HOME > 就活マガジン記事 > 第一志望群が企業に与える印象|適切な使い方を解説

第一志望群が企業に与える印象|適切な使い方を解説

就職活動中の学生の間で使われる「第一志望群」という言葉。この言葉の意味を知り、適切に使えるようになれば、効果的な就活ができるでしょう。

この言葉は、志望度の高い企業を1社に絞れない場合に使えます。業界や職種から志望先を探している学生は、まずここから定めてみましょう

第一志望群とは・何社が良いのか

「第一志望群」とは、入社を最も希望している複数の企業をまとめた呼称です。単に気になる企業を列記するのではなく、志望度の高い企業のみを厳選する必要があります。

企業の様々な側面を確認し、入社後のキャリアプランをしっかりイメージできた上で、最終的に上位3社程度を設定するとよいでしょう。あくまで「入社してもらいたい」と強く思える企業のみを含めるようにしてくださいね。

気を付けたいのは、企業数が多すぎないことです。優先順位を曖昧にしてしまうと、企業からは本気度が疑われかねません。せっかくの良い企業に内定が貰えなくなる可能性もあります。

徹底した企業分析を行い、本当に自分に合った企業を「第一志望群」として絞り込むことが大切です。

面接で第一志望群と話すのは避けるべき

面接では、第一志望群であると話すのは避けるべきです。ここではその理由を解説します。

  1. 第一志望でないと判断される
  2. 根拠を確認する質問をされるため
  3. 優柔不断な印象を与えるため

①第一志望でないと判断される

便利な言葉ですが、面接で使うと企業に良くない印象を与えてしまう可能性があります。企業は内定を出した後に辞退されるのを嫌います。そのため、自社への高い志望度を持つ学生を優先的に採用したいと考えています。

この言葉を使うと、その企業が最優先ではない可能性があると受け取られてしまうのです。加えて、複数の企業を志望していることが分かるため、優先順位がはっきりしないふわっとした印象を与えかねません。

ビジネスの現場では明確な判断力が求められるため、そうした印象は望ましくありません。面接では第一志望ですか?と聞かれない限りは避けるのが無難でしょう。

②根拠を確認する質問をされるため

面接でその言葉を使用すると、企業側から様々な質問をされる可能性があります。例えば以下のような内容が考えられます。

  • 「当社を入れた理由は?」
  • 「第一志望群の中で、当社は何番目の志望なのか?」
  • 「当社以外の企業の良い点は何か?」

このように、自社が本当に第一志望かどうか確認する質問が出てくるでしょう。自社への志望度を改めて問われるわけです。

本当は第一ではないのにそう言ってしまっていることはあまり知られない方がいいです。そのため、第一志望群とした企業については上記した質問にスラスラと答えられる状況にしておくことが望ましいです。

③優柔不断な印象を与えるため

この言葉には、いくつかの落とし穴があります。それは、「意思がはっきりしない」「優柔不断」といった印象を与えてしまう可能性があることです。

ビジネスの現場では、選択と集中が重要視されます。そのため、優柔不断な印象は人事評価を下げかねません。特に面接の場では、そうした印象は避けたいものです。

さらに、複数の企業がそこに含まれているということは、自社以外の企業も同等の志望度があることを意味します。つまり「本当に自社に就職したいのか?」という疑念を持たれる可能性もあるのです。

このようにリスクが伴います。面接で使うかどうか迷うのであれば、別の表現を使うようにしましょう。

「第一志望群」を使う時によくある質問

続いて、面接での回答についてよくある質問を紹介します。

  1. 嘘でも第一志望と伝えるべき?
  2. 第一志望と伝えながら入社しなくても良いの?

①嘘でも第一志望と伝えるべき?

企業から志望度を問われた際、躊躇なく「第一志望です」と答えることが賢明です。企業への入社意欲が高いと伝えられるからです。

仮に本心では第二志望や第三志望だとしても、「第一志望ではない」と答えると、自社を滑り止めと看做される恐れがあります。そうなれば、入社の熱意が疑われ、選考での評価を下げてしまうでしょう。

そこで、面接前には各企業への志望動機を整理し、魅力をしっかりとアピールする準備をしておきましょう。熱意ある言葉で伝えることで、内定の可能性は高まりますよ。

② 第一志望と伝えながら入社しなくても良いの?

面接で「当社が第一志望です」と伝えても、必ずしも内定を受け入れる義務はありません。多くの学生が複数の企業を受けていることから、志望順位が変わるケースも珍しくないためです。

仮にそういっていたとしても、内定辞退の自由が失われるわけではありません。法的拘束力はないのです。本当に望む企業へ就職できるチャンスを逃すことのないよう、柔軟に選択肢を検討することが重要です。

つまり、第一志望と伝えることで企業への高い志望度を示せますが、状況次第では受諾を見直すこともできます。積極的に自身の想いを伝えることをおすすめします。

第一志望群は自分の中で定めておこう

今回、第一志望群という言葉について、企業に与える印象などを解説しました。企業から自社が第一志望であるかと聞かれない限りは、答えるのは避けましょう。

第一志望群という言葉は、就活戦略を立てる際の指標として活用するもので、そのままの形で外部に発信する言葉ではありません。使い分けを意識して就活に臨んでくださいね。

  • フェイスブック
  • X

まずは志望動機を作ってみる

    • 卒業年数
    • 学校
    • 名前
    • 連絡先

    No.1

    卒業年月日を選択してください

    2025年3月2026年3月2027年3月卒業済み

    No.2

    学校区分を選択してください

    大学大学院(博士)大学院(修士)短期大学専門学校海外大学

    No.2

    学校情報を入力してください

    学校名
    学部名
    学科名
    学校名
    学部名
    学科名

    No.3

    お名前を入力してください

    お名前
    フリガナ

    No.4

    連絡先を入力してください

    電話番号
    メールアドレス

    本利用規約には、株式会社C-mindが「https://shukatsu-magazine.com」上で提供するサービスにおける、本サービスを利用するお客様との間の基本的な事項が規定されております。本サービスの利用者におかれましては、必ず全文お読み下さいますようお願いいたします。

    個人情報保護方針」と 「サービス利用規約」を確認する

    編集部

    この記事を書いた人

    編集部

    「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。