日本電設工業の平均年収・初任給を紹介！事業内容や他社との比較まで

就活生のみなさん、「サブコン」って聞いたことありますか？

建設業界の中でも、大手ゼネコンから工事を請け負い、専門的な技術でプロジェクトを支える重要な役割を担っています。

今回は、鉄道電気工事を得意とするサブコン企業「日本電設工業」の仕事内容や魅力に迫ります。

募集要項や実績はもちろんのこと、競合となる企業も比較しながら紹介するので、サブコン業界について深く知りたい方は必見です！

日本電設工業の平均年収は779万

日本電設工業で働く社員の年収は、最新の有価証券報告書によると、779万円です。この数字は、全国平均(参照｜令和4年分 民間給与実態統計調査)と比べるとかなり高い水準と言えます。

平均年収	779万円
従業員数	2,509人
平均年齢	42.4歳
勤続平均年数	14.6年

社員数は2,509人で、平均年齢は42.4歳、勤続年数は平均で14.6年となっています。長く安定して働ける環境であることが、高い平均年収にもつながっているのかもしれませんね。

日本電設工業の初任給

以下では、日本電設工業の初任給をまとめました。

	初任給（2024年4月）
短大・専門卒	198,110円
高専卒	204,590円
学部卒	220,550円
修士了	236,090円

日本電設工業では、大学卒なら220,550円、さらに大学院を修了していれば236,090円が初任給となっています。

日本電設工業の募集要項

実際に日本電設工業で働くことをイメージするために、以下に募集要項の内容を簡単にまとめてみました。

勤務地	本店および全国の支店
勤務時間	8：30～17：30 ※技術職は変形勤務有
休日休暇	完全週休2日制、祝日、年末年始、創立記念、夏季休暇、結婚休暇、忌引休暇など 有給休暇／入社時10日、最高20日　積立有給制有（最高50日）
福利厚生	トータル福利厚生サービス 住宅支援制度　他
教育制度	新入社員研修、資格・職位別教育、業種別専門教育、資格取得教育
職種	技術職（総合職）：施工管理、設計、積算等 営業職（総合職）：営業全般 事務職（総合職）：財務、人事、総務、現場事務、経営企画等

勤務地は本社や全国各地の支店があり、基本的な勤務時間は8時半から17時半までです。ただし、技術職の場合は仕事の状況に合わせて働く時間が変わることもあるようですね。

福利厚生も充実しており、旅行やレジャーに使えるポイントが毎年もらえるなど、働きやすい環境が整っていると言えるでしょう。

日本電設工業の企業情報3つ

ここでは、日本電設工業がどんな会社なのか、基本的な情報をまとめました。

1. 日本電設工業の事業展開
2. 日本電設工業の企業業績
3. 日本電設工業の企業理念

①日本電設工業の事業展開

日本電設工業は、鉄道や建物、通信設備など、私たちの生活に欠かせない様々なものを支える工事を行っている会社です。

• 鉄道電気工事
  電車線工事、発変電工事、送電線工事、電灯・電力工事、信号工事
• 一般電気工事
  電気設備工事、リニューアル工事、再生可能エネルギー工事、ZEB・省エネルギー対策工事、空気調和・給排水衛生設備工事
• 情報通信工事
  モバイル通信関連工事、IPネットワーク関連設備工事、ネットワークインフラ構築関連工事、鉄道通信工事

引用元：日本電設工業株式会社 第81期有価証券報告書、日本電設工業株式会社 サービスと技術「営業のご案内」

例えば、電車を走らせるための電気設備や、建物の電気や空調設備、インターネットを繋ぐための通信設備などを、設計から施工、管理まで一貫して請け負っています。

さらに、より安全で効率的な工事を行うための技術開発にも力を入れており、その成果は様々な展示会で発表されていますよ。

②日本電設工業の企業業績

ここでは日本電設工業の企業業績を見ていきましょう。

ここ数年の売上高は、1,700億円から2,000億円の間で推移しています。その中でも、鉄道に関係する電気工事の売り上げが半分以上を占めており、会社の大きな柱となっていますね。

	2020年3月期	2021年3月期	2022年3月期	2023年3月期
売上高（百万円）	198,244	195,695	173,569	172,100
営業利益（百万円）	16,495	14,188	7,454	9,658
経常利益（百万円）	17,680	15,390	8,703	10,903

③日本電設工業の企業理念

日本電設工業の企業理念を以下にまとめました。

1. お客様本位の精神で安全・確実な業務の遂行により顧客の信頼を高め、人々の生活や経済を支える社会的に重要なインフラの創造をとおして社会に貢献する

引用元：日本電設工業株式会社 基本的な考え方

鉄道や電気、通信など、私たちの生活に欠かせないものを支える仕事をする上で、「安全」と「確実」を何よりも大切にしている姿勢がよくわかります。

日本電設工業の競合企業3社

企業研究を進める上で、その会社がどんな競合と切磋琢磨しているのかを知っておくことも大切です。

ここでは、日本電設工業の競合となる3つの企業を紹介します。

1. トーエネック
2. 九電工
3. ユアテック

①トーエネック

トーエネックも、日本電設工業と同じように、電気や空調設備などを扱う工事会社です。電力会社や工場、オフィスビルなどを中心に、様々な建物の工事を手掛けています。

売上高	232,053（百万円）
平均年収	710万円
従業員数	4,808人
平均年齢	41.53歳
平均勤続年数	19.37年
給与（2023年度）	短大卒・専門卒（2年）　196,100円専門卒（4年）　208,300円高専卒　206,200円大卒　230,000円大学院卒　241,700円

売上高は約2,300億円で、社員数は約4,800人です。平均年収は710万円ほどで、平均年齢は41.5歳、勤続年数は19年以上と、長く安定して働ける環境と言えるでしょう。

②九電工

九電工は、私たちの暮らしに欠かせない電気や空調設備の工事を幅広く行っている会社です。

もともとは、電柱や電線などの工事を専門に行っていましたが、いち早く空調設備の工事にも着手し、今では全国規模で事業を展開しています。

売上高	395,783（百万円）
平均年収	685万円
従業員数	6,472人
平均年齢	38.7歳
平均勤続年数	16.5年
基本給（2023年4月実績）	短大・専門（2年）　189,000円高専卒　199,000円大卒　220,000円大学院修了　235,000円

売上高は約3,900億円で、社員数は約6,500人です。平均年収は685万円ほど、平均年齢は38.7歳、勤続年数は16.5年と、安定した経営基盤を持つ会社だと分りますね。

③ユアテック

ユアテックも、建物に関する様々な電気や空調設備の工事を手掛ける会社です。オフィスビルや病院、ホテルなど、幅広い建物の工事を担当しています。

売上高	227,366（百万円）
平均年収	715万円
従業員数	3,750人
平均年齢	41.9歳
平均勤続年数	19.1年
初任給（2023年度実績）	短大・専門卒　184,900円高専卒　192,500円大学卒　215,000円大学院卒　226,000円

売上高は約2,200億円で、社員数は約3,750人。平均年収は715万円ほどで、平均年齢は41.9歳、勤続年数は19年以上と、安定して長く働ける環境が整っているようです。

日本電設工業の情報を集めて業界理解を深めよう

ここでは、日本電設工業の企業情報について競合企業と比較しながら解説しました。

日本電設工業についてより深く理解するため、企業のホームページだけでなく、有価証券報告書などの情報も参照にしてくださいね。