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【CUBIC適性検査】特徴・対策法・例題を徹底解説!

CUBIC適性検査は、多くの企業が採用選考で活用している代表的な適性テストであり、受験者の思考力・性格・ストレス耐性などを多角的に評価する仕組みです。

出題範囲が広く、回答の一貫性を測る「信頼係数」も導入されています。そこで本記事では、CUBIC適性検査の特徴・受験形式・種類・例題・対策法までをわかりやすく解説します。

初めて受験する方でも安心して本番に臨めるよう、効果的な勉強法や注意点も具体的に紹介します。

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目次

CUBIC適性検査とは?

CUBIC適性検査は、企業が応募者の性格や能力を多面的に把握するために導入している適性検査です。この検査は主に「性格検査」と「能力検査」で構成されています。

性格検査は、仕事に対する考え方やストレス耐性、チームでの協調性などが分析されるものです。一方の能力検査は、言語理解や数的処理、論理的思考などの基礎力を測定します。

時間制限が厳しいことも多く、事前に練習しておくことで焦らずに回答できるようになります。また、性格検査では一貫した回答を意識することが大切です。

無理に理想の自分を回答するのではなく、自然体で臨むようにしましょう。

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CUBIC適性検査の特徴

CUBIC適性検査は、受験者の性格や思考の傾向、そして基礎的な能力を多角的に評価するテストです。特に「企業との相性」や「組織での行動パターン」を重視して分析される点が特徴といえるでしょう。

ここでは、出題数や回答の一貫性、そして問題傾向の安定性といった3つの観点からCUBICの特徴を分かりやすく紹介します。

  1. 問題数が多く出題範囲が広い
  2. 「信頼係数」で回答の一貫性がチェックされる
  3. 毎年の問題傾向に大きな変化がない

①問題数が多く出題範囲が広い

CUBIC適性検査は、他の適性検査よりも出題数が多く、幅広い分野から問題が出されるのが特徴です。能力検査は、言語・数理・論理・図形など多様なジャンルがあります。

言語問題では語彙力や文章理解、数理問題では計算力や分析力、論理問題では思考の柔軟さが問われるでしょう。

短い時間で多くの問題を解く必要があるため、集中力と時間配分の工夫が欠かせません。出題数の多さに驚く就活生もいますが、設問自体は比較的シンプルなので安心してください。

練習時は制限時間を意識して取り組むと、本番でも焦らずに回答できるようになります。すべての問題を完璧に解こうとせず、確実に解ける問題を優先する方が良い結果につながるでしょう。

②「信頼係数」で回答の一貫性がチェックされる

CUBIC適性検査の大きな特徴として、「信頼係数」と呼ばれる評価項目があります。「信頼計数」は、性格検査の回答がどの程度一貫しているかを測る指標です。

似た質問に矛盾した回答をしてしまうと、この信頼係数が下がります。理想の人物像を装って答えると、かえって評価が下がる場合があるため注意が必要です。

企業はこの数値を参考に、「本音で答えているか」を判断しています。高得点よりも、一貫して素直な回答をする方が評価されやすい仕組みです。

そのため、事前に「正しい答え」を考えるよりも、自分の考えや行動を素直に反映させることが大切です。飾らず、ありのままの自分を回答するようにしてくださいね。

③毎年の問題傾向に大きな変化がない

CUBIC適性検査は、長年にわたり出題形式や内容の傾向がほとんど変化していません。そのため、過去の受験者の体験談や市販の問題集が、今でも対策として役立ちます。

出題範囲が安定している分、効率的に学習を進められる点は大きな利点でしょう。ただし、安定しているからといって油断は禁物です。

時間配分や形式への理解が不十分だと、実力を出し切れないこともあります。過去問題を繰り返し解き、問題文の構造や解答の流れに慣れておくことが欠かせません。

慣れることで、出題の意図をすぐに読み取れるようになり、回答スピードも上がります。事前にしっかり準備するようにしてください。

CUBIC適性検査の受験形式

CUBIC適性検査には、主に「自宅でWeb受験」と「会場でペーパー受験」の2つの形式があります。

受験環境によって準備の仕方や注意点が異なるため、どちらの方式になるかを事前に確認しておくことが大切です。ここでは、それぞれの受験方法の特徴とポイントを分かりやすく解説します。

  1. 自宅でWeb受験
  2. 会場でペーパー受験

①自宅でWeb受験

CUBIC適性検査を自宅で受ける場合、インターネット環境とパソコンがあれば受験できる点が大きな利点です。会場に行く必要がないため、移動時間や交通費を節約でき、落ち着いた環境で取り組めます。

一方で、受験環境を自分で整える必要があることも覚えておきましょう。まずは、通信トラブルを防ぐために安定したネット回線を確保してください。

照明の明るさや座る位置も集中力に関わるため、できるだけ静かで快適な場所を選ぶと良いでしょう。企業によっては監視ツールを使い、不正行為がないか確認している場合もあります。

カメラを通して受験の様子をチェックされることもあるため、指示に従って受けることが求められるのです。特に、メモの持ち込みや他者との会話は禁止されていることが多いので注意してください。

Web受験は事前準備を怠らず、万全の体制で挑むことが成功のポイントです。

②会場でペーパー受験

会場でCUBIC適性検査を受ける場合は、企業に出向いて受験します。紙と鉛筆を使う形式なので、パソコン操作に不安がある人でも安心して受験できるでしょう。

また、全員が同じ環境で受けるため、公平性が保たれる点も特徴。ただし、会場では他の受験者もいるため、緊張感が高まりやすいです。

忘れ物を防ぐために、筆記用具や受験票などは前日のうちに準備しておくと安心です。ペーパー形式では時間配分が重要です。

制限時間内にすべての問題を解くために、事前に練習しておくことをおすすめします。マークシート形式の場合は、塗り間違いにも気をつけてください。

挨拶や身だしなみなど、社会人としてのマナーを意識することが大切です。落ち着いて受験できれば、あなたの実力をしっかり発揮できるでしょう。

CUBIC適性検査の種類

CUBIC適性検査にはいくつかの種類があり、企業は採用目的に合わせて実施内容を選んでいます。

主に「基礎能力検査」と「性格検査」の2つに分かれており、どちらも応募者の特性を多面的に把握するために使われているのです。

ここでは、それぞれの検査内容や特徴をわかりやすく説明します。

  1. 基礎能力検査(言語・数理・図形・論理・英語)
  2. 性格検査(人柄・価値観・行動特性など)

①基礎能力検査(言語・数理・図形・論理・英語)

基礎能力検査は、仕事を行ううえで必要な知的能力を確認するためのテストです。言語・数理・図形・論理・英語の5つの分野で構成されており、SPIや玉手箱と似た形式といえます。

言語分野では語彙力や読解力、数理分野では計算力や数値感覚、図形分野では空間認識力が求められます。論理分野では条件整理や推論力を見られ、英語分野では基本的な文法理解や読解が中心です。

問題は知識を問うものではなく、限られた時間の中で正確に考える力や情報処理力を測ることを目的としています。すべての分野に共通するのは、スピードと正確さの両方が重要になる点です。

短時間で多くの問題を解く必要があるため、普段から文章を速く読む練習や計算トレーニングをしておくと良いでしょう。焦らず冷静に取り組み、ペース配分を意識して解答してください。

②性格検査(人柄・価値観・行動特性など)

性格検査は、応募者の人柄や価値観、行動の傾向を把握するために実施されます。企業はこの結果を通じて、「職場でどのように振る舞うか」「組織の雰囲気に合うか」などを判断しているのです。

設問は「自分は人の意見をまとめるのが得意だ」「新しい環境でもすぐに馴染める」などの自己評価形式で構成されます。

似た質問が繰り返されることがありますが、これは回答の一貫性を確認するためです。理想的な人物を装うと矛盾が生じ、結果として信頼度が下がる可能性があります。

企業は「正解」を求めているわけではなく、「あなたらしさ」を見ています。自分の考え方や価値観を整理し、素直に答えることで安定した評価を得られるでしょう。

検査前に自己分析を行い、自分の強みや弱みを整理しておくと、より自然で一貫した回答がしやすくなります。飾らずに自分を表現することが、最も良い結果につながるのです。

CUBIC適性検査の難易度

CUBIC適性検査の難易度は、「極端に難しい」というわけではありません。ただし、出題内容や評価の基準が通常の学力テストとは異なるため、特徴を理解しておくことが大切です。

知的能力検査では、言語・数理・論理的思考など、基本的な理解力や判断力を問われます。問題自体の内容は高校レベル程度ですが、制限時間が短いため、焦らず正確に解くスピードが求められるのです。

設問数も多く、全問を解き切るのが難しいこともあるため、わからない問題にこだわらず先に進む判断力が必要でしょう。一方で、性格検査には「正解がない」という難しさがあります。

質問に正直に答えることが最も重要ですが、回答に一貫性がないと「信頼性が低い」と判断されることも。そのため、企業の求める人物像を意識しすぎず、自分の考えに素直に答える姿勢が大切です。

模擬試験や類似の適性検査で練習しておくことも有効です。特別な学力よりも、冷静さと集中力が結果を左右します。焦らず、丁寧に取り組むことが何よりも大切です。

CUBIC適性検査で企業が見ているポイント

CUBIC適性検査は、単に知識や学力を測るだけではなく、応募者の人柄や考え方、そして仕事への向き合い方を多面的に評価するための検査です。

企業はこの結果を通して、「どんな人物なのか」「組織の中でどう活躍できるか」を判断しています。ここでは、企業が特に重視している5つのポイントを解説します。

  1. 人柄が企業の価値観と合うか
  2. ストレス耐性やメンタル面の安定性があるか
  3. 仕事への姿勢やチーム適応力があるか
  4. 思考力・論理性・判断力などの基礎力があるか
  5. 誠実に回答しているか

①人柄が企業の価値観と合うか

CUBIC適性検査では、応募者の人柄が企業の価値観や社風に合っているかを重視しています。どれほど優れたスキルを持っていても、組織文化と合わないと長く働き続けるのは難しいためです。

企業は「この人が自社で活躍できるか」「チームに良い影響を与えられるか」を見ています。挑戦を重んじる会社なら主体性や積極性を、協調を重視する会社ならチームワークや柔軟性を高く評価します。

つまり、性格の良し悪しではなく相性が重要なのです。事前に企業の社風を調べ、自分の考え方や性格と照らし合わせておくと良いでしょう。

理想の人物像を演じるより、自分らしさを素直に表現した方が結果的に好印象を与えやすいです。

②ストレス耐性やメンタル面の安定性があるか

企業は、プレッシャーや困難な状況でも冷静に対応できるかを重視しています。社会人として働くうえで、ストレスを適切にコントロールできる力は欠かせません。

CUBICでは、「困難な場面でも前向きに行動できるか」「批判に冷静に向き合えるか」といった設問を通して、精神的な安定度を測定するのです。

この結果から、ストレスを受けた際の反応や回復力が分析されます。ただし、過度にポジティブに答えようとすると矛盾が生じやすく、かえって信頼性が下がるおそれもあるので注意しましょう。

自分の経験を思い出しながら、実際の行動に近い回答を選ぶと自然で一貫した結果になりやすいです。企業は完璧な人よりも、状況を受け止めて冷静に対処できる人を求めていますよ。

③仕事への姿勢やチーム適応力があるか

CUBIC適性検査では、仕事に対する取り組み方やチームの中での立ち位置も見られます。個人の成果だけでなく、周囲と協力しながら働けるかどうかは、組織運営において重要な要素です。

検査では「他人の意見を尊重できるか」「チーム全体の成果を優先できるか」といった項目を通じて、協調性や責任感を確認します。

チーム内での役割意識を持ち、他者と円滑に関わる姿勢を見せることが評価につながるでしょう。

自分がどんなタイプのメンバーとして貢献できるかを整理しておくと、自然で安定した回答がしやすくなります。協調性が高いだけでなく、自分の意見を適切に伝えることも大切です。

組織の一員としてどう行動するかを意識して答えると良いでしょう。

④思考力・論理性・判断力などの基礎力があるか

CUBICは性格だけでなく、考える力や判断力といった基礎的な能力も評価します。企業は「課題をどのように捉え、論理的に解決できるか」を重視しているのです。

業務では冷静な分析や合理的な判断が求められるため、思考の一貫性やバランスがチェックされます。

検査結果からは「分析型」「直感型」「行動型」などの思考傾向が分かりますが、どのタイプが良いというわけではありません。企業は仕事内容に応じて、どの特性が活かせるかを判断しています。

自分の思考タイプを知っておくことで、面接時にも説得力のある自己PRができるでしょう。普段から情報を整理して考える習慣を持つと、自然と論理的思考力が鍛えられます。

⑤誠実に回答しているか

CUBIC適性検査で最も重要なのは、誠実に答える姿勢です。企業は、回答の矛盾がないかを確認し、「信頼できる人物かどうか」を見極めています。

特に性格検査では、似た質問を繰り返すことで一貫性を判断しています。理想の人物像を装うと、回答の整合性が崩れて信頼性が低くなるおそれがあるのです。

企業は「完璧な回答」を求めているわけではなく、「自分を理解し、正直に行動できる人」を評価します。素直に答えることで、結果の信頼度が上がり、面接でも説得力を持って話せるでしょう。

CUBIC適性検査の例題

CUBIC適性検査では、言語・数理・図形・論理・英語・性格検査の6分野が出題されるのです。ここでは、それぞれの特徴を解説しながら、実際の問題例と答え・解説を紹介します。

出題傾向を知ることで、本番への準備がしやすくなるでしょう。

  1. 言語問題
  2. 数理問題
  3. 図形問題
  4. 論理問題
  5. 英語問題
  6. 性格検査

①言語問題

言語問題は、文章を正しく理解する力や語彙力、論理的な思考力を確認する内容です。日常的な日本語力に加え、ビジネス文書を読む力も求められます。

次の文の空欄に最も適切な語を選びなさい。
「彼は状況を冷静に( )し、最善の判断を下した。」
A:観察 B:分析 C:考慮 D:調整

答え→B:分析

文中の「冷静に」「最善の判断」という表現から、理性的に状況を整理する意味の「分析」が最も適切です。

「観察」は見ること、「考慮」は検討すること、「調整」は整えることを指すため、文意に合いません。文脈を丁寧に確認する習慣をつけておくと、正確に選べるようになるでしょう。

②数理問題

数理問題は、計算力や論理的思考力を確認する問題です。時間が限られているため、スピードと正確さの両方が求められます。

ある商品の原価は800円です。これを25%の利益で販売した場合、販売価格はいくらになりますか。

答え→1,000円

25%=0.25なので、800円×1.25=1,000円になります。CUBICの数理問題は中学〜高校初級レベルの内容ですが、焦って計算ミスをする人が多い傾向です。

公式を正しく使えるように練習し、落ち着いて処理できるようにしておきましょう。

③図形問題

図形問題では、空間認識力や形の変化をイメージする力が試されるでしょう。展開図や立体の回転など、見た目以上に頭を使う問題が多く出ます。

次の立方体を展開したとき、向かい合う面の組み合わせとして正しいものを選びなさい。
A:1と4 B:2と5 C:3と6 D:1と3

答え→C:3と6

展開図を立体的に想像することで、面の位置関係をつかむ問題です。CUBICでは、視覚的な処理速度や論理的なイメージ力を見ています。

図形問題に慣れるには、日頃から展開図や立体パズルなどを使って練習しておくとよいでしょう。

④論理問題

論理問題は、条件を整理し、矛盾のない結論を導く力を測ります。情報を正確に読み取ることが求められる分野です。

Aさん、Bさん、Cさんのうち、必ず1人は昼食にカレーを選びます。Aさんがカレーを選ばない場合、Bさんが選びます。Bさんがカレーを選ばないとき、Cさんが選びます。

このとき、Aさんがカレーを選ばなかった場合、誰がカレーを食べますか。

答え→Bさん

条件に「Aさんが選ばない場合、Bさんが選ぶ」とあるため、Aさんが選ばなければBさんが選ぶことになります。論理問題では、文の条件を正確に読み取ることが重要です。

表や図で整理すると、複雑な問題でも解きやすくなります

⑤英語問題

英語問題は、基礎的な文法と語彙の理解を確認する内容です。短文形式の問題が中心で、正しい語句を選ぶ問題が多く出題されます。

次の文の空欄に入る最も適切な語を選びなさい。
She is interested __ learning foreign languages.
A:on B:in C:for D:to

答え→B:in

「be interested in ~(〜に興味がある)」は定型表現です。前置詞の使い方を問う基本的な問題であり、単語の意味を丸暗記するよりも、文全体を確認することを求められます。

英文を読むときは、語順と文型を意識して読む練習をしておきましょう。

⑥性格検査

性格検査は、個人の考え方や行動傾向を把握するためのテストです。正解がなく、自分らしさをどう表現できるかが大切になります。

次の質問に最も近いものを選んでください。
「自分の意見は、たとえ反対されてもはっきり主張する方だ。」

A:そう思う B:ややそう思う C:あまり思わない D:思わない

性格検査では、回答に一貫性があるかどうかも見られます。良い印象を狙って答えを操作すると、バランスの崩れとして検出される場合があるでしょう。

素直に、普段の自分の考え方を反映させることが最も信頼性の高い結果につながります。自然体で答えるよう心がけてください。

CUBIC適性検査の効果的な対策方法

CUBIC適性検査は、事前準備によって結果が大きく変わるテストです。短時間で正確に答える力や、一貫した考え方を示す力が求められるでしょう。

ここでは、効果的に対策を進めるための5つのポイントを紹介します。

  1. 公式・定番問題集を使って形式に慣れる
  2. 時間配分を意識した練習を繰り返す
  3. 苦手分野を把握し重点的に克服する
  4. 性格検査では正直かつ一貫した回答を心がける
  5. Web模試で本番環境を再現して練習する

①公式・定番問題集を使って形式に慣れる

CUBIC適性検査の対策でまず重要なのは、出題形式に慣れることです。形式を理解していないと、内容が簡単でも時間切れになることがあります。

公式問題集や定番の対策本を使うと、出題パターンを把握でき効率的です。特に、言語・数理・論理のような基礎能力分野では、似たような問題が多く出題されますよ。

繰り返し解くうちに、自然と問題の流れや考え方を身につけられるでしょう。練習の際は、単に「答えを覚える」よりも「考え方のプロセスを理解する」ことが大切です。

形式に慣れ、自分なりの解き方を確立することが、本番での安定した結果につながります。

②時間配分を意識した練習を繰り返す

CUBIC適性検査は、制限時間が短いことで知られています。そのため、「スピードと正確さ」の両立が求められるのです。普段の練習から時間を測り、実践的に取り組むようにしましょう。

得意な分野から解く習慣をつけると、焦らずにペースを保てます。わからない問題に時間をかけすぎると、他の設問に影響してしまうことも。

限られた時間の中で優先順位をつけて解答する練習を繰り返してください。スピードを意識した練習を続けることで、試験当日も冷静に対応できるようになります。

③苦手分野を把握し重点的に克服する

効率的な対策をするためには、自分の苦手な分野を明確にすることが欠かせません。言語・数理・図形・論理のどの部分でつまずきやすいかを分析し、苦手分野を中心に練習しましょう。

得意な問題ばかり解いても、総合的なスコアアップにはつながりません。間違えた問題をそのままにせず、なぜ間違えたのかを振り返ることが重要です。

原因を理解すれば、次に同じタイプの問題が出ても迷わず対応できます。苦手を放置せず、少しずつ克服することで、得点が安定していくでしょう。

④性格検査では正直かつ一貫した回答を心がける

性格検査の対策では、「正直であること」と「一貫性を保つこと」が最も大切です。理想的な人物像を演じようとすると、似た質問への回答に矛盾が出てしまい、信頼性が低くなるおそれがあります。

企業は完璧な人を求めているのではなく、誠実で素直な人を評価するのです。回答の際は、「自分ならどう考えるか」を意識して答えてください。

自己分析をして、自分の強みや価値観を整理しておくと、自然で一貫した回答ができます。飾らずに自分らしい答えを選ぶことが、結果的に好印象を与える近道になるでしょう。

⑤Web模試で本番環境を再現して練習する

Web模試を使って本番と同じ環境で練習する方法もおすすめです。CUBICはオンライン形式で実施されることが多いため、実際の受験環境に近い形で慣れておくと本番で焦りにくくなります。

画面の見え方や操作感に慣れておくことで、本番でもスムーズに取り組めるでしょう。また、模試を活用すると自分の弱点を数値で把握でき、次の対策に生かしやすくなるのです。

本番前に模試を何度か受けておけば、時間配分や集中力の維持にも自信がつきます。リラックスした状態で受験するためにも、模試で実践練習を積んでくださいね。

CUBIC適性検査を受ける際の注意点

CUBIC適性検査を受けるときは、内容を理解すること以上に「どのように臨むか」が結果を左右するのです。

ここでは、受験時に意識しておきたい5つの注意点を紹介します。少しの意識の差が、信頼性の高い結果につながるでしょう。

  1. 嘘の回答は「信頼係数」で見抜かれる
  2. 回答スピードを意識して焦らない
  3. 出題範囲が広いため基礎を重点的に復習する
  4. 体調を整えて集中できる環境を整える
  5. 受験後は内容を振り返り次に活かす

①嘘の回答は「信頼係数」で見抜かれる

CUBIC適性検査には、回答の一貫性を確認する「信頼係数」という仕組みがあります。理想的な人物像を演じようとしたり、嘘をついたりすると、回答の矛盾が数値として表れやすくなるのです。

たとえば、「協調性が高い」と答えたのに「人と関わるのが苦手」と答えた場合、整合性が取れないと判断されることがあります。性格検査には正解がありません。

大切なのは「自分らしく答えること」です。企業は完璧な人ではなく、自社に合う人を探しています。良い印象を狙って取り繕うより、素直に答えるほうが信頼度の高い結果を得られるでしょう。

②回答スピードを意識して焦らない

CUBIC適性検査は時間制限があり、スピーディーな回答が求められます。しかし、時間を気にして焦るとミスが増え、実力を発揮できません。重要なのは「速さと正確さのバランス」です。

知的能力を問う問題では、すべてを完璧に解こうとせず、得意な問題から着実に進めてください。1問に時間をかけすぎると後半の問題が手つかずになることもあります。

全体を見渡して時間を配分し、焦らず落ち着いて回答することが結果につながるでしょう。ペースを乱さないことが合格への近道です。

③出題範囲が広いため基礎を重点的に復習する

CUBIC適性検査は、言語・数理・論理・図形・英語など、幅広い分野から出題されます。全範囲を完璧にする必要はなく、まずは基礎をしっかり固めておくことが大切です。

とくに数理問題では、四則演算・割合・確率などの基本をスムーズに解けるようにしておきましょう。対策には、市販の問題集やWeb上の練習問題が役立ちます。

出題形式に慣れておくと、本番での焦りを防げるでしょう。限られた時間で効率的に得点するためには、基礎力を確実に身につけるようにしましょう。

④体調を整えて集中できる環境を整える

どんなに勉強しても、体調が悪ければ集中力を維持できません。とくに自宅でWeb受験をする場合は、環境づくりがポイントです。

静かで落ち着いた場所を選び、スマートフォンの通知を切って集中できる状態を整えましょう。前日は十分な睡眠を取り、当日は軽めの食事で頭をすっきりさせておいてください。

緊張を和らげるために深呼吸をするのもおすすめです。万全のコンディションで臨むことが、最大限のパフォーマンスを引き出す鍵になるでしょう。

⑤受験後は内容を振り返り次に活かす

検査が終わったら、すぐに切り替えるのではなく振り返りを行いましょう。どの分野で時間が足りなかったか、どんな問題に悩んだかを整理しておくと、次の受験に活かせます。

また、性格検査の結果から自分の傾向を把握するのもおすすめです。「どんな環境で力を発揮できるのか」「どのような仕事に向いているのか」を考えるきっかけになります。

検査を受けっぱなしにせず、自己分析の一環として活用することで、就職活動にも役立てられるでしょう。

CUBIC適性検査を成功へ導くポイント

CUBIC適性検査は、事前の理解と対策が重要です。CUBICは、基礎能力と性格の両面から応募者を評価する検査で、企業は「人柄」「思考力」「誠実さ」などを重視しています。

出題範囲が広く問題数も多いため、公式問題集を使って形式に慣れることが重要です。また、Web受験やペーパー試験など形式が異なるため、事前に環境を整えることも大切です。

性格検査では、自分を良く見せようとせず、正直で一貫した回答を意識してください。さらに、Web模試を活用して時間配分を確認し、苦手分野を克服しておくと安心です。

しっかりと準備し、自分の力を自然に発揮できれば、CUBIC適性検査はきっとあなたの強みを伝えるチャンスになるでしょう。

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    「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。