【例文付き】IT未経験の新卒者必見!志望動機の考え方を紹介
IT未経験の就活生にとって悩みがちな「志望動機」の考え方。実務経験がないと、志望動機が上手く書けないのではないか、と不安に思ってしまう人もいますよね。
本記事では、志望動機を伝える時のポイントや注意点・職種別の例文などを紹介します。IT未経験で志望動機に困っている就活生のみなさんは、ぜひ参考にしてみてください。
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記事の監修者
人事 鈴木
新卒でベンチャー企業で求人広告の新規営業を経験 入社半年でテレアポ獲得数社内1位。新卒売り上げ1位を獲得。 その後Cmind groupの人事部に入社し、新卒採用を担当。 現在は学生の面談だけではなく採用戦略や広報にも携わっている。
記事の監修者
吉田
新卒で株式会社C-mindに入社後、キャリアアドバイザーとして累計1000人以上の就活生との面談を経験。就活時代も大手からベンチャーまで様々な業界・職種を見てきた経験から、幅広い視点でのサポートを得意とする。プロフィール詳細
IT未経験の人でも志望動機を工夫すれば選考に通る
IT業界は未経験でも目指せるため、企業研究に加え、各企業が求める人物像に合う志望動機を書くことが鍵となります。
最近では文系学生などを積極的に採用するIT企業も多く、IT未経験者でも挑戦しやすい業界です。未経験だからといって不安に思わず、順を追って志望動機の作り方を確認していきましょう。
プロの目で変わる!赤ペンESで企業を惹きつける志望動機を作ろう

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さらに、本記事の後半では実際に、IT業界を未経験で志望する際の志望動機を添削しています!
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IT未経験でもIT業界に向いている人の4つの特徴

IT未経験だからといって、業界に向いていないということはありません。ここでは、IT業界に向いている人の特徴を4つ紹介します。ぜひ自己分析と照らし合わせながら、特徴を掴んでみてください。
「自分の強みが分からない…本当にこの強みで良いのだろうか…」と、自分らしい強みが見つからず不安な方もいますよね。
そんな方はまず、就活マガジンが用意している強み診断をまずは受けてみましょう!3分であなたらしい強みが見つかり、就活にもっと自信を持って臨めるようになりますよ。
①論理的思考力がある人
論理的思考力は、物事を整理した上で筋道を立てて考える力を指します。IT業界では、システム仕様書の作成やプログラミングにおいて必要不可欠な力の一つです。
日々「なぜ」「どうして」と考える癖をつけたり、論理的な文章や話に触れるなどして、論理的思考力を身につけましょう。
②IT技術を学びたい人
IT業界では学習意欲が高いことが何よりも大切です。特に未経験の人は、経験者に比べて多くの知識を覚える必要があるため、「学びたい気持ち」が必要となってきます。また企業側も、日々更新されるITの知識を吸収できる、学習意欲の高い人物を求めています。
学ぶ意欲が高く、成長が見込めることをアピールすることで、採用への第一歩を踏み出しましょう。
③忍耐力がある人
長期プロジェクトなどでは、突然のトラブルに対応する必要があります。場合によっては、すぐにトラブルを解決できない場合もあるため、忍耐力のある人が求められます。
粘り強く、最後まで諦めずに取り組む力があるとアピールできれば、企業の求める人材に近づけるでしょう。例えば、困難を乗り越えた経験や忍耐力を褒められた経験などを話すことで、あなたのスキルが伝わりやすくなりますよ。
④コミュニケーション能力の高い人
IT業界はチームで活動することが多いです。コミュニケーション能力が高いことで、チームワークの向上、クライアントとも柔軟なやり取り、さらにはプロジェクトを円滑に進めることにつながります。
またコミュニケーション力は、IT業界以外でも評価される重要なスキルの一つです。志望動機に具体的なエピソードを盛り込み、コミュニケーション能力をアピールしましょう。
IT未経験の人が志望動機を伝えるときの3つのポイント

まず最初に、IT未経験の人が志望動機を伝えるポイントを3つ紹介します。ポイントを押さえて、ぜひ志望動機の作成に活かしてみてください。
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①IT業界の仕組みを理解しておく
1つ目は、IT業界の仕組みを理解することです。業界の仕組みや仕事内容を把握することで、志望動機を作りやすくなるだけでなく、入社後に活躍できる人材であることをアピールしやすくなります。
また業界の仕組みを理解しておくことで、面接時も戸惑うことなく答えられ、採用担当者から高い評価を受けられるでしょう。業界について理解を深めるには、内定者や実際に働いている人に話を聞くことがおすすめです。まずは「業界を知る」ことから始めてくださいね。
②IT業界に関心を持っている理由を伝える
2つ目は、IT業界に興味関心がある理由を述べることです。「業界に興味がある」ことを伝えるだけでは、他の就活生と差をつけられません。業界のどのような点に関心を持ったのか、業界に関心を持ったきっかけは何か、深掘りして伝えることが重要です。
例えば、他の業界と異なる点やIT業界の成長性、強みなどを伝えることで、業界に対する関心が深いことをアピールできます。業界で働いている人のインタビューや企業が行っている事業を調べ、自分のエピソードを絡めて書くと良いでしょう。
将来性が高いからというありきたりな理由は誰もが持っています。IT業界でどんなことを成し遂げたいのかを明確にしてくださいね。
③キャリアプランを明確にする
3つ目は、具体的なキャリアプランを示すことです。未経験者は経験者に比べて業務内容を把握していないため、入社後のキャリアプランが不透明になりがちです。
採用担当者に「軽い気持ちで業界への就職を目指している」という悪い印象を与えないためにも、入社後どのように活躍できるか、明確に伝える必要があります。
特に面接においては将来の展望を聞かれることが多いため、自分が企業で活躍できる場面や業務を具体的かつ明確に考えましょう。
キャリアプランが明確な人ほど、面接官に対して伝えたいことが伝わりやすく、評価も高くなる傾向にありますよ。
IT未経験者が志望動機を伝える際の3つの注意点

これまでは志望動機を伝えるポイントを紹介してきましたが、一方で注意すべき点もいくつかあります。志望動機を作る際には以下の3つに気をつけて取り組みましょう。
①IT業界への興味・関心が曖昧である
IT業界への興味関心が漠然としていると、業界への理解の浅さが企業側に伝わり、採用の可能性が低くなってしまいます。例えば「かっこよいから」「面白そう」といったありきたりな感想は評価が下がる原因となります。
IT業界への興味関心の理由が、自分なりに話せる具体的なエピソードや経験を書き、業界に対して強い意欲を持っていることをアピールしましょう。
②未経験なことを隠す
未経験者であることを隠すために、経験者のように振る舞う行為は禁止です。嘘をついていることが発覚すれば信頼を失い、不採用になる可能性が高くなります。
未経験であることは、決して悪いことではありません。未経験者を採用している企業も多数存在します。企業に入社したい思い、そして企業が求められる人材であると伝えることが重要です。
③希望職種が決まっていない
希望職種が定まっていないと、入社後の活躍や自分の強みが伝わりづらくなってしまいます。加えて職種への知識や理解が足りない場合、業界研究を行っていないと評価される可能性も高まりますよ。
そのため、まずはIT業界に存在する多様な職種を調べて理解を深め、自己分析を進めた上で、自分の希望職種を選定しましょう。
【職種別に紹介】IT未経験者向けの志望動機例文6選
IT業界に興味はあるものの、未経験であることに不安を感じている方は多いのではないでしょうか。自分の経験や強みがどのように活かせるのか悩むこともあるでしょう。
本章では、IT未経験者が選ぶ主要な6つの職種に分けて、それぞれの志望動機の例文を紹介します。職種ごとの特徴やアピールポイントを押さえながら、自分に合った志望動機を見つける参考にしてください。
- システムエンジニア(SE)
- プログラマー(PG)
- Webエンジニア
- ITコンサルタント
- インフラエンジニア
- セールスエンジニア
さらに今回は、現在も就活生を内定に導いている現役のキャリアアドバイザーが、6つの例文を本気で添削!どんなポイントに注目して書くべきか知りたい人は、ぜひ参考にしてくださいね。
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【関連記事】
赤ペンESを徹底解説!エントリーシート無料添削サービスとは
①システムエンジニア(SE)
ここではシステムエンジニアを志望する就活生向けに、自分のやりたいことを明確に示した志望動機を紹介していきます。
IT未経験者がSE職を志望する場合、抽象的な動機に終始せず、職種理解・企業理解・自分の経験との接点を明確に言語化することが重要です。
【結論】 私は、未経験からでもスキルを磨き、 |
添削コメント|「人や社会の役に立つ」は抽象的で説得力に欠けるため、「どんな課題にどう貢献するのか」を具体化しました。また「成長環境が整っている」は汎用的な表現なので、貴社の育成制度に触れることで動機に具体性と志望度の高さを加えました。 |
【根拠となるエピソード】 大学時代に所属していたゼミでは、地域課題に関する調査分析を行い、 |
添削コメント|「情報の整理や仕組み化の重要性に興味を持ちました」は主観的でSEとの接続が曖昧です。そこで、ゼミ活動での具体的なプロセスとSE的な思考(仮説立て・仕組み構築)への関心に言い換え、職種理解の深さを強化しました。 |
【エピソード詳細】 分析結果をより多くの人に分かりやすく伝えるため、ツールを活用したデータの可視化やレポート作成を担当しました。自ら学びながら課題を解決していく過程にやりがいを感じ、 |
添削コメント|後半の表現が抽象的かつ感情的で「SEに惹かれた理由」が明確でなかったため、SE職に必要な「課題の整理」「解決策の構築」に焦点を当てて言語化しました。職種理解と志望理由が一貫する構成に改善しています。 |
【企業を選んだ理由】 貴社は未経験者に対する教育体制が整っており、 |
添削コメント|「幅広い業種に関われる」はよくある表現で独自性が弱いです。そこで、事業領域の具体例(医療・物流)を挙げ、志望先の特徴と自分の成長意欲をつなげることで、説得力のある企業選びの理由にしました。 |
【入社後】 入社後はまず基礎技術の習得に励み、 |
添削コメント|「一人前のエンジニアとしてチームに貢献したい」は抽象度が高く、自分の成長計画が見えません。そこで、学ぶ姿勢や担当したい業務を具体化し、成長プロセスとキャリアビジョンを描く内容へと修正しました。 |
【NGポイント】
抽象的な表現が多く、「なぜSEを目指すのか」「どのように企業を選んだのか」が不明確でした。また、入社後のビジョンも曖昧で、採用側にとっては行動計画が読み取りづらい内容になっていました。
【添削内容】
「社会に貢献したい」などの抽象的な願望を具体化し、ゼミ活動や調査分析の過程で得た気づきをSE業務と結びつけました。企業理解・業務理解を深めた上で、志望先との接点を明確にしています。
【どう変わった?】
IT未経験者としての素直な熱意は残しつつ、SEという職種や企業の特徴に対する理解が具体的に伝わる構成に変化しました。企業視点でも、配属後の姿をイメージしやすくなり、評価につながる内容です。
・「何を実現したいか」を明確に記載する ・経験をSEの職務と論理的に接続する ・企業選びの理由に独自性を持たせる |
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②プログラマー(PG)
この例文は、IT未経験者がプログラマー職を目指す志望動機を伝える内容で、抽象表現の多さや企業理解の浅さを中心に添削を行っています。
業務改善視点や開発分野の具体性を加えることで、IT業界志望の理由に説得力を持たせることが重要です。
【結論】 私は、ITの知識がゼロの方でもわかりやすく情報を伝えられるプログラマーになりたいと考えています。 |
添削コメント|「困りごとを解決」という抽象表現では、IT業界を選んだ理由が伝わりにくいため、より具体的な「業務の課題や非効率の解決」というITならではの貢献領域に置き換えました。 |
【根拠となるエピソード】 大学時代、友人にパソコンの基本操作を教える機会がありました。その際に |
添削コメント|「喜んでもらえた」や「方向性を決定づけた」という主観的・抽象的な表現を避け、実際に行った工夫やそこから得た気づきを具体的に描写しました。 |
【エピソード詳細】 情報の授業で習った内容をもとに、メールの設定や資料作成の操作を繰り返し一緒に練習し、相手が自分でできるまで寄り添いました。 |
添削コメント|「喜びを感じた」という心理描写だけでは「IT業界に興味を示したこと」への説得力が弱いため、「できた!」という反応という具体描写と結びつけました。ITスキルの価値を実感した過程が明確になり、志望への説得力が増します。 |
【企業を選んだ理由】 貴社は教育制度が整っており、未経験者でも着実にスキルを身につけられる環境があると感じました。 |
添削コメント|「幅広い業界と取引」という一般的すぎる表現を、「業務系システム」「Webサービス」などの具体領域に言い換え、企業研究の深さと志望理由の納得感を高めました。採用担当は、自社でなければならない理由を求めています。 |
【入社後】 入社後は、まずは基本的な技術をしっかり習得し、将来的には利用者の目線に立って |
添削コメント|「使いやすい」はあまりに抽象的で評価しづらいため、「業務理解」や「現場で役立つ設計」など、IT職に必要な視点やスキルに置き換えました。IT業界の未経験者にとっては、実務に即した視点での目標設定が強みになります。 |
【NGポイント】
志望理由に「困りごとを解決したい」「魅力を感じた」などの抽象的な感情表現が多く、IT業界を志望した必然性が弱くなっていました。また、企業を選んだ理由も「なぜこの会社か」が伝わりづらいです。
【添削内容】
業務改善や開発分野などIT職ならではの具体的要素を挿入しました。また、企業を選んだ理由には、開発領域や育成環境といった特徴を盛り込むことで、企業理解の深さと志望度の高さを伝えています。
【どう変わった?】
志望動機全体に一貫した「業務改善志向」と「実務への適応力」が加わり、企業から見て「未経験でも育成・活躍の可能性がある人材」と評価しやすくなりました。文章の説得力と読み手の理解度も大きく向上しています。
・具体的なエピソードを盛り込む ・志望理由には企業独自の特徴を反映する ・未経験でも実務的視点で目標を提示する |
③Webエンジニア
今回は、IT未経験者がWebエンジニアを目指す志望動機例文に対し、業務理解の浅さや抽象的表現を改善する添削を行いました。
未経験の立場であっても、WEBエンジニアという職種に即した具体的な貢献意欲と根拠を筋道立てて示すことが重要です。
【結論】 私は、IT未経験ではありますが、ユーザーの使いやすさを考えたサービス設計に関心があります。Webエンジニアとして |
添削コメント|「UI/UX改善やサイト運用」という表現は未経験者の視点としてはやや背伸びに見えることがあります。Webエンジニアの実務に近い「フロントエンド開発」や「機能改善」という業務内容を示すことで、職種理解と適性をより明確に伝えられます。 |
【根拠となるエピソード】 大学時代、所属するサークルのホームページの使いにくさに気づき、 |
添削コメント|この段落は行動のきっかけと背景を簡潔に示す部分です。技術習得の話は次段落で詳述すべきため、ここでは「どのような努力をしたか」に関しては簡潔かつ主体性を示すことで、読み手にストーリーが伝わりやすくなります。 |
【エピソード詳細】 当時のホームページは更新が滞っており、情報が探しにくい状態でした。そこで私は、 |
添削コメント|「整理や見直し」では具体的に何をしたのかが分かりにくく、内容が伝わりにくくなります。また「楽しさを知った」は学びとしてはインパクトが弱いため、職種への関心に結びつける方が、志望動機としてのつながりが強まります。 |
【企業を選んだ理由】 貴社は自社サービスの開発・運用に強みを持ち、 |
添削コメント|企業理解を深めた印象を与えるには、「力を入れている」ではなく具体的な取り組みに触れるのが有効です。また企業の魅力に関しては、応募者にとってのメリットを示すだけでなく、成長意欲や実務での貢献を意識した表現に変えることで、意欲的な印象を強められます。 |
【入社後】 入社後はまず基本的なフロントエンド技術を習得し、 |
添削コメント|「ユーザーの行動分析など」という抽象的な表現では未経験者として説得力が弱くなります。分析対象や手法をより現実的かつ簡潔にすることで、学習のステップと実務への意欲が伝わりやすくなります。 |
【NGポイント】
全体的にWebエンジニアの業務内容や技術要素への理解が浅く、抽象表現が多かったため、意欲は感じられても職種への適性が伝わりにくい状態でした。また、心理描写で締めくくられた表現が多かったのも課題でしたね。
【添削内容】
具体的な改善行動や技術への言及に置き換え、Webエンジニアの業務に沿った志向性を補強しました。特に抽象的な表現を分解し、ユーザー視点・設計意識といったキーワードを盛り込みました。
【どう変わった?】
業務理解が深まった印象を与えられ、企業側も「この人なら入社後に伸びそうだ」と判断しやすくなりました。行動や設計意図に焦点を当てることで、職種との親和性が高まり、志望動機としての完成度が向上しました。
・きっかけを具体的な行動で伝える ・業務内容とリンクした関心軸を示す ・成長意欲は受け身でなく能動的に表現する |
④ITコンサルタント
今回の例文は、IT未経験者がITコンサルタント職を志望する動機を伝える内容です。
ITコンサルタントの志望動機の根拠となる経験や企業理解を、具体的な行動や事例を交えて表現することが重要です。
【結論】 私はITの力で業務効率化や課題解決を支援するITコンサルタントとして、 |
添削コメント|「多くの企業の成長に貢献したい」は抽象的すぎてITコンサルタントを目指す理由が曖昧になります。「業務の質や生産性向上」など、貢献の手段と対象を具体化することで説得力を加え、志望動機の一貫性を明確にしました。 |
【根拠となるエピソード】 大学時代、所属していたゼミで地域企業の課題を調査することで |
添削コメント|活動内容が「改善策の提案に取り組んだ経験」ではぼんやりしており、再現性や他者との違いが出ません。「実態分析」や「具体策の発表」といった言い換えにより、提案型業務に必要な力が自然と伝わるようになります。 |
【エピソード詳細】 地元の中小企業を訪問し、ヒアリングやデータ分析を通じて業務上の非効率な点を明らかにし、 |
添削コメント|「簡易的なITツール」「想いが芽生えた」といった表現は曖昧で、何をどう感じ、どう行動に結びついたのかが弱くなります。行動内容や関心までを具体化することで、志望理由との結びつきが強化されます。 |
【企業を選んだ理由】 貴社は業種を問わず幅広い課題に対応し、 |
添削コメント|志望企業の特徴を「幅広く対応」「寄り添った姿勢」と表すだけでは、他社との差別化が不十分です。企業研究の成果を反映し、「ヒアリング重視」「導入後の支援」など企業ならではに言及することで、選社理由の納得感が増します。 |
【入社後】 入社後は、まず |
添削コメント|「ITの基礎を身につけたい」「信頼を得たい」は誰もが言える目標であり、内容として弱いです。どう学び、どのように信頼されるかを言語化することで、成長意欲とキャリアビジョンの具体性が明確になります。 |
【NGポイント】
全体として、表現が抽象的で「なぜその仕事をしたいのか」「なぜこの企業なのか」といった核心部分が曖昧でした。また、行動の内容が簡素で、就活生らしい等身大の経験が活かしきれていませんでした。
【添削内容】
抽象的な表現を具体化し、行動・思考の流れがわかるように言い換えました。特に、「改善策の提案」や「信頼されるコンサルタント」などの曖昧な表現を避け、成果や考え方がより明瞭に伝わるよう調整しました。
【どう変わった?】
志望動機全体の一貫性と説得力が高まりました。IT未経験であっても、現場理解や仕組みへの関心を軸に自分の経験を的確にアピールできており、ITコンサルタント職との親和性が感じられる内容へと進化しています。
・きっかけを行動で説明する ・企業理解を他社と差別化して示す ・未経験でも成果や工夫を明示する |
⑤インフラエンジニア
IT未経験からインフラエンジニア職を志望する学生向けの例文を、エピソードの具体性と志望理由の明確さに重点を置いて添削しました。
未経験者であっても、なぜIT業界に関心を持ったのか、企業との接点をどう示すかに注意し、説得力を高める工夫が必要です。
【結論】 インフラエンジニアとして、 |
添削コメント|「安定したシステム環境を支えたい」だけではIT志望の動機としては浅く見えてしまい、志望意欲がうまく伝わりません。ITインフラの安定運用への意欲や企業との接点を明示することで、志望動機への説得力を高めました。 |
【根拠となるエピソード】 大学時代に所属していたサークルで、学園祭のイベント運営を担当した際、 |
添削コメント|「機材トラブル」だけではどのような問題が起きたのかわかりづらく、のちのち説明している努力やその成果のインパクトも薄れてしまいます。そこで配信・音響・映像といったより具体的な要素を加えることで、当時の大変さがより明確に伝わるように修正しました。 |
【エピソード詳細】 当時はネットワークの知識が乏しく、 |
添削コメント|「焦った」という感情表現は評価に結びつかず、主体性が見えにくいため削除しました。また、「関心が高まった」は抽象的なので、きっかけと変化を具体的に示すよう修正し、説得力と流れを強化しました。 |
【企業を選んだ理由】 貴社は金融・医療など社会インフラを支える大規模なシステム基盤を手がけており、 |
添削コメント|「魅力を感じました」は主観的で伝わりづらく、説得力に欠けます。具体的に何に惹かれたのかを説明することで、応募者が企業研究を行っていることが伝わり、評価につながります。 |
【入社後】 入社後は、まずは小規模な運用保守の現場で経験を積み、 |
添削コメント|「いずれは〜を目指したい」という目標は曖昧で、成長意欲が伝わりづらいため、具体的な貢献行動(予防・効率・信頼性)を加えました。入社後のビジョンが明確になることで、企業側は育成後のイメージを描きやすくなります。 |
【NGポイント】
志望動機や入社後のビジョンにおいて、抽象的でどの企業でも使えるような表現が目立ちました。また、エピソードが職種との関係性に乏しく、ITインフラを志す必然性が弱かった点も課題でした。
【添削内容】
企業が手がける事業や制度に触れた上で、自身の関心とどうつながるかを補強しました。エピソード部分では、トラブルやネットワーク障害といった描写を追加し、説得力のある流れを構築しました。
【どう変わった?】
例文全体を通して、志望理由や将来像に具体性が加わり、企業が読み取るべき意欲と適性が明確になりました。特に未経験者に求められる「動機の強さ」と「学ぶ姿勢」が伝わる構成になっています。
・志望理由に企業との接点を含める ・原体験を職種と結びつける ・入社後の貢献像を明確に描く |
⑥セールスエンジニア
ここでは、未経験からセールスエンジニア職を目指す志望動機の例文を紹介しています。
未経験から目指すことを伝える場合、なぜセールスエンジニア職なのか、将来何をしたいのかを明確に伝えましょう。
【結論】 人と接する力を活かし、IT製品の魅力を分かりやすく伝えるセールスエンジニアとして活躍したいと考え、志望いたしました。 |
添削コメント|この結論は、志望職種が「セールスエンジニア」であることを明確に示し、自分の強み(人と接する力)と仕事内容を結びつけており、非常に良い導入になっています。 |
【根拠となるエピソード】 大学時代、ゼミの発表やアルバイトで接客を経験する中で、相手の理解度に合わせて説明する力を磨いてきました。 |
添削コメント|削除部分は抽象的で、経験と志望動機の結びつきが弱くなっていました。改善文では「誰に」「どのように」説明したのかを明示し、セールスエンジニアに通じる「伝える力」への興味をより論理的かつ説得力のある形で示しました。 |
【エピソード詳細】 ゼミでは複雑な経済の仕組みを噛み砕いて説明する発表を担当しており、聴衆の反応を見ながら例え話や図解を用いて工夫してきました。 |
添削コメント|飲食店での接客エピソードはやや関連性が薄く、志望職種との接続が不明瞭だったため削除しました。代わりにゼミでどんな工夫をしたのかをより具体化した文章を追記し、業務で求められる「分かりやすく伝える力」の再現性を高めました。 |
【企業を選んだ理由】 |
添削コメント|もともとの表現は汎用的であり、「なぜその企業を選んだのか」が伝わりにくくなっていました。改善後は業界名や実績に言及することで、企業研究の深さが伝わり、志望動機の信頼性が向上しています。 |
【入社後】 入社後はまず技術知識を着実に学び、お客様にとって「わかりやすく頼れる存在」として、信頼されるセールスエンジニアを目指します。 |
添削コメント|シンプルながらも意欲が伝わり、未経験者がまず目指すべき成長の方向性が明確です。さらに具体的な行動計画(例:研修活用、社内勉強会への参加)を加えると、より実践的な印象になりますが、この段階では十分な内容です。 |
【NGポイント】
エピソードの結びにある「技術を伝える立場に関心を持った」という表現は曖昧で、行動との関連性が薄く見えてしまいました。また、企業選びの理由が一般的すぎて、志望先への理解が浅く見えてしまいます。
【添削内容】
経験から得た感情や動機をより具体的な行動に落とし込み、「誰にどう伝えることが楽しかったか」を明確にしました。さらに企業については、業界名や提供価値などを盛り込むことで、他社との差別化を図っています。
【どう変わった?】
志望理由が表面的なものから、「どのように貢献したいか」を自分の経験をもとに語る内容に変わったことで、職種理解の深さや企業への熱意が伝わる構成になりました。企業から見ても成長可能性が感じられます。
・動機には体験の背景と結びつきを持たせる ・企業理解は独自性をもたせて言語化する ・職種への理解は仕事内容に即して示す |
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未経験でもIT業界に志望動機を出すときによくある2つの質問

最後に、未経験でもIT業界を志望する人によくある質問を紹介します。疑問に思っていることは解決してから選考に臨みましょう。
①文系でもIT企業に就職できるのか?
文系の人でもIT企業に就職できる可能性は高いです。近年では人手不足によって文系、理系問わず広く募集をしている企業が多く、営業職や法務職など文系向けの職種も多く存在します。
そのため自分の能力に合った職種を選び、志望動機を作ることが大切です。まずは自己分析や企業分析を行い、目指す職種や企業を見つけてみましょう。
②新卒は資格を持っていた方が有利なのか?
資格の有無によって、就活の有利不利が決まることは少ないと言えます。なぜなら、新卒の場合は、資格よりもポテンシャルが重視されるためです。
そのため、資格を持っていない場合でも、IT業界に入りたいという熱意や意欲をアピールすれば、内定をもらえる可能性が高くなります。資格を取ることにこだわらず、自分の素質を活かしてアピールすることが大切です。
IT未経験の人は具体的な理由を志望動機で伝えよう
IT未経験の人が志望動機を書く際には、業界に対する強い関心や、自ら学ぶ姿勢を具体的に示すことが重要です。
自分にしかない経験やエピソードを書くことで、説得力が増し、採用担当者からも高い評価を受けられるでしょう。また「未経験」であることを武器に、積極的に学びたい姿勢を見せることで、より一層IT業界に入りたい思いを伝えられます。
ぜひ本記事を参考に、志望動機を作成してみてください。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。