イオンモールの平均年収はどれくらい?|企業研究に役立つ情報も紹介
イオンモールは、イオングループのディベロッパー事業を担う企業です。そんなイオンモールについて、「平均年収はどのくらいなの」「事業内容を知りたい」などと感じている方もいるでしょう。
本記事では、イオンモールの平均年収や初任給を紹介します。事業内容や競合企業との比較も解説するため、ぜひ参考にしてくださいね
イオンモールの平均年収は655万
イオンモールの平均年収は655万円です。
また有価証券報告書に記載されている内容の一部を紹介します。
従業員数 | 平均年齢 | 勤続平均年数 | 平均年間給与 |
---|---|---|---|
1,888人 | 42才8ヶ月 | 7年6ヶ月 | 6,547,508円 |
国税庁が公表した「令和4年分 民間給与実態統計調査」によると、給与所得者の平均給与は458万円です。イオンモールの平均年収は、日本人の平均収入を大きく上回っています。
イオンモールの初任給
イオンモールの初任給について公式ホームページから引用して紹介します。
最終学歴 | 最終学歴 |
---|---|
大学卒 | 241,700円 |
大学院卒 | 247,700円 |
大学院卒の初任給は、大学卒の場合と比べて6,000円高くなります。
昇給は年1回、賞与は5月、7月、12月の年3回支給されます。
基本給に加えて、通勤手当や時間外手当、子女教育手当、住宅助成金などの支給もあります。
イオンモールの募集要項
2025年度のイオンモールの募集要項(一部抜粋)は以下のとおりです。
募集職種 | ・総合職 ・営業、オペレーション、開発、リーシング、管理部門、財経部門 |
募集人数 | 80名(予定) |
募集学部学科 | 全学部全学科 |
勤務時間 | ・ショッピングモール勤務:シフト勤務制(8時間/日、休憩1時間) ・本社(オフィス)勤務の場合:フレックスタイム制(8時間/日、休憩1時間) |
勤務地 | 全国各地のショッピングモール、本社、各オフィス |
休日・休暇 | 月8~10日、年間休日125日、きらきら休暇2日、他有給休暇 |
福利厚生 | 各種保険、育児介護休職・勤務制度、社宅制度、資格取得支援制度など |
総合職として勤務する場合は、全国転勤可能な方が対象となります。
将来的には、海外で活躍できるチャンスもあるかもしれません。
イオンモールの企業情報
ここでは、イオンモールの企業情報を以下の3つに整理して紹介します。
- イオンモールの事業内容
- イオンモールの売上高・実績
- イオンモールの基本理念
イオンモールの事業内容
イオンモールは商業ディベロッパーとして、ショッピングモールの開発・運営だけにとどまらず、幅広い事業を展開しています。
イオンモールの事業は、大きく4つに分けられます。
1. 国内事業
私たちにとって身近なショッピングモール事業が中心です。イオンモールは、ショッピングモールの開発から、施設の管理・運営、そしてテナント誘致まで、総合的なモールビジネスを手掛けています。
2. 海外事業
グローバルな展開もイオンモールの大きな特徴の一つです。中国やアセアン諸国などを中心に、積極的に海外進出を進めています。
3. 都市型事業
近年、注目を集めているのが都市型事業です。駅周辺や都心部など、利便性の高い場所に、新たな商業施設を展開しています。
4. 次世代モール事業
時代の変化に合わせて、新しい形のモールづくりにも挑戦しています。従来のショッピングモールの枠にとらわれず、地域社会に貢献できる、より魅力的な施設を生み出しています。
特に、海外事業はイオンモールの成長戦略において重要な役割を担っており、中国、インドネシア、ベトナムなど、今後もアジアを中心としたグローバル展開が期待されています。
イオンモールの売上高・実績
イオンモールの直近5年における業績の推移は以下のとおりです。
決算年月 | 2019年2月 | 2020年2月 | 2021年2月 | 2022年2月 | 2023年2月 |
営業収益(百万円) | 312,976 | 324,138 | 280,688 | 316,813 | 398,244 |
経常利益(百万円) | 52,206 | 56,117 | 28,437 | 32,540 | 36,409 |
まず、EPS(1株当たり純利益)成長率は、前年同期比で27.6%も増加しました。これは、イオンモールの収益性向上を如実に示す数字と言えるでしょう。
また、健全な財務状況を示す指標である純有利子負債EBITDA倍率は6.0倍となりました。これは、借入金への依存度が低いことを意味し、安定した経営基盤を築いていると言えます。
さらに、投下資本利益率(ROIC)は2.5%を記録しました。ROICは、企業が投資に対してどれだけのリターンを生み出しているかを測る指標であり、イオンモールが効率的な事業運営を行えていることを示唆しています。
これらの数字からも、イオンモールは持続的な成長を遂げていることが見て取れます。
イオンモールの基本理念
イオンモールの根幹を成すのは、「お客さま第一」という揺るぎない基本理念です。これは、ショッピングモール開発や運営を手がける商業ディベロッパーとして、最も大切な信条と言えるでしょう。
そして、この基本理念を土台に掲げているのが、「イオンモールは、地域とともに「暮らしの未来」をつくるLife Design Developerです。」という経営理念です。単に商業施設を開発・運営するだけでなく、地域社会に寄り添い、人々の生活を豊かにする、という強い意志が込められています。
イオンモールは、この経営理念を実現するために、「お客さま第一」をモットーに、Life Design Developerとして事業を拡大し続けています。そして、地域に欠かせないインフラとしての地位を確立することを目指しているのです。
イオンモールの競合企業
最後に、イオンモールの競合企業を3つピックアップし、基本情報を業界研究もかねて確認していきましょう。
- 三越伊勢丹ホールディングス
- エイチ・ツー・オー リテイリング
- 西武ホールディングス
三越伊勢丹ホールディングス
日本の百貨店業界を代表する三越伊勢丹ホールディングスは株式会社三越伊勢丹と株式会社三越の百貨店事業を統括するグループ会社です。
売上高 | 4,874,70(百万円) |
平均年齢 | 46.8歳 |
勤続平均年数 | 22.8年 |
平均年間給与 | 772万円 |
長年の勤務で培われた高いスキルと豊富な経験、そして安定した労働環境。これらが、三越伊勢丹ホールディングスの揺るぎないブランド力と、安定した業績を支えていると言えるでしょう。
エイチ・ツー・オー リテイリング
エイチ・ツー・オー リテイリングは、関西を拠点とする阪急阪神東宝グループの一員として、小売事業を牽引する企業です。
売上高 | 6,280,890(百万円) |
平均年齢 | 45.9歳 |
勤続平均年数 | 20.9年 |
平均年間給与 | 817万円 |
その事業の中核を担うのは、誰もが知る阪急百貨店と阪神百貨店です。しかし、エイチ・ツー・オー リテイリングは、百貨店事業以外にも、食品スーパーマーケット事業やショッピングセンター事業など、幅広い分野で事業を展開しています。
西武ホールディングス
西武ホールディングスは西武鉄道沿線を中心に、都市交通・沿線事業から商業施設事業まで、幅広い事業を展開している企業です。
売上高 | 4,284,870(百万円) |
平均年齢 | 40.9歳 |
勤続平均年数 | 15.8年 |
平均年間給与 | 811万円 |
西武ホールディングスの魅力は、その安定感と言えるでしょう。100年を超える歴史の中で築き上げてきた事業基盤は強固であり、鉄道事業を軸に多角的に事業を展開することで、安定的な収益を確保しています。
イオンモールの企業研究を進めよう
今回は、競合企業との比較を通して、イオンモールの事業内容や待遇について解説しました。
企業研究を進める際は、待遇面だけでなく、事業内容や企業文化なども考慮することで、より深く企業理解を深めることができます。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。