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【例文あり】公務員試験の自己PR完全ガイド|評価される9つの強みと作成のコツ

公務員試験の自己PRを作成する際に、「何をアピールすれば良いのか分からない」と悩む方は多いのではないでしょうか。

公務員として求められる資質や能力を踏まえた上で、自分の強みを表現するのは難しいですよね。

公務員試験で好印象を与えられる自己PRを作成するためには、いくつかのポイントを押さえる必要があります。

本記事では、公務員試験で評価される「9つの強み」を解説し、それぞれに対応した具体的な例文もご紹介します。この記事を参考に、公務員試験で一歩リードする自己PRを作成してください!

人事 鈴木

記事の監修者

人事 鈴木

新卒でベンチャー企業で求人広告の新規営業を経験 入社半年でテレアポ獲得数社内1位。新卒売り上げ1位を獲得。 その後Cmind groupの人事部に入社し、新卒採用を担当。 現在は学生の面談だけではなく採用戦略や広報にも携わっている。

紙谷

記事の監修者

紙谷

新卒1年目の段階では訪問営業でトップセールス獲得し、3階級役職をあげる。 現在は企業コンサルとキャリアアドバイザーを兼任。

目次

公務員試験で自己PRが重要視される理由

まず、公務員試験で自己PRが重要視される理由を3つ解説します。

公務員試験では、筆記試験だけでなく、自己PRへの対策も欠かせません。自分の強みや人柄をしっかりと伝えられる自己PRを作成することが、合格への大きな一歩となります。

  1. 人柄重視の採用方法に切り替えている自治体が多いから
  2. 公務員の働き方に適性があるかを確かめたいから
  3. 面接カードに記載するために必要だから

①人柄重視の採用方法に切り替えている自治体が多いから

公務員試験で自己PRが重要視されるのは、多くの自治体が筆記試験重視の旧方式から人柄重視の新方式への移行を進めているからです。

この背景には、志望者数の増加を目指す意図があります。筆記試験の負担が軽減されると、民間企業や他の自治体と併願しやすくなるため、優秀な人材の確保につながるのです。

そのため、自分の人柄を上手にアピールできれば、面接試験を有利に進められますよ。

②公務員の働き方に適性があるかを確かめたいから

採用担当者が、自己PRを通して公務員の働き方に適性があるかどうかを見極めるためという理由もあります。公務員の面接試験では、以下のような資質が評価されますよ。

積極性目標を達成するための意欲
社会性他人との関係を築く協調性
信頼性責任を持って
成果を上げる誠実さ
コミュニケーション力意図を的確に伝え、
相手を納得させる対話力

例えば、自己PRで消極的な印象を与えてしまうと「市民対応に不安がある」と判断される可能性がある一方、責任感のある印象を与えられると「仕事を的確に遂行してくれそう」と高評価につながります。

自己PRは自分の適性を採用担当者に伝える絶好の機会なのです。

③面接カードに記載するために必要だから

自己PRは、公務員試験の前に提出する「面接カード」に記載するために必要です。採用担当者は面接カードをもとに質問を行うため、自己PRの内容が面接の成功に大きく影響します。

面接カードにしっかりとした自己PRを記載することで、面接時に自分の強みや適性を効果的に伝えることができ、採用の可能性を高められるでしょう。

事前に自己PRを整理しておくことで、面接本番でも一貫性のある回答ができ、自信を持って受け答えができるようになりますよ。

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公務員と民間企業では自己PRの方法に違いがある

公務員と民間企業では、自己PRで評価されるポイントや求められる資質が大きく異なります。

民間企業は商品やサービスを提供して利益を上げることが目的とされる一方、公務員は個人の利益よりも社会全体への貢献を重視する役割が求められますよ。

そのため、公務員試験の自己PRでは、社会全体を意識して、国民や市民の安心・安全な生活を守るためにどのように貢献できるかを伝えることが重要です。

公務員として働くために必要な職業観を理解し、その特性に合った自己PRを行うことが成功の鍵となります。

【種類別】公務員試験の自己PRで意識すべきポイント

ここでは、公務員試験の自己PRで意識すべきポイントを種類別に解説します。

地方公務員と国家公務員では業務内容や求められるスキルが異なるため、それぞれの特徴を理解した上で、自己PRを作成しましょう。

  1. 地方公務員
  2. 国家公務員

①地方公務員

地方公務員の自己PRでは、地元への愛着や地域貢献の意欲をしっかり伝えましょう。

特に、地元の市町村や都道府県の職員を目指す場合、その地域で起きている課題に対してどう貢献できるかを具体的に考えてアピールすることが大切です。

また、地域のニーズに対応できる柔軟さや、スピード感を持って問題解決に取り組む姿勢も求められます。

地方公務員は専門的な業務を担当することが多いため、自分が持っているスキルや知識をどう活かして地域に貢献できるかを明確にしましょう。

②国家公務員

国家公務員の自己PRでは、働きたい省庁やその業務内容についてしっかり理解し、自分のスキルがどう活かせるかを伝えましょう。

法務局や税関など、特定の機関で行う仕事には専門的な知識やスキルが求められます。そのため、その分野に対する理解を深め、自分がどのように役立てるかを具体的にアピールすることが大切です。

また、国家公務員は全国規模で社会に貢献する仕事であるため、自分の仕事がどのように社会全体に役立つのか、公共サービスを提供する立場としての意識を持っていることを示すと、より魅力的なPRになります。

公務員試験の自己PRで評価されやすい9つの強み

こちらでは、公務員試験で特に高評価を得られやすい9つの強みを紹介します。

自己PRでは、単なる性格の良さだけではなく、業務に直接関わる能力や経験をアピールすることが重要です。

  1. 協調性
  2. 責任感
  3. 冷静さ
  4. 情報処理能力
  5. 論理的思考力
  6. 継続力
  7. コミュニケーション能力
  8. 傾聴力
  9. 打たれ強さ

「自分の強みが分からない…本当にこの強みで良いのだろうか…」と、自分らしい強みが見つからず不安な方もいますよね。

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①協調性

公務員の仕事は、チームや地域社会と協力して進める場面が多いため、協調性が必要です。

例えば、大学のサークル活動やグループワークで、メンバーと意見を調整しながら成果を上げた経験は、協調性を示す絶好の材料となります。

特に、異なる意見を尊重しつつ、みんなが納得できる解決策を考えられる力は大きなアピールポイントになるでしょう。

②責任感

公務員は、市民の生活を支える仕事でミスが許されない場面が多くあるため、責任感が重要視されます。

大学のゼミのプロジェクトやアルバイトの仕事を最後までやり遂げた経験は、責任感をアピールする良い例です。

小さな成功体験でもよいので、「信頼される人材」としての姿を具体的に伝えましょう。

③冷静さ

公務員には、災害対応や緊急事態など予測不可能な状況でも、冷静に判断する能力が欠かせません。

学生時代の試験やプレゼンといった緊張感ある場面で、どのように冷静さを保ちながら対処したかを振り返ってみましょう。

その経験を通じて培った冷静な判断力や行動力を、仕事の現場でどのように活かせるか具体的に伝えることが大切です。

④情報処理能力

データや情報を的確に扱う能力は、行政業務で特に重視されています。

大学の授業で行ったレポート作成や調査研究の中で、膨大な情報をまとめたり分析した経験は、この能力を示す具体例として使えますよ。

また、エクセルやパワーポイントといったツールの活用経験がある場合は、それも積極的にアピールすると良いでしょう。

⑤論理的思考力

公務員は、問題の原因を分析し、最適な解決策を導き出す論理的思考力が求められます。

この能力をアピールするには、ゼミや課題で複雑な問題に取り組み、結論を導き出したプロセスを伝えることが効果的です。

課題に対してどのように取り組み、どんな成果を上げたのかを具体的に説明することで、説得力が増します。

⑥継続力

公務員の仕事には、長期間にわたるプロジェクトが多くあるため、継続力が重視されます。

勉強や部活動など努力をコツコツ続けて結果を出した経験は、この力を示すエピソードになるでしょう。

例えば、「試験勉強を計画的に進めて成果を上げた」という具体例は、継続力の強みを伝える上で分かりやすい材料です。

⑦コミュニケーション能力

住民対応や職場での報連相(報告・連絡・相談)には、優れたコミュニケーション能力が欠かせません。

大学生活では、友人や教授、アルバイト先の同僚とのやり取りを通じて自然とこの能力が磨かれています。

それらの経験を整理して、「分かりやすく説明する力」や「相手の意図を正確に理解する力」を具体的に伝えましょう。

⑧傾聴力

住民や上司、同僚の話に耳を傾ける姿勢は、信頼される公務員として重要なスキルです。

例えば、アルバイトやボランティアで相手の要望を正確に聞き取って対応した経験があれば、それを傾聴力としてアピールできます。

強みを具体的にアピールするために、自分がその力を発揮した場面を掘り下げてみてください。

⑨打たれ強さ

公務員の仕事では、時に厳しい意見や批判を受ける場面もあるため、打たれ強さも必要です。

どのような状況でも心を平静に保つことで、責任を持って業務を遂行できます。

学生生活の中で、試験で思うような結果が出なかった時や失敗を乗り越えた経験が、この強みを伝えるエピソードになるでしょう。

公務員試験の自己PRで役立つ自分の強みを把握するための3ステップ

ここでは、公務員試験の自己PRに活かせる強みを把握するための3つのステップを紹介します。

効果的に自分の強みを伝えるには、しっかりとした自己分析が欠かせません。適切な自己分析を行うことで、自分の魅力を最大限に引き出せます。

  1. 過去の経験から成功体験を書き出す
  2. 成功体験から公務員の業務で役立つ強みを選ぶ
  3. 強みと結びつけた具体的なエピソードを書き出す

①過去の経験から成功体験を書き出す

まずは、これまでの経験を振り返り、成功体験をリストアップしましょう。成功体験は、自分がどのような場面で強みを発揮してきたのかを知るための重要な手がかりになります。

効率的に成功体験を整理するには、自分史を作成する方法がおすすめです。時系列で経験を振り返りながら、自分のターニングポイントを明確にすることで、どの場面で成果を上げたのかを具体的に把握できます。

これらの方法を用いることで、自分の強みを発揮した瞬間を見逃さずに整理できるでしょう。

②成功体験から公務員の業務で役立つ強みを選ぶ

次に、リストアップした成功体験から、公務員の業務で活かせる強みを選びます。いくら成功体験が素晴らしくても、公務員の業務に直結しない場合は評価されにくいです。

希望する自治体や省庁が求める人物像を把握するために、採用HPやパンフレットで情報収集を行ったり、官公庁のインターンシップに参加したりすることをおすすめします。

具体的な職務内容や求める人物像を理解することで、自己PRに説得力を持たせられるでしょう。

③強みと結びつけた具体的なエピソードを書き出す

最後に、自分の強みを裏付ける具体的なエピソードを準備しましょう。強みを証明するエピソードは、具体的であればあるほど説得力が増します。

例えば、「ゼミで研究発表を行う際、意見の対立が起こった班員たちを仲裁し、双方の意見を取り入れた折衷案を提案した結果、発表が成功した」のようなエピソードは「冷静さ」や「調整力」をアピールできるでしょう。

エピソードを書く際には、成果を出すために工夫した点や、実際に得られた成果を意識して記載することが重要です。具体例を用いることで、より鮮明に自分の強みをアピールできます。

公務員試験で自己PRを効果的に伝えるための3ステップ

こちらでは、説得力のある自己PRを作成するための3ステップを紹介します。

採用担当者に自分の魅力をしっかり伝えるためには、話し方や構成が非常に重要です。ただ話すだけではなく、聞き手の印象に残る伝え方を意識しましょう。

  1. 冒頭で自分の強みを簡潔に伝える
  2. 強みを発揮したエピソードを具体的に伝える
  3. 自分の強みが公務員の業務にどう役立つかを伝える

①冒頭で自分の強みを簡潔に伝える

自己PRでは、最初に自分の強みを簡潔に伝えることが大切です。

例えば「私はどんな状況でも冷静に対処できる力が強みです」と明確に伝えることで、採用担当者が話の方向性をすぐに理解できます。

前置きが長くなると「結局何を伝えたいのか」がぼやけてしまうため、まずは結論をシンプルに述べることを意識しましょう。

②強みを発揮したエピソードを具体的に伝える

次に、自分の強みが発揮されたエピソードを伝えましょう。具体的な行動や経験を交えることで、採用担当者に説得力を持って伝えられます。

例えば、「大学時代に災害ボランティアに参加し、現場で意見が対立した際に仲裁に入って、冷静に状況を整理・解決した」のように行動を具体的に述べられると良いでしょう。

行動に基づくエピソードは、実際にその強みをどのように活かしてきたかを明確かつ効果的に示せる重要なポイントですよ。

③自分の強みが公務員の業務にどう役立つかを伝える

最後に、その強みが公務員の仕事でどう役立つかを伝えましょう。

エピソードのまとめとして、「冷静さを活かして、災害時の市民対応やクレーム処理などで迅速かつ的確に判断を下せる人材として貢献したい」のように、具体的な業務に言及すると良いでしょう。

そうすることで、採用担当者に「この人と一緒に働きたい」というイメージを持ってもらいやすくなります。

公務員試験の自己PRを作成する際の注意点

ここでは、公務員の自己PRを作成する際に注意すべきポイントを解説します。どれだけ自己PRを工夫しても、そこにNGな内容が含まれていると、採用担当者に評価されません。

以下のポイントをしっかり押さえることで、公務員としての適性を効果的にアピールできますよ。

  1. 公務員の業務と関連のない強みを主張している
  2. その職種に貢献できる具体的な強みを示せていない
  3. 公務員の職務に対する敬意が伝わらない
  4. 民間企業との違いを把握できていない

①公務員の業務と関連のない強みを主張している

公務員の採用試験では、その職務に関連しない能力や強みを主張しないことが大切です。

例えば、「私は営業成績が常にトップで、他のスタッフを引っ張る力があります」のようなアピールは、民間企業では評価されるかもしれませんが、公務員の仕事においてはあまり適切ではありません。

地域住民や社会全体の利益を守るための仕事がメインとなるため、「人々の声をしっかりと聞き、社会の課題に対して効果的にアプローチする力がある」といった、職務に即した強みを示しましょう。

②その職種に貢献できる具体的な強みを示せていない

公務員の採用試験では、「仕事に対する意欲」を抽象的に示すだけでは不十分です。

例えば、「私は真面目に働くことができます」や「責任感があります」といった表現では、採用担当者に対して具体的にどのような形で職務に貢献できるかが伝わりません。

「地域の防災訓練で、地域住民とのコミュニケーションを通じて非常時の対応能力を高めた。この経験を活かして、公務員として地域の安全を守る活動に貢献したい」などのエピソードが好印象です。

エピソードを具体的にして、職務にどれだけ貢献できるかを明確に伝えましょう。

③公務員の職務に対する敬意が伝わらない

自己PRでは、公務員の職務に対する敬意を示すことが重要です。

「安定した仕事を求めている」や「単に給与が良いから」のような理由を前面に出すのは、職務に対する熱意や敬意が欠けていると見なされる可能性があります。

公務員は社会に貢献する役割が求められるため、その職務に対する誠実な姿勢を伝えることが大切です。

例えば、「社会に貢献することに大きな意義を感じており、公務員として地域社会の発展に貢献したいと考えています」といった意気込みを示すことで、職務に対する敬意が伝わりやすくなります。

④民間企業との違いを把握できていない

公務員と民間企業はその目的や業務内容が異なるため、民間企業向けに作成した自己PRをそのまま公務員向けに転用するのは避けるべきです。

民間企業では利益を上げることが重要視される一方で、公務員は公共の利益や社会の福祉に貢献することが求められます。

「私は個人の成績を上げることに注力しています」のような表現は、民間企業では評価されるかもしれませんが、公務員の採用試験ではマイナスの印象を与えてしまいかねません。

公務員としての自己PRでは、「地域住民と協力し、社会全体の福祉向上に寄与したい」といった、公共の利益を中心にしたアピールを行うことが重要です。

公務員試験の自己PR例文9選

こちらでは、公務員試験の自己PR例文9選を紹介します。自身の強みや経験をどのように伝えればよいか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

  1. 協調性
  2. 責任感
  3. 冷静さ
  4. 情報処理能力
  5. 論理的思考力
  6. 継続力
  7. コミュニケーション能力
  8. 傾聴力
  9. 打たれ強さ

また、自己PRがそもそも書けずに困っている人は、就活マガジンの自動作成ツールを試してみてください!まずはサクッと作成して、悩む時間を減らしましょう。

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①協調性

ここでは、「協調性」を強みにしている方の自己PRを添削しています。

協調性がどんな場面でどう発揮されたのかを成果と合わせて伝えることが大切です。

協調性の自己PR
【結論】私の強みは、周囲と協力しながら目標を達成するために動く協調性です。多様な意見を調整しながらチームをまとめ、目標達成へ導く協調性です。
添削コメント|「周囲と協力しながら目標を達成する」だと主体性があまり伝わってこないので、「多様な意見を調整しながらチームをまとめる」とすることでリーダーシップを発揮しながら協調性を活かしたことをアピールする文章にしました。
【エピソード】大学時代、学園祭の実行委員長としてチームを率いた際、メンバーの意見が対立し、企画が停滞する事態に直面しました。
添削コメント|自身の役割や当時の状況、課題について簡潔に書かれており、前提情報が過不足なく修正する点がありません。上記の文章のように最初にエピソードの概要を簡潔に述べることがポイントです。
【エピソード詳細】私は全員が納得できる解決策を見つけるため、各メンバーの意見を丁寧に聞き、まず各メンバーの意見を丁寧に聞き、対立の背景を整理しました。その上で、それぞれの役割と目標を明確化し、全員が納得できるスケジュールを再調整しました。
添削コメント|自分が取った行動が与えた影響や目的が不明瞭なので、「対立の背景を整理」と具体的な行動の過程や成果を明確にした文章に修正しました。また修正後の文では、全員が納得できるものを成果として出せたことを強調しました。
【成果】さらに、進捗が分かりやすい共有ツールを導入し、チーム内の連携を強化したことで、無事に企画を成功させることができたのです。進捗を見える化するために共有ツールを導入し、情報共有を円滑にしました。その結果、チームの連携が強まり、メンバー全員が主体的に動ける環境を整えることができ、企画を成功へと導きました。この経験から、異なる意見を調整し、チームの団結を生み出すことの重要性を学びました。
添削コメント|「チーム内の連携を強化することを心掛けたことで」では心がけただけで具体的な行動が伝わらないので、「情報共有を円滑にし、チームの連携を強めた」と自分が行った解決策をより明確にしました。
【入社後】公務員としても、この協調性を活かし、多様な背景を持つ人たちと連携しながら、市民や同僚との信頼関係を築きながら、地域の発展や課題解決に尽力していきたいと考えています。
添削コメント|「市民などとの信頼関係」を強調することで、公務員としてどういう役割を持って自身の強みを発揮するかが、より伝わる文章になっています。

【NGポイント】具体的な行動の説明が不足していました。公務員としての適性を示す表現も必要でした。また、成果の伝え方が抽象的で、読み手に影響を与えにくい点がありました。

【添削内容】「全体のリーダー」を「実行委員長」と明確化し、対立の背景整理を追加しました。成果部分では「成功させた」を「成功へ導いた」とし、主体的な行動を強調しました。

【どう変わった?】リーダーシップが明確になり、協調性の活かし方が具体化されました。成果を定量・定性で示したことで説得力が増し、公務員としての適性も強く伝わる構成になりました。

【協調性の自己PRのコツ】
・成果や結果を明確に伝える
・主体性も併せてアピールする
・抽象的な表現をなるべく減らす

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②責任感

ここでは、「責任感」を強みにしている方の自己PRを添削しています。

強みを発揮したエピソードでは、成果を数値やデータを用いて定量的に説明すると説得力が増して良いでしょう。

責任感の自己PR
【結論】私の強みは、最後まで責任を持って物事をやり遂げる力です。課題に対して粘り強く取り組み、最後まで責任を持って完遂する力です。
添削コメント|「最後まで責任を持って物事をやり遂げる」ではありきたりな表現のため、「課題に対して粘り強く取り組み、完遂する力」とし、自分ならではの強みであることをよりアピールした文章にしました。
【エピソード】大学時代に地域の清掃ボランティアのリーダーを務めた際、当初は参加者が少なく、活動がスムーズに進まない状況でした。参加者が不足しており、清掃エリア全体の掃除が行き届いていない状況でした
添削コメント|「活動がスムーズに進まない状況」では具体的な問題点が分かりにくいため、「清掃エリアの掃除が行き届いていない状況」とし、その当時の状況や課題を明確化しました。
【エピソード詳細】そこで私は、活動の意義を伝えるために清掃活動の重要性や地域への貢献の価値をより多くの人に理解してもらうため、地域住民や学生に向けた説明会を開催し、SNSや掲示板を活用して参加者を募りました。さらに、参加者が活動を続けやすいよう、役割分担やスケジュール管理にも細心の注意を払い個々の負担を減らすために適切な役割分担を行い、作業効率を高めるためにスケジュール管理を工夫し、モチベーションを高める施策を講じました。
添削コメント|「活動の意義を伝えるために」では抽象的なため、「清掃活動の重要性や地域への貢献の価値を理解してもらうため」と言い換え、行動の目的が伝わる文章にしました。「細心の注意を払い」という表現も具体化し、実施内容を明確にしました。
【成果】結果、参加者数が倍増して 2倍に増加し、地域全体の協力のもとで清掃活動を成功させることができました。この経験を通じて、目標を達成するためには自分の責任を全うしながら周囲を巻き込む力が困難な状況でも粘り強く取り組み、周囲を巻き込んで解決策を見出すことが重要であることを学びました。
添削コメント|「2倍に増加」と数値を用いて、説得力を高めました。また、「目標を達成するためには」を「困難な状況でも粘り強く取り組み、周囲を巻き込んで解決策を見出すことが」とし、強みをより具体的に示しました。
【入社後】公務員としても、この責任感を活かし、どのような課題にも粘り強く取り組み、市民の方々の期待に応えられるよう、行政課題に真摯に向き合い、信頼される存在でありたいと考えています。
添削コメント|「どのような課題にも粘り強く取り組み」では漠然としているため、「行政課題に真摯に向き合い」とし、公務員の職務に直結する表現に変更しました。

【NGポイント】文章が全体的に抽象的で、具体的な行動や成果が明確ではありません。課題や解決策の説明が不足し、取り組みが伝わりにくい状態でした。また、公務員の職務に即した表現が足りていない状態です。

【添削内容】「課題に対して粘り強く取り組み」と言葉を加え、強みを強調させました。「どのような課題にも粘り強く取り組み」を「行政課題に真摯に向き合い」に修正し、公務員の適性を強調しました。

【どう変わった?】強みの表現が明確になり、責任感を具体的な行動として示せるようになりました。公務員の職務と結びつく表現に修正したことで、入社後の活かし方が明確になりました。

【責任感の自己PRのコツ】
・責任感の具体的な内容を明確にする
・具体的なエピソードを用いる
・成果を数値で示す

③冷静さ

ここでは、「冷静さ」を強みにしている方の自己PRを添削しています。

冷静さが発揮されたエピソードを読み手がイメージできるようにわかりやすく伝えることが大切です。

冷静さの自己PR
【結論】私の強みは、緊張感のある状況でも冷静に判断し、行動できる力です。予測不能な事態にも動揺せず、的確に状況を分析し、適切な判断と行動ができる力です。
添削コメント|「冷静に判断し、行動できる」では一般的すぎるため、「的確に状況を分析し、適切な判断と行動ができる」とし、仕事に求められる能力と結びつけました。
【エピソード】大学時代、飲食店でアルバイトをしていた際、混雑する時間帯に大規模な予約ミスが発覚しましたピーク時に予約内容の記録ミスが発覚し、複数の予約が重なるトラブルが発生しました。
添削コメント|「大規模な予約ミス」では曖昧なため、「予約内容の記録ミス」「複数の予約が重なるトラブル」とし、状況を具体的にイメージしやすい文章にしました。
【エピソード詳細】他のスタッフが混乱する中、私は店内の状況を即座に把握し、予約情報を再確認したうえで、お客様に謝罪と待ち時間の説明を行いました。そして、テーブルの再配置を提案し、お客様全員をスムーズに案内できるようスタッフ間の役割を調整した結果、問題は迅速に解決し、お客様にも納得していただくことができました。混乱を避けるために、迅速にテーブルの配置を変更し、スタッフ間の役割分担を整理することで、お客様をスムーズに案内しました。
添削コメント|「テーブルの再配置を提案し」を「混乱を避けるために、迅速にテーブルの配置を変更」とし、意図と行動がどちらも伝わるようにしました。エピソードを説明する際は取った行動だけでなく、行動の意図と思考の過程を説明することが大切です。
【成果】その結果、問題は速やかに解決し、お客様にも納得していただくことができました。この経験を通じて、予測不可能な状況下で冷静さを保つことが重要だと確信したのです。突発的なトラブルの際にも動じず、適切に状況を判断し、迅速な対応を行うことの重要性を実感しました。
添削コメント|「冷静さを保つことが重要」という表現を「適切に状況を判断し、迅速な対応を行うこと」とし、強みの一貫性を強めるとともに、経験から得た具体的な学びを明確にしました。
【入社後】公務員としても、この冷静さを活かし、災害対応や緊急事態などにおいて適切な判断と行動を取り、市民の安心と信頼を支えたいと考えています。
添削コメント|過去の経験を活かし、公務員の仕事でも自身の強みを発揮して貢献していくことを簡潔に述べています。自分のことだけでなく、市民や地域のことを考えた展望を描いている点がポイントです。

【NGポイント】「冷静さ」がどんな状況でどのように発揮されたのかが具体的に示されておらず、説得力に欠けていました。特に、問題発生時の詳細や解決策の工夫が抽象的で、強みの影響度が伝わりにくい状態でした。

【添削内容】「予測不能な事態にも動揺せず、的確に状況を分析し、適切な判断と行動ができる力」に修正し、公務員の職務との関連性を強化しました。また、エピソード部分では問題や解決策を具体的に示しました。

【どう変わった?】修正後は、冷静さを単なる性格的特徴ではなく、的確な状況判断と適切な行動として表現できるようになりました。また、エピソードの課題と対応策が具体化され、説得力が増しました。

【冷静さの自己PRのコツ】
・具体的なエピソードを示す
・冷静さの背景にある価値観を伝える
・企業での活かし方を明示する

④情報処理能力

ここでは、「情報処理能力」を強みにしている方の自己PRを添削しています。

情報処理能力がどのような能力で業務ではどう活かせるのかを伝えることがポイントです。

情報処理能力の自己PR
【結論】私の強みは、大量の情報を整理し、的確に活用する情報処理能力です。膨大な情報を効率的に整理・分析し、課題解決に活かす情報処理能力です。
添削コメント|「情報を整理し、的確に活用する」ではやや漠然としているので、「効率的に整理・分析し、課題解決に活かす」とし、目的や方法を明確にした文章に修正しました。
【エピソード】ゼミの研究発表で、地域社会の課題を分析するプロジェクトに参加したとき、数百件に及ぶアンケート結果や統計データを収集し、それらを分かりやすく整理・分類する必要がありました。膨大なアンケート結果や統計データを収集し、分析の基盤を作る役割を担いました。
添削コメント|「数百件に及ぶアンケート結果や統計データを収集し、それらを分かりやすく整理・分類する必要がありました」では受動的な印象があるため、「アンケートやデータを収集し、分析の基盤を作った」と主体性を強調しました。
【エピソード詳細】私は、データ分析ソフトを活用し、情報を視覚化することで、プロジェクト全体の方向性を明確にしました。また、発表ではグラフや図表を用いてデータを視覚的に理解できるようにし、研究結果をわかりやすく伝える工夫をしました。
添削コメント|取った行動や方向性を明記しており、簡潔かつやったことが明確に伝わる文章になっています。取り組みを説明する際は、行動の目的を合わせて伝えると読み手にも行動の意図が伝わります。
【成果】結果的に研究内容は高く評価され、ゼミ内で最優秀発表に選ばれるという結果を残すことができました。この経験を通じて、正確な情報処理とその活用が課題解決の鍵になることを実感したのです。膨大な情報を整理・分析し、適切に活用することが的確な意思決定につながることを学びました。
添削コメント|「正確な情報処理とその活用が課題解決の鍵になる」では抽象的なため、「整理・分析し、適切に活用することで的確な意思決定につながる」とし、より読み手が理解しやすい表現に変更しました。
【入社後】公務員としても、この情報処理能力を活かし、多岐にわたる業務や市民のニーズに迅速かつ的確に対応していきたいと考えています。行政の多様な業務において、複雑なデータを整理・分析し、市民のニーズに迅速かつ的確に対応していきたいと考えています。
添削コメント|「多岐にわたる業務や市民のニーズ」という表現はやや曖昧でイメージがしずらいため、「行政の多様な業務において、複雑なデータを整理・分析し」とし、公務員の職務と結びついた表現にしました。

【NGポイント】文章全体として、情報処理能力がどのように発揮され、どのような価値を生んだのかが十分に伝わっていませんでした。特に、問題の具体的な説明や、どのように情報を整理・活用したのかが曖昧でした。

【添削内容】「大量の情報を整理し、的確に活用する情報処理能力」を「膨大な情報を効率的に整理・分析し、課題解決に活かす情報処理能力」に修正し、活用の目的を明確にしました。

【どう変わった?】修正後は、情報処理能力が意思決定や課題解決に活かせる力であることが明確になりました。エピソードの具体性が増し、どのような役割を果たしたのかが伝わりやすくなりました。

【情報処理能力の自己PRのコツ】
・結論やエピソードの前提は短くまとめる
・情報収集の目的と活用方法を明確にする
・業務への貢献を具体的に示す

⑤論理的思考力

ここでは、「論理的思考力」を強みにしている方の自己PRを添削しています。

エピソードを詳細化し、課題・対応策・成果の流れを明確にすることが重要です。

論理的思考力の自己PR
【結論】私の強みは、課題に対して論理的に考え、解決策を導き出す力です。多角的に状況を分析し、根拠に基づいた合理的な解決策を導き出す力です。
添削コメント|「論理的に考え、解決策を導き出す」では一般的な表現なので、「多角的に状況分析し、根拠に基づいて合理的解決策を導き出す力」と表現し、自分独自の強みであることがより伝わる文章に修正しました。
【エピソード】大学時代、サークル活動でイベント運営を担当した際、予算の制約と参加者の満足度を両立させる必要がありました。限られた予算の中で、参加者の満足度を最大化する方法を検討する必要がありました。
添削コメント|「予算の制約と参加者の満足度を両立させる必要があったでは単なる状況説明になっているため、「限られた予算の中で、参加者の満足度を最大化する方法を検討する必要があった」とし、課題に対して主体的に取り組んだことを示しました。
【エピソード詳細】そこで、過去のイベント実績や参加者アンケートをもとに、優先すべき要素を明確にし上で参加者が求める要素を分析し、影響度の高い項目を特定したうえで、複数の企画案を費用対効果の観点から比較し、必要なコストを最小限に抑えて参加者が楽しめる内容を選定しました。
添削コメント|「優先すべき要素を明確にし上で」では曖昧なため、「参加者が求める要素を分析し、影響度の高い項目を特定したうえで」とし、具体的な行動を示しました。
【成果】さらに、計画全体を見直し、必要不可欠な支出を精査し、より効果的な予算配分を行った結果、予算内で参加者の満足度を最大化したイベントを成功させることができました。この経験を通じて、状況を分析し、合理的な判断を下すことの重要性を実感しました。状況を的確に分析し、限られたリソースの中で最適な解決策を導くことの重要性を学びました。
添削コメント|「合理的な判断を下すことの重要性」では抽象的なため、「限られたリソースの中で最適な解決策を導くこと」とし、経験から得た学びを具体的にしました。
【入社後】公務員としても、この論理的思考力を活かし、複雑な課題に対して適切な解決策を提案し多様な行政課題に対し、データや事例に基づいた合理的な施策を立案し、地域社会の発展に貢献したいと考えています。
添削コメント|「適切な解決策を提案」では具体性が不足しているため、「データや事例に基づいた合理的な施策を立案」とし、公務員の業務に即した表現にしました。

【NGポイント】論理的思考力の活かし方が抽象的で、思考の過程や課題解決の流れが分かりにくい状態でした。また、状況分析の具体性が不足し、公務員としての業務にどう結びつくかが明確でありませんでした。

【添削内容】「多角的に分析し、根拠に基づいて合理的な解決策を導く力」と修正し、思考過程を明確にしました。「データや事例を活用した施策を立案し」と変更し、公務員の役割と強みを結び付けました。

【どう変わった?】論理的思考の過程が明確になり、課題解決の手順が明確になりました。また、公務員の業務と直結する表現にすることで、入社後にどのように貢献できるのかを伝わり、説得力が増しました。

【論理的思考力の自己PRのコツ】
・課題解決のプロセスを明確にする
・どうしてその努力をしたのかを明確に示す
成果を定量的に示す

⑥継続力

ここでは、「継続力」を強みにしている方の自己PRを添削しています。

継続力を「ただ努力を続ける力」ではなく「目標達成する力」として表現している点がポイントです。

継続力の自己PR
【結論】私の強みは、目標に向かって粘り強く努力を続ける継続力です。どんな困難な状況でも目標達成に向けて努力を継続し、成果を生み出す力です。
添削コメント|「困難な状況でも目標達成に向けて努力を継続し、成果を生み出す力」とすることで、「目標達成」「成果」に重点を置き、達成のために継続して頑張れる姿勢をよりアピールしました。
【エピソード】大学時代、私は語学力向上を目指して、特に英語のリスニングとスピーキングに重点を置き、練習を毎日続けることを決意しました。毎日の練習を継続しました。
添削コメント|「毎日続けることを決意した」では思考だけで行動が伴っていることが伝わらないので、「毎日の練習を継続した」と行動としてやり遂げたことを明確にしました。また、「重点を置き」と加え、課題や目的を明確にしています。
【エピソード詳細】当初は英語での会話に苦手意識がありましたが、1日1時間、オンライン英会話や教材を活用し、継続的に学習を進めました。また、進捗を可視化するために目標を細分化し 短期・中期の目標を設定し、週ごとに達成度を記録してモチベーションを維持しました。
添削コメント|「目標を細分化し」という表現はどう細分化したのか具体的なイメージがしにくいので、「短期・中期の目標を設定」として、取った手段がわかりやすいようにしました。
【成果】その結果、TOEICのスコアが大学入学時より200点以上向上し、学内の留学プログラムにも参加できるようになったのです。目標としていた学内の留学プログラムに合格しました。実際に海外研修に参加し、英語での実践的な会話力をさらに向上させることができました。
添削コメント|「参加できるようになったのです」という表現はやや受け身な表現なので、「合格した」と言い切る表現に変更しました。自己PRで強みや成果を伝える際は、自分の経験に自信を持って言い切る表現を使いましょう。
【入社後】公務員としても、この継続力を活かし、日々の業務や長期的な課題に対して粘り強く取り組み、確実に成果を上げていきたいと考えています。
添削コメント|公務員として「継続力」の強みを活かしどうしていきたいかが簡潔かつ明確に書かれています。入社後の部分は「自分の強みを企業の業務でどう発揮するか」という観点で書くことがポイントです。

【NGポイント】継続力の強みは伝わるものの、努力の過程や工夫が抽象的で、どのように目標を達成したのかが不明確でした。また、努力を続けた理由や動機づけが弱く、説得力に欠けていました。

【添削内容】「困難な状況でも目標達成に向けて努力を継続し、成果を生み出す力」と修正し、単なる努力の継続ではなく、結果を生み出す能力を強調しました。

【どう変わった?】継続力が「工夫と計画性をもって成果を生み出す力」として明確になりました。また、目標設定や学習過程の具体性が増し、どのように継続力を発揮したのかが伝わる内容になりました。

【継続力の自己PRのコツ】
・努力の工夫や改善点を示す
・継続のモチベーションを説明する
・課題を乗り越えた経験を入れる

⑦コミュニケーション能力

ここでは、「コミュニケーション能力」を強みにしている方の自己PRを添削しています。

コミュニケーション能力を発揮したエピソードを話す際は、意見調整の過程を明確にすることが重要です。

コミュニケーション能力の自己PR
【結論】私の強みは、相手の立場に立って考え、円滑なコミュニケーションを取る力です。状況に応じて柔軟に対応し、相手の意見を尊重しながら円滑な合意形成を図るコミュニケーション能力です。
添削コメント|「相手の立場に立って考え」では抽象的なため、「柔軟に対応し、円滑な合意形成を図る」という表現に変更し、自身の具体的な能力や行動のパターンが伝わる文章にしました。
【エピソード】大学時代に学園祭の実行委員を務めた際、運営チーム内で意見の対立が発生し、進行が滞る場面がありました。運営方針を巡って意見が割れ、調整が必要な状況になりました。
添削コメント|「何について議論」で意見の対立が起こっていたのかが明記されていなかったので、「運営方針を巡って意見が割れた」と前提情報を追加しました。「いつ、どこで、何の、どのように」といった前提情報が不足していないか確認することが重要です。
【エピソード詳細】その際、私は全員の意見を丁寧に聞き取り、それぞれの背景や要望を整理した上で、メンバー全員と個別に対話し、それぞれの意図や懸念を把握したうえで、共通の目標を明確化しました。さらに、具体的な妥協案を提示し、互いに納得できる形で話し合いを進めました。双方の意見の共通点を見つけ、折衷案を提案することで、建設的な議論を促しました。
添削コメント|「全員の意見を丁寧に聞き取り」では漠然としているため、「個別に対話して意図や懸念を把握」とし具体的な行動を示しました。さらに、「具体的な妥協案を提示」では一方的な印象を与えるため、「双方の意見の共通点を見つけ、折衷案を提案」と変更しました。
【成果】その結果、メンバー間の信頼関係が深まり、チームの結束力が高まり、学園祭当日はスムーズな運営を実現することができたのです。予定通りの進行を達成し、来場者アンケートでも高い満足度を得ることができました。
添削コメント|「スムーズな運営を実現することができた」という表現はやや抽象的なため、「予定通りの進行を達成し、来場者アンケートでも高い満足度を得ることができた」とし、定量的な評価を加えました。
【入社後】公務員としても、このコミュニケーション能力を活かし、多様な意見を取り入れながら住民や同僚と協力し、住民や関係機関と円滑に連携しながら、地域の課題解決に貢献していきたいと考えています。
添削コメント|「意見と取り入れながら協力」という表現を「住民や関係機関と円滑に連携」と言い換え、より関係者と対等の立場で、周りを巻き込んで課題解決していく姿勢を強調しました。

【NGポイント】強みの発揮方法が抽象的で、どのように意見を調整し合意形成に導いたのかが不明確でした。また、成果が曖昧で、どのような影響を与えたのかが伝わりにくい状態でした。

【添削内容】「状況に応じて柔軟に対応し、合意形成を図る力」という表現に変更し、実践的な能力としてアピールしました。「意見の対立」を「運営方針の対立」とし、当時の課題の具体内容を明確にしました。

【どう変わった?】コミュニケーション能力を意見調整や合意形成の力として明確化できました。課題解決のプロセスや成果が具体化され、公務員の職務に直結する能力として説得力が増しました。

【コミュニケーション能力の自己PRのコツ】
・問題解決に役立ったことを示す
・相手の視点に立った行動を強調する
・公務員の職務に関連付ける

⑧傾聴力

ここでは、「傾聴力」を強みにしている方の自己PRを添削しています。

傾聴力をアピールする際は、対話で工夫したことや工夫の結果どう変わったかといった部分を伝えましょう。

傾聴力の自己PR
【結論】私の強みは、相手の話を丁寧に聞き、本質的な課題を見つける傾聴力です。相手の言葉だけでなく、背景や感情を理解し、的確に課題を把握する傾聴力です。
添削コメント|「相手の話を丁寧に聞く」ではやや抽象的な表現のため、「背景や感情を理解し、的確に課題を把握する」とし、傾聴力の解像度を上げるとともに、より実務で使える能力であることをアピールしました。
【エピソード】大学時代、ボランティア活動で地域の高齢者の相談窓口を担当した際、高齢者の方から家族や健康についての悩みを伺う機会がありました。
添削コメント|いつ、どこで、何をといったエピソードの概要が簡潔に一文で説明できています。エピソード概要部分は文章量が多くなりすぎないように、バランスを取って1~2文で述べるようにしましょう。
【エピソード詳細】当初は話が断片的で何に困っているのか把握しづらかったのですが課題が明確に見えませんでしたが、相手のペースに合わせて丁寧に話を聞き、共感を示しながら質問を重ねることで、相槌を打ち、相手の言葉を繰り返しながら質問を工夫することで、本当に悩んでいたの相手の根本的な悩みは「孤独感」であると気づきました。特定しました。
添削コメント|「共感を示しながら質問を重ねる」では傾聴の具体的な工夫が伝わりにくいため、「相槌を打ち、相手の言葉を繰り返しながら質問を工夫」とし、実際の傾聴スキルを明確化しました。また、「気づいた」を「特定した」とし、自発的に行ったことを強調しました。
【成果】そこで、地域の交流イベントへの参加を促し、その方が気軽に参加できる場を設けた結果、新たな人間関係を築く機会を提供した結果、新しい仲間と出会い、笑顔を取り戻していただけました。この経験から、話を深く聞くことで相手の本当の課題が見えてくることを学びました。傾聴を通じて、表面的な言葉の奥にある本質的な課題を発見できることを実感しました。
添削コメント|「話を深く聞くことで相手の本当の課題が見えてくる」ではやや一般的な表現のため、「表面的な言葉の奥にある本質的な課題を発見できる」とし、より本質に近い学びを得たことが伝わる文章にしました。
【入社後】公務員としても、この傾聴力を活かし、住民1人ひとりの声に耳を傾け、真のニーズを理解した上で、地域住民との対話を重ねることで、潜在的な課題を見つけ出し、課題解決に取り組んでいきたいと考えています。
添削コメント|「真のニーズを理解する」という表現はイメージがしにくく意味が伝わらない可能性があるので、「地域住民との対話を重ねることで、潜在的な課題を見つけ出す」と言い換え、理解しやすい表現にしました。

【NGポイント】傾聴力の強みは伝わるものの、話を聞く過程でどのような工夫をしたのかが曖昧で、具体性が不足していました。課題特定から解決へのアプローチ方法があまり伝わってこない状態でした。

【添削内容】「地域の交流イベントへの参加を促し、新たな人間関係を築く機会を提供した」と説明をし、主体的な働きかけを示しました。また、入社後の部分では、自分の強みを公務員の役割に結びつけました。

【どう変わった?】傾聴力が「本質的な課題を把握し、解決に導く力」として具体的に伝わるようになりました。また、対話の工夫や働きかけを強調することで、積極的な姿勢が伝わりやすくなりました。

【傾聴力の自己PRのコツ】
・具体的なエピソードを示す
・傾聴力を発揮した経緯を伝える
・傾聴力と他の能力を組み合わせる

⑨打たれ強さ

ここでは、「打たれ強さ」を強みにしている方の自己PRを添削しています。

打たれ強さをアピールする際は、困難にぶつかったときにどう対処し克服したか課題解決の過程を明確にすることが大切です。

打たれ強さの自己PR
【結論】私の強みは、逆境においても諦めず、前向きに取り組み続ける打たれ強さです。困難な状況でも冷静に対応し、粘り強く課題を解決する打たれ強さです。
添削コメント|「冷静に対応し、粘り強く課題を解決する」という表現にすることで、困難にぶつかっても根性論ではなく、冷静な判断と粘り強さで課題解決をやり遂げることをアピールしています。
【エピソード】大学時代、インターンシップでチームプロジェクトを担当した際、予期せぬトラブルでプロジェクトの進行が大幅に遅れ、納期が迫る中で多くの課題に直面したことがありました。想定外のトラブルによりスケジュールが大幅に遅延し、期限内の完成が危ぶまれる状況に陥りました。
添削コメント|「予期せぬトラブル」「多くの課題」では具体性が不足しているため、「スケジュールが大幅に遅延し、期限内の完成が危ぶまれる状況」とし、当時の状況の課題を明確にし読み手がイメージしやすい表現にしました。
【エピソード詳細】何度も壁にぶつかりましたが、私はまず冷静に状況を分析し、焦らず課題の本質を整理し、問題を細分化して1つひとつ対処していきました。
添削コメント|「焦らず課題の本質を整理し」とし、冷静さと根本課題に目を向ける姿勢をアピールしています。言葉で冷静を伝えるだけでなく、取り組み内容で冷静さや打たれ強さを伝えている点がポイントです。
【成果】状況を改善するために積極的に行動できたことで、タスクの優先順位を明確にし、効率的に作業を進めた結果、最終的には期限内に成果物を提出し、クライアントから高い評価を受けることができました。この経験を通じて、どんなに厳しい状況でも、冷静に分析し、粘り強く取り組むことで乗り越えられることを実感しました。逆境に直面した際こそ、状況を整理し、最適な解決策を見出すことが重要だと学びました。
添削コメント|「状況を改善するために積極的に行動できた」という表現は曖昧なため、「タスクの優先順位を明確にし、効率的に作業を進めた結果」とし、具体的に取った行動を明確にしました。これにより、成果に説得力を持たせられます。
【入社後】公務員としても、この打たれ強さを活かし、困難な局面でも諦めずに課題解決に取り組み、市民のために信頼される存在でありたいと考えています。
添削コメント|自分の強みと公務員としての役割を繋げ、具体的な将来像を伝えています。締めくくりでは、入社後の展望を具体的に書き、貢献イメージを伝えましょう。

【NGポイント】「どのように困難を乗り越えたか」の具体的な思考や行動の説明が不足していました。また、エピソードにおける状況の説明が、読み手がイメージしにくい表現でした。

【添削内容】「困難な状況でも冷静に対応し、粘り強く課題を解決する打たれ強さ」に修正し、根性論に聞こえないようにしました。「タスクの優先順位」という表現を使い、具体的な対応策を説明しました。

【どう変わった?】困難な状況を乗り越える打たれ強さを冷静な状況整理や柔軟な対応力と合わせることで説得力を持って示せました。問題解決の過程が明確になり、行動や思考が明確に伝わる文章になりました。

【打たれ強さの自己PRのコツ】
・困難を乗り越えた具体的な経験を述べる
・ポジティブな言い換えを活用する
・結果や成果を強調する

公務員の自己PRでは例文を参考に自身の経験をアピールしよう

公務員試験の自己PRでは、自分の強みをいかに効果的に伝えるかが重要です。今回紹介した9つの強みを元に、自身の経験を具体的に交えて、説得力のある自己PRを作成してみてください。

大切なのは、単に強みをアピールするのではなく、その強みが公務員としてどのように活かされるのかを明確に伝えることです。

しっかりと準備をし、自分を最大限にアピールできる自己PRで、試験に臨みましょう。

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    「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。