昧で、根拠が弱くなります。行動を通じた自己理解とその適性の気づきに変換することで、自己分析の深さが伝わる内容になります。 |
【エピソード詳細】 特に、メンバーの資料作成をサポートした際に作成のためのマニュアルを作って配り、進捗管理のためのミーティングを定期で開催した結果、特に問題なくその年の運営が終了し、メンバーからも「助かった」と感謝されたことが印象に残っています。 |
添削コメント|自分の強みを実感したエピソードのはずが、強みが発揮された行動が具体的に書かれていませんでした。そこで、具体的にどんなことをして感謝されたかを明記し、「相手視点の行動→信頼を得た」という構成にすることで、強みの根拠を明確にしています。 |
【企業を選んだ理由】 貴社は現場の声を製品開発に活かす体制が整っており、事務職であっても |
添削コメント|「医療現場に貢献」は意欲は伝わるものの、事務職との関連性が弱い表現です。職種理解を前提にした「間接支援」への言及により、企業の業務理解と職務への適性が伝わりやすくなります。 |
【入社後】 入社後は、社内外の調整や書類管理などを通じて、 |
添削コメント|「安心して業務に集中できる環境を整える」は抽象的な表現で、どのような行動を指しているのか曖昧です。「滞りなく進むよう支える」とすることで、事務職が担う具体的な貢献像が浮かびやすくなります。 |
【NGポイント】
全体的に抽象的な表現が多く、事務職で求められる役割や企業との接点が見えづらくなっていました。また「支える」といった言葉に対して具体的な行動や成果が伴っていませんでした。
【添削内容】
抽象的な表現に具体性を持たせるよう修正し、行動・気づき・強みの流れが見えるように整えました。加えて、企業や職種の理解を示す表現にすることで、志望理由の説得力も高めています。
【どう変わった?】
事務職に求められる「調整力」「正確性」などとの繋がりが明確になりました。また、事務職ならではの業務や役割への理解が深いことを示せました。
・汎用表現を具体的にする ・自分の強みと志望職種を関連付ける ・職種への理解を明示する |
例文4:研究職志望の場合
医療機器メーカーの中でも、医療機器開発に関わる研究職の志望動機を添削しました。「研究職としてどのような価値を提供できるか」を明確にすることが重要です。
【結論】 人の命を守る医療機器の研究開発を通じて、 |
添削コメント|「社会貢献性の高いものづくり」は曖昧でどの業界でも使える表現であり、研究職ならではの動機として弱く映ります。医療現場の課題に着目し、自身の技術で解決したいという意志を明確にすることで、業界・職種との適合度が高まりました。 |
【根拠となるエピソード】 私は幼少期、家族が医療機器に助けられた経験から、 |
添削コメント|「関心を持った」だけでは弱く、どうして研究職に結びついたのかが伝わりませんでした。経験から得た感情と行動の流れを明確にすることで、納得感のある志望動機に仕上がっています。 |
【エピソード詳細】 また、大学では機械工学を専攻し、製品開発の基礎を学びました。研究では小型モーターの制御技術をテーマに、精度の高い設計と地道な検証を重ねることの重要性を実感しました。 |
添削コメント|添削前は入社後の目標に近い内容で、文章の流れを考えると構成上不自然でした。代わりに、研究内容と医療機器開発の親和性を補足し、研究職としての適性・価値を示す表現へとブラッシュアップしました。 |
【企業を選んだ理由】 中でも貴社は、幅広い医療分野に製品を展開し、 |
添削コメント|「開発体制に魅力を感じている」という表現は曖昧で、きちんと企業研究をしているのか、不信感を持たれる可能性がありました。そこで、企業独自の開発姿勢や改善アプローチを具体的に示すことで、説得力と独自性が増しました。 |
【入社後】 入社後は、 |
添削コメント|「基礎技術の探求にとどまらず開発に取り組みたい」という表現では、入社後に何をするつもりかが不明瞭でした。そこで、基礎と応用の両方に取り組むという視点に置き換えることで、研究職としての視座が高く、実行力があることを伝えられています。 |
【NGポイント】
当初の例文では、志望動機について「社会貢献に携わりたい」といった抽象的な語で構成されており、医療機器業界の研究職に対する理解や適性が十分に伝わっていませんでした。
【添削内容】
抽象的な表現を具体的な行動や背景に置き換え、研究職ならではの視点を強調しました。特に、過去の経験で得たスキルと医療機器開発との関係を明示し、入社後の貢献イメージにも一貫性を持たせました。
【どう変わった?】
全体として「研究職を理解し、技術で貢献したい」という意欲が明確になりました。抽象的だった文章に具体性と論理性が加わり、意図や熱意がより伝わる内容へ改善されています。
・抽象表現に具体性を持たせる ・経験と志望理由をつなげる ・企業理解を具体的に示す |
例文5:生産技術職志望の場合
最後に、医療機器メーカーの生産技術職の志望動機を添削しました。なぜその職種を選んだのか、生産技術への関心や企業選びの軸を明確に伝えることが重要です。
【結論】 |
添削コメント|「仕組みづくり」という表現が抽象的で、医療機器業界への熱意や職種理解の深さがやや弱く伝わってしまう印象がありました。医療機器と生産技術の接点を具体的に表現し、企業側が求める視点と一致していることをより明確にしています。 |
【根拠となるエピソード】 高校時代に |
添削コメント|具体的にどのように医療機器に助けられたのかが判然としなかったため、より具体的に何があったかをくわしく表現することで、医療機器への興味形成の流れを自然に示しました。 |
【エピソード詳細】 大学では工学部に所属し、製造ラインの効率化をテーマにした実習を通じて、モノづくりの品質や安定供給の重要性を学びました。 |
添削コメント|成果を具体的な数値で示すことで信頼性が向上しました。職種への関心も「魅力を感じた」ではなく、行動に基づいた理由づけで深みが出ています。 |
【企業を選んだ理由】 貴社は、 |
添削コメント|「品質と生産性の両立」という表現が抽象的で、他のメーカーにも当てはまる内容でした。そこで、製品の種類や具体的な技術に触れつつ、企業独自の強みや価値観への共感を伝える構成に変更しました。 |
【入社後】 入社後は、製品ごとに最適な製造工程を考え、安全性・正確性・効率を兼ね備えた体制づくりに貢献していきたいと考えています。 |
添削コメント|入社後の行動を「現場起点の改善」から、どの部門とどのように連携するかという具体的な行動方針に変えたことで、実務を理解している印象を与える内容になりました。 |
【NGポイント】
元の例文では、志望のきっかけや企業の特徴が抽象的で、志望動機への説得力や、志望企業への熱意が不足していました。特に、「助けられた」や「魅力を感じた」といった曖昧な表現が多く、説得力に欠ける印象でした。
【添削内容】
志望した背景や、自分がやってきた経験の中での成果をより具体的に描写し、数値や行動による根拠を盛り込みました。また、企業理解に関しては汎用的な内容を避け、実際の強みや取り組みに言及した文に変更しました。
【どう変わった?】
志望理由が抽象的だった状態から、自分の経験・行動・成果を軸にした一貫性のある内容へと改善されました。企業の魅力も主観的な表現ではなく客観的な事実が主張され、職種への理解と志望度が伝わりやすくなっています。
・抽象表現は避ける ・数値で成果を示す ・企業理解の具体化する |
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医療機器メーカーの志望動機を書く際に注意する6つのこと

医療機器メーカーへの就職を目指す際、志望動機の書き方は非常に重要です。
こちらでは志望動機を効果的に伝えるために、特に注意すべき6つのポイントについて解説します。
これらのコツを押さえることで、あなたの志望動機はより具体的かつ説得力のあるものになるでしょう。
- 志望動機を待遇の良さにしない
- ほかの業界にも当てはまることを言わない
- 文字数は8割以上埋める
- エントリーシートとは異なる表現を心がける
- 誤字脱字には細心の注意を払う
- 避けるべきフレーズについて知っておく
①志望動機を待遇の良さにしない
給与や福利厚生といった待遇の良さを志望動機の中心に据えると、他の候補者との差別化が難しくなります。
代わりに、医療機器業界特有の要素に焦点を当てましょう。
【例】
✕「貴社は業界内でも高い給与が魅力的で、福利厚生が充実していると聞きました。」
〇「貴社の開発する医療機器が、医療現場での診断精度向上に貢献していることに強い感銘を受けました。」
②ほかの業界にも当てはまることを言わない
志望動機の内容が他の業界でも通用するようなものは説得力に欠けるため、書かないようにしましょう。
医療機器メーカーだからこそ惹かれるポイントを明確にしてください。
【例】
✕「技術力のある企業で働きたいと思っています。」
〇「医療現場で患者の命を支える技術開発に携わり、社会に直接的に貢献できることに強く惹かれました。」
自分1人での自己分析に不安がある方は、就活のプロと一緒に自己分析をしてみませんか?あなたらしい長所や強みが見つかり、就活がより楽になりますよ。
③文字数は8割以上埋める
エントリーシートに指定された文字数の8割以上を埋めることで、適切に自分の考えを伝えられます。
少なすぎると意欲や誠意が伝わりません。
【例】
〇「私は貴社で医療機器開発に貢献したいと考えています。」(100字指定のところ25字)
✕「私は、大学で学んだ生物医学工学の知識を活かし、貴社で最先端の医療機器開発に貢献したいと考えています。特に、外科用の診断機器に興味があり、開発プロセスに深く関与したいと考えています。」(100字中90字)
④エントリーシートとは異なる表現を心がける
エントリーシートで述べた内容と同じ表現やフレーズを避け、別の視点や表現で自分をアピールすることが重要です。
同じ内容を繰り返すと新鮮味に欠け、評価が下がってしまいます。
【例】
✕「エントリーシートでもお伝えした通り、私はチームワークに自信があります。」
〇「プロジェクトで培った協調性を活かし、貴社のチームで革新的な製品開発に貢献したいと考えています。」
⑤誤字脱字には細心の注意を払う
誤字脱字は、細部への注意力を欠いていると見なされる可能性があります。
医療機器業界では特に正確性が重視されるため、チェックを怠らないことが重要です。
【例】
✕「医療の現場の革新を与える」(「助詞の誤り」)
〇「医療の現場に革新を与える」
⑥避けるべきフレーズについて知っておく
過度に一般的な表現や曖昧な言い回しは避けて、避けるべきフレーズについて知っておきましょう。
たとえば、「御社の成長に貢献したい」といった表現はどの会社にも使えるため具体性に欠けます。
【例】
✕「御社の成長に貢献したいと思っています。」
〇「貴社の製品が持つ革新性をさらに高め、医療従事者にとって使いやすい製品開発に貢献したいと思っています。」
医療機器メーカーの志望動機は自分の強みや経験を伝えよう

医療機器メーカーの志望動機を作成する際は、自分の強みや経験を具体的に伝えることが重要です。
業界や企業の特性を深く理解し、自分がどのように貢献できるかを示すことで、説得力のある志望動機を作成できるでしょう。
また、志望理由の裏付けとなる具体的なエピソードを交えることで、採用担当者に入社への熱意や仕事への適性を印象づけられます。
正確さや表現にも注意を払いながら、他の応募者との差別化を図りましょう。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。