就活のやり方・流れを徹底解説!開始時期や準備すべきものも紹介
就職活動の進め方が分からず、何から始めれば良いのか迷っている方も多いでしょう。
やり方やスケジュールを把握しておくことで、スムーズに就活を進めることができます。
この記事では、就活の開始から内定までの流れや具体的な進め方について解説します。
また、就活を開始する時期や必要な準備物についても詳しく紹介しますので、ぜひ参考にしてください。これを基に戦略的に就活を進め、自信を持って内定獲得に向けて取り組みましょう。
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就活開始から内定までの流れ

就活をスムーズに進めるために、まずは就活開始から内定までのおおまかな流れを把握しましょう。
一般的に、就活は大学3年(卒業の前年度)の4月頃から始まります。就活開始から内定までの流れは以下の通りです。
それぞれみていきましょう。
①就活開始は大学3年(卒業の前年度)の4〜6月から
就活の本格的な開始時期は、大学3年の4〜6月からです。卒業の前年度から就活の準備を始める方が増えます。
就活をスムーズに進めるには、自己分析や企業の情報収集が重要です。そのため、企業の選考が始まる前から行動する方が多い傾向にあります。
しかし、就活は足並みをそろえて行うものではありません。自分の進みたい業界や行きたい企業によって、人それぞれ時期は異なります。自分のペースで就活を進めるために、早めに準備をしたり計画を立てたりしましょう。
②会社説明会は大学3年(卒業の前年度)の3月から
内閣官房のルールでは、広報活動の開始は卒業・修了年度に入る直前の3月1日以降と決められています。
広報活動とは、企業へのエントリー開始や会社説明会の開催です。エントリーとは、学生が企業に対して興味を示す手段を指します。
エントリーすれば、企業の選考や説明会の情報を取得可能です。また、会社説明会は、企業が自社を知ってもらうために開催するもので、参加すると業務内容の詳細がわかります。
③選考開始や内々定は大学4年(卒業年度)の6月から
内閣官房のルールでは、採用選考活動は卒業・修了年度の6月1日以降からと決められています。
採用選考活動とは、企業説明会や面接などの採用に関わる活動全般です。企業によって異なりますが、面接は大学4年の6月から始まるケースが多い傾向にあります。
内々定をもらう就活生が増えるのも、大学4年の6月以降からです。内々定は、企業側が採用する意向を固め、採用者に通知する状態を指します。まわりが内々定をもらっても、焦る必要はありません。自身に合った企業をみつけるために、根気よく取り組みましょう。
④内定は大学4年(卒業年度)の10月から
内閣官房のルールでは、正式な内定日は卒業・修了年度の10月1日以降です。内定式は10月以降に行われます。
内定とは、企業の正式な採用通知に対して、就活生が入社を承諾し労働契約が成立した状態です。1社でも内定をもらえると、ホッとする学生は少なくありません。
内々定をもらえたとしても、その時点では労働契約は成立していないため油断は禁物です。卒業・修了年度の10月1日以降に正式な内定をもらい、就活生側が了承すると正式採用となり、就活が終わります。
就活のやり方:企業の選考スケジュールを把握しよう

企業ごとに選考をスタートする時期は異なりますが、企業の種類によっておおまかなスケジュールが予想できます。経団連への加盟状況によって、スケジュールに特徴があるため、企業に合わせて就活を進めましょう。
ここでは、以下の3つの企業の特徴を解説します。
①経団連に加盟している企業(大手企業)
経団連に加盟している企業は、内閣官房の要請通りに大学3年の3月に情報が解禁され、大学4年の6月から選考が始まります。経団連に加盟しているのは大手企業です。
志望の企業が大手の場合は、経団連への加入状況を確認するとスムーズでしょう。なお、選考試験の日程は企業によって異なるため注意してください。
内閣官房は、企業に対して就活ルールを提示していますが、要請にすぎません。経団連に加盟している企業でも、独自のスケジュールで選考を進める場合も多くあります。
②経団連に加盟していない企業(中小・ベンチャー企業)
経団連に加盟していない中小企業やベンチャー企業は、大学3年の2月頃から選考をスタートします。中小企業やベンチャー企業が経団連の加盟企業よりも早く選考を始めるのは、より優秀な人材を獲得するためです。
中小企業やベンチャー企業のなかには、経団連の加盟企業が説明会を行う大学3年の3月以降に内定を出す企業もあります。
経団連の加入状況にかかわらず、独自の選考スケジュールを設けているケースがあるため、志望する企業の情報をチェックしましょう。
③外資系企業
外資系企業の選考は、大学3年の10月ごろから始まるのが特徴です。外資系企業とは、海外からの出資で成り立っている日本の企業を指します。
中小企業やベンチャー企業と同じく、経団連の加盟企業よりも早めの選考スケジュールを組む企業が多いのが特徴です。
また、早めに選考を開始する外資系企業のなかには、年内で内定を出すケースもあり、秋・冬のインターンシップが内定につながる場合もあります。
外資系企業に就職したい方は、大学3年の秋頃には選考が始まる可能性があるため、企業のスケジュールをしっかりと確認し、早めに就活を進めましょう。
就活は早期化している

近年の就活は早期化しています。政府が決めたルールには強制力がないため、選考スケジュールを早める企業も少なくありません。
政府のルールよりも前倒しで面接を実施する企業もあります。採用につながる可能性もあるインターンシップが、本選考の前に実施されるケースもあるでしょう。「もっと早く就活をしておけばよかった」と後悔しないように行動しましょう。
しかし、就活が早期化していても、焦って就活をする必要はありません。自分のペースで納得できるまで活動し、心から志望する企業の内定を獲得できるようにしましょう。
【10ステップでわかる!】就活のやり方

就活開始から終了までの具体的な流れとやり方について解説します。就活の流れは以下の通りです。
- 就活サイトに登録する
- 自己分析する
- 企業・業界を研究する
- インターンシップなどのプログラムに参加する
- OB・OG訪問で情報収集する
- 会社説明会・合同説明会に参加する
- エントリーシート(ES)・履歴書を準備する
- 筆記試験・WEBテストの対策をする
- 面接・グループディスカッションの準備をする
- 内定をもらったら返事をする
やり方について詳しくみていきましょう。
①就活サイトに登録する
就活を始める際、まず始めに行うべきなのが就活サイトへの登録です。就活サイトは、より多くの企業と出会うために複数登録してください。
就活サイトによって取り扱っている業界や業種・企業の数に差があります。就活サイト内の企業をチェックし、それぞれの特徴を確認しましょう。志望する業種を多く取り扱っている就活サイトを利用すれば、より多くの企業とつながる機会が持てます。
さらに、就活サイトは、情報収集だけでなく企業にエントリーする際も使う重要なものです。就活サイトからのみエントリーを受け付けている企業もあります。満遍なく情報収集ができるため、各就活サイトへの登録はしっかり行いましょう。
②自己分析する
ご自身が志望する業種や企業を割り出すためには、自己分析が必要です。自己分析では自身の経験を思い出し、性格や価値観を分析します。
過去の経験は、志望する業界や職種を絞るための材料です。どのような仕事をするか迷っている方は、ご自身の過去からやりたい仕事を探しましょう。
過去の経験からモチベーションになった出来事や、ご自身の強みを見つけてください。やりたい職業を探すだけでなく、ご自身が苦手とする分野や作業についても考えておきましょう。
自己分析は志望する企業を見つけるための柱です。ご自身に合う仕事を見つけるためにも、就活を進める前にしっかりと自己分析しましょう。
③業界・企業について研究する
自己分析が終わったら、次はどのような業界があるかを把握しましょう。業界によって取り扱うものや、サービスの事業内容が異なります。業界とは、以下のようなものです。
- 商社
- 金融
- サービス
- 通信
- メーカー
- マスコミ
業界について調べていくうちに、興味のある仕事が見つかる場合もあります。希望する業界が決まったら、企業の情報を調べたりインターンシップに参加したりして、実際に業務を体験しましょう。
志望する業界がある程度しぼれたら、個々の企業についてのリサーチを開始します。同じ業界でも企業によって社風や働き方が異なるため、自分にマッチする企業がみつかるように、企業理念や強みの研究が大切です。
④インターンシップなどのプログラムに参加する
インターンシップでは、実際の企業で仕事を体験できます。インターンシップに参加するメリットは、企業のホームページや説明会ではわからない職場の雰囲気や仕事内容を事前に把握できる点です。
インターンシップに参加する際は、就活サイトや企業のホームページからのエントリーが必要です。体験したい企業が見つかったら、まずはエントリー方法を調べてください。プログラムの種類も多いので、自分が知りたい内容のものを選びましょう。
人気の企業は、定員がいっぱいになり参加できなくなる可能性があります。なお、インターンシップは大学3年の4月頃から、春・夏・秋・冬のシーズンごとに開催されます。
⑤OB・OG訪問で情報収集する
OB・OG訪問では、過去にご自身の大学に通っていた現役社員からの生の声が聞けます。説明会よりも質問しやすく、企業の詳細についての情報を得るチャンスです。
OB・OG訪問の期間は決まっていません。企業やOB・OGの都合がよければ、いつでも訪問ができます。ご自身の就活スケジュールを確認し、余裕を持って訪問日を設定しましょう。
まずは、忘れず早めにアポイントを取ってください。訪問相手は社会人のため、仕事が忙しい時期は対応できません。OB・OGの知り合いがおらず、なかなかアポイントが取れない場合は、大学でOB・OG訪問について確認するのがおすすめです。
⑥会社説明会・合同説明会に参加する
企業が個別に開催する会社説明会では、事業内容について詳しい説明が受けられます。企業のホームページや就活サイトには記載されていない情報を得るチャンスのため、積極的に参加しましょう。
複数の企業が同じ場所で開催する合同説明会は、新しい企業と出会う機会でもあります。志望する企業が明確に決まっていない場合は、積極的に合同説明会に参加しましょう。興味の持てる業界や企業が新たに見つかるかもしれません。
企業によっては、会社説明会の参加者を優先して選考を進めるケースもあります。志望する企業の情報は、特にチェックしましょう。説明会は何度も繰り返し開催されるものではないため、スケジュールを確認し、参加のチャンスを逃さないようにするのが大切です。
⑦エントリーシート(ES)・履歴書を作成する
志望する業界や企業が決まったら、エントリーシート(ES)や履歴書を準備しましょう。エントリーシートとは、選考に必要な書類で、企業ごとに記載する内容が異なります。
エントリーシートや履歴書は、自分の基本情報を書くものです。一方で自分の言葉で自分をPRできるものでもあります。長所や短所のほか、学生時代の実績や経験を記載する必要があるため、テンプレートとしてあらかじめ文章を作っておきましょう。
また、エントリーシートと履歴書には違いがあります。どちらにも氏名や住所などの基礎的な情報を記載しますが、エントリーシートは選考で使用されるものです。履歴書は、内定後も企業に保管されます。
⑧筆記試験・WEBテストの対策をする
筆記試験やWEBテストでは、一般常識や時事問題を問う問題・小論文が出題されるため対策が必要です。
テストとして代表的なSPIは適性検査と呼ばれ、性格の特徴や知的能力を把握する際に用いられます。企業ごとに試験内容は異なるため、志望する企業の傾向を事前にチェックしましょう。
対策なしで筆記試験を受けても高得点は期待できません。当日は緊張もしているため、本来の実力を発揮するのは難しい状況です。試験の雰囲気を再現しながら過去問題や模擬テストの対策をしておくと、試験の雰囲気や出題傾向・解き方を把握できます。
WEBテストはパソコンで受けるため、パソコン操作に不慣れな方は試験前に練習しましょう。試験では頭が真っ白になり、より操作がわからなくなる可能性もあります。WEBテスト特有の回答方法や操作方法に慣れておくと、スムーズに試験が受けられ安心です。
⑨面接・グループディスカッションの準備をする
選考では、面接やグループディスカッションがあります。事前に練習しスムーズに受け答えができるようにすると本番でも安心です。
面接やグループディスカッションを成功させるためには、面接でよくある質問を調べたり、回答を考えたりして、しっかり対策してください。対策せずに本番を迎えると、緊張でうまく答えられなかったり、すぐに返答できなかったりして頭が真っ白になってしまいます。
面接やグループディスカッションで緊張しない就活生は、ほとんどいません。就活生同士で面接やグループディスカッションの練習をするのがおすすめです。練習で面接やグループディスカッションに慣れておくと、本番も冷静に対応できるため本来の力を発揮できます。
⑩内定をもらったら対応する
採用が決まると企業からメールや電話で連絡が来ます。連絡をもらったら、できるだけ早く返答しましょう。
企業側は内定者からの返答が来るまで、採用に関する手続きを進められません。また、早めに返答すると、次のスケジュールを組みやすくなります。
届いた内定通知書や採用通知書を細部までよく読み、内容を確認してから承諾するかどうか決めてください。労働条件を再度確認し、内定を承諾すると決めたら内定承諾書を企業に提出します。
内定承諾や辞退の返答期限・連絡方法は企業から指定されるケースがあるため、企業にしっかりと確認しましょう。連絡方法を確認せず、必要な書類の提出が遅れるミスを犯さないように注意してください。
また、期限が設けられていない場合でも、1週間以内に返答しましょう。
就活を始める前にすべきことは?

不適切な服装やマナーで不採用にならないためにも、準備には時間をかけましょう。就活を始めると決めたら、以下の3つを準備してください。
①就活で必要なものを準備する
就活で必要なアイテムには、以下のようなものが挙げられます。
- スーツ
- 鞄
- 靴
- ネクタイ
- ストッキング
- 印鑑
- 腕時計
- ハンカチやティッシュペーパー
会社説明会や面接で着用するスーツ・靴・ネクタイは、サイズが合ったものをそろえましょう。スーツは無地のリクルートスーツが最適です。シャツやネクタイ、靴はスーツに合わせて選びましょう。スカートを履く方は、ストッキングを忘れずに着用してください。
ハンカチやティッシュペーパーは、身だしなみを整えるために必要なアイテムです。いざというときのために準備しておきましょう。
また、スマートフォンで時間確認ができない状況に備え、腕時計があると便利です。就活では、時間厳守で行動する必要があるため、時間確認ができるものを用意しておきましょう。さらに、書類で必要になる場合がある印鑑を持ち歩くと安心です。
②ビジネスマナーを身に付ける
就活では現役の社会人とやり取りするため、ビジネスマナーを身に付けておく必要があります。
就活を始める前に、正しいビジネスマナーについて調べる時間を設け、言葉遣いや振る舞いを見直す機会を作りましょう。
身だしなみを整えるのもマナーの一つです。説明会や面接の前に、頭髪や服装の乱れをチェックしてください。長い髪をまとめたり、服の汚れを落としたりして身支度を整えましょう。健康的で清潔感がある見た目は相手に好印象を与えます。
③就活専用のメールアドレスを用意する
就活では、企業の担当者とメールで連絡を取り合う機会が増えます。そのため、普段使用しているものとは別に、管理しやすいメールアドレスを用意しておくと便利です。
普段使用しているメールアドレスに、ニックネームや好きなキャラクターの名前を入れている方もいるかもしれませんが、内容によっては就活に不向きな可能性もあるため注意しましょう。
メールアドレスは採用の可否に直接関わるわけではありません。しかし、不審に思われるようなものは避けたほうが無難です。
管理のしやすさや企業の担当者への印象を考え、就活専用のメールアドレスを作成しておきましょう。ニックネームではなく、本名が入ったメールアドレスであれば、就活にふさわしいといえます。
就活のやり方を把握して自分のペースで内定をもらおう
就活は全体の流れと企業のスケジュールを把握して、細かく計画を立てて進めてください。全体像がわかれば見通しがたつため、不安も少なく安心して就活に取り組めます。
一般的に、就活を開始する時期は大学3年の春頃だとされています。周囲との進捗の差が気になったり、内定を取れない状態に焦ったりするかもしれません。しかし、就活のペースは一人ひとり違うため、人と比べず取り組むのが大切です。
ご自身が納得できる形で就活を終わらせるためにも、本記事で解説した就活のやり方を参考に、自分のペースを大切にしながら心の余裕を持って就活を進めましょう。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。