面接に私服で行くときの服装ルールを紹介|企業の意図も解説
アパレルやWEB業界を中心に、スーツスタイルではなく私服での面接を求められるケースが増えています。服装の自由度が高い分、何を着ていけば良いのか悩む学生も多いです。
本記事では、私服面接での適切な服装の選び方とマナーについて解説します。企業側の本来の意図を理解し、好印象な私服スタイルを心得ましょう。
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記事の監修者
人事 鈴木
新卒でベンチャー企業で求人広告の新規営業を経験 入社半年でテレアポ獲得数社内1位。新卒売り上げ1位を獲得。 その後Cmind groupの人事部に入社し、新卒採用を担当。 現在は学生の面談だけではなく採用戦略や広報にも携わっている。
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人事担当役員 小林
1989年新潟県生まれ。大学在学中に人材系ベンチャー企業でインターンを経験し、ビジネスのやりがいに魅力を感じて大学を1年で中退。その後、同社で採用や人材マネジメントなどを経験し、2011年に株式会社C-mindの創業期に参画。訪問営業やコールセンター事業の責任者を務めたのち、2016年に人事部の立ち上げ、2018年にはリクルートスーツの無料レンタルサービスでもある「カリクル」の立ち上げにも携わる。現在は人事担当役員として、グループ全体の採用、人事評価制度の設計、人事戦略に従事している。
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吉田
新卒で株式会社C-mindに入社後、キャリアアドバイザーとして累計1000人以上の就活生との面談を経験。就活時代も大手からベンチャーまで様々な業界・職種を見てきた経験から、幅広い視点でのサポートを得意とする。プロフィール詳細
詳しく見る企業が私服面接をする背景を解説

まずは、企業が私服面接を行う背景を解説します。
- TPOなどの常識があるか判断するため
- リラックスしてもらうため
- 自由な社風を体感してもらうため
- 服装から個性やセンスを見極めるため
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①TPOなどの常識があるか判断するため
一部の企業では、スーツではなく私服での面接を求めるケースがあります。これは単に服装を自由にさせるだけでなく、学生の常識力やTPOに応じた服装が着られるかをチェックする狙いもあります。
私服とは言え、あまりにもカジュアル過ぎたりラフすぎる服装は望ましくありません。面接の重要性に見合った最低限のマナーが求められます。具体的にはジャージやスウェット、汚れた印象のある服装は控えるべきでしょう。
②リラックスしてもらうため
就活において、一部の企業が私服での面接を求める理由のひとつに、志願者をリラックスさせる狙いがあります。スーツは動きにくく、場違いな緊張感を与えがちです。特に夏場は暑さで力が発揮しづらいかもしれません。
そこで私服を着用させることで、「普段の自分らしさを発揮してほしい」と企業側は考えます。学生の本来の力を見極めるためにも、負担となるスーツを指定しないのです。
企業によっては、私服を着用させることで志願者に寄り添おうとする優しい気遣いが感じられます。リラックスした雰囲気の中で本当の魅力を引き出してもらいたい、そんな思いが私服面接には込められているのかもしれません。
私服面接は、「志望者が話しやすい空気」を作るために行っていることがあります。慣れないスーツだと、緊張して表情が硬くなってしまったり、本人が自分の魅力を伝えきれないことがあるためです。
私たちも面接練習をしていて、「私服での面接のほうが言葉選びや振る舞いが自然にでできている」という印象を受けます。私服で望む際は、カジュアルすぎず、清潔感やTPOを意識した服装にしてくださいね。
③自由な社風を体感してもらうため
入社前から企業の自由な社風を体感してもらうため、一部の企業では面接時に私服を指定しています。中には勤務中もスーツを義務付けていない企業もあり、そうした企業が私服面接を採用する理由のひとつです。
社員に対してスーツ着用を強制しない企業文化を、早い段階から伝えられるメリットがあります。入社後のイメージと実態にギャップが生じるリスクを無くせるでしょう。
またこれらはクリエイティブ業界やベンチャー企業に多い傾向で、オープンでリラックスした雰囲気が就活生にも伝わりやすくなります。
私服面接には、就活生が企業に馴染めるかどうかを見極め、入社後のミスマッチを防ぐという意図もあります。私服には就活生の自然な雰囲気が表れやすいため、自社の雰囲気にマッチするか確認できるのです。
服装選びでは清潔感と自分らしさのバランスが大事ですよ。個性を出しすぎず、「この環境で働く自分」を想像してもらえるような服装を意識してくださいね。
④服装から個性やセンスを見極めるため
アパレルや出版など、一部の業界企業では私服面接を指定する理由に、就活生の個性やセンスを確かめる狙いがあります。特にアパレル関係では、面接時の服装が重要な評価材料になり得ます。
お客様に接する機会の多い職場では、TPOを理解した上で相応しい服装が着られるかが問われます。ブランドのイメージを損ねるような服装は企業の印象を著しく下げかねません。
したがってアパレル企業は、志願者の個性とファッション感度を見極める必要があり、私服面接でそれを確認しようとしているのです。
面接に適した服装を指示文別に解説

続いて、面接で指定される文面別に、適した服装を解説します。
- 私服でお越しください
- 私服可
- あなたらしい服装
- カジュアルな服装
- 服装自由
①私服でお越しください
多くの場合、私服面接での適切な服装はオフィスカジュアルと考えて良いでしょう。スーツよりカジュアルですが、派手さや極端なラフさは避ける必要があります。
企業によっては単に「私服でお越しください」と指定するだけの場合もありますが、原則としてはオフィスカジュアルで間違いありません。一般的な私服であれば、就労時の姿を想像できるシンプルな装いを心がけましょう。
靴もパンプスや革靴を選び、スニーカーは避けた方が無難でしょう。全体を通してシンプル且つ清潔感のある服装を心がける必要があります。
②私服可
企業の文面に「私服可」との記載があれば、スーツとカジュアル服のどちらを選んでも構いません。不安がある場合はスーツを選べば間違いはありません。
しかしスーツを持っていない場合や、スーツを着用したくない時はオフィスカジュアルを着ていきましょう。
「私服可」と指定を受ければ、TPOにかなう服装ならばどのスタイルでも特に問題はありません。
「私服可」と書かれていているときは、「場にふさわしい服装ができるか」を見ていることが多いです。実際に人事の方から「服装の選び方からビジネスマナーの意識を感じる」と聞いたことがあります。
また、同じ「オフィスカジュアル」でも業界や社風でイメージが変わりますよ。迷ったときには、企業のSNSや採用ページで実際の社員の服装を確認すると安心です。
③あなたらしい服装
「あなたらしい服装」との指定があれば、企業側は就活生の個性や考え方を見極めたいと考えています。オフィスカジュアルやスーツではなく、本当の意味での普段着を求めているのです。
面接時の服装を通して、どのような価値観を持つ人物なのかを読み解こうとしています。面接内では服装の選び方やその理由を問われるかもしれません。事前に自身の個性を表現できるような服装のテーマを決めておくと良いでしょう。
企業側が「あなたらしさ」を重視していることは間違いありません。面接時の服装でその一端が見れると考えているからこそ、個性的なプライベートスタイルを求めているのです。
④カジュアルな服装
企業の指定に「カジュアルな服装」との記載がある場合、「オフィスカジュアル」を意味するものと考えるべきです。スーツはフォーマル過ぎるため、明示的に避ける必要があります。
ただし「カジュアル」といってもダメージデニムやTシャツなどカジュアル過ぎる服装は避けるべきです。あくまで勤務に適した、適度にカジュアルな服装を心がけるようにしましょう。
よって「面接時のカジュアル」とは、一般的な「オフィスカジュアル」の意味であると認識しておけば間違いありません。無難であり、かつ好印象を与えられる服装と言えますね。
「カジュアル」と指定されても、企業ごとに規定はやや異なることもあります。「この服装で大丈夫かな?」と心配な時には、事前に社員の服装をSNSや採用ページで確認してみてください。
また、私服面接では「清潔感があって親しみやすい印象」の人が評価されやすい傾向にあります。服の色味や柄は控えめにし、主張しすぎないようにするとよいですよ。
⑤服装自由
企業から「服装自由」との指定を受けた場合は、真に自由な格好で構わないわけではありません。一定の節度は求められます。
普段着・オフィスカジュアル・スーツの何れの服装を選んでも、基本的には問題ありません。しかし派手すぎる印象や、カジュアル過ぎる服装は避ける必要があります。
面接という重要な場の雰囲気を乱すような服装は、面接官から好ましくない印象を持たれるリスクがあるのです。「服装自由」という規定があっても、あくまでTPOに合った適切な服装が求められます。
「服装自由」だと一見気軽に感じられますが、実は「場にふさわしい服装をできるか」が見られていることも多いです。私たちも、服装が第一印象を左右し、評価に影響があったパターンを見たことがありますね。
服を選ぶときには、初対面でも好感を持たれる色味や素材感を意識しましょう。例えば、ベーシックカラーのジャケットやシンプルなシャツなどは、清潔感があり、さわやかな印象を受けやすいですね。
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女性の私服面接の服装ポイント
ここでは、女性の私服面接のポイントをアイテム別に解説します。
- トップス
- ボトムス
- 靴
- 小物
①トップス
就活時の女性の服装について、トップスはシンプルな白やパステルカラーのブラウス、カットソーが無難です。襟の有無はそれほど気にする必要はありません。
アウターとしては、落ち着いた色味の無地ジャケットやカーディガンがおすすめです。派手な色柄は避け、きちんと着用するのが基本になります。
いずれのアイテムもシワがないよう、普段から丁寧に扱いましょう。トップスは面接官の目に入りやすい部分なので、特に清潔さを意識しましょう。
②ボトムス
ボトムスはパンツ、スカートどちらでも構いませんが、シンプルで落ち着いた色味のアイテムを選びましょう。紺や黒、ベージュなどがおすすめです。
パンツの場合はストレートタイプを、スカートなら膝が隠れる長さにしましょう。上下のアイテムを合わせた時の違和感がないか、鏡で確認することが大切です。
丈感や色使いに気をつければ、気分によってパンツかスカートを使い分けられます。落ち着いた雰囲気づくりが大切です。
ボトムス選びで意外と差が出るのは「動きやすさ」です。座ったときや歩いたときに引きつれたり、丈が上がりすぎたりすると落ち着きがない印象を与えてしまうこともあるので、動きやすい素材を選びましょう。
また、ボトムスの生地感やシワの有無でも印象が大きく変わります。面接前にはアイロンやスチームで整えてから望むとよいですよ。細かいところまでしっかり準備すると清潔感ある印象を与えられます。
③靴
私服面接での靴はパンプスが無難でしょう。色は定番の紺や黒に加え、カーキやキャラメルなど落ち着いた色なら問題ありません。
ヒールの高さは5cm程度が目安です。高すぎるヒールは転倒のリスクもあり、印象を損ねかねません。歩き慣れた高さのシンプルなパンプスを選びましょう。
つま先が出るサンダル、ミュール、カジュアル過ぎるブーツやスニーカーなどは避けるようにしてください。
面接では、靴の手入れ具合から「清潔感があるか」を見られることもあります。新品でなくても構いませんが、事前に汚れがないか確認して、靴を磨いておきましょう。
また、靴を履いた時の歩き方も確認したいポイントです。ヒールの高さが合わないと歩幅が不自然になったり、大きな音を立ててしまうことがあるので、事前に試し歩きしておくと安心ですよ。
④小物
スカートスタイルの場合、伝線の可能性もあるのでストッキングは必須です。予備を持参すると良いでしょう。
かばんはシンプルな色味の革製品で、A4サイズの書類が入る大きさを選びましょう。自立するタイプがおすすめです。
気になって面接に集中できなくなることのないよう、あらかじめ小物の下準備をしておきましょう。
男性の私服面接の服装ポイント
続いて、男性の私服面接の服装のポイントをアイテム別に解説します。
- トップス
- ボトムス
- 靴
- 小物
①トップス
就活時の男性の私服は、シンプルさが最も重要になります。色は紺、黒、ブラウン、カーキなどの落ち着いた色味を選びましょう。
インナーは白やペールトーンのワイシャツ、夏場はポロシャツが適しています。ただしポロシャツの場合も、裾は絶対にパンツに入れて着用するよう気をつけましょう。Tシャツはオフィスカジュアルとしては避けた方が無難です。
いずれのアイテムも無地がベター。オフィスマナーを理解した落ち着いた印象づくりが大切です。
私たちは面接の場で、服装から皆さんの第一印象を受け取ることが多いです。トップスで柄物や派手色を選ぶと場に合っていない感が出て、写真や履歴書の印象とのギャップを感じてしまうことがありますね。
何を選ぶか迷ったときには、襟付きのシャツやポロを選ぶとよいですよ。落ち着いた色と素材感を選ぶことが大切です。見た目で過度な違和感を与えないようにしましょう。
②ボトムス
ボトムスはスリムなチノパンやスキニーパンツがおすすめです。だぼっとしたサイズ感のものは、だらしなく見えてしまいます。
トップスに合わせた落ち着いた色味を選び、丈の長さも適切に調整しましょう。
コーディネートした時の全体のバランスを意識し、違和感がないかを鏡で確認するのがポイントです。
ボトムスはシルエットや丈感ひとつで印象が大きく変わります。細身のパンツを選ぶと「すっきりした印象」を与えられる上に、姿勢まで良く見せてくれることがあるのでおすすめです。
また、私たちは面接で服装全体のバランスも見ています。「座ったときに裾が短すぎて靴下が目立つ」などの違和感も印象に残りやすいので、椅子に腰掛けた状態のときの姿を鏡で事前にチェックするとよいですよ。
③靴
男性の私服面接での靴は、革靴がおすすめです。色味は落ち着いた黒・ブラウンを選び、つま先が尖りすぎていない程よい丸みのあるデザインにしましょう。
汚れがあると清潔感が損なわれるので、事前によく磨いておくことが大切です。面接ではスニーカーやブーツなどカジュアルすぎるアイテムは避けた方が良いでしょう。
④小物
男性は小物一つ一つの印象が大きくなりがちなので、注意が必要です。ベルトはブランドロゴの目立たないシンプルなアイテムを選び、靴と同系色の黒・ブラウンが無難です。
腕時計を付ける場合も高価な腕時計は避けるべきです。ゴールドよりもシルバーを基調にし、ベルトのバックルと合わせると良いでしょう。
装飾性の強い小物は避け、控えめでシンプルなアイテムを選ぶのがポイントです。大人っぽい落ち着いた雰囲気のものを選びましょう。
私服面接で注意するべきアイテム5選

続いて、私服面接でも注意するべきアイテムを5つ紹介します。
- デニム
- スニーカー
- 露出が多い服
- Tシャツ
- ワンピース
「ビジネスマナーできた気になっていない?」
就活で意外と見られているのが、言葉遣いや挨拶、メールの書き方といった「ビジネスマナー」。自分ではできていると思っていても、間違っていたり、そもそもマナーを知らず、印象が下がっているケースが多いです。
ビジネスマナーに不安がある場合は、これだけ見ればビジネスマナーが網羅できる「ビジネスマナー攻略BOOK」を受け取って、サクッと確認しておきましょう。
①デニム
就活では、デニムは避けるべきアイテムの1つです。カジュアルすぎる雰囲気になり、多くの学生の中で悪目立ちしてしまう可能性があるためです。
私服指定だからと言って、デニムを着用していくのはマナーが無いとみなされる場合もあるので、注意が必要です。
デニムは日常的に着こなす人が多いですが、面接の場には適さないことが多いです。私たちも企業の面接官から「服装がラフすぎる」という意見を耳にしたことがあります。
特に私服面接は、「ビジネスシーンでの適応力」が見られていることが多いです。普段のラフな服装よりも、落ち着いた色味や素材感を意識した服装を心がけましょう。
②スニーカー
歩行に適したスニーカーは便利ですが、面接では不適切な印象を与えかねません。革製で上品なデザインのものならば許容範囲かもしれませんが、革靴を持っている場合は革靴を着用するべきです。
フォーマルな面接の場では、革靴に限らずスーツスタイルに合う足元を選ぶことが無難です。履き心地にもこだわり、長時間の待機にも耐えられるよう配慮しましょう。
スニーカーは、面接では「ラフすぎる」という印象を持たれやすいです。採用担当者は足元を含め全体の雰囲気を見ており、第一印象を左右する要素として靴選びは大切ですよ。
革靴が基本ですが、どうしてもスニーカーを選ぶ場合は、黒やネイビーなど落ち着いた色で清潔感のあるデザインを選ぶようにしてくださいね。
③露出が多い服
涼しげな印象は夏場では心地よいかもしれません。しかし、ノースリーブやミニスカートといった露出の多いアイテムは、カジュアルすぎる印象を与えてしまいます。
上品な第一印象を与えるためには、膝下丈のスカートやブラウス、ジャケットなど、露出を控えめに抑えた服装を心がける必要があります。
④Tシャツ
面接でTシャツに行くのも避けた方が良いでしょう。デニムと同様にカジュアルすぎる印象を与えてしまうためです。
特に第一印象が重要視される面接の場では、Tシャツはふさわしくありません。無地の綺麗めのブラウスやシャツを選び、ジャケットで気品あるスタイリングを心がけましょう。
面接では、Tシャツは場に合わないという印象を与えやすいです。私たちも実際に企業の面接官から「服装がTシャツだったことでカジュアルすぎる印象を受けた」という声を聞いたことがあります。
服装に迷ったら、少しフォーマルな服装を選ぶのが安心です。ジャケットやシャツを合わせて、TPOに合った装いになるよう心がけましょう。
⑤ワンピース
ワンピースは女性に人気の高いアイテムですが、面接では露出が控えめなシンプルなデザインを選ぶことが賢明です。ジャケットやカーディガンなどを合わせれば、より好印象を与えられるでしょう。
ワンピース選びでは、無地やストライプ、ドット柄といった地味すぎないデザインが適切です。露出が多すぎたり、カジュアルすぎるデザインは避けましょう。
【業界別】私服面接の服装ポイント
最後に、業界別に私服面接をする際のポイントを解説します。気になる業界がある場合はぜひ参考にしてくださいね。
- アパレル業界
- エンタメ業界
- ブライダル業界
①アパレル業界
面接の際の服装は、単に私服と考えるのではなく、志望業界に合わせた配慮が求められます。例えば、アパレル業界への就職を希望するなら、その企業のブランドイメージに合致したスタイリングが重要です。
また、面接でのコーディネートポイントを質問される可能性もあります。そうした際には、的確に自分の意図を説明できるよう、あらかじめ理由をしっかりと考えておきましょう。
②エンタメ業界
エンターテインメント業界は自己表現が重視されます。そのため、面接でも個性的な服装が求められる場合があります。そこでは、暗く地味すぎるスタイリングは避け、明るく活気に満ちた印象を心掛けることが無難です。
エンタメ業界への就職を希望するなら、あくまでビジネスシーンであることを忘れずに上品な私服を選びましょう。色使いやアクセサリー使いでセンスの良さをアピールできます。
③ブライダル業界
ブライダル業界では、基本的にオフィスカジュアルが望ましい服装となります。ただし、結婚式という人生の大イベントに携わる仕事柄、光沢のある上品な素材を取り入れ、控えめな装飾でほんの少し華やかさを演出するのがよいでしょう。
落ち着いた色味のジャケットスタイルに、光沢感のあるブラウスを合わせるのがおすすめです。アクセサリーなども控えめに取り入れ、清楚な印象を与えられるよう心がけましょう。
面接で私服指定だった場合の服装はあらかじめ用意しておこう
本記事では、面接に私服で行く場合に適した服装やマナーを紹介しました。私服可と書いてある企業でも、Tシャツにジーパンで行くとTPOをわきまえられない学生であると低評価を受ける可能性が高いでしょう。
企業の文化によって与える印象は異なりますが、不安な場合はスーツとオフィスカジュアルの服装を1着ずつ用意しておくことをおすすめします。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。