【例文付き】法人営業の志望動機の受かる書き方は?経験者・未経験者どちらも解説!
法人営業の仕事に就きたい場合、仕事内容を理解した上で志望動機を書くことが重要ですよ。
しかし「法人営業の仕事内容をしっかり理解していない」や「そもそも志望動機の書き方を知らない」と疑問を感じている方が居るのも事実です。
そこで本記事では、経験者・未経験者それぞれに向けた法人営業の志望動機の書き方を解説し、実際の例文も交えて詳しく説明します。
法人営業の仕事に就きたい方は、本記事を参考にして正しい志望動機を作成しましょう。
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記事の監修者
人事 鈴木
新卒でベンチャー企業で求人広告の新規営業を経験 入社半年でテレアポ獲得数社内1位。新卒売り上げ1位を獲得。 その後Cmind groupの人事部に入社し、新卒採用を担当。 現在は学生の面談だけではなく採用戦略や広報にも携わっている。
記事の監修者
吉田
新卒で株式会社C-mindに入社後、キャリアアドバイザーとして累計1000人以上の就活生との面談を経験。就活時代も大手からベンチャーまで様々な業界・職種を見てきた経験から、幅広い視点でのサポートを得意とする。プロフィール詳細
そもそも法人営業の仕事内容とは?

法人営業とは、個人向け営業とは異なり、主に企業や団体に対して製品やサービスを提供する営業の仕事です。
ここからは、正しい志望動機を書くために、法人営業の基本的な仕事内容や特徴を詳しく説明します。
①平たく言うと個人ではなく企業にモノを売る仕事
法人営業は、主に企業や団体相手に製品やサービスを販売するために営業をする仕事です。
個人営業とは異なり、法人営業では一度の取引が大きく、顧客との信頼関係を長期間にわたって築くコミュニケーションが求められますよ。
また、法人営業では、1つの契約が会社全体に影響を与えるケースもあるため、責任の重さも個人に営業するよりも大きくってしまいます。
営業と一言で言うと簡単な仕事に見えますが、一つひとつの商談が会社に大きな影響を与えるため、責任感が強い人が向いている仕事と言えるでしょう。
②新規開拓と既存顧客営業で内容は大きく違う
法人営業には「新規開拓」と「既存顧客営業」の2つのタイプがあります。
新規開拓は、まだ取引のない企業に対して営業をかけ、新しいビジネスチャンスを作り出す目的がありますよ。
一方既存顧客営業は、すでに取引のある顧客との関係を深め、さらなる売上を目指す目的を持った業務です。
企業にもよりますが、新規開拓と既存顧客営業は、別の人が担当するケースがほとんどでしょう。自分が理想とする業務内容を理解し、志望動機に取り入れてください。
③商材によって商談期間も大きく違う
法人営業は、商材(販売する製品やサービス)によっても商談にかかる期間が大きく異なります。
例えば、高額な製品やサービスであれば、顧客が購入を決定するまでのプロセスが長くなるケースが一般的です。
また、ITシステムやコンサルティングなど複雑な商材では、複数回の商談が必要になる場合もあります。
そのため、法人営業では長期的な視野で、お互いに良い関係を築く力が求められますよ。
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さらに、本記事の後半では実際に、法人営業を志望する際の志望動機を添削しています!
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法人営業で評価される適性やスキル

法人営業で成功するためには、特定の適性やスキルが重要とされます。
ここからは法人営業において特に評価されやすいスキルを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
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①コミュニケーション能力
法人営業では、顧客とのコミュニケーションが何よりも大切なスキルです。
顧客のニーズを正確に理解し、最適な提案を行うためには、良好なコミュニケーションが不可欠になります。
また、提案時だけではなく、長期的な付き合いを求められるため、商談相手との友好関係も求められます。
どの職業でもコミュニケーション能力は求められますが、法人営業では特に重要なスキルとされていますよ。
②プレゼンテーション能力
法人営業では、企業の担当者や経営者に対して、製品やサービスの魅力を効果的に伝えるプレゼンテーション能力が求められます。
自分が企画の趣旨を理解していても、相手に伝える能力が無いと、商談は上手くいきません。
そのため、ある程度のコミュニケーション能力が身についた際は、人に自分の意思を伝える言語化スキルを磨くと良いでしょう。
③データ分析能力
顧客の購買データや市場動向を分析し、効果的な提案が行えるデータ分析能力も法人営業では求められます。
営業先の市場データを把握していないと、適切な提案がしにくいため、前もって分析をして伝える内容を決めておく必要がありますよ。
また、営業先でデータの話をされるケースもあるため、市場分析やデータを見て瞬時に理解する能力は重宝されるスキルです。
④英語などの語学力
グローバル化が進む現代において、法人営業でも語学力、特に英語力が求められる場面が増えています。
企業によっては、海外企業との取引や、海外拠点を持つ企業との商談をするケースがあり、英語でのコミュニケーションが不可欠です。
また、今までは海外へ営業する機会がなかったとしても、就職してから挑戦するケースも少なくありません。
そのため、学生の頃や就職してからでも良いので、英語などの語学力を鍛えておくと役に立つでしょう。
⑤基本的なPC・デジタルスキル
法人営業では、日常的にパソコンやデジタルツールを使用するため、基本的なPCスキルやデジタルスキルが求められます。
特に、メールやチャットでのコミュニケーション、Excelを使ったデータ管理などは日常的に使うため、法人営業では必須スキルの1つです。
営業先へ提示する資料作成も、デジタルスキルが求められるため、パソコンに使い方について調べておきましょう。
法人営業の志望動機の書き方とおすすめ構成

法人営業の志望動機を書く際には、採用担当者に伝わりやすい構成で書きましょう。
志望動機でわかりにくい文章を書いてしまうと、営業でも同じミスをしてしまうと判断されてしまいます。
以下の内容を気をつけ、わかりやすい志望動機を心がけましょう。
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①最初に結論を分かりやすく伝える
志望動機では、最初に「なぜ法人営業を志望するのか」をはっきりと伝える内容が求められます。
結論を曖昧にせず明確にすれば、採用担当者に法人営業を志望する理由が伝わりやすい志望動機が完成しますよ。
法人営業の志望動機を書く際は、採用担当者に何を伝えたいかを明確にするために、結論から書きましょう。
②具体的なエピソードや経験から理由を補強する
志望動機を強化するためには、具体的なエピソードや経験を交えましょう。
結論から伝えるのは大切ですが、曖昧な理由をつけてしまうと説得力がなくなってしまいます。
例えば、過去の営業経験や、法人営業に関連するプロジェクトの成功事例などを挙げると、説得力が増しますよ。
③採用後の意気込みやどう貢献するかで締める
志望動機の最後には、採用後にどう会社に貢献したいか、どう自身のスキルを活かしていくかを記載しましょう。
企業に対して自分がどう価値を提供できるかを明確すれば、志望動機の完成度が高まります。
内容が企業が求めている人材と一致していれば、通過率を上げられるため、説明会などを利用してリサーチをしてから志望動機を書きましょう。
法人営業の志望動機の通過率をあげる4つのポイント

法人営業の志望動機を通過させるためには、いくつかの重要なポイントがあります。
ここからは、法人営業の志望動機の通過率を上げるための4つのポイントを詳しく解説するので参考にしてください。
①法人営業を希望する理由を分かりやすく伝える
まず、採用担当者に、なぜ法人営業を希望するのかを明確に伝えましょう。
単に「営業が好きだから」などの理由だと、法人営業でなくても良いと判断されるため、明確な理由が求められます。
法人営業を目指すきっかけとなったエピソードを話し、採用担当者に納得させる理由を志望動機に取り入れましょう。
②なぜ応募先の企業を志望するのかを明確にする
法人営業の志望動機を書く際には、なぜ応募先の企業を選んだのかも重要な選考材料として見られます。
企業の特徴やビジネスモデルに共感し、自分がどう貢献できるかを説明すれば、志望動機に深みを持たせられますよ。
応募先の企業を志望する理由が明確でないと、他の企業でも良いと判断され選考から外される可能性があるため、明確な理由を説明してください。
③自分の強みや過去の経験で他の候補者と差別化する
志望動機では、他の候補者と差別化するために、自分の強みや過去の経験を強調しましょう。
特に、法人営業に関連するスキルや経験を具体的にアピールできれば、採用担当者に強い印象を与えられますよ。
過去の経験は、他人との差別化にもなるため、積極的に志望動機に取り入れるのをおすすめします。
④目標やキャリアプランを整理し本気度を示す
自分が法人営業で目標を持ち、将来的にどうキャリアを築きたいかを伝えられると、仕事に対する本気度をアピールできます。
目標が明確であれば、企業にとって魅力的な候補者として評価されやすくなるでしょう。
また、長期的なキャリアは、継続して働いてくれる人材と判断されやすいため、採用担当者の目に留まりやすい内容といえます。
【経験別】法人営業の志望動機の受かる例文6選
ここからは、法人営業の志望動機を経験別に分けた例文を紹介します。
経験者・未経験者・新卒それぞれに適した内容を確認して、自分に合った志望動機を作成しましょう。
さらに今回は、現在も就活生を内定に導いている現役のキャリアアドバイザーが、6つの例文を本気で添削!どんなポイントに注目して書くべきか知りたい人は、ぜひ参考にしてくださいね。
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【関連記事】
赤ペンESを徹底解説!エントリーシート無料添削サービスとは
①経験者が転職する場合
法人営業の経験者が転職をする場合、前職の経験をどう活かせるかを志望動機に取り入れましょう。
前職の企業が応募先に分かっていても、応募者がどの業務をこなしていたかまでは判断できません。
そのため、前職を辞めた理由をポジティブな言葉で書き、再就職してからどう貢献できるかを説明する文章が求められます。
以下に例文を2つ用意したので、経験者が志望動機を書く際に参考にしてください。
例文1
法人営業経験者が転職時に活用できる志望動機例文の1つ目を紹介します。
経験の棚卸しをしたうえで、成果や意欲を論理的に説明することが、説得力のある志望動機作成のカギになります。
【結論】 これまで培ってきた法人営業の経験を活かし、 |
添削コメント|「本質的な課題解決」という表現は抽象的で、読み手に内容が伝わりにくくなります。法人営業経験者としての志望理由は、「事業成長」「提案型営業」といった具体的な方向性を打ち出すことが重要です。 |
【根拠となるエピソード】 前職では、広告会社で法人営業としてクライアントの販売促進支援を担当しておりました。ヒアリングを重ねることで |
添削コメント|「表面的な要望〜本質の課題」という表現は主観的かつ曖昧な印象を与えます。「売上低下」「競合差別化」など、具体的な課題と提案内容を盛り込むことで営業スキルの深さが伝わる構成になりました。 |
【エピソード詳細】 ある中堅メーカーから販路拡大の相談を受けた際、単なる広告出稿ではなく、 |
添削コメント|削除対象の表現は抽象的・主観的で、どんな提案ができる人物なのかが伝わりにくかったため、具体的施策に言い換え、さらに自身の成長意欲に繋げるよう修正しました。 |
【企業を選んだ理由】 貴社の |
添削コメント|「業界を問わず〜魅力」「考え抜いた営業」という表現は汎用的で、どの企業にも当てはまるため、志望先企業の特徴(BtoB、多様な提案、裁量)に即して書き換えました。 |
【入社後】 これまでの経験を活かし、顧客ごとに最適な提案を行いながら信頼関係を築き、貴社の成長と顧客企業の発展の双方に貢献してまいります。特に、訪問やヒアリングの機会を通じて現場の温度感を把握し、提案内容に反映させる力を身につけたいと考えています。 |
添削コメント|元の文章内容も良好でしたが、+αとして「現場に足を運び、肌感覚を活かす」という営業職で重視される実践力を加えることで、さらに評価されやすい内容に強化しました。 |
【NGポイント】
主観的な語句が目立つ箇所がありました。また、成果と行動の因果関係が曖昧な箇所も見られ、説得力を欠くリスクがありました。評価者が業務イメージを描けるような具体性に欠けていた点が課題です。
【添削内容】
抽象的な表現を削除または具体化し、提案内容・行動・成果を明確に示す構成に修正しました。法人営業の経験値がしっかり伝わるよう、BtoBでの行動や施策を具体的に記述し、志望企業との関連性も丁寧に補強しています。
【どう変わった?】
応募者がどのような法人営業をしてきたのか、今後どのように貢献できるのかが明確になりました。企業視点でも「この人なら自社で活躍できそうだ」と判断しやすい志望動機に改善されています。
・課題と解決法は具体化させる ・経験と成果を接続させる ・企業理解を具体的な特徴をもって示す |
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例文2
法人営業経験者が転職時に活用できる志望動機例文の2つ目を紹介します。
経験の再現性や企業理解が伝わるよう構成し、抽象的な表現や主観的な言い回しを具体的な行動に言い換えることで、説得力を高めています。
【結論】 貴社の法人営業職に応募した理由は、これまで培ってきた |
添削コメント|「課題解決型の営業経験」という言葉は、どのような行動を指すのかが曖昧です。営業経験者の転職では、過去の経験が新しい環境でどう活かせるかを具体的に言語化することが重要です。 |
【根拠となるエピソード】 前職では中小企業向けに業務効率化ツールを提案する営業を担当しておりました。 |
添削コメント|「丁寧に」「最適に」など曖昧な言い回しが多く、内容が伝わりにくい点が目立ちました。より行動を明確にし、法人営業で重視される「課題発見→解決策提案」というプロセスを言語化しました。 |
【エピソード詳細】 ある企業では、初回提案では断られましたが、継続的にヒアリングを重ねる中で隠れたニーズを発見し、導入後に業務時間を20%削減できたと評価いただきました。 |
添削コメント|元の文ではやや主観に寄っている文章です。行動と成果の因果関係を明確にし、「重要性を実感した」という自己理解の深化に言い換えることで、経験から学び取った姿勢や価値観が伝わる構成にしています。 |
【企業を選んだ理由】 貴社は幅広い業界の法人顧客を対象に、課題解決に寄り添う提案営業を重視されている点に共感しました。 |
添削コメント|「価値観が合致する」という表現は、応募先の企業に対する解像度が低い印象を与える恐れがあります。自分の営業スタイルと企業の方針を“具体的な行動ベース”で結び付けましょう。 |
【入社後】 入社後は、まずは迅速に製品やサービスの知識を吸収し、早期に独り立ちできるよう努めます。そして、 |
添削コメント|「ただ売るのではなく」という表現は、売る行為自体を否定しているように受け取られがちです。また「寄り添いながら」も曖昧なため、「課題の本質」「継続的な関係構築」など法人営業の視点に即した表現に変更しました。 |
【NGポイント】
抽象的なフレーズや主観的な語りが見られ、経験の中身や成果が読み手に伝わりにくい構成になっていました。また、企業ごとの営業スタイルへの理解が浅い印象を与えていました。
【添削内容】
各項目の抽象的な語句を削除・言い換えることで、経験の具体性と行動の流れを明確化しました。企業理解に関しても、自身の営業経験との共通点を行動ベースで述べることで、応募動機に説得力を加えました。
【どう変わった?】
企業側が重視する「再現性」「即戦力性」「営業スタイルとの親和性」が明確になり、実績の裏付けがある信頼性の高い志望動機に仕上がりました。経験を活かしてどう貢献できるのかが伝わる内容となっています。
・「課題発見→解決策提案」プロセスを言語化する ・行動と成果の因果を明確にする ・志望理由と企業選びの理由の一貫性を意識する |
②未経験者が転職する場合
未経験者が転職をする場合、前職で習得したスキルや営業への興味、チャレンジ精神を取り入れた志望動機が求められます。
以下に、未経験者の方が転職する際に書く志望動機の例文を2つ紹介するので、参考にしてください。
例文1
法人営業を目指す未経験転職者向けの志望動機例文の1つ目を紹介します。
前職の経験を根拠にしつつ、営業職で活かせる力を明確に伝えることが大切です。なぜ法人営業なのか、なぜその企業なのかを明示しましょう。
【結論】 人や企業の課題を深く理解し、 |
添削コメント|「最適な提案」「信頼関係を築く」は他業種でも実現可能であり、業種選択の理由として企業の採用担当者に伝わりにくい内容になっています。法人営業ならではの業務内容に触れられる結論に修正しました。 |
【根拠となるエピソード】 前職では小売業の店舗運営を担当しており、 |
添削コメント|売上分析や商品配置といった表現は一般的すぎて印象に残りづらいため、「販売動向のデータ」や「導線の改善」といった解決策を明示しました。営業でも必要とされる論理的な改善提案力をアピールできます。 |
【エピソード詳細】 店舗でのお客様対応を通じて、「何が求められているか」を考え抜く習慣が身につきました。特に、法人顧客向けの仕入れ提案では、ニーズを丁寧にヒアリングし、 |
添削コメント|「売れ筋商品」「改善案」ではエピソード詳細の内容を薄めてしまいます。法人営業に通じる提案力を伝えるために、顧客ごとのニーズ対応や具体的な改善策を示す表現に変え、実績に説得力を持たせました。 |
【企業を選んだ理由】 貴社は |
添削コメント|元の文章では他社との比較がしにくい文章になっていたため、企業の特徴(裁量の大きさ)と自分の志向(提案営業志向)を結びつけた内容に修正し、志望意欲のアピールを強化しました。 |
【入社後】 入社後は、相手の立場で物事を考える姿勢を活かし、 |
添削コメント|「一社一社に最適な提案」では再現性がなく、入社後の活躍イメージが伝わりません。法人営業として期待される「業務改善」「収益向上」といった視点を盛り込むことで、即戦力としての期待を高める表現に修正しました。 |
【NGポイント】
応募者の理解や意欲が伝わりにくい箇所が複数ありました。「強く魅力を感じた」「業界問わず」などは他業種や他企業でも使える定型表現で、読み手の印象に残らない点も課題でした。
【添削内容】
営業職としての志望理由に説得力を持たせるため、課題解決型の業務内容に着目して言い換えました。また、前職の経験もより具体化し、数値やプロセスを示すことで、成果の再現性が伝わるようにしました。
【どう変わった?】
法人営業としての適性や志向が明確になり、採用担当が「この人物なら提案型営業で活躍できそう」と判断しやすい内容に変わりました。企業理解・貢献意欲の高さも伝わりやすくなった点が評価されるでしょう。
・論理的な改善提案力をアピールする ・他社に使いまわせる表現を避ける ・即戦力になれることをアピールする |
例文2
法人営業を目指す未経験転職者向けの志望動機例文の2つ目を紹介します。
対人スキルを活かすという軸は明確でも、抽象的な表現では伝わりません。経験をもとに行動と成果を明示し、「だから営業職に向いている」と自然に伝わる構成にすることが大切です。
【結論】 これまで培ってきた対人スキルを活かし、お客様の課題解決に貢献したいと考え、貴社を志望いたしました。お客様一人ひとりのニーズに寄り添いながら提案できる法人営業職として、企業の課題解決に向けて長期的に信頼を築いて貢献したいと考えています。 |
添削コメント|「貴社を志望いたしました」だけでは締めの型にすぎず、動機の核心が伝わりません。法人営業を志す背景と、自身の経験との接続が初めに明示されていることで、意図がより伝わりやすくなります。 |
【根拠となるエピソード】 前職ではアパレル販売員として、お客様との信頼関係を築きながら、 |
添削コメント|「ニーズに応じた提案」は抽象的で具体的行動が見えません。改善後は「何をどう聞き、何を提案したか」が具体化され、信頼関係構築の実践内容として採用担当にも伝わりやすくなっています。 |
【エピソード詳細】 特に、店舗のリニューアル時には担当スタッフとしてヒアリングや提案を重ねた結果、客単価が20%向上し、売上目標の120%を達成しました。 |
添削コメント|売上数値は説得力があり有効です。ただ後半が主観的だったため、リニューアル時に意識した提案スタンスを明確にすることで納得感が増しています。 |
【企業を選んだ理由】 中でも貴社は、 |
添削コメント|もとの文は汎用的で、他社の営業とあまり区別がつかない状態だったため、修正後は「貴社ならではの営業姿勢」を明示し、志望意欲や応募者自身の強みの活かし方がより伝わるようにしました。 |
【入社後】 入社後は、 |
添削コメント|削除した箇所はやや曖昧で意欲の伝わり方が弱いため、主体的にどのように学び、どう顧客と関わるかを詳しく描写しています。改善後は、目指す営業像がより能動的かつ説得力を持った文章になりました。 |
【NGポイント】
結論や企業選びの理由が曖昧で、どの業界・企業にも当てはまる印象になっていました。また、根拠となるエピソードが「丁寧に提案してきた」という一般的な表現にとどまっており、行動や成果が読み取りづらい文章でした。
【添削内容】
抽象的だった文言に具体的な行動・成果・意識を追加しました。企業選びの理由にも貴社の特徴を盛り込み、差別化を意識した構成に変更しています。
【どう変わった?】
一文ごとの説得力が高まり、「営業として通用する資質」を明確に伝えられる構成になりました。応募企業とのマッチ度も上がり、企業視点でも実務への展望が想像しやすく、評価されやすくなったでしょう。
・他社の営業とどう違うのかについ言及する ・能動的に取り組む姿勢を表現する ・5W1Hを意識し経験をアピールする |
③新卒・第二新卒の場合
新卒・第二新卒の方が、営業法人の志望動機を書く場合、インターンシップの経験や学生のことに得たスキルを活かした内容にしましょう。
実際に経験したエピソードや習得したスキルは、個人差があり差別化が図れるため、採用担当者の印象に残ります。
以下の例文をもとに、新卒・第二新卒の方は志望動機を作成してみてください。
例文1
法人営業を志望する、新卒・第二新卒向けの志望動機例文の1つ目を紹介します。
未経験であっても、アルバイト経験などから「信頼構築」や「課題解決への意識」といった営業に通じる要素を論理的につなぐことが大切です。抽象表現に頼らず、自分の強みが業務にどう活かせるかを意識して構成しましょう。
【結論】 私は、 |
添削コメント|「課題に寄り添う」は、何を行動として示すのかが不明確でした。「課題の理解と提案」という営業職の具体的な役割を示し、企業が評価しやすい表現に修正しました。 |
【根拠となるエピソード】 大学時代のアルバイトで、 |
添削コメント|「丁寧なコミュニケーション」は評価されにくい抽象表現です。「相手の立場を意識した対応」と表現することで、行動ベースで信頼を得たことが伝わる構成になりました。 |
【エピソード詳細】 飲食店でのアルバイトでは、常連のお客様の好みや来店時間を覚え、先回りした対応を心がけていました。その結果、 |
添削コメント|二文目以降に主観的で過剰な評価を含む表現や抽象的な志望動機の結論が混在していました。仕事への応用意欲まで自然に展開し、営業職への動機形成につながるような文章になりました。 |
【企業を選んだ理由】 貴社は |
添削コメント|「幅広い業界にソリューション」は多くの他社でも使えるため、法人営業の特徴である「BtoB」「提案営業」と企業側の強みに触れ、自分との接点を明確にしました。 |
【入社後】 入社後は、 |
添削コメント|「課題を正しく理解し」は主観的で基準が曖昧な表現でした。改善後では「業界や課題の特性を把握」とし、入社後の成長意欲や営業職として求められる資質に合った内容に変更しました。 |
【NGポイント】
元の例文では、営業職に必要なスキルや考え方が伝わりにくい印象がありました。さらに、どの企業にも当てはまりそうな表現が続いていたため、企業理解や志望度の高さが弱く見えてしまう可能性が高かったです。
【添削内容】
曖昧な言葉を排除し、「課題の理解と提案」「業界特性の把握」など、営業職に即した行動や視点に置き換えました。また、企業選びの理由には応募企業の特徴を反映し、自身の志望動機との接点が効果的に伝わるよう整理しました。
【どう変わった?】
文章全体において、営業職に求められるスキルや姿勢が明確になり、企業側が評価しやすい内容に仕上がりました。また、個別企業の特徴と自分の経験を結びつけることで、志望動機の説得力と独自性も高まりました。
・結論は簡潔に書く ・「法人営業だからできること」に触れる ・営業職への明確な関心を表現する |
例文2
法人営業を志望する、新卒・第二新卒向けの志望動機例文の2つ目を紹介します。
未経験者であっても営業職に必要な資質を、自身の大学生活での経験から根拠づけることが大切です。営業らしい視点と数字を交えたアピールを意識しましょう。
【結論】 私は、 |
添削コメント|「課題解決」という表現は抽象的で、営業職の仕事内容と直結しない印象を与えます。「課題を理解し、提案につなげる」という形に変更することで、採用担当者がイメージしやすくなりました。 |
【根拠となるエピソード】 大学時代、サークル活動で広報を担当し、学内イベントの参加者数を |
添削コメント|志望動機では、数字で成果を示すことが重要なため、「大きく伸ばした」の表現ではインパクトに欠けます。「前年比2倍」という具体的な結果に変更することで、説得力と印象の強さが格段に上がります。 |
【エピソード詳細】 当初は告知内容が一方的で参加者が集まらず悩みましたが、 |
添削コメント|行動との因果関係を意識した構成に調整しました。「どう成果につながったか」を明確にすることで、行動力と考察力の両方をアピールできます。 |
【企業を選んだ理由】 貴社は幅広い業界に提案を行っており、 |
添削コメント|「求められると感じました」は受け身の印象を与え、主体的な志望理由に欠けます。企業の営業方針の具体性を踏まえて他社との違いを挙げることで、選社理由に深みが生まれ、納得感が向上します。 |
【入社後】 入社後はまずお客様の業界知識や業務課題を徹底的に学び、信頼される営業担当を目指します。そして、企業の成長に貢献できる提案を行う営業として、 |
添削コメント|「長期的な関係構築」は実際の行動がイメージしにくくなっています。「先回りして課題を把握」「継続的に価値提供」といった能動的な姿勢を加えることで、入社後の成長意欲とビジネスマインドを印象づけられます。 |
【NGポイント】
「課題解決」「長期的な関係構築」など何を指しているかが不明瞭な表現が見られました。また、「大きく伸ばした」などの語句は、読み手によって解釈が分かれるため、評価されにくい要因となっていました。
【添削内容】
表現が抽象的な箇所には、営業活動と結びつけて具体化するようにしました。「前年比2倍」など定量的な成果や、「先回りして課題を把握する」など能動的な営業行動に書き換えることで、仕事理解と実践的な視点を補強しています。
【どう変わった?】
「営業で活躍できる素質があるかどうか」がより明確に伝わる内容になりました。数字や具体行動を交えた説得力のある構成へと変わり、営業職に必要な思考と姿勢を感じさせる文章に仕上がっています。
・読み手がイメージしやすい表現を優先する ・解釈の分かれる表現を避ける ・選社理由は企業視点で示す |
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法人営業の志望動機のよくあるNG例文

法人営業の志望動機では、避けるべきNGパターンがあります。
ここからは、よくあるNG例文をいくつか紹介しますので、参考にして自分の志望動機をブラッシュアップしましょう。
- 自分が「得意・好きだから」だけが理由になっている
- 応募先の企業でなければならない理由が薄い
- 具体的なエピソードに欠け分かりづらい
- 給料や待遇ばかりを理由としてあげている
- 仕事や数字に対するこだわりが感じられない
- 法人営業に関する知っておきたいトレンド
①自分が「得意・好きだから」だけが理由になっている
「営業が得意だから」「営業が好きだから」などの理由だけでは、志望動機として不十分な内容です。
以下に、志望動機としてNGな例を記載しておくので、自分が書いた文章と見比べて改善してください。
私は人と話すことが得意で、友人や家族からもコミュニケーション力が高いとよく褒められます。 そのため、営業職が自分に向いていると思い、法人営業に応募しました。 特に営業活動では人と接する機会が多く、自分の得意分野である対話を活かして、楽しく仕事ができると考えています。 また、営業は自分の成果が直接評価される仕事で、やりがいを感じられると思います。自分のコミュニケーション能力を活かして、貴社で成果を上げたいです。 |
②応募先の企業でなければならない理由が薄い
どの企業でも通じるような内容では、採用担当者に本気度が伝わりません。
応募先の企業でなければならない理由を明確にし、企業に対する関心を示しましょう。
以下に、志望動機としてNGな例を記載しておくので、参考にしてください。
私は以前から法人営業に興味があり、さまざまな企業を検討していました。 営業は自分の成果が数字に反映され、やりがいを感じられる仕事だと考えています。 どの企業でも営業は求められるスキルや業務内容が似ているため、どこで働いても自分の成長が見込めると思っています。 貴社もその一つとして魅力的な企業だと感じており、成長できる環境で営業職として経験を積みたいと考え、今回応募しました。 ぜひ貴社で活躍したいと思っています。 |
③具体的なエピソードに欠け分かりづらい
志望動機に具体的なエピソードが含まれていないと、結論からまとめまでの説得力が欠けてしまいます。
自分の経験を具体的に示し、志望理由を裏付ける内容が求められます。
以下に、NGな志望動機の例文を作成したので、参考にしてください。
私はこれまで人と接する仕事が好きで、常にコミュニケーションを大切にしてきました。 営業職ではクライアントと信頼関係を築き、ニーズに応じた提案をすることが重要だと考えています。 私もそのような仕事をしたいと思い、貴社の法人営業職に応募しました。 私はこれまでの経験を通じて、人との関係を大事にしてきたので、貴社の営業活動にも大いに貢献できると感じています。 貴社の成長に自分の力を活かし、営業として頑張りたいと思います。 |
④給料や待遇ばかりを理由としてあげている
給料や待遇を志望理由にすると、企業側からはあまり積極的でないと判断されてしまいます。
企業は仕事に対する情熱がある人材を求めているため、給料や待遇を気にしている志望動機には興味がありません。
以下に、給料や待遇を気にしているNGな例文を作成したので、志望動機を書く際に参考にしてください。
私は、安定した収入と良好な待遇を求めており、貴社の法人営業職がそれに適していると感じています。 営業職はインセンティブ制度が充実しており、成果を上げれば給料が増える点に魅力を感じました。 また、貴社は福利厚生が整っており、仕事とプライベートを両立できる環境が整っていることも応募の理由です。 自分の生活を安定させるために、貴社の営業職でしっかり稼ぎたいと思っています。 働きやすさと収入の両立ができる貴社で頑張りたいです。 |
⑤仕事や数字に対するこだわりが感じられない
法人営業では、数字に対する意識や目標達成のための努力が求められます。
数字に対する意識が欠けている志望動機では、採用担当者へのアピールが難しくなってしまいますよ。
以下に、NGな例を記載しておくので、参考にしてください。
私は営業職に興味があり、貴社に応募しました。 営業職は外出や人と話す機会が多く、デスクワークよりも自分に向いていると感じています。 また、いろいろな企業の方と関わることができる点も魅力的です。 数字や結果にはあまりこだわらず、まずは営業活動自体を楽しみながらやっていければ良いと思っています。 仕事の成果についても、自然に結果がついてくると考えているので、焦らず自分のペースで取り組みたいと考えています。 |
法人営業に関する知っておきたいトレンド

現在の法人営業のトレンドを押さえておけば、志望動機を書く際にも役立ちます。
リモート営業やデジタルツールの活用など、最新のトレンドを取り入れれば、より具体的な志望動機を作成できますよ。
たとえば、AIやオンライン会議など、法人営業で取り扱われているトレンドを志望動機に取り入れるだけで、仕事に対して興味があるとアピールできるでしょう。
採用されてからも仕事に有効活用できる知識なので、事前にリサーチしておくことをおすすめします。
法人営業で評価される適正やスキルをアピールしよう

法人営業では、コミュニケーション能力やデータ分析能力、具体的なエピソードに基づいた志望動機が求められます。
単に「コミュニケーションが取れる」などの内容は、誰でも書ける内容になってしまいますよ。
そのため、志望動機にはエピソードや体験談などを交えた理由は必須です。
この記事の紹介内容を参考に、採用担当者が求めるスキルや適性をしっかりとアピールし、自分の強みを生かした内容にしていきましょう!
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。