履歴書を郵送する切手の金額は？サイズ別の料金や正しい貼り方を解説

「履歴書の郵送にかかる切手はいくらだろう…？」そのようにお悩みではありませんか？

履歴書を郵送する際、切手の金額がわからない・料金の過不足が心配になるでしょう。

本記事では、履歴書を郵送する場合の正しい切手の金額について解説します。

履歴書のサイズ別の料金や正しい貼り方なども紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

履歴書は140円切手で郵送可能

履歴書は、基本的に140円切手で郵送可能です。

1. 正確な金額を知りたいなら郵便局に持ち込む
2. 切手の過不足は届かない・受け取り拒否される可能性がある

140円切手は定形外郵便で、「長辺34cm以内、短辺25cm以内、厚さ3cm以内」かつ「重さ100g以内」の郵便物が対象で履歴書のサイズがA4またはA3サイズなので、定形外郵便に当てはまります。

濡れ防止のためにクリアファイルを使用する場合は、全体の重さが100g以内に収められるため140円切手で問題ありません。

また、職務経歴書や送付状を含めても全体の重さは100g未満のため、140円切手で郵送可能です。

①正確な金額を知りたいなら郵便局に持ち込む

書類の重さが分からない方は、郵便局への持ち込みをおすすめします。郵便局は正確な重さを計ってくれるため、過不足になる心配はありません。

郵便局に持ち込む場合は履歴書など必要書類を封筒に入れて、郵便局員に「普通郵便で郵送したい」と伝えましょう。

郵便局員がその場でサイズと重さを計って適切な切手代を教えてくれ、希望すると正しい位置に切手を貼ってくれます。

②切手の過不足は届かない・受け取り拒否される可能性がある

切手代が過不足になると、返送されて届かない・応募先に受け取り拒否される可能性があります。

万が一受け取ってもらっても、事前準備が不足しているなどの悪い印象を与えてしまいますよ。

過不足を避けるために、履歴書の郵送は郵便局への持ち込みが確実です。

さまざま事情で郵便局の営業時間に間に合わない場合は、1つ上の金額の切手を貼る・営業時間外も対応している「ゆうゆう窓口」の利用をおすすめします。

切手の金額は封筒のサイズと重さで決まる

切手の金額は、封筒のサイズと封筒を含めた書類全体の重さで決まります。

1. A4サイズの履歴書を送る
2. B5サイズの履歴書を送る
3. 履歴書を三つ折りにして送る

以下では、サイズ別の履歴書を送る場合の切手代について解説します。

①A4サイズの履歴書を送る

A4サイズの履歴書を送る場合の切手の金額は、50g120円・100g140円・150g210円です。

履歴書は一般的には「縦297㎜・横420㎜」のB3サイズですが、二つ折りにするとA4サイズになります。

A4サイズで郵送する際は角形2号の封筒に入れ、140円切手で郵送可能ですよ。

履歴書と職務経歴書だけを入れると50gで収まりますが、濡れ防止のためにクリアファイルを使用してしまうと50gを超えてしまうため140円切手になります。

また、履歴書や職務経歴書のほかに企業指定の書類があり150gを超える場合は、210円切手になることもあるでしょう。

②B5サイズの履歴書を送る

B5サイズの履歴書を送る場合の切手代も、A4サイズと同じく120円～210円です。

B5サイズは「縦257㎜・横364㎜」とA4サイズより小さいですが、定形外郵便になりますよ。

B5サイズの履歴書だけを送る場合は角形3号の封筒に入れますが、職務経歴書や他の書類がある場合は書類サイズに合わせて角形2号がおすすめです。

③履歴書を三つ折りにして送る

履歴書を三つ折りに畳んで送る際は、定形郵便物に当てはまると切手代は94円です。定形郵便物は「縦235㎜、横120㎜、重さ50g以内」の郵便物が対象になります。

履歴書と職務経歴書だけなら長形3号（縦235㎜、横120㎜）の封筒に収まるため、94円切手で郵送可能です。

しかし、他の書類を含めて50gを超えると定形外郵便の対象になり、A4サイズやB5サイズと同じく140円切手になります。

長形3号に収まったからと重さを計らず94円切手で郵送すると過不足になる可能性もあるため、三つ折りで送る際も郵便局への持ち込みましょう。

履歴書を郵送する際の正しい切手の貼り方

履歴書を郵送する際の正しい切手の貼り方について解説します。

1. 封筒の左上に貼る
2. 普通切手を使用する
3. 切手は最大2枚までに収める

正しく切手を貼ると企業への第一印象も良くなる可能性があるため、郵送前に確認してみてください。

①封筒の左上に貼る

切手は、封筒の左上で封筒の端ではなく、少し余白を空けましょう。

封筒の端に貼ると剝がれてしまう可能性があり、剥がれると返送されてしまいます。

また、切手は水に濡らす方法が剝がれづらく、綺麗に貼るために専用のスポンジの使用がおすすめです。

②普通切手を使用する

履歴書を郵送する場合は、普通切手の使用が基本的なビジネスマナーです。履歴書はビジネス書類のため、記念切手やキャラクターデザインは向いていません。

自宅にある記念切手などを使用すると「適当に書類を作成した」と悪印象になる可能性もあります。

③切手は最大2枚までに収める

封筒に貼る切手は、最大2枚までに収めましょう。

枚数に制限はありませんが、2枚以上貼ると見栄えが悪く、企業に「寄せ集めで貼った」と思われる可能性があります。

郵便局では140円切手が販売されているため、2枚以上になる場合は購入しましょう。

履歴書の5つの郵送方法

履歴書を郵送する方法は5つあります。

1. 普通郵便
2. 速達
3. 特定記録
4. レターパック
5. 簡易書留

以下では、各郵送方法の料金や特徴を紹介します。

①普通郵便

普通郵便は、履歴書など書類の郵送方法として一般的で、平日・日祝に送付すると、送付日を除く3日程度で送り先に届きます。

普通郵便は重さ・サイズに合わせた切手を貼るだけで届き、最も簡易的な郵送方法です。

②速達

速達は、普通郵便より早く送り先に届く郵送方法で、150gまでなら追加料金260円で利用できます。

例えば履歴書は、切手代140円＋速達260円の合計400円で利用可能です。

速達は「提出期限が近い」・「なるべく早く送りたい」など、事情のある方に向いていますよ。

③特定記録

特定記録は、履歴書が企業に届いたかを確認できる郵送方法で、追加料金160円で利用でき、サイズや重さは関係ありません。

配達状況を確認するには、受領書に記載されたお問い合わせ番号を郵便局のサイトに入力すると確認できます。

「大切な書類だからしっかり届いているか確認したい」など、配達状況を確認したい方におすすめの郵送方法ですよ。

④レターパック

レターパックは、郵便局指定の厚紙封筒を使用する郵送方法で、追跡機能が付いているため、特定記録のように配達状況を確認できます。

レターパックは2種類あり、郵便受けに配達する場合は370円、対面で配達する場合は520円です。

どちらも同じ厚紙を使用していてサイズも変わりませんが、忙しい相手方の気持ちを思うなら郵便受けへの配達が望ましいでしょう。

レターパックは書類が折れたり雨に濡れる可能性が低く、大切な書類を送るために適切な郵送方法です。

⑤簡易書留

簡易書留は、相手方が対面で受け取る郵送方法で、切手代に追加料金350円で、履歴書の郵送なら合計490円で利用可能です。

郵便物の引き受けから配達までの過程を記録するため、紛失や相手に届いていないなどのトラブルが起きた場合に対応できます。

しかし、簡易書留は相手方が受領印を押す必要があるため、履歴書の郵送には向いていません。

「企業から指定がある」・「重要書類を送りたい」など理由がある場合のみ、利用しましょう。

履歴書を郵送する前の確認事項

履歴書を郵送する前の確認事項を紹介します。

1. 履歴書と封筒のサイズは合っているか
2. 宛先・送り主に間違い・誤字脱字はないか
3. 履歴書の記載内容に間違いはないか

履歴書を郵送する際は切手だけではなく、封筒や内容の確認も大切です。

①履歴書と封筒のサイズは合っているか

履歴書を封筒に入れる前に、サイズが合っているかを確認しましょう。A4サイズの履歴書なら角2号、B5サイズは角形3号、三つ折りは長形3号が適切です。

履歴書と封筒のサイズが合っていないと、企業に「余り物を使用した」と悪印象です。

市販で購入した履歴書には封筒が同封されていますが、他のサイズを使用したい場合は別途購入しましょう。

②宛先・送り主に間違い・誤字脱字はないか

履歴書を郵送する前に、宛先や送り主に間違いはないか・誤字脱字はないかを確認しましょう。

会社名を間違って記載すると、相手方に失礼になります。特に会社名は前株・後株かが重要で、略さず正式名称ので記載がマナーです。

切手を貼ってから宛先を記入すると間違ったときに切手が無駄になるため、切手を貼る前に記入しましょう。

③履歴書の記載内容に間違いはないか

封筒に履歴書を同封する前に、記載内容に間違いはないか確認しましょう。

履歴書は郵送すると戻せないため、間違った履歴書を郵送しないために確認が大切です。

記入内容に間違いがあった場合は、修正をせずに書き直してください。修正した履歴書は見栄えが悪く、相手に悪印象を与えてしまいます。

履歴書を郵送する際は切手の値段に注意が必要

履歴書を郵送する際は、切手の値段に注意が必要です。

履歴書は一般的に140円切手で郵送できますが、過不足になると企業が負担するなど悪印象になります。

また、履歴書や封筒のサイズによって金額が異なるため、過不足を避けるには郵便局への持ち込みましょう。

企業に好印象を与える履歴書を送るためにも、切手の値段に注意して郵送してください。