【例文2選】「家から近い」は志望動機になる?ポイントを解説!
就活の面接やエントリーシートにおいて、志望動機の練り上げは重要なポイントです。
志望動機について整理している中で、「家が近い」ことが大きな理由になっている点に気づいた方もいるのではないでしょうか。
本記事では、「家が近い」を志望動機にする是非やポイントなどを詳しく解説します。
志望動機の例文も紹介しているので、ぜひとも就活の参考にお役立てください。
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志望動機「家から近い」は状況によって問題ない

志望動機を「家から近い」にしても、伝え方や状況によっては問題ありません。
勤務先が家から近いことは、応募者だけでなく企業・店舗側にとってもメリットがあることであるためです。
ただし、一方で「家から近い」を志望動機にするうえでは、いくつかの問題点も存在しています。
そのため、メリットやポイントだけでなくリスクもしっかりと理解した上で、志望動機を練り上げるべきでしょう。
「家から近い」だけで企業を選ぶデメリット3つ

そもそも家から近い点だけを理由に勤務先を選ぶこと自体に、いくつかの問題点があるため注意が必要です。
ここでは、「家から近い」だけで勤務先の企業や店舗を選ぶデメリットとして以下の3点を解説します。
①企業研究が深まらない
家が近いことだけを理由に勤務先選びをするデメリットとしてはまず、企業研究が深まらない点が挙げられます。
応募先の企業について近い以外の情報を深掘りしないまま選んでしまうと、例え入社できたとしてもミスマッチが起きるリスクがあるのです。
家から近いこと自体は、確かに大きなメリットの1つです。しかし応募にあたっては、肝心の業務内容や事業内容などもしっかりと確認するようにしましょう。
②長期的に見るとメリットがなくなる可能性がある
家から近いことが応募の時点でメリットであっても、長期的に見るとメリットではなくなる可能性があります。
今後勤務を続ける中で引っ越しをしたり、転勤によって勤務先の事務所が変わったりすることは十分にあり得るためです。
通勤時間の長短は、実際に働くとなると重要な問題ではあります。しかし、あくまでもキャリアやスキルアップの観点も踏まえて、企業選びをするべきだと言えますよ。
③企業の印象を悪くする恐れがある
「家から近い」を第一の志望動機として採用担当者に伝えると、企業側の印象を悪くする恐れがあります。
採用担当者からすれば、「家から近い」は熱意を感じられない動機であるためです。採用担当者は、応募者の人柄や意欲などを確認しようとしています。
自社とマッチした人材なのか、自社で活躍してくれそうなのか判断できない志望動機では、どうしても高評価を望めないでしょう。
家から近いことだけを伝えるのではなく、他にも志望動機があることを印象付ける必要があります。
志望動機が「家から近い」だとNGになりやすい2つの理由

ここでは、志望動機が「家から近い」だと企業からNGになりやすい理由を以下の2点に整理して解説します。
①志望度が低いと思われる
志望動機を「家から近い」にしていると、自社への志望度が低い印象を採用担当者に持たれかねません。
通勤の手間を減らすことが最優先で、自社での仕事自体に興味がないと感じさせてしまうのです。
自社への興味が薄いと判断されれば、入社後モチベーションを保てず早期退職につながるリスクを感じさせてしまいます。
自分の人柄や適性もアピールできないことから、他の志望動機も用意した方が無難でしょう。
②中身がない・不真面目な印象を与える
「家から近い」を志望理由にしていると、中身がない・不真面目な印象を与える可能性もあります。
家の近さを志望動機として強調してしまうと、仕事への想いや理想の将来像などが全然ないと思われてしまいかねません。
目標を持たずにただ漫然と仕事を続けていては、能力が高くても活躍できない可能性が高いでしょう。
採用担当者に入社後の自分がイキイキと働いている姿をイメージしてもらうために、より前向きな印象を与える志望動機を考える必要があります。
志望動機が「家から近い」でもOKにできる3つの理由

ここでは、志望動機が「家から近い」でも好印象につなげられる理由を以下通り3点解説します。
①地域貢献につながる
勤務先が家から近いということはつまり、地元の企業で働き地域社会に貢献できるチャンスがあるということです。
地域貢献をするためには、やはり地元の企業で働くのが最もシンプルでしょう。
地域貢献を掲げている企業の場合、地元に詳しい人材を雇用することはプラスに働くと考えられます。
就活の軸を「地域貢献」にしている場合は、家から近い場所に勤務先があって地域貢献を掲げている企業を探してみるのも1つの方法かもしれません。
②長期的に働きやすい
家から近い企業に就職することで、長期的に働きやすいとも考えられます。
家から近い勤務先なら通勤の負担が減り、仕事とプライベートのバランスを取りやすいためです。
通勤にかかる時間が少なくなるほど、以下のようにさまざまなことに時間を使えるようになります。
- 趣味
- 家族との時間
- 自己研鑽
生活の質が上がれば仕事にも前向きになり、さらにパフォーマンスが向上する良いサイクルも期待できるでしょう。
③柔軟な対応ができる
自宅と勤務先が近いほど、状況に合わせた柔軟な対応ができます。緊急事態が発生してすぐに出勤してほしい場合でも、自宅から近い社員がいてくれると安心です。
もちろん労働基準法を守ったうえでの話にはなりますが、柔軟に動いてくれる社員がいるメリットは企業側にとって大きいと言えるでしょう。
また、徒歩圏内に住んでいる従業員を雇用することで、その分通勤交通費を抑えられると考える企業もありますよ。
志望動機を「家から近い」にする際に盛り込みたいポイント5つ

ここでは、志望動機を「家から近い」にする場合に盛り込むべきポイントとして以下の5点を紹介します。
①「家から近い」以外の理由
「家から近い」を志望動機とする場合には、それ以外の理由も盛り込むことが大切だと言えます。
「家から近い」だけだと採用担当者への訴求力が弱く、さらにアピールが必要になるためです。
基本的には「家から近い」を補助的な要因と考え、メインの志望動機を用意することをおすすめしましょう。
採用担当者に「この人材を採用するメリットがある」と思わせるような理由を練り上げ、最大限のアピールを目指してくださいね。
②就職意欲の高さ
「家から近い」を志望動機にする場合、就職意欲の高さをアピールすることも重要です。
勤務先に通いやすいことを第一の理由としてしまうと、どうしてもやる気のない印象を与えてしまうかもしれません。
どんなに優秀な人材でも、自社の業務に興味が薄いと判断されれば採用の優先度が下がってしまいます。
応募先の業界研究や企業研究をしっかりと行い、仕事に対して前向きであることを最大限アピールするようにしましょう。
③家から近いことによる企業側のメリット
勤務先と自宅が近いことによる企業側のメリットを強調することも、「家から近い」を志望動機にする際には重要です。
採用試験を突破するには、企業側に「この人材は採用すべきだ」と感じさせることが大切だと言えます。
おすすめの方法として、「家から近い」を言い換えて伝える工夫が挙げられるでしょう。
「地域に貢献したい」「健康的に長く勤めたい」などと言い回しを変えて、採用担当者にメリットを感じさせる工夫をしてみてください。
④自分の経験やスキルを活かせること
自分の経験やスキルをアピールすることは、どんな志望動機を採用する場合でも重要です。
入社への意欲が高くても、自社の業務をこなせる能力やスキルが備わっていないと判断されれば、採用される可能性は低くなってしまいます。
ポイントは、企業が求める人物像や企業の事業内容に合わせた経験やスキルをアピールすることです。
応募先の企業で活かせる経験やスキルを持っていると強調し、自分を採用するメリットを感じさせるようにしましょう。
⑤就職後のビジョンや成長イメージ
志望動機の最後には、就職後のビジョンや成長イメージを伝えて前向きに話を終えるようにしましょう。
採用担当者が求めているのは、優秀な人材というよりも自社で活躍し貢献してくれる人材であるためです。
入社後にどんな働き方をしているのか伝えることで、入社後自分がイキイキと働いている姿を想像してもらいやすくなります。
ただし未来のことはどうしても抽象的になりやすいため、「〇〇の分野で貢献する」と具体的な業務内容と絡めて伝えることが重要です。
「家から近い」以外の理由が思いつかないときの対処法3つ

ここでは、「家から近い」以外の志望動機が思いつかない際の対処法として以下の3点を解説します。
①第三者の意見を参考にする
どうしても良い理由が見つからない場合は、第三者の意見を参考にすることも重要なポイントだと言えます。
自分だけで考えていても、思いつくことには限界がありますよ。第三者に話を聞くことで、自分では全く分からなかった特徴を見つけられる可能性もあるでしょう。
自分の長所・短所やイメージだけでなく、向いていると感じる職種や業種、その他印象的な出来事などを聞いてみてください。
相談の対象は家族や友人だけでなく、先輩や後輩など少し関係が薄い相手に聞いてみると思わぬ発見があるかもしれません。
②OB・OGに志望理由を聞く
志望動機の作成で困ったら、応募先の企業で活躍しているOB・OGにどうしていたのか聞いてみるのも効果的です。
OB・OGは自分が志望する業界・企業で働く先輩であるだけでなく、就活の先輩でもあります。
自分の悩みや心配を理解し、的確なアドバイスをしてくれる可能性が十分にあるでしょう。
知人に紹介してもらえないようであれば、OB・OG訪問や会社説明会、インターンシップなどのイベントを活用することが大切です。
③専門家に相談する
志望動機に悩んで解決策が見つからないようであれば、専門家に相談することも有効な方法です。
現在ではさまざまな就活・転職エージェントが存在しており、企業側の視点も踏まえた的確なアドバイスをもらえます。
どんな内容にするのかはもちろん、文章の構成や表現に関するチェックなどももらえるため、安心感は高いでしょう。
就活に対する不安感がどうしてもなくならないようであれば、早期から相談してみるのも1つの方法です。
志望動機のまとめ方3ステップ

ここでは、志望動機をまとめる方法を以下の3ステップに整理して紹介します。
①志望企業を選んだ理由を明確にする
志望動機を作成するにあたってはまず、志望企業を選んだ理由を明記します。
志望理由はまさに結論に当たる部分であり、結論から話を始めることは論理的文章の基本です。
結論から文章を構成していないと、「論理的な話し方ができない」との印象を採用担当者にもたれる恐れもあります。
「私が御社(貴社)を志望しているのは、〇〇だからです」と、最初に志望理由を言い切るようにしましょう。
②具体的なエピソードを盛り込む
志望理由を端的に伝えたら、次のそれを裏付ける話として具体的なエピソードを盛り込みます。
具体的なエピソードを盛り込むことで、志望動機の具体性や説得力が増すためです。また自分の経験を盛り込むことで自然とオリジナリティを出せますよ。
エピソードの内容を大げさなものにする必要はありません。自分らしさや強みを最大限伝えられる、自分ならではのエピソードを探してみましょう。
③企業に入社後どう貢献できるか言語化する
エピソードを紹介したら、企業に入社した後どのように貢献できるのかを伝えて文章を終えます。
「どう貢献してくれるのか」は企業側にとって最も知りたい部分であり、できる限り言葉にして明確に伝えることが重要です。
「入社後は○○の業務で強みを発揮したい」「〇〇の仕事に関わってみたい」と具体的に伝えられると好印象だと言えます。
入社後に自分がどう活躍したいのかを盛り込み、前向きなイメージで志望動機を終えるようにしましょう。
「家が近い」を盛り込む場合の志望動機の例文2選

ここでは、「家が近い」を理由とする場合の志望動機例文を以下の2パターン紹介します。
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①地域貢献がしたい
私が御社を志望している理由は、御社と私の居住地が近く私が大きな目的としている地域貢献を実現できると考えたためです。 私は大学2年時より現在に至るまで、ボランティアとして地域貢献に関するさまざまな活動に参加しています。地域の交流や街づくり、老人ホームや児童施設での交流など、参加している活動内容はさまざまです。特にこの地域を長く発展させていくため、産業振興や環境保護活動には大きな興味を持っております。 地域密着や地域貢献を大切にされている御社であれば、地域活性化への寄与が十分にできると思い志望いたしました。御社に入社いたしましたら、リサイクル事業に関わり業績にや地域活性化に貢献したいと考えております。 |
地域貢献を志望動機の中心にする場合、どれだけ地元を大切に想い情熱を傾けているのかアピールすることが大切です。
企業の事業内容をしっかりと確認し、リンクさせて志望動機を練り上げるようにしましょう。
②業務パフォーマンスを高められる
私は、通勤しやすい御社で業務や自己研鑽に励むことで高いパフォーマンスを発揮し、業務に貢献できると考えて御社を志望しました。 私は高校時代まで交通が不便な地域に住んでおり、通学に片道2時間程度の時間を必要としていました。しかし大学では通学にかかる時間が片道30分弱となり、一日の時間の使い方が大きく変わったと認識しています。勉強や自己研鑽により多くの時間を使えるようになり、大学3年時には〇〇の資格を取得できました。 御社と私の居住地は近い立地にあることから、体力的にも精神的にも業務により集中できると考えております。御社に入社しましたら、業務に集中しつつ体調管理にもしっかりと気を配り、長期間にわたって貢献し続けていきたいです。 |
「通勤の負担が減れば、より高いパフォーマンスを発揮できる」との理由も、立派な志望動機になり得ます。
ただし自分のことしか考えていないと思われないように、「御社に貢献することが最大の目的です」との趣旨の文章を心がけましょう。
「家が近い」以外の志望理由も整理しましょう!

家が近いことは従業員だけでなく企業側にもメリットがあることから、志望動機として通用する可能性はあります。
しかしながら、それだけでは志望動機として十分なアピール力を持たない場合が多いため、それ以外の理由をしっかりと整理し、アピールすることが求められます。
例えば、企業の理念や取り組みに共感していることや、これまでの経験やスキルを活かして具体的にどのように貢献できるかをアピールすることで、志望動機の説得力が増しますよ。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。